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2025年1月の読書メーターまとめ

読書好きのハシビロコウ
読んだ本
2
読んだページ
736ページ
感想・レビュー
2
ナイス
53ナイス

2025年1月に読んだ本
2

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

読書好きのハシビロコウ
寺山修司はマルチクリエイターなので活動を追うことはなかなか難しいのですが、この一冊でざっと見渡せるのはありがたいことです。通して読んでみて、寺山修司という人は、世界観を構築する名手だと感じました。この本は、自伝的作品「誰か故郷を想はざる」から始まるのですが、これがいかにも「らしい」。どこが本当でどこが嘘なのか。はたまた全部嘘なのか。現実と虚構の境界線が曖昧になるのです。普通の人なら気にも留めないようなことを見つめ、想像力で肉付けした彼の文章は、エロスグロテスク寂しさが混ざって、危険な香りを放ちます。
読書好きのハシビロコウ
2025/01/23 22:29

寺山の作品では、母親を呪縛として捉えることが多くとても印象的でした(毛皮のマリー、李庚順など)こういう言っちゃいけない刺激的なことを言うし劇の中でやる、と言うのが人気の所以かなと思いました。現代でも寺山修司的演出は意識してみるとたくさんあると感じます。そう思うと寺山修司というのは傷のようなもので、何か心に引っかかる魔力を持っているなと思いました。

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
2

読書好きのハシビロコウ
寺山修司はマルチクリエイターなので活動を追うことはなかなか難しいのですが、この一冊でざっと見渡せるのはありがたいことです。通して読んでみて、寺山修司という人は、世界観を構築する名手だと感じました。この本は、自伝的作品「誰か故郷を想はざる」から始まるのですが、これがいかにも「らしい」。どこが本当でどこが嘘なのか。はたまた全部嘘なのか。現実と虚構の境界線が曖昧になるのです。普通の人なら気にも留めないようなことを見つめ、想像力で肉付けした彼の文章は、エロスグロテスク寂しさが混ざって、危険な香りを放ちます。
読書好きのハシビロコウ
2025/01/23 22:29

寺山の作品では、母親を呪縛として捉えることが多くとても印象的でした(毛皮のマリー、李庚順など)こういう言っちゃいけない刺激的なことを言うし劇の中でやる、と言うのが人気の所以かなと思いました。現代でも寺山修司的演出は意識してみるとたくさんあると感じます。そう思うと寺山修司というのは傷のようなもので、何か心に引っかかる魔力を持っているなと思いました。

が「ナイス!」と言っています。
読書好きのハシビロコウ
天文学の発展の歴史を天体単位で区切って追っていくのが特徴。そういう性質もあって世界史が好きな人にもとっつきやすい一冊となっています。古代には神聖なものとして恐れられ、崇められてきた天体たちが、技術が進歩するにつれ、神聖さよりもロマンの塊としての存在感を強めていくのはグッとくるものがあります。多くの研究者が編み出しできた説を追うのは少し疲れましたが天体を語源とする様々な言葉があるのには好奇心をくすぐられました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/04/14(2866日経過)
記録初日
2015/06/15(3535日経過)
読んだ本
247冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
67338ページ(1日平均19ページ)
感想・レビュー
234件(投稿率94.7%)
本棚
1棚
性別
年齢
25歳
職業
事務系
現住所
静岡県
自己紹介

病院事務パート勤務。「面白そうならなんでも」をモットーに、ジャンルは何でも読みます。読書メーターでお気に入りに登録させていただく方は、自分と趣味嗜好が似ているというよりも、感想の素晴らしさや、自分の読書の幅を広げてくれるということを大事にしています。日々読みたい本が尽きません。よろしくお願いします。

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