読書メーター KADOKAWA Group

2024年11月の読書メーターまとめ

Eu
読んだ本
32
読んだページ
6562ページ
感想・レビュー
13
ナイス
24ナイス

2024年11月に読んだ本
32

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Eu
すごくおもしろい。岸本佐知子作品を読んでいるときに腹筋を引き攣らせながら誰もが一瞬抱くであろうあの思いが書かれていた。「それにしても、なぜなんでしょうか。常々、わたしは不思議に思っていました。なぜ翻訳家のあなたがそこまで面白おかしくある必要があるのでしょうか。なぜ周囲はあなたにそこまで求めてしまうのでしょうか」(p.199)。もっと読みたい。まだあるのだろうか。物故作家の作品を読んで、帰ってきてほしい、って思ったの初めてかもしれない。さみしい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
13

Eu
小1のとき体育でこけて擦りむいたので先生に言われてひとりで保健室に向かってるときに出くわした高学年っぽいお兄さんが蛇口のところで傷洗ってくれたことがあったのを読みながら思い出したけどあのお兄さんは一体何だったんだろうな。
が「ナイス!」と言っています。
Eu
ネタバレ「ひなたの干しぶどう」第3幕のベニーサとアサガイの会話でものすごく泣いてしまった。「悲惨さに終りはあるのかってことよ! 愚かさに終りはあるのかってことよ! 真の進歩なんてないってわからないの、アサガイ? ひとつの大きな円があるだけで、その上を私たちはぐるぐる歩いているのよ。それぞれが、目の前にそれぞれの小さな未来図を掲げてね――わたしたちが『未来』だと考えているそれぞれの小さな蜃気楼を掲げてね」(p.166)というベニーサの嘆きはすごくよくわかる。でもアサガイはきっぱり否定する。
Eu
ネタバレ「聖家族Ⅰ」で書かれる父の文章への評価が、ここまで読み進めてきて薄っすら感じていた須永朝彦の文章への印象とかなり一致していた。自己嫌悪のようなものが強く感じられて、塚本邦雄の場合それも捻た笑いに転化されたりしておもしろいのだけど、須永朝彦の場合そういうことがほぼなく、ちょっと息苦しい。作者は生前「百人のためのエンターテイメント」を標榜していたそうで、確かに刺さる人には猛烈に刺さる魅力があるのはよくわかるけれども、私はそのうちには入れなかったな、と思った。
が「ナイス!」と言っています。
Eu
ヒゲクジラ類は種類によって食べるオキアミのサイズがズレるように体ができているから争いにならないようになっているという話とか、賢すぎてびっくりする。脳を介在せずに現れるこういう賢さのことを考えると不思議な気分になる。
Eu
すごくおもしろい。岸本佐知子作品を読んでいるときに腹筋を引き攣らせながら誰もが一瞬抱くであろうあの思いが書かれていた。「それにしても、なぜなんでしょうか。常々、わたしは不思議に思っていました。なぜ翻訳家のあなたがそこまで面白おかしくある必要があるのでしょうか。なぜ周囲はあなたにそこまで求めてしまうのでしょうか」(p.199)。もっと読みたい。まだあるのだろうか。物故作家の作品を読んで、帰ってきてほしい、って思ったの初めてかもしれない。さみしい。
が「ナイス!」と言っています。
Eu
「墓場 墓場 墓場だもんだから/うすい宿命の輪廻の影を曳いてるんだよ」(p.26、「蟬」)
Eu
淀川長治ほどにもなるとベストで1000ある(母数どうなってるんだ)
Eu
ネタバレ「聖夜、一九七四年」が好きだった。師走にあっちゃこっちゃから人が来て狭いボロ屋がきゅうきゅうになるかんじ。末っ子の学芸会の《あめにはさかえ》で涙腺がゆるむかんじ。そしてジェシー……!(ルシア・ベルリンの作品ってこういうシェイクスピアの描くいたずら妖精みたいなええ男がよく出てくる気がする。あと「いい人」と「ええ男」がまるっきり別物として出てくるのがおもしろい) 酒かっくらって泣きたくなるトーンが全編にある。
が「ナイス!」と言っています。
Eu
フォークナーってめちゃくちゃ不親切なイメージがあって、実際めちゃくちゃ不親切なのだけども、それでいてけっこう楽しく読めるのが不思議だった。親切に書かれすぎたものが退屈になるのはよくわかるけど、ではこの楽しさは単純にその逆のものなのかというとそうでもない気がする。正直読破できると思ってなかった。不思議な作家だな……
が「ナイス!」と言っています。
Eu
野球を知らなすぎて小学生の言っていることが何もわからない
が「ナイス!」と言っています。
Eu
ネタバレ最後のページの新聞の見出しに「FAMILIAS DE DESAPARECIDOS EN 1985(1985年における行方不明者の家族たち、くらいの意味?)」と描きこまれているのが気になって調べてみたらメキシコでは大地震があったらしい(絵本の舞台はよくわからないけど、文の作者はコロンビア生まれ墨在住とのことで、出版元もたぶん墨)。
Eu
ゆうきくん軸のスピンオフ3巻くらい出てほしい
が「ナイス!」と言っています。
Eu
荻野恭子さんのロシア語の先生って黒田龍之助さんなんだ

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/04/09(2813日経過)
記録初日
2017/04/01(2821日経過)
読んだ本
1619冊(1日平均0.57冊)
読んだページ
324768ページ(1日平均115ページ)
感想・レビュー
284件(投稿率17.5%)
本棚
2棚
性別
年齢
29歳
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう