本作も、「大人のための絵本」らしくシニカルさに満ちている。一方、数々の挿画はストーリーに即していて、物語に対し説明的なのが面白い。 2016年4月、回顧展が日本全国を巡回し話題になったとか。2020年…著者没後20年に本書が刊行された。
本書は上記したように、数式はほぼない。理系でない吾輩でも分かるように説明してくれる。気象現象は地球規模の現象だと納得。一番疑問だった気象はカオスの面があるのに、どうやってその負を克服しているかも、納得する形で説明してくれて、だから科学者らは断固気象異常や温暖化の危機を訴えるのだと納得した。
旅順や203高地の激戦は日本人なら忘れてならない過去。当時の軍部のトップが薩長閥で占められ、能力より縁故や閨閥が重視されていて、そんなトップに指導され翻弄され散った兵隊が哀れだ。(これは二世三世議員に采配される我が国民にもあてはまる?)
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
本作も、「大人のための絵本」らしくシニカルさに満ちている。一方、数々の挿画はストーリーに即していて、物語に対し説明的なのが面白い。 2016年4月、回顧展が日本全国を巡回し話題になったとか。2020年…著者没後20年に本書が刊行された。
無類のバレエ好き。バレエ振付師のジョージ・バランシンの熱心なファンであり、バレエダンサーではダイアナ・アダムズにぞっこん。本作品も彼女に捧げられている。