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2024年9月の読書メーターまとめ

抹茶カステラ
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2024年9月に読んだ本
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2024年9月のお気に入られ登録
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  • メリッサ

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

抹茶カステラ
ネタバレクイズ番組『Q-1グランプリ』決勝で三島玲央の対戦相手である本庄絆はまだ1文字も問題が読まれていないのに、解答ボタンを押し、正解し、優勝した。ヤラセなのか?そうでないならなぜ彼はそんな事が出来たのか。三島は真相を明らかにするべく決勝を1問ずつ振り返っていく。本庄の事を考えているのに三島自身の人生についても振り返っている。それが真相に繋がっていくんだけど、ただ最後の最後にああ来るとは。読んでいる内に本庄絆という人に勝手なイメージを持ってしまったのであの本音を知って勝手に裏切られたような気持ちになった。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

抹茶カステラ

先月のベストは「失われたものたちの本」 その他「密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック」も面白かった。 抹茶カステラさんの2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:4868ページ ナイス数:490ナイス ★抹茶カステラさんの2024年8月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/747934/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
21

抹茶カステラ
ネタバレクイズ番組『Q-1グランプリ』決勝で三島玲央の対戦相手である本庄絆はまだ1文字も問題が読まれていないのに、解答ボタンを押し、正解し、優勝した。ヤラセなのか?そうでないならなぜ彼はそんな事が出来たのか。三島は真相を明らかにするべく決勝を1問ずつ振り返っていく。本庄の事を考えているのに三島自身の人生についても振り返っている。それが真相に繋がっていくんだけど、ただ最後の最後にああ来るとは。読んでいる内に本庄絆という人に勝手なイメージを持ってしまったのであの本音を知って勝手に裏切られたような気持ちになった。
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抹茶カステラ
ネタバレある編集者さんの「ミステリ好きの琴線に触れる展開を辿る」という感想で気になって読んだ。うん!確かに琴線に触れる物語だったなぁ。まずおばあちゃんは"誰なのか"だよね。あの事象が起きたんだろうとはすぐに予想がつくので、→はわかる。でもそれ以前の←と、→の時に同時に起きた←は予想外だった。その他、寄宿学校で起こった幾つかの事件、校内に隠されているという予言の書や幽霊狼の噂等盛りだくさんで楽しい。小説内小説のあとがきに胸があたたかくなった。結婚したんだね。おばあちゃんが生きている間にこの本を見つけられてよかった。
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抹茶カステラ
ネタバレ「双生児」と「独裁者の掟」が好み。前者→一卵性双生児の真帆と嘉穂。真帆は幼い頃、両親から真帆と呼ばれる事と嘉穂と呼ばれる事があった事で、自分が本当に最初に真帆と名づけられた方の存在なのかずっと考え続けてきた。うーん、当人からすると確かにすごく大事な事かもなぁ。そして突然来た、あ、そうだったのか。両親はちゃんと正しく呼んでいたんだ。後者→別の短編集で既読だった。その時もも好きな短編として心に残っていた。緋の独裁者と呼ばれる総統。大事な事のためには心を凍らせて汚いことでも何でもすると誓った少女。好きだなぁ。
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抹茶カステラ
ネタバレ靴に棲む老婆ことポッツ家の女当主コーネリアには6人の子がいる。先夫の子である正気でない3人と現夫の子である正気な3人。コーネリアは現夫の子達を虐げているひどい人ではあるんだけど、この老女嫌いにはなれなかったなぁ。この人、心臓に病を抱えながらも、うなり声をあげて、傘の柄をつかみ、一気に攻撃を仕掛けたり、スカートのひだの奥からリボルバーを取り出したりする。物語に出てくるこういう癖の強い老女好きなんです。途中で死んでしまって残念。エラリーの秘書の名前がニッキーっていうのは何か記憶にあったんだけど、彼女だとは。
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抹茶カステラ
ネタバレある日推理力を失ってしまった名探偵の美智駆アイ。助手の取手ユウは推理なしでアイちゃんに事件を解決させようとするが…。日常の謎っぽいのとかアクションミステリーっぽいのとか。無理矢理それっぽくするユウとそれに振り回されてツッコミまくるアイちゃんの掛け合いが面白い。メタ発言だらけ。文庫化にあたってだいぶ加筆修正されてそうだけど、「えっ??本当にこれを応募したの??」そんな作品。凄い。ずっと推理なしじゃなくて、最終話「安楽椅子探偵っぽいやつ」でちゃんと推理で犯人を導き出して終わっているのが良かった。
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抹茶カステラ
ネタバレ何冊も出ているシリーズの全面改稿版。これを機に読んでみる事に。廃屋で幽霊を見た後、昏睡状態に陥った友人を助ける為、大学生の晴香が助けを求めたのは死者の魂が見える左眼を持つ斎藤八雲。1〜3話全てで命の危機に見舞われる晴香ちゃん。何回彼女の命が危ない!!っていう展開になるんだ😅と思った。八雲と晴香の関係性がどう変わっていくのか楽しみだな。いつか晴香って名前で呼ぶようになるんだろうか?八雲は何歳なんだろう。美樹と距離を置いたのは正解だと思うな。とりあえず2巻も読んでみようかな。
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抹茶カステラ
ネタバレ祥子と敬太郎の姉弟は引っ越し先のアパートの押し入れから古い人形劇用の人形を見つけた。人形の中には意味深なメモが入っており、2人はメモの内容とその部屋を以前使っていた従姉妹の自殺の謎を調べる事に。ほろ苦いどころか、苦すぎるというかやり切れない、そんな結末だったなぁ。姉弟から見た咲江さんはちょっと気が弱いけど、とても心優しいお姉さん。だけど本当の彼女の心の裡は。メインのあれはちゃんと伏線が散りばめてあって納得。ただ動機はちょっと、えっそれで?!と思ってしまった。
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抹茶カステラ
ネタバレ仏教、戒名。主人公の春馬はお寺の次男坊。だけど仏教の事にはあまり詳しくない。しかしその彼の友人は仏教に異様に詳しい外場くん。今まで知らなかった世界に触れた感じ。墓石とか戒名でそんなに色々な事がわかるんだな。春馬くんはアホっぽいけど、空気は読めるし、理不尽な兄に振り回されながらもめちゃくちゃポジティブないい子。友達としてとってもいてほしいタイプの子だった。外場くんは最後まで謎な存在。話としては最後の「いまだ冬を見ず」がとても良い話で読んで良かったなと思った。
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抹茶カステラ
ネタバレ母の危篤を知り、生家に帰ってきたヒースクリフ。母の葬儀の前に密室で殺害された最愛の妹。そして『死に戻り』『道連れ』『不老不死』の3つの呪いを持つ魔女リリィの存在。ヒースクリフとリリィのループによる事件の真犯人探し。少なくとも2つは何かを隠しているヒースクリフを信用しきれなくて困った。真相の観測の所を理解するのに少し時間がかかったけど、真犯人、動機、共に納得の真相だった。真相までと真相後のヒースクリフとリリィのコンビの関係性の変化が好き。ラストもよかった。私立探偵が癖がありすぎの嫌なやつだった。
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抹茶カステラ
ネタバレマルチ商法をやっている系の怪しい団体による合宿、洗脳されている参加者達。合宿の最中、火事が起きて逃げ出した洗脳からとけた参加者5人。しかし翌朝、その内の1人の切断された首が見つかり…。ホラーミステリー。怖いよりグロいかな。あと、あの人の日記が読んでいてしんどくなる。2人になっちゃうのはヤバいんじゃないかと思っていたら案の定。参考文献に麻耶雄嵩さんのあの作品(大好き)があって、笑ってしまった。
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抹茶カステラ
ネタバレ再読。初読時はタイトルから思ったのと全然違う後半の展開にとても驚いた記憶が。途中まではタイトルから想像するようないわゆる「日常の謎」ものなんだけど、後半、その日常が非現実的な幻想的なものに覆われていく。後半の葡萄荘のミラージュⅠ〜エピローグまでが結構好み。特に『眠り姫』を売る男 が好きだな。主人公とその友人達が、「君たち本当に大学生?」って言いたくなるような人達だった。米澤穂信さんの作品に出てきそうな感じ。
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抹茶カステラ
ネタバレぶっ飛んでいて面白かった。第1話の真相で「うわぁ、そっちだったのか」という意外な展開でまず驚かされた。で、第1話の終わり方があれで。第2話はどう始まるんだと思ったら、なるほどなぁこうきたか。そしたらまたも第2話の終わりがあんな感じ。なら第3話は?という感じで。話が進むごとに驚きの事実が明らかになっていく。第4話で明かされたあの事実が1番の驚きだったな。えっそうやったん??最終話である第5話のあの結末もぶっ飛んでいるこの物語にふさわしいと思う。私は好きなタイプの話だった。
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抹茶カステラ
ネタバレ自身のおばが夫を殺し、自殺した事を友人からの手紙で知ったサリー。しかしサリーには7人のおばがいる。手紙にはどのおばなのかは書かれていない。どのおばが夫を殺した殺人犯なのか。問題がありすぎる7人のおばと主にその結婚に関するドロドロ具合が酷すぎて、誰が夫を殺してもおかしくない。あの人の行方不明事件で彼女は絶対殺しただろうと思っていたけれど、彼女1人じゃなくて7人全員が夫を殺しているんじゃないかと思ってしまうほど。殺人と殺人未遂がよくそれぞれ1件で済んだものだと思う。サリー、あの家から出られてよかったね。
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抹茶カステラ
ネタバレ主人公は若き警察官成瀬。上司と共に通報があった家に駆けつけ、その家の中であるものを目にした後、意識を失う。数ヶ月後に目を覚ました成瀬は上司が「呪殺」された事を知らされる。コトリバコという恐ろしい呪物を使い人を殺したのは誰なのか。成瀬とコンビになる民間の協力者である九尾先生が表紙から想像した感じと全然違った。クールでミステリアスな人だと想像してた。実際にはちょっと、いや結構ポンコツな所のある人。部屋が散らかってたり、二日酔いでダウンしたりする。でもちゃんと能力はある。続きがありそう。でも読まないかな。
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抹茶カステラ
ネタバレ「ペンギン殺人事件」は私には理解できなかったけど、これは理解できてよかった。転校ばかりしている小学生の礼恩が主人公の、これは青春ミステリーになるのかな。礼恩が小学生にしては大人っぽすぎないか?と思ったけど、エピローグまで読んで、「そっかぁ。彼女が見ていた礼恩だもんね。」と納得した。礼恩、こんな小学生時代を経て君はこんな大人になったんだね。「タイムマシンとカメレオン」の花名ちゃんとの話と「ブルーバックとカメレオン」の希望ちゃんとの話が好きだったな。
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抹茶カステラ
ネタバレ「やっぱり人間が一番怖いよ」と思う。読みながら小野不由美さんの「屍鬼」を思い出した。あれも怖かった。大雨による土砂崩れで孤立した鵜頭川村。そんな中で起きた殺人。この非常事態に普段は抑えられていた村人達の感情がいつ爆発してもおかしくない状態に。そして一旦爆発するともうとまらない。若者達の暴走がこわかった。若者達や女性達を抑えつけていた元凶の人達は凄く嫌な人達だし、私も凄くイライラした。だから気持ちはわからなくもないけれど、ここまでしてしまったらだめだよ…。ちゃんと自分で考えた港人くんは凄いと思う。
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抹茶カステラ
ネタバレ4年前に亡くなっている筈の同級生が写真に写っている。幽霊なのか?それとも?特殊設定ものの多い作者さんなので幽霊パターンもありかなと思ったけれど、今回は特殊設定はなし、なミステリー。表紙と中身にギャップがある。現代パートと22年前の過去パート。解説にあった、読み返したというシーンは私も読み返した。あぁ、確かにそんな描写だ。妬みそして後悔。その動機理解出来る。悠人とオークラ、玲が居酒屋さんで飲んだり食べたりしながら推理し合ってる所好きだなぁ。オークラのキャラが良かった。彼が登場する他作品とかないのかなぁ?
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抹茶カステラ
ネタバレ本能寺の変の後、死んだ筈の信長を名乗る者からある小島に招待された秀吉、柴田勝家、徳川家康、高山右近。謎めいたわらべ歌の通りに殺されていく彼ら。島、見立て、姿を現さない招待主、「そして誰もいなくなった」だー。このシチュエーションにはわくわくしちゃうな。階段から一緒に落ちたらもちろんこうだよね!と思っていたのでそこに驚きはなかった。真相が明らかになった後、どうこの物語が終わるのか気になった。ifなのかそれとも史実通りなのか。こう終わらせるんだ。面白かった。秀吉の喋り方がなんかかわいかった。
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抹茶カステラ
ネタバレそうは言ってもやっぱり1番怖いのは人間だと思うけどなぁ。そう思って読んでいたけど、うーんそうじゃないのもやっぱり怖いかもしれない。どっちも怖い。結局のところ「怖ガラセ屋サン」って何だったんだろう。私が1番怖いと思ったのは「見知らぬ人の」。自分が妻だと思っていた人が実は見知らぬ人だった。信じていた世界が一瞬で崩れる怖さ。物語の最初に繋がるあのラストにゾクッとした。これ以外だと「怪談ライブにて」4人が語る怪談。しかし、この短編はそこからが本番だった。
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抹茶カステラ
ネタバレ妾の子であるかな子は母の死後、父の所、檜垣澤家に引き取られた。主人公のかな子と檜垣澤家の他の女性陣スヱ、花、郁乃、珠代、雪江の6人が特に魅力的だった。彼女達は根っからの善人とかではない。でも強さを持っていて、そういう所が魅力的で、私は彼女達が好きだった。雪江が嫁ぐ日に自然と出た涙のシーンとか好きだった。だから悲しかった。成長したかな子がスヱや花とバリバリやり合って会社を更に大きくしていく未来や三姉妹となんだかんだ仲良くやっている未来を見たかったな。ページ数の多さを全く感じさせない物語だった。
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抹茶カステラ
ネタバレ舞台は1938年の満州。そこで探偵をしている月寒三四郎。彼のもとに岸信介からある依頼が。秘書が元陸軍中将の邸での晩餐会にて不審な死を遂げたのだという。犯人は誰で、なぜ秘書を殺したのか。秘書は本当に標的だったのか。そして第2の事件も起き…。この作家さんの小説は動機"なぜ"に重きが置かれているように思う。今回も動機が納得のものだった。犯人のあの人は嫌いではない。フィクションにおいてはこういうタイプの犯人は結構好きです。なぜ月寒が満州に来たのかも気になるので続編希望。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/02/23(2833日経過)
記録初日
2017/02/22(2834日経過)
読んだ本
1783冊(1日平均0.63冊)
読んだページ
641258ページ(1日平均226ページ)
感想・レビュー
1318件(投稿率73.9%)
本棚
12棚
性別
血液型
A型
職業
事務系
自己紹介

読書メーターを始めてから読んだ本のみ感想を書きます(再読も含む)
ネタバレなしで感想を書くのが苦手なのでネタバレありの感想多め。
2019年〜お気に入り度を☆で表しています。
(☆5→大のお気に入り、☆4.5→☆5程じゃないけどお気に入り、☆4→好き、ここまでは家に置いておきたい。☆3.5→良かったけど再読するかは微妙。家に置いておくか悩むライン。☆3→普通、再読しない。☆2.5以下は苦手or嫌い。)

ミステリーが大好きで1番読みますが、SF、ファンタジー、ホラー、青春もの、お仕事ものなど色々読みます。
ドロドロ系の恋愛ものは苦手です。

読書メーターをしていると読みたい本がどんどん増えるのが嬉しい悩み。
よろしくお願いします。

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