ネタバレ『八月の御所グラウンド』の続編。といっても話自体は別物。「三月の局騒ぎ」＿京都にある女子寮の話。部屋を局(つぼね)、学生をにょご(女御)と呼ぶ。私もここで暮らしてみたかった。「六月のぶりぶりぎっちょう」＿大阪にある高校の社会科の教師が6月2日に京都である事件に巻き込まれる。前作は万城目さんには珍しくほのぼのしたけど、今回はやっぱりよくわからん世界に入り込んでしまった。【図書館本】

ネタバレ『八月の御所グラウンド』の続編。といっても話自体は別物。「三月の局騒ぎ」＿京都にある女子寮の話。部屋を局(つぼね)、学生をにょご(女御)と呼ぶ。私もここで暮らしてみたかった。「六月のぶりぶりぎっちょう」＿大阪にある高校の社会科の教師が6月2日に京都である事件に巻き込まれる。前作は万城目さんには珍しくほのぼのしたけど、今回はやっぱりよくわからん世界に入り込んでしまった。【図書館本】

ネタバレ彰子皇太后の宮仕えを辞して出家した香子(紫式部)。手指の痛みのせいで筆を取れずにいた。『宇治十帖』別人説や『かかやく日の宮』のエピソードも大満足。あまり知らなかった「刀伊の入寇」も『光る君へ』のお陰で映像で思い浮かべることができた。このシリーズの紫式部像が自分の中のイメージに近いこともあり納得の完結編だった。【図書館本】

ネタバレ小泉八雲の元に、松江時代に会ったことがあるという少女、八尾好乃(やびよしの)が女中として雇ってほしいと訪ねてくる。好乃と書生の己之吉と共に噂の怪事件を調べ、それを元に怪談を作り上げていく。怪談のうち半分知ってたけど、八雲を通した『怪談』だったのだろうか。好乃の名字が「八尾」と聞いて(怪しい)と思う自分もこういう世界観好きなのかも。

ネタバレ初恋に破れ傷心の芥川龍之介。夜な夜な『遠野物語』を読み、人の世を越えた怪異の世界に浸っていた。ある日、思いがけず河童の子・バッグと出会う。親友の久米とバッグの3人で噂の怪異を追いかける。菊原薫だけ名前を変えている意図はなにかあるのかな。最近の著者の作品には著者の想いが色濃く出てる作品が多いような気がする。

ネタバレシリーズ8作目。董胡の出自を知っているらしい白龍に会うため、「子宝祈願」を口実に朱雀の妃、朱璃と白虎の社へ参拝することになった。そこで新たな出会いと不穏な情報を手に入れる。突然ホラーな展開に戸惑う。ティーンが喜びそうなストーリーだと思ってたのに、ここに来てえらい物々しくなってきた。董胡の正体が帝や楊庵に気付かれてきたけど、はっきり明言した訳じゃないからモヤモヤする。

ネタバレシリーズ6作目。何者かにさらわれた董胡。そこで謎の病を治すように言われる。その部族ではシャーマンが言うことが全て。でもなんか胡散臭い。そんななか、董胡の育ての親に再会し出生の秘密が少し判明。でも誰が父親かは謎のまま。その謎を解くヒントは白虎にあるらしい。だんだん尊武が憎めなくなってきた。