2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:3680ページ ナイス数:310ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/73909/summary/monthly/2024/10 先月はなかなか頑張りました
世の憂さ辛さから離れたいと零した直後にその詳述を引き受けるのは説得力を持たせる目的であるよりその人の性が表れたところと思いたい。難儀な若者がそのまま生き続けていたらどんな方向性に発展したのだろうかなど。
ドン・キホーテの読み解きに重ねれば茶番にまんまとつきあわされただけかもしれないし、物事が形を取り始めるとそこにどこまでも付き従ってしまう性を利用されているだけかもしれない。でもなんのために。バベル以前の言語は夢見ることは可能だが、誰とも共有されない孤独を突き詰めることになる。跡を絶った狂老人の赤いノートに連なるように、別な赤いノートに誰でもなくなった男によって書き綴られた言葉はある種の詩に変わっていくようだが、それは誰かが切望した純粋さを手に入れたのだろうか。
全体的に解決策も知ること、意識すること、態度を改めることなど内的なプロセスに収まってしまうので、それも個人化された教育の延長線上で起きることでは…。この辺りは別にそうすべきとしか言いようがないというものだろうけど。「依存先を増やす」ことは「個人化された共同性」で、「いともたやすくネオリベラリズムに利用される」とするが、簒奪できない用語はないと考えておく方がよくて「能力は個に還元できない」も同じだと思った。基底の存在承認に、自分を認めうるだけの所得配分の状況が入るのは面白いけど、この辺りもっと深堀してほしい
体力がないので、何がしたいのか分からない。
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大学を出て、ようやく気になるテーマができはじめた。あと5年早くやるべきだった。
読みたい分野:
当事者研究/障害学・ケア・精神医療/美術史・美学/哲学/文学
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ドン・キホーテの読み解きに重ねれば茶番にまんまとつきあわされただけかもしれないし、物事が形を取り始めるとそこにどこまでも付き従ってしまう性を利用されているだけかもしれない。でもなんのために。バベル以前の言語は夢見ることは可能だが、誰とも共有されない孤独を突き詰めることになる。跡を絶った狂老人の赤いノートに連なるように、別な赤いノートに誰でもなくなった男によって書き綴られた言葉はある種の詩に変わっていくようだが、それは誰かが切望した純粋さを手に入れたのだろうか。