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2024年10月の読書メーターまとめ

EMI
読んだ本
10
読んだページ
3005ページ
感想・レビュー
7
ナイス
470ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • 白隠禅師ファン

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

EMI
アール・ヌーヴォーは新しい芸術であり、古典主義を根本から否定して前例のないタイプの芸術を生み出す試みに基づいていた。一方アール・デコには、古典主義を尊重しつつ新たな芸術を開拓するという、アール・ヌーヴォーとは正反対の側面がある。両者は継承関係にある一方で古典主義に対する姿勢は全く異なっていた。戦間期という短い間、多くの建築家達が取り組んだアール・デコの建築が、どのような形で萌芽を迎えて興隆し、各地に波及し受容されたのか。アール・デコの原点を遡り、今もなお世界各地で愛されるその由縁をフランスに探る。
EMI
2024/10/13 00:16

mitu様、こんばんは!私も曖昧な知識でいたのですが、本書で納得できました。

mitu
2024/10/13 00:20

ページ数が厚いですね。体力・知力が衰えゆくので、すぐに頁数にこだわってしまいます💦。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

EMI

府中市美術館にて「市制施行70周年記念 アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」鑑賞。 https://city.fuchu.tokyo.jp/art/index.html 華麗なグラフィック、深遠な油彩画。そのどちらもミュシャ風とする造形力。素晴らしいです。

府中市美術館にて「市制施行70周年記念 アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」鑑賞。
https://city.fuchu.tokyo.jp/art/index.html
華麗なグラフィック、深遠な油彩画。そのどちらもミュシャ風とする造形力。素晴らしいです。
tyfk
2024/10/14 23:04

プログレのジャケットにあるあるの元祖ですね

mitu
2024/10/15 01:42

よく観たら、府中市美術館でした。ひところ、よく行ったのです。今では、娘の家の方になりました。12/1迄。行けるといいな。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
7

EMI
惑星と月を除く天空の全ての星は、北極星を中心に周回しているように見える。漢民族は北極星とその周囲の星から成る天域を中宮と名付け、天帝の常居と考えた。天帝は絶対的な最高神であり、北辰の天象は吉凶ともに最重要視された。天文道、陰陽道、道教、密教の4つが中国において混合し、成り立ったのが星占い、星祭であるという。それらは古代日本人の生活の中に溶け込んだ。北極星・北斗七星の崇拝と祭り、彗星出現などの天変、妙見信仰、現在も残る占い等、広い視点で星に対する祈りや祭りの実態を明らかにする。1974年刊行の名著の新装版。
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EMI
編暦作業は朝廷の陰陽寮の所轄で、土御門家があたっていたが、渋川春海が作成した貞享暦に切り替わると、幕府は天文方を設置し、以来、編暦作業は天文方で行われた。改暦権限を奪い取られた土御門家だが、このままでは終わらない。土御門泰邦は政略によって、宝暦改暦の主導権を幕府より奪い取ることに成功する。当時、幕府に優秀な人材がいなかったこと、改暦の重要性を理解できる首脳陣がいなかったことも失策だった。麻田剛立とその門弟が寛政改暦、天保改暦を成し遂げる以前、天文暦学の最高水準にあったのは仙台藩の天文暦学だったのである。
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EMI
アール・ヌーヴォーは新しい芸術であり、古典主義を根本から否定して前例のないタイプの芸術を生み出す試みに基づいていた。一方アール・デコには、古典主義を尊重しつつ新たな芸術を開拓するという、アール・ヌーヴォーとは正反対の側面がある。両者は継承関係にある一方で古典主義に対する姿勢は全く異なっていた。戦間期という短い間、多くの建築家達が取り組んだアール・デコの建築が、どのような形で萌芽を迎えて興隆し、各地に波及し受容されたのか。アール・デコの原点を遡り、今もなお世界各地で愛されるその由縁をフランスに探る。
EMI
2024/10/13 00:16

mitu様、こんばんは!私も曖昧な知識でいたのですが、本書で納得できました。

mitu
2024/10/13 00:20

ページ数が厚いですね。体力・知力が衰えゆくので、すぐに頁数にこだわってしまいます💦。

が「ナイス!」と言っています。
EMI
1281年、九州北部に来襲した元の大軍は、伊万里湾の鷹島周辺にて大暴風雨にあい壊滅的な被害を受けた。元軍沈没の地である鷹島南岸には、海底遺跡として文化財保護法の適応を受けているエリアがある。ここからは船の部材、椗、碇石、「てつはう」などの武器・武具などが出土している。その後、長期にわたる調査によって、ついに元軍船が発見された。蒙古襲来絵詞でしか知ることができなかった元船の実物が海底に実在していたのだ。写真やイラストが多用され大変分かりやすい。特に元の国字パスパ文字が刻まれた管軍総把印には目を奪われる。
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EMI
ガラスの原料、製造方法、技法といった基礎知識、あるいは古代から近代まで、技術や装飾がどのように発展を遂げたかというガラスの歴史が体系的に整理されていてとても良かった。特にずっと疑問に感じていた、被せガラスや溶着装飾が写真を交えて解説され細かいところまで分かりやすい。 日本国内で発展したガラスでは、とんぼ玉から始まり、大阪ガラス、江戸硝子(切子)、薩摩硝子等々が紹介されている。ミュージアムでアートとして鑑賞するガラスは別格でとても素敵だが、日常使いできるこなれた製品も素敵だ。
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EMI
中世の写本による書物文化を、書物のメディアとしての特性に着目し、宗教的実践の過程でもたらされた影響、そして日本の寺社文書や経典と比較しつつ、新たな視点で纏められた共同研究の成果。キリスト教社会にとって教義の根幹となる聖書の力は絶大で、それを基盤に修道院が書物制作と読書実践に取り組んだ。その上で非キリスト教的な古代の知を、読み替えることでキリスト教社会に受容し、次世代へ継承した。書物は宗教運動にとってアイデンティティ・ポリティクスを繰り広げる上で有効と認識され、共同体は書物により安定性を保っていたと言える。
が「ナイス!」と言っています。
EMI
興福寺土産として購入した本。「国宝 阿修羅展」(2009年)など様々な企画展を担当されてきた執事・辻明俊氏が書き下ろした興福寺の日常。僧侶になった経緯、日々の修行、興福寺の歴史、この世ならざる方々との邂逅(しばしば起こる)など、積み重ねた時の記憶が紡がれる。興福寺が守り伝える諸仏や中金堂などの写真も掲載。撮影不可の国宝館の御仏には目を見張るものがある。法相宗の僧が一生に一度だけ受験を許される口述試験「竪義」の難関を乗り越えた著者の文章は、軽やかで分かりやすい。映像作家保山耕一氏によるDVD付き。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/04/21(2775日経過)
記録初日
2017/02/03(2852日経過)
読んだ本
1421冊(1日平均0.50冊)
読んだページ
366068ページ(1日平均128ページ)
感想・レビュー
1083件(投稿率76.2%)
本棚
5棚
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

浅学ですが美術史が好きです!美術の歴史は人類史そのもの。クリエイティブな面から人間を理解したい。美術館巡り、ときどき観劇、美味しいコーヒーを求めてカフェ巡り。好きなミュージアムは東京都庭園美術館、三菱一号館美術館、国立科学博物館、東洋文庫。多才な読み友様達に刺激を受ける日々。学生時代は漆芸を専攻。本業はGFデザイナー。出身は宮城県。アイコンはオリジナル。プロフィールに小中高生(自称でも)と書いている方は倫理観的にフォローしていません。無人島に一冊だけ持っていくならイーリアス! 食の仕事に携わる傍らレシピ本を出しました。https://bookmeter.com/books/16030310

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