初めて読むポーランド文学。ロシアやドイツといった強国に挟まれて翻弄され、幾度も輪郭を失いかけては取り戻してきたポーランドという国を象徴するような、『生と死の境界』や『現実と夢のゆらぎ』の断章を繋ぎ合わせたパッチワークの物語。哲学的で理解しきれないところもあったけれど、ポーランドとチェコの国境近くの村で暮らす人々の素朴な信仰心や自然への想いが興味深かった。またポーランドの家庭料理(キノコ多め)のレシピも紹介されていたりして、秋らしい豊かな読書時間を過ごせました。

初めて読むポーランド文学。ロシアやドイツといった強国に挟まれて翻弄され、幾度も輪郭を失いかけては取り戻してきたポーランドという国を象徴するような、『生と死の境界』や『現実と夢のゆらぎ』の断章を繋ぎ合わせたパッチワークの物語。哲学的で理解しきれないところもあったけれど、ポーランドとチェコの国境近くの村で暮らす人々の素朴な信仰心や自然への想いが興味深かった。またポーランドの家庭料理(キノコ多め)のレシピも紹介されていたりして、秋らしい豊かな読書時間を過ごせました。