昭和の初め、戦争を挟んだ時期の二人の女性、千代と初衣のシスターフッドの物語。冒頭は何らかの事情で離れ離れになっていた二人が再会するところから始まる。ところが、千代は目が見えなくなっている初衣に自分の正体は明かしていない。二人の過去とは？　というところから過去に遡る。二人の関係の他、当時の空気感が伝わってきて読み応えがありつつも読みやすい。初衣はかっこよすぎでしょう。男性陣が頼りなかったり、酷かったりするけど。あと千代の母親もなぁ…毒親まではいかないかもしれないけど。

一文が長いのと、登場人物にほぼ固有名詞がないせいか読みにくい。主人公も含めて皆が虚ろな印象だった。

昭和の初め、戦争を挟んだ時期の二人の女性、千代と初衣のシスターフッドの物語。冒頭は何らかの事情で離れ離れになっていた二人が再会するところから始まる。ところが、千代は目が見えなくなっている初衣に自分の正体は明かしていない。二人の過去とは？　というところから過去に遡る。二人の関係の他、当時の空気感が伝わってきて読み応えがありつつも読みやすい。初衣はかっこよすぎでしょう。男性陣が頼りなかったり、酷かったりするけど。あと千代の母親もなぁ…毒親まではいかないかもしれないけど。

国名シリーズ第11弾。扇だけを持った記憶喪失の青年が見つかるところから始まるミステリ。犯人も動機も火村が明かすまで全く読めず。火村の下宿での火村とアリスと婆ちゃんのやり取りにほっこり。