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pekoriさんの感想・レビュー

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pekori
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ネタバレ★★★★☆ たかが三千円、されど三千円。浪費はいかがなものかと思うが、1円でも安いスーパーのためにハシゴしてる、なんてテレビで見るとイマイチしっくりこないですが、この本に書かれていることはかなり腹落ちする内容でした。「お金や節約は人が幸せになるためのもの。それが目的になったらいけない」ほんとその通りだと思います。お金をどう有効に使うか、それが一番大切ですね。琴子さんが和菓子屋さんで働いて、労働の対価としてお金を頂くことに喜びを感じるのはすごく理解できました。
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pekori
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ネタバレ★★★★★ 若くして胃がんを患った遼賀と家族を中心にした物語。登場人物がみんな優しく善人ばかりで、何度も泣かされました。遼駕の母親の気持ちや、遼賀のために自ら施設に入りたいと言う祖母、祖母のために死ぬ前に竹垣を完成させた祖父、そして主人公遼賀の常に人を思いやる気持ちが暖かすぎて胸が熱くなります。 「最期に人はたったひとつの気持ちを持って逝くのかもしれない」それが周囲への感謝や幸せだったと振り返れる人生であることが残された人たちへの慰めにもなると感じました。
0255文字
pekori
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ネタバレ★★★☆☆ 助産師さんの緊迫の現場が垣間見える物語。並行して同僚のプライベートの謎がちょっとしたサスペンス仕立てになっていて、藤岡作品には珍しい展開。舞台となった病院の助産師さんたちは素晴らしいのに経営陣が最悪。佐野医師の「一度母親になった人には何かが与えられるんだ」という言葉と、美歩が脳性マヒで生まれた姉に対する思いをぶつけてしまった後悔を「自分を許せないということは誰かを許せないことよりよほど苦しい」という言葉が心に残った。
0255文字
pekori
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★★★☆☆ 昔テレビで見たことがあるが、ユタとか催眠療法などスピリチュアルな要素を織り交ぜつつ、真実を探り当てていくような物語で、明るい話ではないけど興味深い物語でした。こういう話、キライじゃないです。
0255文字
pekori
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ネタバレ★★★☆☆ アメリカ人ラリーが育ての親である祖父に「油断ならない国」と教え込まれた日本に初めて来て、驚いたり感動したりしたことを恋人ジェニファーにしたためる手紙を通して表現するという、なかなか面白い構成でした。外国人から見るとこういうところに驚くのかな、とか読んでいて楽しいところもあるけど、登場する女性が残念なタイプでした。ほんとにこんな人いる?と思ったり、北海道の結末もあまりにもうまく出来過ぎているとは思いつつも、まあ楽しめました。
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pekori
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ネタバレ★★★★★ サッカー日本代表になることを目指して一生懸命練習してきた俊介が、6年生から超難関校の中学受験に挑むお話。子供のやる気と集中力、夢に向かう真っ直ぐな気持ちにただただ感動させられた。聴覚障害のある妹の美月が、兄のために本当は行きたくない学童保育に自ら行くと言ったり、中学受験に反対する夫や義母を説得して、全力で俊介の夢を応援する母の姿も良かった。加地先生の背景にも触れられていて本当の教育の在り方も考えさせられる。美乃里へ託した思いも、彼女ならいつかきっと何かを成し遂げてくれる予感がした。良作。
0255文字
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★★★☆☆ 浅田次郎らしい重厚感のある短編集。その時代を知らないとピンと来ないような話もあるが(妾の子をうきよごと呼ぶ、など)どれも哀愁や悲哀が漂う作品だった。
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★★★★★ 次々にいろいろな事が起こるが、どれも日常に起こりうるような出来事がうまく繋ぎ合わされていて、単なる恋愛小説ではなく、密着ドキュメンタリーのような小説だった。中卒、無職だけど、知識豊富な貫一を結婚相手として考えたときにどう思うか、高価なプレゼントをもらって嬉しい気持ちとは裏腹に、お金の使い方に疑問を感じてしまう都の価値観もよく分かるし、貫一のいいところと許せないところが行ったり来たりして、都の揺れ動く気持ちに感情移入してしまった。読み応えたっぷりで満足な一冊。
0255文字
pekori
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★★★★☆ 母とおもちさんを重ねて読んでしまった。私も母に「転ばないでね〜」とか何気なく言うと「一度も今まで転んだことがない」と言われるし、電話は毎日するけど、ちゃんとご飯食べてたら「偉いね」なんて言ってしまうが、もしかしたら母のプライドを傷付けているのかもしれない。病院で先生からの説明を聞いても、本人は蚊帳の外みたいな状況も全く同じだし、リアリティが半端ない小説で脱帽。誰もがいつかは歳を取るが、ユーモアがあってお洒落を忘れないおもちさんのように生きれたら素敵だと思う。
0255文字
pekori
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ネタバレ初読みの作家さん。「マチネの終わりに」のような大人の恋愛小説だが、登場人物はごく普通の地元で暮らす同級生で、より一層身近に感じる作品。居酒屋デートもお金がかかるから自宅飲みにしてみたり、中学の同級生だったから苗字で呼び合ってたり、本当にその辺にいる人を書いたような作品。それだけに余計、リアリティがあって胸に刺さる小説だった。若い頃に読んだら退屈と思ってしまいそうだけど、年代もほぼ同じなので読み終わってからも二人の心情を思うとしばらくしんみりしてしまった。良作。
0255文字

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読書データ

プロフィール

登録日
2010/08/26(5263日経過)
記録初日
2010/08/26(5263日経過)
読んだ本
682冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
242861ページ(1日平均46ページ)
感想・レビュー
578件(投稿率84.8%)
本棚
15棚
性別
年齢
51歳
血液型
O型
現住所
東京都
自己紹介

長編小説が好きです。救いのないようなダークな話とホラーは苦手。ホロっと泣けるような話が好きです。あまり怖すぎないミステリーも読みます。
時空を超えた話や、ソウルメイトなどにも興味があります。

思春期に読んでいた三浦綾子作品にかなり影響を受け、人として正しく生きたい答え探しを読書に求めてる部分もあるかもしれません。(でも無宗教です)
若い頃は、宮本輝、乃南アサ、浅田次郎、東野圭吾、重松清が大好きで長編作品はほとんど読みました。

最近のお気に入りは藤岡陽子と垣谷美雨、原田マハです。他にも西加奈子、桐野夏生、湊かなえ、辻村深月、奥田英朗、角田光代、吉田修一がお気に入りです。貫井徳郎、雫井脩介作品も出来る限り読みたい作家さんです。

似たような読書指向の方がいらっしゃいましたら、このサイトを通じて情報交換できたら嬉しいです。

読書メーターを始める前に読んでいた本はほとんど登録できていませんが、時間を見つけて少しずつ整理していきたいと思います。

【殿堂入りの本】
泥流地帯・続泥流地帯(三浦綾子)
壬生義士伝     (浅田次郎)
永遠の0      (百田 尚樹)
リセット      (北村薫)
錦繍        (宮本輝)
天国への階段    (白川道)
蔵         (宮尾 登美子)
手紙        (東野圭吾)
リプレイ      (ケン・グリムウッド)

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