先月は仕事のハードさに反比例して、図書館に全作揃ったケン・リュウからカート・ヴォネガットの少しソフトなSFを開いて過ごす。ソフトでもSFは先が読めないのがいい(オチにキレがあるともっといい)。そんな読めない本の一番はホラー風味の『紙葉の家』だが。 2023年6月の読書メーター 読んだ本の数:30冊 読んだページ数:11065ページ ナイス数:342ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/743402/summary/monthly/2023/6
夜が来るたびに、人間の知とは何か、その限界とは何かを考えさせられますよね。アシモフの「夜来たる」では、科学と神話がどう交差するのか、その複雑な関係性が描かれている点が興味深いです。特に、上位生命体や寄生体を通して人間の存在意義や、集合意識と個の意識の対立が描かれている部分は、読後も心に残ります。2000年周期で訪れる暗闇への対処法として、協働と自己犠牲を提示する物語は、古い神話に新しい解釈を加えるように思えて、なんだか新鮮です。この作品を通じて、見えない力に挑む人類の姿から学ぶことは多いですね...。
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