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2022年5月の読書メーターまとめ

くたくた
読んだ本
9
読んだページ
3270ページ
感想・レビュー
9
ナイス
1584ナイス

2022年5月に読んだ本
9

2022年5月のお気に入り登録
2

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  • Y.Terminator
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2022年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

くたくた
メンサーを(グレイクリス社から)守ることを至上命題とし、防御にかけては隙だらけのプリザベーション連合の治安システムと警備当局に終始イライラいらいらしています。弊機。(笑)おまけに不得意でめんどーくさい人間の対応もせざるを得ず、ストレス高め。例によって、冒頭からぼやきが止まりません。おまけに、弊機のプリザベーション・ステーションの中での立場を向上させる為にも、警備当局と協働して緊張関係を緩和すべき、と考えるメンサーの指示で、警備局と殺人事件の捜査協力をするはめになり、イライラ値も絶賛向上中(笑)。
くたくた
2022/05/09 07:59

なかなか弊機を信用しきれない警備局の上級職員のインダーさんでしたが、マーダーボットの基本姿勢(捨て身の滅私奉公)にだんだん絆されるのも、すでにお約束。少しずつ人間の間で暮らすことや、距離の取り方を学習・・・・と、いうよりは、周囲の人間に学習させている弊機です。次作も楽しみ。

るい
2022/05/15 17:04

出版社と更に3冊契約したそうで、楽しみですな。(*´艸`*)

が「ナイス!」と言っています。

2022年5月にナイスが最も多かったつぶやき

くたくた

3月末に突然の辞令を受け、慌ただしく残務処理と引き継ぎを行い、新職場に異動。やっと仕事にも馴染んできた。そんなこんなで読書はあまり進まなかったが、内容は濃いぞ。『聖なる黒夜』をオススメしてくれた読み友さんありがとう。そしてガブリエル・アロンの新刊だ!あらすじは押さえていたものの、翻訳で読ませていただだける有り難み。4月の読んだ本:5冊 ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/718808/summary/monthly/2022/4

3月末に突然の辞令を受け、慌ただしく残務処理と引き継ぎを行い、新職場に異動。やっと仕事にも馴染んできた。そんなこんなで読書はあまり進まなかったが、内容は濃いぞ。『聖なる黒夜』をオススメしてくれた読み友さんありがとう。そしてガブリエル・アロンの新刊だ!あらすじは押さえていたものの、翻訳で読ませていただだける有り難み。4月の読んだ本:5冊   ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/718808/summary/monthly/2022/4
が「ナイス!」と言っています。

2022年5月の感想・レビュー一覧
9

くたくた
透ちゃんは情緒の人なのでそのときどきの自分の感情の動きが全部になっちゃう。なのでその都度、目の前にいる誰かがそのときの100%になってしまっても、彼の中では矛盾していないんだよな。巽さん、島津、亜美、雪子、それぞれに惜しみなく自分の思いを注ぐ透を、愛おしくも痛ましくも思う。透が“マリア様”である由縁。自分を守らず、そのときどきの思いを惜しまず相手に与えるから。それによって、自分が危険に晒されることなどには思いも至らず。ゆえに、ついに良の想いを捕まえて、自分は良の為だけに形づくられたんだ!と思ったとしても、
くたくた
2022/06/02 02:11

おいおい、それじゃあ島津さんが気の毒じゃないか、とか考えてはいけない。なんとなれば島津が愛したのはそんな透だから。野々村は透と巽のことを風間に漏らし(←これが自分的には一番赦し難かった。)風間は遂に狂気の向こう側にリタイア。良の透に向けた想いが明かされ、透が昇天(もちろん比喩)。島津は亜美を連れてフランスへ。そして次巻から、“付き人”透の登場となる。ここまで、やおい展開はないが、ひたすら、いろんな人に頬を殴られている透ちゃんである。それじゃあ、マリア様じゃなくって、キリストだよ。と。

くたくた
2022/06/02 02:13

先日読んだカクヨムのレビューに影響を受けてか、やや辛辣モードのロングレビューはこちらへ → https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2022/05/0350.html

が「ナイス!」と言っています。
くたくた
実際、短期間で数度目の読み返し。この展開に賛否はあれど、私はこの二人が好きだ。この凄烈な愛があまりにも美しく思えて、透が哀れでしょうがない。しかしだな、私は作品中の時系列をけっこう厳密に分析しちゃうほうなんだけど、栗本サンはそういうのが結構どうでもいいタイプなのがツライところもある。たとえば、『朝日』から『ムーン・リヴァー』までは何年なの!島津だけなぜ老化してるんだ!巽が殺されたのはいつだったの?良の裁判はどれだけ掛かって、良は何年収監されてるの?など。まあ、薫サンたぶん何も考えてなかったんだろうけどさ。
くたくた
2022/09/07 20:08

ちょっと、レビュー手直ししました。なんかもう、『矢代俊一シリーズ』読んじゃった日には、ムーン・リヴァー初読時の感動やら衝撃やらもどこかに行ってしまうね(苦笑)

くたくた
2022/09/07 21:18

あ、時系列についてはその後、ブログに整理しましたので、ご笑覧あれ。→ https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2022/06/blog-post_25.html

が「ナイス!」と言っています。
くたくた
ネタバレかつて透を愛してくれた巽と同じ歳になった自分に、静かに驚いている透。相変わらずのジゴロだが最近は女相手。大物政治家の妻雪子は透を買い、その娘の亜美は透を追いかける。亜美が健康的で生命力に溢れていて、変温動物の透ちゃんが、岩場で日光浴するイグアナみたいに女の体温と生命力にぬくもってる感じがするのは決して気のせいじゃない。以前よりは自分が好きになり、気持ちも落ち着いている透だが、ある日、巽の墓の前で良と再開する。良は麻薬に溺れて、スターの座にも翳りが出てきていた。透の中に良への愛情と懸念が湧き上がってくる。
が「ナイス!」と言っています。
くたくた
透ちゃんが愛しい。切なすぎる。上巻がA面だとしたら下巻はB面。煌めくスター今西良のドラマ撮りを巡る騒動の裏に、影となった存在森田透と巽の秘められた愛情の物語。上巻がまったく共感できない風間のモノローグだったのでちょっとキツかったが、下巻は透視点なので、最初のページから、もう、胸が潰れる思いで読む。女性的な美しい顔や肢体に生まれた故に、子供の頃から好色の餌食になってきた透の抱える人間不信、それを強引に溶かした挙げ句の巽の背信、その巽を守るがための透の選択、すべてが哀しい。巽の死が語られないのも空恐ろしい。
しましま
2022/05/23 00:47

…もう四半世紀ほど前、初めてこの本読んで、読了後は三日三晩くらいボーッとし、時折泣きじゃくるという、ただのアヤシいひとになってました私…あまりにも切なく、哀しく、愛おしく、受けたショックがもの凄くって、ひたすら茫然自失しちゃって。キレイに体を洗って巽さんの帰宅を待っていた透の健気さにただただ涙😢それだけに「おのれ巽さん…」となってしまいましたですよ😠正直未だに良の魅力が解らない分、透ちゃんに入れ込んでます私。ああッ、ナゼこの本を手放しちゃったんだ自分~💦💦

くたくた
2022/05/23 00:57

まあ、私も今更茶っけた古本を入手した人ですから・・・・・。ほんとなんで手放したんだろう。なんかあの時は、子供時代を卒業するつもりだったんですよね、きっと。良の魅力・・・・ねえ。『朝日のあたる家』を読んだらその謎が解けるかしら?

が「ナイス!」と言っています。
くたくた
○十年ぶりの再読。これは、風間視点の今西良への妄想の書。この本の中に良本人はどこにもいないのだ。偶像化され周囲の崇拝者から勝手にイメージを与えられたアイドルとなった青年の真実の姿やその思いが語られることはない。ひたすら周囲の身勝手な妄想とさや当てと嫉妬。その不毛なエネルギー量がもの凄い。当時のアイドル論、音楽論を反映した作品としても凄いものだったのだろうな。最後に劇的に破壊的な手段に出る良の胸の内を聞くことができるのは、『朝日のあたる家』までお預け。すでにグループを去っている森田透は名前のみ登場。
くたくた
2022/05/21 16:09

この本のテーマはいわば『恋情』かな。手前勝手で自己中心な相手不在の恋心。たいして森田透はここから先『恋情』をこえて『愛』に、無私の愛、全てを与える愛に昇華していくのだ。

が「ナイス!」と言っています。
くたくた
『RIKOシリーズ』『聖なる黒夜』の麻生龍太郎、駆け出しの所轄刑事時代の短編集。麻生の所属する高橋署、読み方は「たかばし」場所は江東区高橋で、現実世界では深川署。そして、思いのほかワンコ本だった。「早く行ってやらないとな。もし奴が本ボシなら、今ならまだ、刑事事件としては微罪だ。謝罪させてそれで被害者が納得すれば、送検しなくても済む。だがほおっておけばきっとエスカレートする。未来を棒に振る前に、止めてやろう」先輩の今津刑事の言葉が心底優しく聞こえる。後の山内練の事件の時の麻生の思いにも通底するものがある。
くたくた
2022/05/15 00:38

だが、もう一人の不遇な少年にたいして麻生の「優しさ」はどうだ? 話を聞く。被害宅に一緒に謝りに行く。それから?麻生はその少年を気遣う少女がいるのを良いことに、きっと少年のことは忘れる。練のことを忘れたように。少女が愛した少年は、傷つき卑屈で、猜疑心が強く、押さえ切れない暴力衝動があり、ポケットにナイフを持ち歩く。そしてそれを使う。そんな少年の育て直しを麻生は無責任に少女に期待する。かといって、刑事事件で処理するほどの大きな事件ではない。まさに「一緒に頭を下げる」ことで事件は解決する。で、その後は?

くたくた
2022/05/15 00:41

麻生は、きっとその後は追わないだろうと思う。たとえば、自分に連絡がとれるように電話番号を渡して、いつでも相談に来い。と言ってあげるだろうか。そういうことはしない。そういう自分の冷淡さを仕事の上での割り切りと思うことができる男だということ、そういう人に対する冷たさがあることを、自分で認めている。練も因果な男に惚れたよなあ、と改めて思うこの25歳の麻生龍太郎。短編各話の感想は、ブログの方に。https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2022/05/0346.html

が「ナイス!」と言っています。
くたくた
メンサーを(グレイクリス社から)守ることを至上命題とし、防御にかけては隙だらけのプリザベーション連合の治安システムと警備当局に終始イライラいらいらしています。弊機。(笑)おまけに不得意でめんどーくさい人間の対応もせざるを得ず、ストレス高め。例によって、冒頭からぼやきが止まりません。おまけに、弊機のプリザベーション・ステーションの中での立場を向上させる為にも、警備当局と協働して緊張関係を緩和すべき、と考えるメンサーの指示で、警備局と殺人事件の捜査協力をするはめになり、イライラ値も絶賛向上中(笑)。
くたくた
2022/05/09 07:59

なかなか弊機を信用しきれない警備局の上級職員のインダーさんでしたが、マーダーボットの基本姿勢(捨て身の滅私奉公)にだんだん絆されるのも、すでにお約束。少しずつ人間の間で暮らすことや、距離の取り方を学習・・・・と、いうよりは、周囲の人間に学習させている弊機です。次作も楽しみ。

るい
2022/05/15 17:04

出版社と更に3冊契約したそうで、楽しみですな。(*´艸`*)

が「ナイス!」と言っています。
くたくた
久しぶりに、明日の仕事の事も考えずに夢中で読み切った。初読はたぶん初版、1984年って。年はとりたくないもんだ。今にして読むと、矢代君が青いったら。。。若いったら。。。この歳になると、さすがに矢代の内心ポエムはちょっと恥ずかしくはある。ジャズの世界で生きるべく、生まれ育ちを捨てて、場末のキャバレーで人生修行中のサックス奏者矢代と、強面のヤクザの滝川の束の間の邂逅。きらめく才能と無知と若さ故の向こう見ずを、まるで壊れやすい宝物のように守ろうとする滝川。場末が場末らしく、ヤクザがヤクザらしかった時代。
くたくた
2022/05/06 02:43

才能を持つもの。それを開花させるもの。それを慈しみ、守るもの。小説の中でしかあり得ない出会いと、交わされる言葉。溢れ、踊り、紡ぐ音楽。ジャズ。フルートほどやさしい音はなく、サックスほど憂いと人の心の襞を表現する音もない。まるで耳に聞こえてくるかのようなブルース。それを、小説として紡ぐのもまた、才能。自分が子供の頃、夢中になって読んでたときには消費するばっかりで気づきもしなかった栗本薫氏の才能を、今ごろになって、惜しんでいる。

が「ナイス!」と言っています。
くたくた
『翼あるもの』を読んでから三十余年、作中では10年以上にはなるのだろうか。森田透を囲う島津の愛。今西良を愛しつつも島津に愛されることに安らぐ透。嫉妬と欲情と妄執の果て、殺人に等しい行為でも壊れない島津と透の純愛。どろどろの愛欲まみれなのに、清らかで尊くすら思える二人の最後の時間。癌に冒された島津との最後の壮絶な時間と、透をおいて一人で自死する島津の覚悟。島津を失った後の透の圧倒的な孤独。この喪失を抱えて透がどのような時を生きていくのか、強いて言うならその後は知らない方がよかったな、と。
くたくた
2022/05/05 20:06

シリーズもののラス1ではあるんですが、知らなくても別段大丈夫、だと。ただ、前の話を知っていると、感慨深いものがありますがねえ。私はここから遡ってみようかな、と。

★Masako★
2022/05/05 21:45

調べたら「東京サーガ」シリーズのラスト本なんですね! やっぱり1作目から読んでみようと思います♪

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/11/05(2795日経過)
記録初日
2015/11/06(3160日経過)
読んだ本
1163冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
351604ページ(1日平均111ページ)
感想・レビュー
875件(投稿率75.2%)
本棚
41棚
性別
血液型
O型
現住所
東京都
外部サイト
URL/ブログ
https://koko-yori-mybooks.blogspot.com
自己紹介

翻訳SFとアクション、エスピオナージ、戦争、歴史&ミステリーを好んで読んでます。苦手は恋愛もの、日本人作家のもの、短編。
なので、時代小説以外は日本人作家さんはあまり読みません。

日本人作家さん作品は、ストレートに言葉が自分の中に入り込んでくるのに言語感覚にどこか自分とは違う感じがすることが多くて、やや苦手です。翻訳本にある彼我の距離感が丁度良いです。自分の周りにあるもろもろの事柄は、小説より奇なり!というものが多いので、日本もので胃にこたえそうな現実感ありありなヘヴィーな本は敬遠してます。
紙の本が好きです。基本的には新本を求めることにしていますが、翻訳小説は簡単に絶版になってしまうので、Amazonマケプレと近所の古本屋さんの利用率は高めです。図書館も嫌いじゃないですが、一度読んだ本はずっと手元に置いておきたい派です。
読書メーターを始めて、読書に幅が出てきました。
読書傾向の似た方と繋がりたいと思い、過去に読んだ本も登録してます。積読本が事実上1000冊を超えた今日この頃、いつか読み終わる日を迎えられるのだろうか。。。。
月に10冊、年に100冊くらい読めればいいな、と思っています。それでも積読消化に10年以上はかかる。速読の皆様がうらやましい今日この頃。
今後ともよろしくお願いいたします。

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