著者・小坂井敏晶さんの本はいくつか読んできましたが、この人ほど「やや難解なため読むのが少ししんどいけど、丁寧に内容を追っていくとめっちゃ刺激的！」という本を書いてくださる人は他に知らないほどです。それぐらい味わいのある哲学的な話を記載されています。「自らの文化環境から無理矢理引き離されると感ずるとき、ちょうどイソップ物語の「北風と太陽」に出てくる旅人の行動のように、人は伝統にしがみつく。」自分たちの文化が守られていないと感じるからこそ、同一化が拒まれる。確かにそうなのかもしれないですね、、。

著者・小坂井敏晶さんの本はいくつか読んできましたが、この人ほど「やや難解なため読むのが少ししんどいけど、丁寧に内容を追っていくとめっちゃ刺激的！」という本を書いてくださる人は他に知らないほどです。それぐらい味わいのある哲学的な話を記載されています。「自らの文化環境から無理矢理引き離されると感ずるとき、ちょうどイソップ物語の「北風と太陽」に出てくる旅人の行動のように、人は伝統にしがみつく。」自分たちの文化が守られていないと感じるからこそ、同一化が拒まれる。確かにそうなのかもしれないですね、、。

生活のゆとりを持つために意識的にズボラな道を選ぶ。考え方として、非常に好きです（笑）服を畳むのをやめるとかが良い例ですが、なぜかやってはいるけど、やめたら日々がグッと楽になるなんてことは、この世に沢山あると思っています。自分はこの著者ほど徹底できていないので、とても参考になりました!

軽めの内容でサラッと読める内容ばかりでしたが、「そうなんだ！」と感じる知識もいくつかあり、それが特に勉強になりました。中でも驚いたのが「ネットショップの売上は全体の 10 分の１ほどで、現実には店舗の売上のほうが圧倒的に多い。」という箇所。勝手な感触で実店舗よりネットショップの方が売上は上回っていると思っていましたが、まだまだ全然そんなことはないんですね・・・！