読書メーター KADOKAWA Group

2025年1月の読書メーターまとめ

ダーブラ
読んだ本
8
読んだページ
3402ページ
感想・レビュー
8
ナイス
154ナイス

2025年1月に読んだ本
8

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ダーブラ
ネタバレ平成元年に上梓された加賀シリーズ第2弾とのことです.加賀シリーズは今でも続いているわけですが,第3弾まで少し時間が空いたようで,特に結末に向かって,加賀らしからぬ私情満載の選択がみられました.第1弾では大学生だった加賀も刑事になり,事件も叙述トリックや複雑な人間模様を含んだ構成となっておりました.現在の加賀シリーズを知っていると意外な内容に感じたのですが,東野圭吾さんはこのころ(というかデビュー時)から恐るべき作家だということはよくわかります.
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
8

ダーブラ
解説ではレーン4部作では影が薄い作品とされていましたが,非常にオーソドックスなスタイルの推理小説だったと思います.知名度的には「~の悲劇」の体裁ではない最後の事件がいちばん影が薄い気がしますが.最後の事件は未読ですが,レーンシリーズは1作ごとに作風や手法がガラッとかわるのが特徴なのでしょうか.本作では特に,結末で容疑者を一か所に集めて,犯人ではない者を1人ずつ明かす手法は,私が先にそっちに触れたためですが「金田一少年の事件簿」でよく見た手法だと思っています.おそらく本作が元祖なんでしょう.
が「ナイス!」と言っています。
ダーブラ
ネタバレさすが松本清張.突っ込みどころのない完全無欠の小説ではないことは,文庫の解説でも書かれている通りですが,それでも面白い小説でした.戦後十数年のころの時代背景があってこその作品ではありますが,身近で事件が起きる一般人が自ら推理すること,東京と金沢での二重生活が両方の地で成立していたこと,佐知子・久子それぞれと憲一の関係など,今でも色あせない要素がちりばめられた名作ではないかと思いました.
が「ナイス!」と言っています。
ダーブラ
安心の池井戸ブランド,やっぱり面白い作品でした.筆者お得意の銀行は登場人物(?)として出てきますが,主題はゼネコンの「談合」ということで,池井戸作品に限れば新鮮味があったでしょう.かえって,恋愛要素が話の本筋を邪魔していた感があり,そういうものを排除してガチガチの硬派な作品に仕上げたほうが良かったのではないかと思いました.最後の点については読者によって意見は二分しそうですが.
が「ナイス!」と言っています。
ダーブラ
ネタバレ東野圭吾さんは今でこそ,大変個性の強い探偵役やトリックスターを中心に据えた小説が得意なのだと思いますが,30年前に書かれた本作はとにかく難解でした.ようはSCENEという区切りが目印に記憶の改変を描いた作品だと思いますが,ミステリーというよりはラブストーリーの皮をかぶったSF小説かなと思いました.
が「ナイス!」と言っています。
ダーブラ
とても面白いプロットでした.その一方で,いくら地元の名物と混同したからって,大事な一社提供スポンサーの名前を間違えるか? とか,特殊な条件でのみ成立しそうな「旅屋」の活動が,軌道に乗るまでのプロセス,具体的には20件の依頼をこなす過程が端折られ点は違和感がありました.まあ10年以上前の作品ですし,いまの原田さんならば,魅力はそのままに,違和感なく作品を仕上げられるかと.
が「ナイス!」と言っています。
ダーブラ
ネタバレ平成元年に上梓された加賀シリーズ第2弾とのことです.加賀シリーズは今でも続いているわけですが,第3弾まで少し時間が空いたようで,特に結末に向かって,加賀らしからぬ私情満載の選択がみられました.第1弾では大学生だった加賀も刑事になり,事件も叙述トリックや複雑な人間模様を含んだ構成となっておりました.現在の加賀シリーズを知っていると意外な内容に感じたのですが,東野圭吾さんはこのころ(というかデビュー時)から恐るべき作家だということはよくわかります.
が「ナイス!」と言っています。
ダーブラ
主人公には全くと言っていいほど感情移入できませんでしたが,最終的にアイドルとして成功を掴んだわけですから,話の中ではよい選択をしたのでしょう.一方,筆者も元アイドルですし,没個性的になりがちな多人数グループを卒業した後も活躍している人物ですので,只者ではないと思いますが,作者もこのように成功を掴んだわけではない,あくまでフィクションであることを願うばかりです.
が「ナイス!」と言っています。
ダーブラ
ブームに影響されて文庫版を買いましたが,大衆文学をストライクゾーンとする私には,理解する力量が足りませんでした.現実と幻想を入り混ぜた作風もさることながら,登場人物名の取っつきづらさが,同じ名前を世代を超えて受け継ぐケースの連発により特筆され,人物相関図があっても人物把握の困難さはロシア文学を上回ったと思います.少なくともNHKが主張するような「タイパ」のために,本作のブームが起きたわけではないことだけはよくわかりました.
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/01/02(2978日経過)
記録初日
2016/07/24(3140日経過)
読んだ本
888冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
305328ページ(1日平均97ページ)
感想・レビュー
785件(投稿率88.4%)
本棚
0棚
職業
技術系
外部サイト
自己紹介

ドラえもんは神様です

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう