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2024年9月の読書メーターまとめ

かなで
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5467ページ
感想・レビュー
18
ナイス
427ナイス

2024年9月に読んだ本
18

2024年9月のお気に入り登録
1

  • ワニ🐊

2024年9月のお気に入られ登録
2

  • ケイオウ
  • ワニ🐊

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

かなで
ネタバレジャック・ジャクソンの『エスキース』という1枚の絵が見てきた物語。メルボルンで出会った『ブー』と『レイ』。一目惚れした絵を飾る額縁を作る職人のお話。漫画大賞を取ったアシスタントと、先を越されたと感じる漫画家のお話。『蒼』と『茜』のその後のお話。そして、ジャックの元へ戻ってきたエスキースのお話。→額縁と絵が合っていることを『完璧な結婚』と呼ぶことを初めて知った。ブーとレイ=蒼と茜の話だったのが見事な伏線回収。個人的には額縁職人の話とエピローグが好き。生き延びなさい、というオーナーの言葉も良かった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
18

かなで
ネタバレ生まれたときから背中にある痣(と、おそらく元夫に似て美形だったこともあり)により、実母と実姉から虐げられてきたリディア。血を流すほどの暴力と、栄養失調、屋根裏部屋での生活から満足な睡眠も取れず、痩せぎすな彼女のシンデレラストーリー。→ユルドの出現が唐突過ぎたからか、そこから一気に冷めてしまい、ザマァがあってもスッキリせず。聖獣も百貨店経営するんだ…という設定も自分には合わなかったのかも。ビルギットさんの放蕩息子とか回収されなかった謎もあり。あた、不倫した夫ではなく娘(女)を敵視するのは何故なんだろう…?
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かなで
ネタバレ『動民』と呼ばれる、帰属する国が無くなった主に南半球の人々が一億人を超え、ほぼすべてが北半球へ移動してくる世界。外見を全くの他人に変えられる技術と特殊能力と、元動民が大多数を占める外務省複製課の一人が失踪した。生死含め捜査を命じられたノスリは、同僚─クイナを探すうちに全世界的なテロが起きようとしていることに気づく。しかし、日本国民のためになることしかできない複製課の面々。そして、クイナが最後に残した『ノマディア』とは。→動民が悪とされる世界で、帰属する国がない少女に手を差し伸べられるのか。良心、という(続
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かなで
ネタバレマキアがマキリエの記憶を取り戻す─『帰還』を果たしたところで前巻が終わっていたが、マキアは真っ直ぐカノンのもとへ向かった。トールに見向きもせず。カノンへの謝罪を繰り返し、泣き崩れるマキアを見てますます帰還をしたくないトールだったが、帝国からの干渉は止むことなく、さらにマキアは青の道化師に呪われてしまい…。→転生し続ける、ということが幸福ではなく災厄のようにマキアとトールに降り掛かっている気がする。十の創世神1位の銀の王が帝国側にいると確信し、一葉として地球を去り、救世主かつ大魔導師として戻るけど記憶を消→
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かなで
ネタバレ太陽神ラーを信仰していた古代エジプト時代に、アクエンアトン王はアテン神のみを信仰し、ラーを始め、アヌビス神他多数の神の信仰を否定した。そのアクエンアトン王が亡くなり、葬送の儀式が行われようとしていた。そんな中、一人の神官書記セティが亡くなる。冥界へ向かったセティは己の心臓の一部が無いことを神に告げられ、現世に三日間だけ復活しその欠片を探しに行くこととなった→アクエンアトン王の背景を知らないと楽しめないかな…(里中満智子先生の本で履修済)。結構ファンタジーが入り混じったものだったが、すらすらと読了。
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かなで
ネタバレ官吏が一人殺されたとして同じ御史台の蓮舟が捕まった事件で、その犯人は異国の間諜ではないかというところで終わった前巻。珀陽の異母兄の雲嵐の友人が反皇后派であり、その犯行を見逃しているのではないかという疑いがあった、彼が今巻では襲撃されてしまう。→終始無自覚悪女(ただし春雪と蓮舟とその他モブに対してのみ)だった茉莉花。次巻ついに采青国の話になるみたいだけど、珀陽のの落とし所が読みたくて読んでいる感じ…。そろそろ作中でも茉莉花官吏伝ができそうなので終わりなのかなあ。珀陽と茉莉花の結果がハピエンでありますように。
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かなで
ネタバレジャック・ジャクソンの『エスキース』という1枚の絵が見てきた物語。メルボルンで出会った『ブー』と『レイ』。一目惚れした絵を飾る額縁を作る職人のお話。漫画大賞を取ったアシスタントと、先を越されたと感じる漫画家のお話。『蒼』と『茜』のその後のお話。そして、ジャックの元へ戻ってきたエスキースのお話。→額縁と絵が合っていることを『完璧な結婚』と呼ぶことを初めて知った。ブーとレイ=蒼と茜の話だったのが見事な伏線回収。個人的には額縁職人の話とエピローグが好き。生き延びなさい、というオーナーの言葉も良かった。
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かなで
ネタバレ魔法大陸から遥か彼方にある、人が暮らした形跡はあるのに、『誰一人人間がいない』大陸へたどり着いた夫婦。しかしオスカーの前にだけ、言葉が通じないけれど小さな少女が現れる。また、その大陸からも離れた『機械が発達した』大陸では、夫婦は運び屋として世界を巡る。残りの『世界外の呪具』を探すために。→アイテアの3番目の兄スヴィセトの管理も4番目の兄と思われる機械文明も残酷。一定数超えたら全ての種を絶やすことも、人間は守るべきもので番わせるだけ番わせる世界もどちらも中心部分にいた人たちには残酷な世界すぎて、言葉も(続)
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かなで
ネタバレ都で貴族の家に盗賊が入る事件が発生。詞子の父の家も盗賊に入られたことで、再び異母妹の艶子が騒ぐも、雅遠が慰めて終わりのはずがついに盗賊は左大臣の家にまで入り、雅遠が怪我を負ってしまう。乳兄弟の保名は白河の鬼姫のせいだと詞子を詰るが…。→艶子と父が本当にクズすぎていっそ心から憎める。雅遠も弟の策略なのか、頭が悪いと周囲に印象づけられていた模様で、二人の未来もなんとかなりそう…?保名が葛葉に惚れたことで白河にも行きやすくなるし、次の巻あたりで艶子に天罰が下りますように(私が心が狭いのは承知の上です笑)
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かなで
ネタバレ争いを好まず、創る能力に長け魔法を使える先住民カーランド人と、その島へやってきてカーランド人の気質を逆手に王家を作り上げたアアランド人の均衡が破られる話。→乾石先生の本にしては最後駆け足かなと思う。でも現代に通ずるものは確かにあって最後まで読了。言葉でわかり合うことは難しく果てしない。力で押さえつけるのは一瞬だけど禍根は永遠に残る。ロベランとタゼーレンというどちらも闇に囚われた二人の最後が大きく異なっているのがただ人を殺しすぎたことと、持ち得た権力の差だけだったのか。そこだけ、納得できなかった。
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かなで
ネタバレ青の王、白の王、赤の王のその後などが描かれた短編集。青の王ラジェイラは、ハルーンを愛しながら、伴侶も子も望まなかった。ハルーンだけを愛し、最後まで孤高の王として存在し続けた。白の王のおかげで、タスランとアイシャが結ばれたエピソードはとっても気になっていたので、読めて嬉しい。赤の王が、先代青の王の子に生誕の贈り物をするために人間と旅をするお話もあり、1冊でかなり満足。ラジェイラの生き方は最高に良かった。眷属のために子をなすのは違うなと思っていたので。心から満足。
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かなで
ネタバレ加筆修正前のものを読んだ…と思われるが記憶が曖昧なため、初めての気持ちで読んだところ、不遇の主人公たちの話。異母妹から「鬼姫」と呼ばれている中納言の大君、詞子と、嫡子でありながら異母弟にその座を追われそうな左大臣の息子の雅遠。都から離れた場所、白河の屋敷で二人は出会うが、父親が政敵同士で…というロミジュリ要素もある話。→主人公たちが何ひとつ悪くなく、周囲の噂とそれぞれの弟妹が悪役の分かりやすい話。こういうのは大体父親が悪いよなぁ、時代的に政略結婚と通い婚と妻の実家の太さがものを云うから仕方がないけど…。
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かなで
ネタバレ嵯峨天皇の遺誡を読んでみたくて図書館から借りた本。前に結城光流先生の「篁破幻草子」を読んでから、なんとなく知っている方なので。他、天皇二人と貴族二人。遺誡でこんなに細々と決めるものなのか…と思いつつ、現在の大河ドラマにみるように、突然一族の長が亡くなると息子でさえその教えを覚えておらず、一族を衰退させるかと思うと、細々と決めておくのが良いのかもとも思う。
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かなで
短編集のため再読。
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かなで
短編集のため再読。
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かなで
短編集のため、再読中。やっぱりすっごく面白かった
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かなで
ネタバレ表題「地雷グリコ」から始まり、「坊主衰弱」「自由律ジャンケン」「だるまさんがかぞえた」「フォールームポーカー」の短編集。総じてゲームそのものは凡人でも理解できるが、これはいかにゲームが始まる前に情報を得て、相手の思考を誘導するか、の心理戦→どれも自分とは異なる視点で解かれていくので、面白かった。最後の「謝らせたい理由」については途中で気づいてしまったけど…。個人的に、坊主衰弱とだるまさんがかぞえたでの真兎の『天才』の思考が一瞬ゾクッとさせる。ただその天才も、鉱田ちゃんには敵わない、そんな終わりも良いのかも
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かなで
ネタバレ猿臭いと菜々緒を虐げていた白蓮寺は陰陽五家から降格され、暁美は白蓮寺の里から追放され、菜々緒は傷を癒やすために病院へ通いつつ夜行と仲を深めていくという巻かと思いきや、またしても話が通じない、あやかしよりも醜悪な人間が二人登場。一人は夜行の実母でありながら、夜行を殺そうとするほど憎む朱鷺子、もう一人は元婚約者である公爵令嬢斎園寺しのぶ。前巻を上回るいらいらを溜め込みながらなんとか読了。しのぶは排除できたけれど、暁美はきっと何かやらかすし、母朱鷺子もいわずもがな。妖の方がよほど話ができそう…
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かなで
ネタバレ斎宮の宮と斎院の宮の違いが、当時では大きく異なるのが驚いた。確かに斎院なら都に近くて、皇女も選ばれても安心だよな…。伊勢神宮の斎宮が、喜ばしいことではないとしても、仏教が根付いていた平安では、「罪深きこと」と思われていたのも興味深い。神道がもととなった天皇家なのに、仏教を信仰するようになるのも、他国からすれば考えられないだろうな。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/11/23(2924日経過)
記録初日
2016/11/01(2946日経過)
読んだ本
1988冊(1日平均0.67冊)
読んだページ
563412ページ(1日平均191ページ)
感想・レビュー
1655件(投稿率83.2%)
本棚
6棚
性別
血液型
A型
自己紹介

◎アイコンはPicrewの「もっとももいろね式美少女メーカー」様からお借りしています。

◎本は実際に購入したり、図書館本だったりします。シリーズで追いかけてるものは購入していることが多いです。

◎好きな本
①はるおかりの先生の後宮シリーズ
②桃春花先生のマリエル・クララックシリーズ
③小田菜摘先生のなりゆき斎王、平安あや解きシリーズ
④小野不由美先生の十二国記シリーズ
⑤多崎礼先生の書籍全般
⑥古宮九時先生のUnnamed Memoryシリーズ
他にも、茉莉花官吏伝、竜騎士のお気に入りなど。

◎漫画の感想もぼちぼちありますが、本の感想より自我がでがち。お気をつけください。

◎『いいね』をしていただければ、必ず『いいね』をお返ししております(相互の方は内容を必ず確認しておりますが、相互以外は読む時間がある時のみ)。
→2024/2以降多忙のため、全てはお返しできないかもしれません。

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