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2024年5月の読書メーターまとめ

ででんでん
読んだ本
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感想・レビュー
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ナイス
1210ナイス

2024年5月に読んだ本
13

2024年5月のお気に入られ登録
3

  • ミーママ
  • 市村憲永
  • tiku445

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ででんでん
働く場でのいろんなことが詰まっていて、読み始めた途端に物語世界に没入できた。茉子たちが織りなすエピソードたちを少し薄めたり色を変えたりしたものの中で、自分も日々働いている。「だいじょうぶって訊く時は相手の返事をあんまり信用したらあかんし、だいじょうぶって答える時は、ほんまにだいじょうぶな時だけにせなあかん」。職場が横軸とするなら、家族の関係も横軸として外すことはできない。茉子のお母さんが、なかなかに私は好きで。「本を千冊読んだらただの『本を千冊読んだ人』になる。それだけのことだと、母は言う。」
ででんでん
2024/05/11 00:41

坂木さんの「和菓子のアン」シリーズ同様、作中の和菓子が大変おいしそうで嬉しい。カバーの色合いも好き。

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

ででんでん

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が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
13

ででんでん
家事は誰もが生きるための自分事である…ということが沁み渡ってくる本。さらに家事と愛情を一緒にしてはいけない。離婚前、体は家にいても、心は「いつも、ここにいないみたい」だった幸彦の、家事学校に入学してからの姿に好感が持てた。夫たちはよく「奥さんにいつも叱られる」と口にするけど、そのズルさ(笑)に改めて気づいた。「鈴菜さんは、本当にあなたを叱ったんですか?」と真っ向から問いただす花村校長が素敵だ。読み終えて幸せな気持ちになれた。
punyon
2024/05/31 15:27

あ~、これ読みたくて借りてきたのに読めずに返しちゃったぁ💦 また今度借りてきま~~~す😅

ででんでん
2024/05/31 20:36

図書館あるある!! 私もよくやってます💦 これはおもしろかったので、ぜひまた🙂

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ででんでん
ネタバレ自分の思う「怖さ」や、澤村さんの他の作品の怖さとも、また違っていた。先がどうなっていくのか…夢中で読み進めた。一体ここからどうなるのか…でも鮎実は、インタビュー受けてるから、生還してるはず…。どうやって助かったの?あと50ページくらいから一気に明らかになる真相は、私にとってはなかなかの荒唐無稽さで、気持ちは悪いけど、怖さはどこかへ吹っ飛んでしまった。後から澤村さんらしくじわじわ感じる怖さは、「そんなこと」になっていて、取材も自分から申し込んでいるのに、やはり心細げにへらへらと微笑んでいる鮎実に依るものだ。
が「ナイス!」と言っています。
ででんでん
絶対見破るぞ!?と心して読んでも結局騙されている。うすうす怪しいなあとは感じるのだが。「有情無情」が切なく哀しい。優しさを、命綱と受け取るのか、凶器と受けとめるのか…。まさに、それは令和のことなんだ。「彼の名は」の母の酷さ。「君は認知障害で」の父の思い。「彼女の煙が晴れるとき」の、これから。
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ででんでん
ネタバレ私はやっぱり澤村さんの作品すべてに、土俗的な怖いものと、現実の人と人との関係の怖さをつなぎ合わせた「ぼぎわん」の再来を、性懲りもなく過大に期待してしまう。だから、それぞれに切り口の違う、この短篇集について感想を書いてみようと思っても、漠然とした物足りなさがメインとなってしまう。期待度が高すぎて、我ながら狭量な嫌な感じの読者になってるかもなあ。どの物語もとてもおもしろいんだけどな。強く心に残ったのは、「火曜夕方の客」。酷すぎる死を迎えていても、恨むよりも守ることに懸命になる小さな魂に、涙が止まらず。
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ででんでん
花南子、根尾くん、五月さん…たちの関係性はあたたかく、微笑ましく、心地よく読める。花南子ちゃんみたいに、曾祖母ちゃんの所有するマンションの一室で中学生が半一人暮らしなんて、ちょっとやってみたかったな。でも、彼らが関わる事件たちは、なかなかにドロドロとした根深いものだったりもする。文章の雰囲気と、事件の中身が、ちょっと不釣り合いなようで、落ち着かない気持ちになる。最後は驚いたが、そこもほんの少し、自分としては違和感が残ってしまっている。
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ででんでん
ネタバレ最初は物語の中に入り込めず…それでも柴原が見つけ出した無名のバンドの音楽の描写あたりから、おもしろくなってきた。音楽に携わる人はすごいなと心から思うし、うらやましい。音楽を世に出すことに携わる人々の仕事小説としても読めるのだが、そちらについては、ほんっとに体がいくつあっても足りなさそうなハードワーク…と、しみじみ思った。展開は、ちょっと予想がつくものでもあったけれど、4人(5人)の気持ちに、柴原と同じく、私も心動かされた。彼らのリアルな音が聴けたらいいのに。
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ででんでん
「しき」が好きで、今までに3冊ほど町屋さんの作品を読んだ。「愛が嫌い」の底に流れるものが、この作品にもつながっていると感じた。ごつごつと折れ曲がり、咀嚼しにくい文章を、何とか噛み砕こうとするのは、嫌いなことではなかったが、大変時間がかかった。ちょっと嫌になりつつも、折れ曲がりの角々から顔を出す、瑞々しさの破片のような感触が癖になり、何とか最後まで読めたという感じ。結論として、私にはやっぱり難解だ。
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ででんでん
群さんの本は、おそろしく早く読める。今読んでいるぶあつい本にくたびれて手に取ったら、あっという間で気分転換もできた。そう。短いけれどおもしろいのだ。群さんばかり読んでいると、またしんどいのかもしれないけれど、たまに挟むとリフレッシュ効果大。3ヶ月後に転居を控え、休みのたびにあらゆる物をチェックして、捨てたり売ったりしている日々なので、今の自分にテーマもぴったり。「捨てられない姉捨てさせたい妹」の二人が仲が良くてよかった。「溜め込みすぎる母」に吹き出し、「夫の部屋」の夫に拳を握る。アイコさん、それがいいよ!
うさみん
2024/05/16 21:11

ででんでんさん、群ようこさんまた新刊本エッセイ出ますよ。『六十路通過道中』面白そうです♡

ででんでん
2024/05/17 07:56

うさみんさん 教えていただきありがとうございます(•ө•)♡ 今度はエッセイなんですね〜タイトルからしておもしろそうです。いただきます!!

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ででんでん
ネタバレ選挙を報道する新聞記者の物語…と思って読んだ。そんなに自分好みのテーマでもないなあと。選挙戦の候補陣営の様子など、思いのほかおもしろく読んでいたけれど、本書の肝はそれだけではなかった。政治とマスコミ、政治とカネの深いつながり、そして、それを良しとしなかった人物に何が起きたのか。主人公の片山が臆せず(臆しても)立ち向かう様が、小さな希望となる。彼女に託した人物。彼女に共感し、癒着と決別した人物。一本筋の通った中村も尊敬できる。現実の政界を思い、まさかと思いながらも背中がスースーする。
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ででんでん
モンゴルから日本にやってきた家族が、なぜお風呂で1日中水浴びをするのか。「よかれと思って言うんだけど」…の怖さ。母の機織り…取り返しがつかなくなってから気付くこと。そして、「笑おうよ!矢部くん!よかったよ!笑おう!誰かに!届くから!」笑顔もまたプレゼント。さて私も、明日も笑おう😁
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ででんでん
働く場でのいろんなことが詰まっていて、読み始めた途端に物語世界に没入できた。茉子たちが織りなすエピソードたちを少し薄めたり色を変えたりしたものの中で、自分も日々働いている。「だいじょうぶって訊く時は相手の返事をあんまり信用したらあかんし、だいじょうぶって答える時は、ほんまにだいじょうぶな時だけにせなあかん」。職場が横軸とするなら、家族の関係も横軸として外すことはできない。茉子のお母さんが、なかなかに私は好きで。「本を千冊読んだらただの『本を千冊読んだ人』になる。それだけのことだと、母は言う。」
ででんでん
2024/05/11 00:41

坂木さんの「和菓子のアン」シリーズ同様、作中の和菓子が大変おいしそうで嬉しい。カバーの色合いも好き。

が「ナイス!」と言っています。
ででんでん
「この世界の全部が僕に死ねと言った」実父とホームレスの女性を殺したとされる容疑者。引きこもり、希死念慮に囚われ続けた彼だったが、怪物では全くなくて、心の柔らかい部分を持て余していたような存在。父母も自分の様子に苦しみながらも、自分と並走してくれていると思い込んでいた。きっと、かなり長い間はそうだったのだ。それでも、いつしか、どこかの時点から両者は伴に走る存在ではなくなっていた…それに気づいた彼の絶望を想像する。そして親たちの絶望も、また彼の想像を超えるものだった。重層的に様々な親子が描かれ圧巻の作品世界。
punyon
2024/05/10 15:22

読みたい気持ちはあるんだが、今、メンタル的にこれ読む自信ない💦

ででんでん
2024/05/10 23:23

punyonさん きっと読めそうになるときが巡ってくるよ〜 きっと、そのタイミングで読むのがいいよ。本は待っててくれるもんね。

が「ナイス!」と言っています。
ででんでん
今まで額賀さんの作品でスポーツ系のものは無意識に?スルーしてきたが、これはとても良かった。棒高跳び…という、あまり身近ではないスポーツの世界の魅力が、運動音痴である読者(私)にもしっかり伝わってきた。棒高跳びの戦略や棒についての認識も、私の中で大きく変わった。また先ほどの運動音痴(私)は、お笑いが大好きなので、その方向からこの本を開いてみたのであるが、お笑い芸人としての葛藤等も、分量は少なくても、しっかり描かれていたと思えた。余談ですが、かまいガチの一流料理人とお笑い芸人のリレー料理対決が大好きな私です。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/01/23(2710日経過)
記録初日
2015/06/09(3304日経過)
読んだ本
2209冊(1日平均0.67冊)
読んだページ
651570ページ(1日平均197ページ)
感想・レビュー
1561件(投稿率70.7%)
本棚
11棚
性別
自己紹介

好きな本が自由に読めて、感じたことを自由に言うことができるって、ものすごく幸せなことではないかと思っています。この場所でいろんな方と共感しあえたり、違う考えを知ることができるのも本当に嬉しい😊

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