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2024年5月の読書メーターまとめ

ダーブラ
読んだ本
11
読んだページ
3284ページ
感想・レビュー
11
ナイス
263ナイス

2024年5月に読んだ本
11

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ダーブラ
ネタバレ関西が舞台(京都が舞台なのはホルモー関連以来とのことですが)の万城目ワールドは健在.むしろ,ホルモーという競技(?)を生み出した万城目さんが,実在のスポーツの競技を題材に万城目ワールドを生み出したことに,意外性がありました.直木賞の受賞作ということですが,氏の場合は奇想天外や非日常な設定がウリなわけですから,あえて実在の競技を取り上げたことが受賞理由じゃないですかね.もちろん功労賞的な意味合いもあろうかと思いますが.
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
11

ダーブラ
ネタバレ本作は芥川賞受賞作ながら,異色作あるいは問題作と言えるのではないでしょうか.私は恐らくいちばんオーソドックスな「むらさき~女」よりも主人公視点を担う「黄色いカーディガン」のほうがヤバいやつじゃないかという感想を抱きながら読み進めましたが,終盤では前者はやっぱりヤバい人,後者はステルス属性を持つ結局ヤバい人という感想に落ち着きました.作者の真意をちゃんと読み取れている自信がありません.もしかしたら,もっと深い意味を持つ小説なのではないかと思わせる何かがありました.
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ダーブラ
ネタバレパニック障害とPSMを抱え,心療内科のお世話になっている男女のお話ですが,互いに苦手なタイプだったはずの関係が,いつのまにやら恋愛に近いところまで発展し,しかし末永く爆発しろというところまではあえて書いていないところが余韻残しで味があるという感じなのでしょうね.私も心療内科のお世話になった経験のある人間ですが,この手の症状というのは理解されづらいもので,症状が起きないように回避する努力をサボりだとか能力不足とみなされてしまうもどかしさは理解しているつもりです.
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ダーブラ
ネタバレ話題作「ぎんなみ~」2編の予習のために,初めて触れた作家さんとなります.本作は年度のミステリランキングにも入った作品らしいですが,バリアフリーを1つのコンセプトとした地下近未来都市を襲った地震の後,1人取り残された障害者の救出を軸に話が進むサスペンスやパニック小説に分類される作品ではないでしょうか.確かに,救出作戦の対象となっている人が詐病ではないかと言う疑惑などにミステリの要素があるかもしれませんが,救出作戦に突撃する迷惑系・暴露系ユーチューバーの問題の方が主だと思いました.大変読みやすい作品でした
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ダーブラ
ネタバレ読んでいて,いやな人間関係に縛られた登場人物ばかりだなと思いましたが,冷静に考えてみると,こんな感じの人間関係と言うのは意外と日常生活にもありふれているのかなと感じました.さすがに食べ物を使った悪戯はしませんけど.なんとなくイヤミスにも通じる作風で,芥川賞はこのような作品も対象になるのかと意外に思いました.良作であることは間違いないと思います.
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ダーブラ
純文学は私には高尚すぎてわかりません.芥川賞受賞作であっても,例えば本屋大賞にもノミネートされるような作品ならば,私でも面白く感じることもあるんですけどね.あの芥川賞受賞作なんですから,審査員のえらい作家さんにはわかる何か光るものがあったのでしょう.私にはわかりませんでした.私の読書には面白味が必須のようです.チョイスした私が悪いです.
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ダーブラ
「元彼の遺言状」は一貫したテーマがあり面白かったのですが,シリーズが続くにつれて取っ散らかってきた印象があります.
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ダーブラ
ネタバレ関西が舞台(京都が舞台なのはホルモー関連以来とのことですが)の万城目ワールドは健在.むしろ,ホルモーという競技(?)を生み出した万城目さんが,実在のスポーツの競技を題材に万城目ワールドを生み出したことに,意外性がありました.直木賞の受賞作ということですが,氏の場合は奇想天外や非日常な設定がウリなわけですから,あえて実在の競技を取り上げたことが受賞理由じゃないですかね.もちろん功労賞的な意味合いもあろうかと思いますが.
が「ナイス!」と言っています。
ダーブラ
怒りの著作第2弾.デマをばら撒いている人を抽出すると,特定の党派性が浮かび上がるというのは由々しき問題で,与党の裏金自爆で,この党派がまた政権に就くことに現実味が出ている現状,看過できないと考えます.私個人は,経済無策とともに,弱者に寄り添うという仮面を被りながら,実際は弱者を足蹴にしている,情報災害で社会に混乱を招いているという点で,政権交代が起こってほしくないと考えています.水俣病や薬害エイズなど,ある一方では確実に被害者である存在が,別の視点では加害者になりうる点も注意しないといけない現象ですね.
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ダーブラ
本職弁護士の作家と言う立場を生かした作品第2号ですね.別の話のセリフですが,早い話が「金は命より重い」と.
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ダーブラ
ネタバレ本シリーズでは探偵役の「魔女」は必然の存在ですが,ワトソン役と言いますか事件に対して行動を共にする人物は作品ごとに変化するのですね.年を重ねた「魔女」に対し,同行者が年下の中学生となるケースはシリーズ初でしょう.AIvs人間の脳,プラチナデータに通じるDNA管理からのゲノムモンタージュ,警察の失態隠しなど,きわどいテーマがちりばめられた本作,ルーレットの出目やTシャツの軌道操作は魔女だからこそですが,自身の窮地に助けに来る人心を操作できる存在にまで成長したのでしょうね.あと甘粕謙人との対決はいつなのか.
が「ナイス!」と言っています。
ダーブラ
ネタバレ川崎だとか,池井戸潤さんの作品でも魔境と化している大田区だとか,私に土地勘のある舞台で展開される,このような大規模アングラ犯罪.本作のように創作の世界の中にとどまっていてほしいものです.そう願いたくなるほどリアルでグロデスクな描写の連続でした.「血の資本主義」とは言いますが,登場する国が多く若干テーマが取っ散らかっていましたかね.また,本作がそもそも鏡三部作なるシリーズの第3作だというのは驚きました.コシモはまともに育てばバスケットボール選手にも,ナイフ職人にも,何にでもなれる存在だったんでしょうね.
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/01/02(2727日経過)
記録初日
2016/07/24(2889日経過)
読んだ本
810冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
278374ページ(1日平均96ページ)
感想・レビュー
707件(投稿率87.3%)
本棚
0棚
職業
技術系
外部サイト
自己紹介

ドラえもんは神様です

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