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2025年2月の読書メーターまとめ

まーくん
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感想・レビュー
9
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1448ナイス

2025年2月に読んだ本
10

2025年2月のお気に入り登録
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2025年2月のお気に入られ登録
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2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

まーくん
前著『バッタを倒しにアフリカへ』と題名も表紙も酷似している。違いは本が随分厚く(600頁)なったことと表紙写真の砂漠で網を持った人が二人に増えていること(増えた一人は忠実・有能な助手ティジャニ)。前著は25万部を売り上げてベストセラーに。前著では就活に汲々としていたが、本著では研究員として定職も得てフィールド作業にも余裕が出てきた感じ。研究テーマはサハラトビバッタの繁殖活動の解明。雌雄集団別居仮説を打ち立て、その謎に迫る。本拠地モーリタニアの他、米フロリダ、南仏モンペリエ、モロッコでの調査や研究の話も。⇒
まーくん
2025/02/04 13:37

⇒モーリタニアにはタコだけではなくバッタもたくさんいることを日本国民に紹介してくれた。豊富な印税収入をバッタの婚活研究遂行の潤滑油としてだけではなく、唯一成果が上がらない本人の婚活にも役立て欲しいものです。

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2025年2月にナイスが最も多かったつぶやき

まーくん

やや読書ペースも上向いてきたような気もするが…。月末から読み始めた『バッタを倒すぜアフリカで』は読了が2/1。来月のまとめへ。 写真は近所の公園の山茶花(サザンカ)。 2025年1月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1383ページ ナイス数:1158ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/703427/summary/monthly/2025/1

やや読書ペースも上向いてきたような気もするが…。月末から読み始めた『バッタを倒すぜアフリカで』は読了が2/1。来月のまとめへ。 写真は近所の公園の山茶花(サザンカ)。
2025年1月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1383ページ ナイス数:1158ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/703427/summary/monthly/2025/1
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2025年2月の感想・レビュー一覧
9

まーくん
シチリア島3000年の通史。地中海の中央、イタリア半島の爪先に位置し文明の十字路と称される。ギリシア、ローマを始め幾多の文明が積み重なる。イスラム時代を経てノルマン人による中世シチリア王国、そしてノルマンとドイツの血を引き、シチリア王にして神聖ローマ皇帝のフリードリヒ二世の登場。13世紀、フランス・アンジュー家支配になったシチリアはフランス支配に対する民衆の叛乱「シチリアの晩禱」を経てスペイン・アラゴン家の支配に…等々。その後も入れ替わり立ち替わり外国支配が続く。大航海時代になると交易中心は大西洋に移り⇒
まーくん
2025/02/28 21:28

⇒シチリアは次第に文明の周辺となっていく。記述は近現代にまで及び、リソルジメント(イタリア統一運動)、ファシズム、二次大戦における連合国軍の橋頭保として米英軍がシチリア上陸するまで。複雑多彩な歴史を駆け足で綴る。シチリア史の概略を知るには良いが、詰め込まれ過ぎで消化不良を起こしそう。 機会があり10年近く前、シチリアを旅したが本書を読んだ後であれば見る目も違ったであろうと残念。それでもパレルモの街を、映画「ゴットファーザー」で見たマッシモ劇場からノルマン宮殿へと地図を片手に歩き回ったことなど思い出された。

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まーくん
北海道開拓使最高顧問ホーレス・ケプロン、当時の開拓使次官黒田清隆の来訪を受け、その招請に応じ米国農務長官の職を辞し来日。期間は明治四年(1871)~同八年(1875)。この回想風の日誌は任務を終え帰国後、彼自身が大学ノートに記したもので、訳者西島照男氏が米国会図書館で見つけた、これまで存在が知られていなかったもの。ケプロンは滞日中、三度にわたり長期の道内視察・調査を実施、開拓事業の立案・助言を行った。行程は函館上陸後、渡島半島を北上、森から噴火湾を小船で渡り室蘭へ。そして白老、勇払を経て札幌に至る。⇒
kaoru
2025/02/22 12:21

それは貴重な御本ですね。moonanddaiさんにも御礼を言わなければなりません。夫の家が北海道開拓に深く関わっておりまして、こうした本に触れる必要を感じていたところでした。有難うございます。

moonanddai
2025/02/23 11:35

まーくんさん、kaoruさん、コメントありがとうございます。実はこの本ずっと積読本になっておりましたW。さほど地域の歴史というか成り立ちみたいなものに、関心が薄かったのですが、この歳になって何となく自分の立っている「地べた」のことが気になり始めた次第です。ですのでレビュも、皆さんが聞き覚えのないような地域の本が現れますが、まあ、軽く読み飛ばしてください。改めて、ありがとうございます。

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まーくん
著者の25年分(94-18)のエッセイをまとめた単行本『銀河を渡る』の文庫版第一分冊。私にとって沢木耕太郎といえば何と言っても『深夜特急』。単行本で世に出た直後の若かりし頃、夢中になって読んだ。著者には『一瞬の夏』などスポーツものも多いが、私は旅行ものに惹かれる。本編の中にも折々の旅のエピソードや裏話が詰まっている。彼の旅には足跡を残す旅と辿る旅があるという。『深夜…』の旅から25年が過ぎ、最近の旅がその旅ほど鮮やかな色彩を持たなくなっているのは、足跡をつける旅をしなくなっているからなのではと思うが、⇒
まーくん
2025/02/17 11:46

⇒結局はつける旅も辿る旅も余り差がないのではと思い至る。『深夜…』の旅が当人にとって他の旅と比べ物ににならないくらい「濃い」ものになったとすれば、それは何よりその旅をいきいきと生きていたからだと。(『足跡―残す旅と辿る旅』)歳を重ね後期高齢者が視野に入ってきた今、著者の想いに頷くばかり。

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まーくん
著者は学芸員資格を持つ海外旅行添乗員。世界の有名美術館を旅行形式で紹介、そしてその美術館における代表的絵画・彫刻を紹介。先生と生徒の会話形式でユーモアや小ネタも交え、余り専門的にならず初心者でも理解できるように説明。海外旅行で美術館を訪れる旅行者には簡単ながら要を得た解説で、案外役に立ちそう。訪れたことがあったのはイタリアの二つの美術館だけであったが、この本で得たちょっとした知識や雑学があれば、もっと楽しめたのではと残念!残りの美術館にも「死ぬまでに観に行きたい」ものだが…。⇒
まーくん
2025/02/13 15:49

⇒訪ねたことがない美術館の作品でも、かつて日本で公開・紹介された有名絵画も多くあり興味深く読めた。日本では東京上野の東京国立博物館と島根県安来市の足立美術館も紹介。

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まーくん
現在、日本では約35万人が透析を受けているそうである。私の周囲にも、中学時代からの友人、現役時代の同僚など、もっと身近では先年亡くなった妹も透析を受けていた。そんなわけで、透析の大変さについても知っていたつもりであったが…。著者の夫は二人が知り合った時、既に透析を受けていたが周囲の反対を押し切り結婚。夫のその後の透析による困難に共に立ち向かうことになる。いろいろな経緯を経て遂に透析治療を受けることが出来なくなる時を迎える。その後に生じる激しい苦痛に対する患者への体制が日本では全く出来ていないという。⇒
まーくん
2025/02/16 14:56

⇒大変重い話で、しばらく感想を書く気持ちにならなかった。夫は敏腕のNHKプロデューサー。妻の著者は多くの受賞歴もあるノンフィクション作家。さすがプロの作家、多方面への丁寧な取材もあり、問題意識も明確。重い話にもかかわらず単なる闘病記を越えた内容で読み易い。

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まーくん
私は経済学は全くの門外漢。素養もなし。どうやら森永さんはMMT(現代貨幣理論)という主流ではない経済学の信奉者のようで、財務省の財政均衡主義を痛烈に批判しています。素人には税収以上に支出を増やせないと言うのはわかり易い(既に巨額の赤字国債が積み上がっているが…)。一方、MMTは・自国通貨を発行できる政府は財政赤字を拡大しても債務不履行にはならない・財源確保のための徴税は必要なし・インフレにならない限り国債はいくら発行しても問題なしと言います。著者は政治家も国民も財務省にまるめ込まれていると嘆いています。⇒
ばたやん@かみがた
2025/02/11 14:07

拙感想で申し訳ないのですが、MMTの概要とその欠陥は以下の本が分かりやすいと思います 森永康平『MMTが日本を救う』 https://bookmeter.com/reviews/96427406 高橋洋一・田中秀臣『日本経済再起動』 https://bookmeter.com/reviews/95034481

まーくん
2025/02/11 14:20

ばたやんさん、ご教示ありがとうございます。なにしろ経済学の右も左もわからない素人なもので。(恥ずかしながら著者のお名前も間違えてました。森永←森本)ところで、森永さんの宗旨はもし名前があるとしたら何論?何説?というのでしょうか?ご紹介の書籍、読んでみたいと思います。

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まーくん
更科功先生は古生物学者。生命の進化に関する一般向け書籍を多く執筆されている。大変わかり易く、広い視野で興味深い切り口で解説してくれるので愛読させていただいている。本書は先生の最新刊。ダーウィンの『種の起源』をめぐり、それが如何に受け入れらて行ったか?偉大なダーウィンの「間違い」にも言及。もっとも曲解された主張「自然淘汰」とはなにか?性淘汰と自然淘汰の関係、遺伝子からみた進化論、全生物の「共通祖先」は?生命40億年の進化をやり直しても人類は誕生するか?など、一足突っ込んだ内容について現代の視点から考察。⇒
まーくん
2025/02/09 16:23

⇒長谷川眞理子先生の『100分de名著 ダーウィン種の起源』に引き続き「進化論」に関する書を読んだ。「進化は進歩ではない」と改めて認識。そしてエピジェネテックスという、例えばシトシンにメチル基(CH3)が付加されるDNAのメチル化などという現象について初めて知り、生命現象は複雑で奥が深いと認識した。

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まーくん
2015年放送「NHK100分de名著」の番組テキストが底本。著者は総合研究大学院大学学長で進化生物学者の長谷川眞理子氏。本書で取り上げるダーウィンの『種の起源』は大変有名だが読んだことはない。「神様が天地創造の際にすべての生き物をつくり、動物も植物も変化することなく今に至っている」というキリスト教的世界観を根底から覆し、「進化」の科学的世界観を示してくれたのがダーウィンの著書『種の起源』でした。本書では、冗長でまわりくどい感のする古典的名著のエッセンスを、現在からの視点で、わかり易く解説してくれる。⇒
まーくん
2025/02/08 17:51

⇒この世に存在する生き物の構造がうまくつくられているのは、神が「目的」を持ってデザインしたからというのが19世紀初頭のヨーロッパでの支配的な考えであったという。しかし、時代を遡ればキリスト教でも「神は何らかの法則や初期状態を作ったが、あとは自然の流れによってつくられた」という、より動的・進歩的な考えが古代キリスト教の神学者アウグスティヌスや中世の神学者トマス・アクィナスが示していたというのが印象的でした。

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まーくん
前著『バッタを倒しにアフリカへ』と題名も表紙も酷似している。違いは本が随分厚く(600頁)なったことと表紙写真の砂漠で網を持った人が二人に増えていること(増えた一人は忠実・有能な助手ティジャニ)。前著は25万部を売り上げてベストセラーに。前著では就活に汲々としていたが、本著では研究員として定職も得てフィールド作業にも余裕が出てきた感じ。研究テーマはサハラトビバッタの繁殖活動の解明。雌雄集団別居仮説を打ち立て、その謎に迫る。本拠地モーリタニアの他、米フロリダ、南仏モンペリエ、モロッコでの調査や研究の話も。⇒
まーくん
2025/02/04 13:37

⇒モーリタニアにはタコだけではなくバッタもたくさんいることを日本国民に紹介してくれた。豊富な印税収入をバッタの婚活研究遂行の潤滑油としてだけではなく、唯一成果が上がらない本人の婚活にも役立て欲しいものです。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/29(3113日経過)
記録初日
2006/01/01(7006日経過)
読んだ本
1259冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
363512ページ(1日平均51ページ)
感想・レビュー
756件(投稿率60.0%)
本棚
17棚
性別
血液型
A型
現住所
千葉県
URL/ブログ
https://plus.google.com/116499574817220354366
自己紹介

先月(2016.8)このサイトを見つけました。
表紙写真が表示されるの気に入り、最近10年くらいに読んだ本を少しづつアップしてます。
似たような傾向の本を読んでる方のコメントなどおもしろく拝見してます。

読メ登録、一年たちました。気まぐれですが、ちょこっと感想も書き始めました。(2017.9)

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