読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

ででんでん
読んだ本
9
読んだページ
2544ページ
感想・レビュー
9
ナイス
859ナイス

2024年10月に読んだ本
9

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ででんでん
厳しい真実に向き合わねばならない物語だった。それでも薬丸さんの作品の中では、とてもぬくもりがあり、光の方を向いているものだったと感じた。思いもよらぬ真実を知った衝撃と、その真実から守られていたという驚きと。私たちは、自分のあずかり知らないところで幾重にも守られていたり、助けられていたりするものなのかもしれない。タイトルもとても良い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

ででんでん

【読書メーターの本のプレゼントに応募しました】浅倉秋成『まず良識をみじん切りにします』著者サイン本を10名様にプレゼント!応募受付は11月1日(金)の正午まで。応募はこちらから→ https://bookmeter.com/giftbooks/578?track=share

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
9

ででんでん
1年が早いなあ。私の中ではもはや風物詩というポジションと言えるウエストゲートパークである。20年ってすごいね。最初の頃はマコトたちも少しずつ歳を重ねてたのだろうか。もしかしたら1作目から微動だにせず時空を超えていたのだったか…もう記憶もあやふやだ。鮮烈な印象の今までにない物語と思ったことは覚えている。今もタカシはもちろん、ゼロワンも元気なのがとても嬉しい。物語の内容は、そんな嬉しさとは対極にあるものばかり。特に表題作「男女最終戦争」では、他者をを批判しあい攻撃しあう満たされない姿に哀しさと虚しさがつのる。
ででんでん
2024/10/31 23:09

そんななか、時空を超えたマコトやお母さんの変わらぬ姿にホッとさせてもらえるんだな。

が「ナイス!」と言っています。
ででんでん
いやこれはおもしろかった!!気持ちよかった。どうなるかと思われた子どもたちもたくましく成長しつつあり、周囲もどんどん変化していく。若い女性たち、しなやかに強かに生きていってね。かなり大先輩の自分も励まされたような気がする。
が「ナイス!」と言っています。
ででんでん
全く自分とは接点のない場所の、東京モノレールという会社に勤務する4人の物語。しかし小野寺さんのいつもの文体、モノローグで紡がれる物語は、限定された舞台に読者(私)を没入させる力を持っている。なんでだろう。同じような感じだなと思いながら読んでいるのに、気がつくと、とても楽しんでいる自分がいる。運転、整備、駅業務、総務…それぞれの業務内容も興味深い。最終章で4人が新しい体験をするところまで、とても清々しく爽やかだ。どうやって一本レールで走れているのか??視界の広やかな東京モノレールに乗ってみたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
ででんでん
ネタバレ10年前の誘拐事件と廃村の白骨死体がつながった。そこから動き出す捜査。それぞれのチームがこつこつと聞き込み調べた事柄が繋がり、障害物を乗り越え、非道な犯罪が明らかになる。捜査の力になるたくさんの人。捜査の過程であぶり出される人間模様。細い糸をあきらめず辿っていった刑事たちに感嘆した。被害者は帰ってこられないし、被害家族の哀しみは軽減されはしないけれど。刑事のひと言で、苦く悔やみきれない事柄が起こるという重さも。
が「ナイス!」と言っています。
ででんでん
ネタバレ全く予備知識ナシで読了。最初はあまりおもしろくないか…と思った。が、次第に引き込まれた。作家の主人公が自伝的小説を書こうと思って、昔のアルバムを発掘し、過去に思いを馳せて、自分が母親失格だったと思うあたり、同世代なこともあり、自分自身と重ねてうるっと来てしまった。米国に渡ってマイケルと結婚しようと思ったことは…多分ないけど。いや、あった?下のおじさんは、私からしたら「無理〜」のひとことだが、終盤ほんのちょっとだけ情が移ったかも…いやあ、やっぱり完全に無理。主人公の娘たちがたいそう素敵だった。
が「ナイス!」と言っています。
ででんでん
厳しい真実に向き合わねばならない物語だった。それでも薬丸さんの作品の中では、とてもぬくもりがあり、光の方を向いているものだったと感じた。思いもよらぬ真実を知った衝撃と、その真実から守られていたという驚きと。私たちは、自分のあずかり知らないところで幾重にも守られていたり、助けられていたりするものなのかもしれない。タイトルもとても良い。
が「ナイス!」と言っています。
ででんでん
どれも確かに母。自分の中にも種があるものを、果てしなくものすごく拡大、増幅された姿かも。「セメタリー」の母は、息子から見たら驚愕だろうけれど、私から見たら「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」なんてとんでもなくて、そんな幻影を無理やり作り上げさせていた母以外の大人たちのほうが大変怖い。心から「母」を逃がしてあげたかった。でもきっと、程度の差はあれ、そんな「母」は大勢いたに違いない。子どもを懸命に育てたり、育てられなかったり。子どもからたくさんのものを受けとって、でももっと報われたかったり期待しすぎたり。
ででんでん
2024/10/14 22:07

家族って…家って…。大切だけど、脱ぎ捨てたくなるときもある。

が「ナイス!」と言っています。
ででんでん
ネタバレ篠田さんさすがだなと思える短編集。それぞれに全く違う独特な物語世界だが、やはりどれも篠田さん。ホラーかと思わせておいて実は…。愛と対極の行為かと思いきや実は…。3篇目の「多肉」は、実は…ではなくひたすら破滅へと突き進んでいたけれど。大好きだったのは「遺影」。不思議だけれど、とてもあたたかい気持ちで本を閉じた。短い物語だったが、人生や老いに思いを馳せさせる濃密な余韻が残る。。
が「ナイス!」と言っています。
ででんでん
ネタバレ今回の小林さん、読み始めは少しとっつきにくいかと思ったが、やっぱり小林さんだった。雑誌記者の柊志と姉の過去がモデルになっていると思われる小説の作者の正体を突き止めていく過程もとても興味深かった。リアリティという部分は、少し置いておくとして、真実が明らかになる終盤には心打たれた。姉の関わった人物たちしかり、柊志の同僚や上司しかり。犯罪加害者の家族と、犯罪被害者の家族…どちらの哀しみもしんどさも計り知れないほど重たい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/01/23(2861日経過)
記録初日
2015/06/09(3455日経過)
読んだ本
2255冊(1日平均0.65冊)
読んだページ
665504ページ(1日平均192ページ)
感想・レビュー
1607件(投稿率71.3%)
本棚
11棚
性別
自己紹介

好きな本が自由に読めて、感じたことを自由に言うことができるって、ものすごく幸せなことではないかと思っています。この場所でいろんな方と共感しあえたり、違う考えを知ることができるのも本当に嬉しい😊

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう