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2024年9月の読書メーターまとめ

bura
読んだ本
11
読んだページ
3011ページ
感想・レビュー
11
ナイス
2876ナイス

2024年9月に読んだ本
11

2024年9月のお気に入り登録
1

  • 青いうさぎ号

2024年9月のお気に入られ登録
4

  • いろはにほへと
  • ワオン@最低一日1頁が目標
  • 青いうさぎ号
  • ましゅまろ

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

bura
ネタバレ「人呼んでリカバリー•カバヒコ…カバだけに」人間の心はとても弱い。気がつけば悪い方へ流れてしまう。中学生の成績、ママ友との仲、OLの人間関係、足の遅い小学生、年老いた母と息子…。同じマンションに暮らす、そんな悩み弱みを持つ人達が公園にある古いアニマルライド、カバヒコに救いを求める。近所の古いクリーニング屋のおばあちゃんが話す都市伝説の様な存在のカバヒコ。それぞれが語りかけ何かに気付く。人は一歩踏み出すきっかけがあれば前に進んで行ける。公園に佇むカバヒコがそれを教えてくれたのだ。心優しい物語だった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

bura

9月になっても台風の影響で東京は大雨で蒸し暑い!早く秋らしくと願っています。8月のベストは 「琥珀の夏」辻村深月でした。原田ひ香「古本食堂」向坂くじら「いなくなくならなくならないで」も良かった。読み友の皆さま、今月もよろしくお願いします ^⁠_⁠^ 2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:3220ページ ナイス数:2890ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/716247/summary/monthly/2024/8

9月になっても台風の影響で東京は大雨で蒸し暑い!早く秋らしくと願っています。8月のベストは
「琥珀の夏」辻村深月でした。原田ひ香「古本食堂」向坂くじら「いなくなくならなくならないで」も良かった。読み友の皆さま、今月もよろしくお願いします ^⁠_⁠^
2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:3220ページ ナイス数:2890ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/716247/summary/monthly/2024/8
雪紫
2024/09/02 23:35

共読2冊。「緋色」・・・レビュー見たら思い出してゾクッとしました。秋田は朝はたまに涼しくなりましたがまだ暑さはかなり残ってます。お互い気をつけましょう。今月もよろしくお願いします(良い青空です)。

bura
2024/09/02 23:41

雪紫さん、囁きシリーズやっと始めました😅この感覚は好きですね~。東京は今日月曜は1日晴れましたが明日は又、雨。涼しくなるようですが週末は35℃位!秋は遠いです。今月もよろしくお願いします😊✨

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2024年9月の感想・レビュー一覧
11

bura
9月中に読みたかった1冊。自分が住んでいるこの地で起こった大正12年9月1日の大激震を克明に再現している。地震についての様々な地点での生き証人の言葉の取材。流言飛語による大津波や富士山爆発などのデマ。そして朝鮮人の大虐殺。更に膨大な死体の処理についてまで。作者はよくぞここまでという程、徹底的に調べ抜いている。東京帝大の地震学者、大森と今村の地震に対する見解の相違と遺恨がこの記録の書をしっかりまとめている。私の住んでいる町も倒壊家屋の中に入っていた。過去では無く今、向かい合わねばならない1冊だった。
たいぱぱ
2024/10/01 17:54

吉村さんはこんな本も書いてらっしゃったんですね。関東大震災の時の朝鮮人の大虐殺は先月読んだ浅田さんの作品にもでてきました。現在のネット社会にも繋がる内容に情けなさと怖さを覚えました。

bura
2024/10/01 19:27

たいぱぱさん、この本の密度は凄かったです。地震の凄まじさと後に続く人間の恐ろしさ。デマはいつの時代でも簡単に広がります。教訓にしたいです。

が「ナイス!」と言っています。
bura
ネタバレ「まだ私は希望を持っているのかもしれない」14章の連作短編。最初は手掛かりなしで難解な世界と展開だった。それが読み続ける内に少しずつ重なっていく部分が見えてくる。それぞれの物語は異なるが共有する世界が広がっていく。ある章はソリッドであり別の章はソフトに描かれている。それは、<未来の、クローン人間たちの、滅亡から逃れる為の、可能性を追う世界>果たして最終章は全章を貫く言うなれば神の視点。「人類はいつから始まって、どこへ消えていくのか?」作者の美しい文章がぞくりとする、しかし包み込む優しさを紡ぎ出していた。
が「ナイス!」と言っています。
bura
読み友さんのレビューを見て。1967年の新装版。鳥獣人物戯画絵巻甲巻を題材にした絵本。ご存知の様に動物たちが戯画として活き活きと描かれた世界だが、そこに説明はない。この絵本はかえるやうさぎ、猿たちが森のお祭りの競技で楽しく競い合う物語になっている。するとかえるが倒れてしまい…。作者は子供たちに国宝絵巻の鳥獣人物戯画をいつもしげしげと見ることが出来ないか?と思い創作したと語っている。いやいや、大人もしげしげと見つめてしまう良き絵本であった。
が「ナイス!」と言っています。
bura
ネタバレ500年前の戦国時代。覇権争いをしていた角野家を滅亡に追いやった呪いの人形お梅。木箱に封じ込められ令和の世に蘇った。「人間どもめ、思う存分呪ってやる。」ところが呪いをかける相手がことごとく幸せになっていく。それはウケないユーチューバー、失恋した女性、引き籠もりの若者、仲良くなった老女と小学生、死が近い痴呆老人、という面々。その度に地団駄を踏むお梅。短編7話の連作が微妙に絡み合いラストで天晴れな伏線回収となる。一所懸命呪うお梅がなんともかわいい。ギャグのセンスがとても良く楽しい一作だった。
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bura
ネタバレ扉子シリーズ第1弾。ビブリア古書堂の事件手帖8冊目。栞子と大輔が結婚して7年後の物語。ビブリア古書堂では栞子に瓜二つの6歳の娘、扉子が熱心に本を読んでいる。栞子は大輔に頼まれた忘れ物の「ある本」を探しながら、扉子に結婚してからの本に纏わる話を聞かせていく。北原白秋、ゲーム本、佐々木丸美、内田百閒と様々な本を通してビブリア古書堂ファミリーが巻き込まれた今までの事件にワクワクさせられた。志田のその後も知ることが出来て良かった。相変わらず読みやすいなぁ。さて次の扉も開いて行こう。
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bura
「いまやりたいことをやっていると人間は未来を失い、過去には何も残せない。明日のために必死の思いで今を犠牲にしたとき、初めて立派な昨日が生まれる。」白石一文初読み。東日本大震災直後に書かれた作品。従兄弟の賢治と直子は東京で恋人同士だった。その直子の結婚式に出席する為賢治は15年ぶりに再会する。式までの5日間にそれぞれの不安の中で情事に没頭する描写が生々しい。昔の様に抱き合うふたりは火口の崖っぷちを彷徨う様だった…、あの震災後の余震と原発事故の途轍も無い虚無感が生み出した、恐ろしくも儚い物語である。
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bura
ネタバレ「面白いよ、競馬は。そして自分が管理した馬が勝つともっと面白い」北海道日高の小さな牧場で生まれた芦毛のサラブレッド「シルバーファーン」。ヤンチャだが力強い走りでクラシックの舞台に挑む。それを後押しする生産者、馬主、調教師、騎手たちを描いた物語。その中心になるのが「鉄子」と呼ばれる調教助手。これだけ細かく競馬に携わる人々の世界を舞台にした小説は滅多に無い。それぞれの思いと人間関係、馬の描写。競馬好きの読者には堪らなく心に響く作品であろう。そして銀色のステイヤーは「最も強い馬」が競うレースへと向かって行く。
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bura
映像メディアの主役が映画からテレビへと転換していく時代。東京タワーの誕生を象徴的に取り上げたマスコミ論。東京タワーが出来るまでの第一部と「マンモスタワー」というKRT(現在のTBS)が制作したドラマを主題とした第二部からなっている。ドラマも映画会社がテレビという新媒体の脅威に怯えるもので当時、画期的な作品だったと思う。筆者はこのドラマの素晴らしさを語りたかったのだと終盤で気付く。テレビの草創期の光と影をユニークな視点で切り取った一冊だが、東京タワーの存在が逆にテーマを分散させてしまい読みづらくなった。
bura
2024/09/13 23:29

タイトルが期待していた内容とかなりズレていた。「マンモスタワー」の検証はとても面白かったのだから、自信を持って「マンモスタワー」をメインにしたタイトルにするべきだった。

が「ナイス!」と言っています。
bura
「人は三千円の使い方で人生が決まるよ」就職して祐天寺で一人暮らしを始めた御厨美帆は小さい頃祖母琴子が言った言葉を思い出す。楽しく生きるとお金が貯まらないのだ。さあどうする?堅実に生きる姉・真帆夫婦や前向きに生きて来て病気を機にその生き方を悩む母・智子、お金は貯めたが生活費をもう少し多くしたい祖母・琴子。それぞれの年代の悩み、そして人生の節目節目でお金は必要になってくる。この小説は御厨家の女性たちを通して私たちにお金の貯め方、使い方、そして人と人とを繋ぐ意味をとても分かりやすく教えてくれる一冊だった。
bura
2024/09/11 15:13

翔平も大学の奨学金に関して全て親が借りていて知らなかった、なんてのもあり得ないし。そういうところも又なんか引っかかる。ラストの畳み掛けが私の中では強引なんだね、きっと。

bura
2024/09/11 15:17

青いうさぎ号さん、共読ですね😄良き発想の小説なのですが、風呂敷を広げすぎてうまく畳損ねた感がありました。😅

が「ナイス!」と言っています。
bura
ネタバレ「人呼んでリカバリー•カバヒコ…カバだけに」人間の心はとても弱い。気がつけば悪い方へ流れてしまう。中学生の成績、ママ友との仲、OLの人間関係、足の遅い小学生、年老いた母と息子…。同じマンションに暮らす、そんな悩み弱みを持つ人達が公園にある古いアニマルライド、カバヒコに救いを求める。近所の古いクリーニング屋のおばあちゃんが話す都市伝説の様な存在のカバヒコ。それぞれが語りかけ何かに気付く。人は一歩踏み出すきっかけがあれば前に進んで行ける。公園に佇むカバヒコがそれを教えてくれたのだ。心優しい物語だった。
が「ナイス!」と言っています。
bura
ネタバレシリーズ第7弾、完結編。この一冊はとても心に残った。久我山向大の弟子だった吉原喜市が仕掛けたシェークスピアの古書「ファースト•フォリオ」は果たして本物なのか。振り市という古書の競売で繰り広げられる栞子と智恵子の凄まじい戦い。この対決の為に今までの物語が紡がれて来たのか。息を呑む伏線回収。五浦の男気も胸をすく。ライトミステリとして楽しんで来たがこの展開は素晴らしかった。毎回楽しませてもらったシリーズだった。次は…扉子さんの世界へ伺いますか!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/10/24(2958日経過)
記録初日
2016/01/01(3255日経過)
読んだ本
851冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
238686ページ(1日平均73ページ)
感想・レビュー
707件(投稿率83.1%)
本棚
53棚
性別
血液型
B型
現住所
東京都
自己紹介

コツコツと本を読むことを趣味にしています。
この本に出会えて良かったという読後感が楽しみ!
最近は又、ミステリにハマっていますが、基本的に
雑食で何でも読む派です。
読友さんの感想が新しい本との出会いを広げています!

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