先月(5月)は東京写真美術館(東京・恵比寿)を観に出かけました。山手貨物線脇の旧サッポロビール恵比須工場(1953年)―現在は恵比寿ガーデンプレイスとなっている。同所内の東京都写真美術館にて開催の作品展『時間旅行』で 2024年5月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1732ページ ナイス数:1270ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/703427/summary/monthly/2024/5
→西アフリカなどの政情不安定な国々を含む全世界に事業展開しているが、現地の大使館などの介入を許さぬ政治力、必要が有ればホワイトハウスに直結。非常に独善的で自らのポリシーに合わない契約はしない。地球温暖化に対する責任は認めず。但しこの点は後継ティラソンは多少トーンを変え妥協的に。著者は論評を加えず、ありのままを記しているようであるが、傲慢とも言える自ら定める原則に忠実な帝国「エクソンモービル」の姿が浮かび上がる。
⇒著者による「はじめに」は幕末から維新へという日本の歴史の転換点を解説した後、新版画の歴史と作品の解説へと続いており「新版画」全体について良く知ることが出来る。その中で版元渡邊庄三郎氏の貢献について高く評価している。ただ、著者は戦中・戦後に一時衰退した「新版画」が占領軍相手によく売れたが、作品の質が落ち、芸術性も低下したとして、本書では殆ど取り上げなかったとのこと。
⇒ダメな通訳は次回は呼ばれないだけと厳しい世界。幼馴染の小森、同業者(イタリア語)の田丸との対談は面白かったが、林真理子は米原のようなタイプは苦手なのか完全に位負けしている。酒飲みエリツインの話などで大笑いのエッセイほどは笑えず残念であった。2006年、56歳の若さで亡くなられた。世代が近く親近感を持っていたが、まだまだ楽しいエッセイなどを読みたかった。
⇒壊れやすく、当初はものにならないと思われていたmRNAワクチンにはノーベル賞を受賞したカタリン・カリコ氏らによる既に30年の研究開発の歴史があり、外来のmRNAを体内に入れると炎症反応が起き、すぐに分解されてしまうが化学修飾されたRNAでは免疫反応が弱まることが解明されており、短期間でのワクチン開発につながった。門外漢には少々難しかったが、専門的な要点を知ることが出来た。
⇒現在、有力な仮説として「RNAワールド」が提唱されている。RNAが自己複製と代謝、両方の機能をもっていて、現在の地球生命の「DNPワールド」に先立って現れたとする仮説でいろいろなアイデアが出され議論されてきた。これが1950~80年代までの話。ところがここで、ちゃぶ台返しが起こったと言います。それは惑星探査の進展に伴う惑星科学の発展によりもたらされた。あとは本書にて。 一般向け類書に比べ化学式もたくさん出てきて少し引いてしまうが、それほどのこともなし。
地球型生命は①水と有機物に依存②外界と区別するリン脂質の細胞膜③細胞膜内で化学反応(代謝)代謝は酵素というタンパク質が触媒となって制御される④「自己複製」により増殖⑤環境の変動に応じて「進化」。④⑤には核酸が必要。以上から、「地球型」生命の誕生には、リン酸、タンパク質、核酸が必要。とりわけタンパク質と核酸は、両者がともにそろわないと生体内でつくることができない。
青木まり子現象を科学的に説明せよと言われると何となく説明出来そうな気がしますが、それってあなたの意見ですよね、と言われるとそれ以上に進めない感じがします。さて先生はどのように説明されているのでしょうか。気になります。ポチ。
先生は「青木まり子現象」を使って科学とはいかなる営みであるかを考察しています。謎を発見する→統計的に有意であるかの検証→間違いを恐れず仮説を提案→仮説を比較し淘汰する→標準理論の構築とその先を目指す として10個の仮説を検討されてます。結論はいかに。後は本を読まれてからのお楽しみ。笑
⇒トヨタの中国進出を成し遂げる。40数年前、自分が中国で仕事をしていた頃、服部氏よりも若干若い世代の中国育ちの日本人がいて業務に携わっていた。年代が近いこともあり公私に大変お世話になったが、プライベートなことを伺う機会はなかった。文革直後の事でもあり、どんな半生を過ごされてきたのかと今更ながら労苦を想う。物語後半はよくある社内政治の話だが、創業家との愛憎・確執も絡んでくる。日本一の大会社なのに創業家が社長をほぼ世襲する不思議な会社。最近の小説『トヨトミの野望』にも服部氏をモデルにした人物が出てくるらしい。
先月(2016.8)このサイトを見つけました。
表紙写真が表示されるの気に入り、最近10年くらいに読んだ本を少しづつアップしてます。
似たような傾向の本を読んでる方のコメントなどおもしろく拝見してます。
読メ登録、一年たちました。気まぐれですが、ちょこっと感想も書き始めました。(2017.9)
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⇒トヨタの中国進出を成し遂げる。40数年前、自分が中国で仕事をしていた頃、服部氏よりも若干若い世代の中国育ちの日本人がいて業務に携わっていた。年代が近いこともあり公私に大変お世話になったが、プライベートなことを伺う機会はなかった。文革直後の事でもあり、どんな半生を過ごされてきたのかと今更ながら労苦を想う。物語後半はよくある社内政治の話だが、創業家との愛憎・確執も絡んでくる。日本一の大会社なのに創業家が社長をほぼ世襲する不思議な会社。最近の小説『トヨトミの野望』にも服部氏をモデルにした人物が出てくるらしい。