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2024年10月の読書メーターまとめ

やまけん
読んだ本
4
読んだページ
887ページ
感想・レビュー
4
ナイス
84ナイス

2024年10月に読んだ本
4

2024年10月のお気に入り登録
5

  • エレン
  • ノカ
  • tonnura007
  • 星落秋風五丈原
  • masanori1996

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • エレン
  • masanori1996

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やまけん
すごく面白かった。 16世紀から19世紀までに茶が西欧に定着した歴史を追ったもの。これまでのテーマ史の本と異なる点は、日本茶の世界展開を視野に入れた時の海外からの情報を現地領事館がどう集めたのかまで踏み込んでいた。 それを追えるほどディープな関心は生まれなかったけど、世界史の目線で貿易を見ていくのは何故そういう情勢になったのかをメカニズムを知れるという点でやっぱり面白いなとおもった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

やまけん

電子式テレビを開発した高柳健次郎のドキュメンタリー。 才能と目標を持ってる人がプロジェクトを楽しみながら日夜努力する姿が面白い。 ホワイトカラーという点で自分も同じだけど、ここまでの努力はしたくないと思いつつもその姿が面白いと感じてるのが不思議だ。 潜在的な羨望があるのか、はたまた全く別の所で面白いと感じてるのか…。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
4

やまけん
内容が①電話・電信の歴史、②電信・電話分野での見えない労働の実態、③電信・電話の軍事利用に分かれた共著本。 知らないことと興味深いこと、かなりディープなことが詰め込まれた本だった。
やまけん
2024/10/28 00:42

①について、19世紀後半の電信網の拡大、産業革命、鉄道敷設が進んだことで、時間で労働を規制する動きが強くなり、人々の時間意識がより精細化したとのこと。 時間意識というのがそもそもあって、それはこれまでの生育環境で身に付けたものというのがあまりに無自覚で逆に新鮮だった。 あと、イギリスでは正確な時刻を知る上で天文台の役割が大きく、当時は正確な時報を法人に販売していたというのも驚いた。 必要不可欠というわけではなく商品として売っても構わない程度のニーズだったのかも。

やまけん
2024/10/28 00:50

②について、戦前の電話交換手の過酷な労働環境と、モールス信号を送る電信マンのプライドをかけた戦いの2つが印象に残った。 特に電話交換手は電話の普及拡大に伴わない人手不足状態が戦後1960年代の交換業務の機械化(自動化)が進むまで続いたらしい。 そもそもどうやって機械化したのか、人手不足解消までの約50年間に何故自動化できなかったのか気になった。 やっぱり産業機械のテーマ史を一通り知りたいと思った。

が「ナイス!」と言っています。
やまけん
時代が移り変わり、設備の自動化の進行や日本人の価値観の変化したことで失われていった仕事をまとめた内容。 “何故必要となって”、“どんな役割で”、“なぜ消えていったのか”という3つの問いによって当時の社会の雰囲気を感じることができた。 戦争前後の時代への懐古思想を持つ自分にはぴったりな本だった。
やまけん
2024/10/28 00:20

あとは3つの問いとは関係ないことだけど、コラムに書かれてた100年前を最初に10年おきの物価チャートについて。 よくテレビ番組でも“国会議事堂は当時100万円で現在の〇〇億円”と紹介されてもふーんという感じだったけど、そもそも物価の算出方法は?とか考え出すとキリがなくて、経済と日本史が合わさった内容の分野を勉強したくなった。

やまけん
2024/10/28 00:23

最後に。 本の趣旨とは全く異なるけど、“日本初のエスカレーターは日本橋三越の1914年製”と知って、そういえば材料や食品のテーマ史は手を出したけど、産業機械はまだだなと気付いた。 今度行き付けの図書館で探してみようと思う。

が「ナイス!」と言っています。
やまけん
物凄く自分の嗜好に突き刺さる本だった。 内容はある学者がテレビを開発してから日本初、2番目のテレビドラマの試験放送までを、戦前から太平洋戦争開戦までの日本の情勢とリンクさせたノンフィクションもの。 学者のテレビ開発への熱意や、実用化に向けた開発チームとその両輪の関係にあったドラマ製作チームの熱気、戦争の足音が忍び寄る当時の日本の情勢への不安が読んでる内にごちゃ混ぜになって色んな種類の面白さが感じられました。
やまけん
2024/10/16 20:41

以降自分用のメモとして面白かったポイントを記していく。 ①戦時直前の異様な雰囲気が面白い。 軍需景気に湧く国民に贅沢は敵だと植え付けたい政府(軍?)は一般品販売を禁止し、代用品を推奨する。政府によるプロパガンダも然る事乍ら対応する代用品メーカーの振り回されっぷりも戦時中独特のもの。 代用品とは具体的になんなのか、代用品の質向上にメーカーはどう対応したのかなど代用品について調べたくなった。

やまけん
2024/10/16 20:50

②日本(世界)初の〇〇に興味がある。 知らない用語、知らない人名が多く本来なら興味が持てないはずで理由はよく分からない。けどテーマ史が好きな理由と一緒な気がする。 多分開発までの苦労話が好きなのだろう。 これまでテーマ史なら何でも読んできたけど工業製品、産業分野に絞って読み進めるのも収穫がありそう。

が「ナイス!」と言っています。
やまけん
すごく面白かった。 16世紀から19世紀までに茶が西欧に定着した歴史を追ったもの。これまでのテーマ史の本と異なる点は、日本茶の世界展開を視野に入れた時の海外からの情報を現地領事館がどう集めたのかまで踏み込んでいた。 それを追えるほどディープな関心は生まれなかったけど、世界史の目線で貿易を見ていくのは何故そういう情勢になったのかをメカニズムを知れるという点でやっぱり面白いなとおもった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/05/20(2749日経過)
記録初日
2017/05/20(2749日経過)
読んだ本
182冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
54911ページ(1日平均19ページ)
感想・レビュー
100件(投稿率54.9%)
本棚
6棚
性別
年齢
31歳
血液型
O型
職業
技術系
自己紹介

学部2年の頃に初めて読書というものに触れてから、就職活動・多忙の日々で習慣が途切れながらも今でも長く続いている趣味となりました。
大事に積み上げていきたいという一心で、読んだ本を記録し、レビューを書いて、時には読み返して気になったものを再読しています。

主に現代の日本の小説やエッセイ、仕事に関係のある自己啓発本を読んでいます。
ただ、歴史小説やガチガチのミステリー、学生の恋愛・青春系はどうも忌避してしまいがち。

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