【金沢】金沢は、その昔、金の鉱脈から砂金を含む土砂が流れてできた土地だった。それが「金の沢」「金沢」になったといわれている。かつて加賀藩は河岸段丘の段差を利用して、下に堀、上に土塁を造り、城の防御にした。これを「惣構」と呼ぶ。台地の上に建つ金沢城に水を引くために開発されたのが辰巳用水。辰巳用水を引く際、ひとつ問題があった。兼六園までは水が引けたが、兼六園と金沢城の間には堀があり、この堀を経由して水を通す必要があったのだ。そこで利用されたのが、位置エネルギーによって水が上がっていく「逆サイフォンの原理」だ。
【2024年1月の読書メーター】★読んだ本の数:12冊 読んだページ数:2901ページ ナイス数:255ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/73932/summary/monthly/2024/1
【ヴァスコ=ダ=ガマの航海は大失敗だった!?】ヴァスコ=ダ=ガマによるインド西岸からアフリカ東岸までの航海で、壊血病(ビタミンCの不足によって血管が弱くなる病気)が多発したのは、「逆風」の中で出発したからだった。風は気圧が高いほうから低いほうに向かって吹くので、夏は海から陸へ風が吹き、冬は陸から海に風が吹く。これを季節風という。インド洋では、インドに向かう船は夏に、インドから出る船は冬に出れば、最小限の労力で進むことができるのだ。ところが、ヴァスコ=ダ=ガマはこのセオリーとは違う動きをしてしまった。
【フランスをヨーロッパの大国にしたケスタ地形】パリを中心として同心円状に形成されているケスタ。それは緩斜面と急斜面が交互に現れる地形だ。フランスは緩斜面で小麦を、急斜面でブドウを育てるという土地の使い分けをしている。このケスタが、フランスを大国にした防衛線になった。ケスタの緩斜面はパリ側、急斜面は外側に向かっている。したがって、パリを防衛するならば、急斜面の丘陵上に防衛線を構築すれば、登ってくる敵を見下ろしながら攻撃することができるのだ。しかし、第二次世界大戦で航空戦力によってケスタは無力化されてしまう。
【長崎】かつて海に突き出した長い岬だった長崎。この「長い岬」が変化して、現在の地名「長崎」になったといわれている。周りはすべて海で、岬は山に向かって勾配していた長崎は、長い年月をかけて広範囲に埋め立てられ、「坂の町」となった。コンパクトな町があり、それを取り巻く山々があった坂の町だった長崎。それが、外国人居留地や、近代化で人口が急増したことで、猛スピードで斜面や山の上まで家が建てられ、さらに深い坂の町となっていった。また、山に囲まれた長崎の港は風の影響を受けにくく、帆船の時代にはもってこいの港だった。
【金沢】金沢は、その昔、金の鉱脈から砂金を含む土砂が流れてできた土地だった。それが「金の沢」「金沢」になったといわれている。かつて加賀藩は河岸段丘の段差を利用して、下に堀、上に土塁を造り、城の防御にした。これを「惣構」と呼ぶ。台地の上に建つ金沢城に水を引くために開発されたのが辰巳用水。辰巳用水を引く際、ひとつ問題があった。兼六園までは水が引けたが、兼六園と金沢城の間には堀があり、この堀を経由して水を通す必要があったのだ。そこで利用されたのが、位置エネルギーによって水が上がっていく「逆サイフォンの原理」だ。
【イギリス】世界遺産のウェストミンスター宮殿は、11世紀に建設された宮殿で、現在は国会議事堂になっている。ビッグ・ベンの愛称で知られる時計塔が有名。建物のうしろには国王の戴冠式が行われる寺院がある。スコットランドの首都エディンバラは、古い街並みと岩山に立つエディンバラ城が有名。作家のJ.K.ローリングが、この街のカフェで『ハリー・ポッターと賢者の石』を書いたことでも知られている。南部のソールズベリーにあるストーンヘンジは、紀元前3000年から紀元前1500年ごとに造られたとされる、巨大な石が並ぶ遺跡。
【ベルギー】「ヨーロッパの心臓」ともよばれる国で、首都ブリュッセルには、EU(欧州連合)の本部が置かれている。使われる言葉もフランス語、オランダ語、ドイツ語と多様であることも、国際機関を置くのに適しているといわれている。名物グルメのワッフルは、格子状の見た目がハチの巣に似ていることから名付けられたそうだ。アントワープにある世界遺産の聖母大聖堂は、『フランダースの犬』の主人公ネロとパトラッシュが息をひきとるラストシーンの舞台になった。ベルギー出身の著名人には、女優のオードリー・ヘップバーンがいる。
2010年9/7に登録。
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【長崎】かつて海に突き出した長い岬だった長崎。この「長い岬」が変化して、現在の地名「長崎」になったといわれている。周りはすべて海で、岬は山に向かって勾配していた長崎は、長い年月をかけて広範囲に埋め立てられ、「坂の町」となった。コンパクトな町があり、それを取り巻く山々があった坂の町だった長崎。それが、外国人居留地や、近代化で人口が急増したことで、猛スピードで斜面や山の上まで家が建てられ、さらに深い坂の町となっていった。また、山に囲まれた長崎の港は風の影響を受けにくく、帆船の時代にはもってこいの港だった。