読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

ぶなぶな
読んだ本
5
読んだページ
1932ページ
感想・レビュー
5
ナイス
183ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぶなぶな
小佐内さんを庇って車に轢かれてしまった小鳩くんは、病院のベッドで事件の状況が似通う3年前の記憶をゆっくりと回想する。感慨深い思いで読み終えた最終巻だった。その事件は解決しようとして失敗した苦い経験であり、同時に小佐内さんとの出会いでもある記憶。中学の小鳩くんはところどころ"狐"がより前面に出ているのが感じられる。だからこそ最後に拒絶された時の、まさに狐につままれたような反応が際立っていた。さらに、確かに描写の仕方が気にはなったが、当時の事件が今現在に繋がってくるのは驚き。限られたやり取りの中で小佐内さん↓
ぶなぶな
2024/10/12 19:11

と共に解決に導いたのはさすがだった。小鳩くんにはあの時も今も本当によくやったよと言いたい。そして最後、別れ際の小佐内さんの言葉にはどきどきしてしまう。今が一番忘れられないという小佐内さん、それ口実を並べているようにしか聞こえなかったよ…。実際、きっと二人はその通りになるのだろう。小佐内さんが「報い」を受けさせ損なうわけがないし、健吾の言葉を借りれば、頭を使うことで小鳩くんがしくじるとは思わないから。本編はお疲れ様でしたという所だけど、また二人がお菓子を食べて謎解きするなんてことない話が読めたらいいなあ。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

ぶなぶな

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1233ページ ナイス数:137ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/719808/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

ぶなぶな
公会議を開催する教会に対抗するため、情報と仲間を求めて大学都市アケントを訪れる。今回も非常に面白かった。苦学生と放蕩貴族が対立し、探究心と野心の入り混じる特異な街。そしてそこで出会った狼の少女ルティア。街の抱える問題の数々を一気に解決してしまう自陣の面子って凄いなと思えば、更にもう一展開あり読み応え抜群だった。居場所が欲しいと切望する気持ちを、これでもかと感じさせるものになっていた。その想いに共鳴して二人の関係もより強く結び付けられる。コルがミューリへの想いを少しずつ表に出してきているのが微笑ましいなあ。
が「ナイス!」と言っています。
ぶなぶな
これで最後かと思うとずっと心が忙しなくて、ゆっくり少しずつ大切に読んでいった。彼女が透子からもらったもの。咲太が思春期症候群からもらったもの。全て確かな現実で、現在の自分に至る大切な日々で、そしていつか思い出になるもの。大切だからこそ、がんばったからこそなかった事にせず、夢にせず、未来に持っていかなければならないもの。立ち止まろうとする心を咲太はいつだって後押ししてきた。その皆は自分の道を自ら決めてそれぞれ歩いている。踏み出せている理由の一部には咲太の優しさがある。思春期症候群を引き離せないのは寄り添おう
ぶなぶな
2024/10/13 19:44

とする思いの表れで、麻衣さんの静かであたたかな瞳はそんな純真な優しさを見つめていたのかも、なんて思う。そしてその咲太も大人になっていく。スマホを持たない思春期を終わりにして、また日常を積み重ねていく。誰にも理解されない苦しみを知っている咲太はこれからもたくさんの人に寄り添える。そういう未来がこの先に続いている。その何もかもが感慨深くて、切なくて寂しくて、温かくて愛おしくて、この物語がくれる色々な想いを噛み締めている。心から大好きな作品だ。また彼らの日常を覗けたらとも思いつつ、本当にありがとうございました。

が「ナイス!」と言っています。
ぶなぶな
小佐内さんを庇って車に轢かれてしまった小鳩くんは、病院のベッドで事件の状況が似通う3年前の記憶をゆっくりと回想する。感慨深い思いで読み終えた最終巻だった。その事件は解決しようとして失敗した苦い経験であり、同時に小佐内さんとの出会いでもある記憶。中学の小鳩くんはところどころ"狐"がより前面に出ているのが感じられる。だからこそ最後に拒絶された時の、まさに狐につままれたような反応が際立っていた。さらに、確かに描写の仕方が気にはなったが、当時の事件が今現在に繋がってくるのは驚き。限られたやり取りの中で小佐内さん↓
ぶなぶな
2024/10/12 19:11

と共に解決に導いたのはさすがだった。小鳩くんにはあの時も今も本当によくやったよと言いたい。そして最後、別れ際の小佐内さんの言葉にはどきどきしてしまう。今が一番忘れられないという小佐内さん、それ口実を並べているようにしか聞こえなかったよ…。実際、きっと二人はその通りになるのだろう。小佐内さんが「報い」を受けさせ損なうわけがないし、健吾の言葉を借りれば、頭を使うことで小鳩くんがしくじるとは思わないから。本編はお疲れ様でしたという所だけど、また二人がお菓子を食べて謎解きするなんてことない話が読めたらいいなあ。

が「ナイス!」と言っています。
ぶなぶな
『春期〜』以降の1年生の時の話。お菓子を食べたい小佐内さんと、何かと付き合わされる小鳩くん。二人ともちょこちょこコミカルなやり取りしてるのが何か面白かった。やっぱり仲良いだろ。起きている出来事はシンプルながら、それを推理によって積み上げていく面白い話ばかりだった。こう見ると小佐内さんは確かに不幸続きだったので、それだけに山盛りのご褒美で締めくくられるのは良かったな。震えるほど幸せそうな小佐内さんの様子には微笑ましい限り。
が「ナイス!」と言っています。
ぶなぶな
連続放火事件が終結する下巻。いやー、さすが小佐内さんという他ない。瓜野の詰めの甘さや掌の上で転がされている様が滑稽に見える一方、ここまでやられると可哀想でもあるな。その後の様子が語られていないのも察するに余りある。小佐内さんがこうするに至ったきっかけは…やはり小佐内さんを怒らせてはいけない。的確に真相を理解し現場に居合わせる小鳩くんと、待ち構える小佐内さん。炎を背に邂逅してしまう、やはり巡り会ってしまう二人。結び直した関係は、元に戻ったように見えても、小市民を目指す以前のそれとは少し違っているのだろうな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/11/10(2935日経過)
記録初日
2016/12/07(2908日経過)
読んだ本
1296冊(1日平均0.45冊)
読んだページ
385371ページ(1日平均132ページ)
感想・レビュー
1296件(投稿率100.0%)
本棚
15棚
性別
職業
技術系
自己紹介

主にライトノベルを読んでいます。ライト文芸や一般文芸も読みます。キャラクターを好きになれたり、温かい気持ちになれる物語が好きです。よく読むジャンルは恋愛、青春、ラブコメなど。最近はミステリにも興味があります。

感想はできる限りつけるようにしています。自分の感じたものをきちんと表現できるよう心がけていますが、感情移入が激しいので変なことを書いているかもしれません。

好きな作家:鴨志田一、有川浩、米澤穂信、渡航、紅玉いづき、さがら総、支倉凍砂、杉井光、暁佳奈 等

好きな作品
・シリーズ
イリヤの空、UFOの夏
狼と香辛料
神様のメモ帳
ココロコネクト
古典部シリーズ
冴えない彼女の育てかた
さくら荘のペットな彼女
春夏秋冬代行者
青春ブタ野郎シリーズ
千歳くんはラムネ瓶のなか
月とライカと吸血姫
とある飛空士シリーズ
半分の月がのぼる空
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
"文学少女"シリーズ
変態王子と笑わない猫。
宝石吐きのおんなのこ
継母の連れ子が元カノだった
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

・一巻完結
雨の日のアイリス
王とサーカス
かがみの孤城
砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない
自衛隊三部作(塩の街、空の中、海の底)
好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く
とある飛空士への追憶
阪急電車
読者と主人公と二人のこれから
また、同じ夢を見ていた
ミミズクと夜の王
むすぶと本。『さいごの本やさん』の長い長い終わり
流浪の月
わたしはあなたの涙になりたい

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう