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2024年4月の読書メーターまとめ

いっこ
読んだ本
15
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5310ページ
感想・レビュー
15
ナイス
107ナイス

2024年4月に読んだ本
15

2024年4月のお気に入り登録
1

  • ファットキャット vaicorinthians

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

いっこ
か弱く誰かに保護されることが必要な切り絵作家のアグネスと、父親の病気を催眠術で直そうとすると共に妹パールを霊媒師としてお金を稼ごうとするマートル、いずれにも共感を抱くことなく読み終えた。事故や降霊会で「水」が絡んでくるせいもあって、ずっとじめじめとした感じがつきまとい重苦しかった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
15

いっこ
か弱く誰かに保護されることが必要な切り絵作家のアグネスと、父親の病気を催眠術で直そうとすると共に妹パールを霊媒師としてお金を稼ごうとするマートル、いずれにも共感を抱くことなく読み終えた。事故や降霊会で「水」が絡んでくるせいもあって、ずっとじめじめとした感じがつきまとい重苦しかった。
が「ナイス!」と言っています。
いっこ
『少女イス』も分厚かったが、こちらもずっしり重くて手首が痛くなった。中身も重い。いとこのアランの描き方が、通り一遍ではなく、どきどきしてしまう。それにも増して、「黒いトワイト、白いトワイト」と歌われるくらいのトワイト一族の人々の描き方も凄い。未刊の巻があるようだが、英書を読むしかないのだろうか。
timeturner
2024/04/28 11:09

まだ『ささやき山の秘密』『ぬすまれた湖』『かっこうの木』がありますよー。実は私も『ささやき山の秘密』は、ダイドーが出てこないサイドストーリーだというので未読です。『Dangerous Games』は『ナンタケットの夜鳥』と『かっこうの木』の間の位置づけですごく面白いのでお勧め。『Midwinter Nightingale』は作者の衰えを感じさせて悲しくなったので最後の『The Witch of Clatteringshaws』は読んでいません。

いっこ
2024/04/28 12:08

それは嬉しい。今、たまっているのが片付いたら予約しますね。

が「ナイス!」と言っています。
いっこ
『ダイドーと父ちゃん』に登場する小さな女の子イスが主人公の物語。ダイドー、ペニーはイスの異母姉にあたる。今やハノーバー国はイギリスの友好国になり、代わりにハンバーランド王国の黄金王というのが新たな脅威となっている。ダイドーに勝るとも劣らないイスの活躍で、きっと何とかなると思いながら読んだが、児童虐待や津波の場面が辛すぎて児童書とは思えないくらいだった。そんな中、ペニーが作ったお話の中に「ルビーが詰まった脚」があったのが心を和ませた。ペニーも、なかなか素敵だ。
が「ナイス!」と言っています。
いっこ
「ミセス・ハリス」シリーズ第3巻。前の2巻を読んでいないため、ミセス・ハリスの魅力が今一つわからなかったが、最後の選択は賢明だった。ウィルモット卿の企みは、日本におけるタレント議員擁立の裏話みたいで、ベイズウオーターさん、ミセス・ハリスを大切に思うなら早く教えてあげればよかったのに。隅々まで階級意識が溢れていて、滑稽に感じるところもあるくらいだった。
いっこ
2024/04/25 15:17

映画化されている巻ね。最初から読んでみることにします。

timeturner
2024/04/25 15:33

パリ編はね、10年くらい前に当時70代半ばだった英文学の先生にお勧めしたの。ばりばりのフェミニストだったから「なーに、これ、くだらない」って言われるかなあとびくびくしていたら「とてもよかったわあ!」と喜んでくださってうれしかった思い出があります。

が「ナイス!」と言っています。
いっこ
かなりの年齢になっているはずのヴィク。日ごろの鍛錬で相変わらずタフなのは安心できるが、それでも一抹の不安を抱えながら読み続けた。最新技術や強力な人脈が、体力をカバーしているようだ。コーニーの凶暴さの理由が判明するのだが、この都市はこういう風潮をいつまで引きずるのだろうか。一つ気になったのは、「ニッサンのレクサス」という表現。わざと間違えたのか?ヴィクの愛車はマスタング。日本車なんてどれも一緒と思っているのかしら。
が「ナイス!」と言っています。
いっこ
V・I・ウオーショースキーシリーズ最新作。シカゴもパンデミックに見舞われ、人々は不安と先の見えないことに対するいら立ちを抱いていた。BLM運動に見られるようなこの国の問題が思い起こされた。それにしても、コーニー警部補の暴力にヴィクが我慢しているのは私立探偵だから?
が「ナイス!」と言っています。
いっこ
「食べもの」「お馬さん」「禁句」「きれいなもの」等々を読むと、普通の暮らしが戦争によってどれだけ変わってしまったのか、失ったものと引き換えに得たものは何かが、じわじわと伝わってくる。「悦び」という言葉の意味、「怒りから生まれた悦び」というマーシャの想いは、どの国にも同じ想いを抱く人がいると思うと、複雑な気持ちになる。
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いっこ
『照子と瑠衣』の登場人物たちを思わせるような設定が多いが、あちらが「陽」の部分を描いているとすれば、こちらは「陰」か。決して心温まる物語ではなく、勇気づけられもしない。「さあ、自分で考えてみて」と言われているような短編集。「墓」「フリップ猫」が衝撃的だった。
が「ナイス!」と言っています。
いっこ
「冒険シリーズ」として純粋に楽しめた巻。あの酷い家族から離れていたからか。いつもは弱音をはかないダイドーが、自分のことを心配してくれる家族なんていないと涙ぐむ場面が切ない。幻想的なピンクのクジラが、そんな哀しみを吹き飛ばしてくれた。
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いっこ
この巻で、ダイドー登場。ダイドーがどんな家庭で育ったのかがわかる。父親であるトワイト氏、この巻では「家族の政治的野心にうんざり」するが、その政治的野心が間違っているからではなく、音楽家としての自分が何より大切だからなのだ。ダイドーが真っすぐに育ったのは、誰の血筋?
が「ナイス!」と言っています。
いっこ
交互に語られるステラとジョイの回想から、何が起きたのか少しずつわかってくる。切れ味の悪い包丁を使っているような不快な感じ(デビッド・ボウイのせいかも)は、この小説の特色の一つかもしれない。ステラが立ち直るまで、自分を責めたり、どこかの時点で止めることができたかもしれないと悩むのが痛々しかった。しかし、年を経て父親の所業を知った娘の思いは、年齢的にも現実的にもかのダイドーのようにはいかない。三つ編み、インドと、コロンバニの小説との共通点があったが、この作家もコロンバニにインスパイアされたのだろうか。
いっこ
2024/04/12 16:33

読み返したら意味が通じないところがあり、補足しました。

が「ナイス!」と言っています。
いっこ
ネタバレコロンバニ3作目。最初に読んだ『三つ編み』に繋がっている。心の痛みを抱えてインドにやってきたレナは、この地の貧しい少女ラリータに出会い、学校を作ることを決意する。 それは施しではなく、少女たちと共に作り上げる教室だった。女性に護身術を教えるグループのリーダー、プリ―ティとレナが握手をする場面、いつまでも私の心に残るだろう。インド憲法でカーストによる差別は禁止されたというが、実際は根深い差別が続いているという。ラリータやプリ―ティのような女性たちが力を持ち、因習を打破していくことを願う。
が「ナイス!」と言っています。
いっこ
テレビドラマ「おしどり探偵 トミーとタペンス」が放映されていたけれど、他のシリーズに比べると軽すぎる気がして観ていなかった。文庫本でこちらを見つけ読んでみたが、気の利いたせりふや二人の夫婦関係の描き方が絶妙で、こんな風に軽いクリスティーもいいなと思う。二人は、当時の探偵小説に出てくる探偵の真似をするのだが、知っている探偵がホームズ、フレンチ警部、ブラウン神父、ポワロくらいしかいなくて、面白さが半分くらいしかわからないのが悔しい。
が「ナイス!」と言っています。
いっこ
「ダイドーの冒険」シリーズ第1巻。ダイドーは出てこないけれど、サイモンに出会えた。架空の時代のイギリスが舞台というが、虐げられた子どもたちの描写が、ディケンズの描いた時代のように思える。子どもたちの勇気と知恵が素晴らしく、まだ読んでいない巻への期待が募る。
が「ナイス!」と言っています。
いっこ
エイキンの短編集3冊を読み終え、今度は「ダイドーの冒険」シリーズに向かう。タイトルにダイドーとあるので飛びついてしまったが、『ウィロビー・チェースのオオカミ』が第1巻だった。『ダイドーと父ちゃん』は第6巻だったけれど、十二分に楽しめた。ダイドーの家庭環境が、とても児童書とは思えない設定なのだが、とんでもない父ちゃんを持ったダイドーの純粋さとたくましさに感服した。読んでいると自分の心の中にある、おとなと子どもの境界線のようなものが薄れていった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/01/19(2662日経過)
記録初日
2017/01/05(2676日経過)
読んだ本
979冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
311799ページ(1日平均116ページ)
感想・レビュー
976件(投稿率99.7%)
本棚
8棚
性別
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