10月は実質5冊でした。もうちょっと読みたかったな。実は間にダニエル・シルヴァの新刊『The Cellist』を拾い読みして妄想に浸っていたせいで、読書が進まなかったのです。HCJの速やかな邦訳を待つ。ガブリエル、リタイアまであと1年というところであの仕打ち。ほんと、シルヴァはサドじゃなかろうかと。あ〜〜〜ネタバレしたい!でもしない!!10月の読んだ本の数:6冊 ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/718808/summary/monthly
くたくたさん、東京お住まいですから、横須賀など行かれたことありますよね?昔、三浦半島に旅をしたときに、横須賀湾クルーズをしまして、自営隊やらアメリカ軍やらの軍艦を見た気がします。日本も、空母を持つ計画をしているとか。
私は実は横浜出身なんですが、横須賀にはまだ一度も行ったことがないんですよ。近いとかえって足が遠のく実例ですネ。近いうちに、というかもっと寒くなってから横須賀港クルーズに行きたいなって思ってます。なぜってほら、その方が臨場感があるかなぁ、と。
タイでの拉致に、さすがに耐えきれなくなるジョン・ワードが非常に気の毒な展開である。それにしても核兵器の扱いが軽いなあ、と感じてしまうのは、自分が日本人だからだろうか。ここは、なんとしても持ちこたえてほしかったな、と思う。巻き添えくったビーマンの部下達にもう会えないのかとおもうと残念でならないよ。それでもまあ、面白かった。次作もぜひ読みたい。ロングレビュー→https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2021/11/0307-08-nv.html
ロシアから盗まれて密輸された旧ソ連の核魚雷の存在が米国の知るところとなり、捜索・破壊作戦が立案され、司令官にはジョン・ワード准将が任命される。司令部が置かれたのは横須賀。にわかに北太平洋が騒然とし始める。上巻はまだ大舞台の設定のみ。事態が動くのは下巻から。しかし、さまざまな要素が複雑に絡まり、期待はいやが応にも高まる。速やかに下巻へ。訓練よろしく同盟国の原潜を追尾する日本の“ディーゼル潜水艦”が米原潜に鬱陶しがられているのに失笑。ディーゼル潜水艦と連呼しているのに、笑。日本の潜水艦は優秀だからね。
ディーゼル潜水艦は潜水するとモーターを使いますから、水中でも絶え間なくタービンを回し続けている原子力潜水艦より静粛性は勝りますね。 ディーゼル潜水艦の場合、音が頼りの水中での追尾/作戦行動中はほぼ無音となり、戦術的立ち回りでは原子力潜水艦よりも優位に立てる場合も多いです。
今作ではバルト海からモスクワに向けてミサイルを発射したので、思わず白海からの距離と比べてしまいました。戦術的にどうなの?って思って。昔、子どものクリスマスプレゼントに買った地球儀は、たぶん私が一番活用しています。そういえば、作中に「ノース岬」という地名が何回も出てきたんですが、どうしてもグーグルマップで発見できず、紙の地図帳広げてやっとノルウェー最北端「ノール岬」を発見しました。英語直訳ならノース岬で間違いないんだけど。地名も難しいですね。
上巻分だけですが、ロングレヴューあります。→https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2021/11/0305-06-nv.html?m=1
しかし、潜水艦は氷海に潜り、水上艦は波頭を割って走り、SEALは落下傘で降下する。それだけで読み応え十分で満足。今回の主役はジョー・グラス。前作では原潜〈スペードフィッシュ〉の副長だったが、今作ではれて艦長になった。前作主役のワードは准将に昇進して大西洋艦隊潜水艦部隊司令官になっている。2年で中佐から准将に昇進とは超早なのでは?「今回の戦術司令官は人使いのあらい人でなしだ」「誰です?」「わたしだ」というワードとグラスの会話も楽しい。ワードの薫陶をうけたグラスが堂の入った艦長ぶりを発揮するのが見どころ。
映画はストーリーの枝葉を端折ってすっきりしていたびだが、こちら原作では米露とも軍、民間入り交じって登場人物も非常に多い。しかしまあ、あまり細かいところは気にしないで楽しむだけでよし。
長官からの指令の無線を電波のせいにして聞こえないふりで回線をぶち切る、という古典的なバックレもかまして、ひたすら獲物を追跡。「わたしの親父もよく言っていた。〝前もって許可を取れなかったら、あとで許してもらえばいい〟と。」と言う艦長に、敬服する副長。この副長がのちの『潜航せよ』の艦長だからね。かくして伝統は受け継がれるのだ。ストーリー全体も十分に面白い。敵を悪し様に書かないと、先進国大国のアメリカが最先端武力で他国のゲリラにトマホークブチ込む話になってしまうので、まあこういう話になってしまうのは仕方ない。
ラストの、《スペードフィッシュ》退役式は、静かにじーんとくる。ずべての作戦と任務を終え、母港の埠頭に静かにたゆたう老朽潜水艦。ラストで繋留される《スペードフィッシュ》と対照的な出港していく最新鋭潜水艦の姿は、ウィリアム・ターナーの『戦艦テレメール号』の絵を思い出したりして、なんとも感慨深かったのだった。いちおう、こちらにも書き足ししました。→https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2021/10/0302-03-nv.html
翻訳SFとアクション、エスピオナージ、戦争、歴史&ミステリーを好んで読んでます。苦手は恋愛もの、日本人作家のもの、短編。
なので、時代小説以外は日本人作家さんはあまり読みません。
日本人作家さん作品は、ストレートに言葉が自分の中に入り込んでくるのに言語感覚にどこか自分とは違う感じがすることが多くて、やや苦手です。翻訳本にある彼我の距離感が丁度良いです。自分の周りにあるもろもろの事柄は、小説より奇なり!というものが多いので、日本もので胃にこたえそうな現実感ありありなヘヴィーな本は敬遠してます。
紙の本が好きです。基本的には新本を求めることにしていますが、翻訳小説は簡単に絶版になってしまうので、Amazonマケプレと近所の古本屋さんの利用率は高めです。図書館も嫌いじゃないですが、一度読んだ本はずっと手元に置いておきたい派です。
読書メーターを始めて、読書に幅が出てきました。
読書傾向の似た方と繋がりたいと思い、過去に読んだ本も登録してます。積読本が事実上1000冊を超えた今日この頃、いつか読み終わる日を迎えられるのだろうか。。。。
月に10冊、年に100冊くらい読めればいいな、と思っています。それでも積読消化に10年以上はかかる。速読の皆様がうらやましい今日この頃。
今後ともよろしくお願いいたします。
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アーチャー、昔ハマったけどここ20年読んでない・・・。これは評判良いですね。
軽めのタッチだけど、濃厚で、ちょっと面白い読み応えです。私は好きですネ