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2025年10月の読書メーターまとめ

もけ
読んだ本
8
読んだページ
2205ページ
感想・レビュー
8
ナイス
202ナイス
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2025年10月に読んだ本
8

2025年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

もけ
短編集。どれもどうということもない話ばかりなのだが、どうということもない話がどうしてこんなに心地よく沁みるのか。一篇読んで、あ~好きだな、と感じ入っては、続く一篇でまた、あ~好き、としみじみしている。マイベストは「春の虫」。虫のように鳴る電灯の下、ぽつぽつとかわされるショウコさんとの会話が、あまりにもよい。さみしくも、愛しい。そのほか、「どうにもこうにも」と「川」あたりも好き。モモイさんみたいな幽霊なら取り憑かれるのもわるくないよね。しばらく前に川上さんの句集を拝読したからか、今回、(続)↓
もけ
2025/10/25 20:38

短編を読んでいてもどことなく俳句みを感じた。(儚く消えゆく一瞬を高解像度で切り取っている感がそう思わせるのかも?不倫ものが読めない私が川上作品なら読めるのは、面倒なところは全部カメラの枠外で、その一瞬の空気感だけが接写で切り取られているからなのかもな、と) 以下引用//私は、つつしんで、怒りつづけることを、決定した。/こんがりと焼けたパンの表面みたいに熱くなってから、章子はするりとシーツの下にもぐりこむ。首から上だけを出して、「ああ冷たい」と言いながら、きれいに包装されたプレゼントみたいにじっとする。

が「ナイス!」と言っています。

2025年10月にナイスが最も多かったつぶやき

もけ

読書グラフが平らになっちゃったなー。読んでないわけではないのだが、感想の出力が滞っている。

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2025年10月の感想・レビュー一覧
8

もけ
ネタバレ作中作五編と著者視点の幕間によって構成された、現実侵食型ホラー。個別の話としては「トゥルージー」と「裏の橋を渡る」が好み。前者はSNSの連帯と煩わしさが恐怖と組み合わさっているところが斬新。後者は橋の下という身近な盲点に怪異を見出したところと、ノスタルジックホラーめいた味わいがよい。最後まで読むと◯ーベルそのものが怪異として立ち上がってくるギミックに関しては今っぽいなと思ったが、ただ私自身はあまりホラーに恐怖を求めていないかもな?とも。もはや何を読んでも怖くないので、日常と非日常のあわい感を求めている。
が「ナイス!」と言っています。
もけ
短編集。どれもどうということもない話ばかりなのだが、どうということもない話がどうしてこんなに心地よく沁みるのか。一篇読んで、あ~好きだな、と感じ入っては、続く一篇でまた、あ~好き、としみじみしている。マイベストは「春の虫」。虫のように鳴る電灯の下、ぽつぽつとかわされるショウコさんとの会話が、あまりにもよい。さみしくも、愛しい。そのほか、「どうにもこうにも」と「川」あたりも好き。モモイさんみたいな幽霊なら取り憑かれるのもわるくないよね。しばらく前に川上さんの句集を拝読したからか、今回、(続)↓
もけ
2025/10/25 20:38

短編を読んでいてもどことなく俳句みを感じた。(儚く消えゆく一瞬を高解像度で切り取っている感がそう思わせるのかも?不倫ものが読めない私が川上作品なら読めるのは、面倒なところは全部カメラの枠外で、その一瞬の空気感だけが接写で切り取られているからなのかもな、と) 以下引用//私は、つつしんで、怒りつづけることを、決定した。/こんがりと焼けたパンの表面みたいに熱くなってから、章子はするりとシーツの下にもぐりこむ。首から上だけを出して、「ああ冷たい」と言いながら、きれいに包装されたプレゼントみたいにじっとする。

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もけ
ネタバレうーん、全体的に胸糞が悪かったなあ。これは個人的な好みなのでどうしようもないのだが、わたしは因果応報系ホラーよりも、何の因果もない善良な市民が理不尽に怪異に遭遇して、回避法を探るホラーが好きなもので……。自業自得な被害者だと、助かってくれ~という気持ちにもなれないから怖がれないし、いまいち乗れないんだよなあ。でも「ゆうずど~」に続いて、媒体が書籍であることに意味をもたせたホラーに挑戦しているところは面白い。個人的には「お孵り」の気持ち悪さがいちばん好きなので、がっつり因習系に振ったホラーもまた読みたいな。
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もけ
ネタバレ今回は個別感想形式で。「戸栗魅姫の仕事」いちばん好き。澤村作品で若干いい話めのEDに出会えるとなんだか得した気分。レア。/「火曜夕方の客」冒頭の“ちょっと不思議な話”感が好きなんだが、墓参りで物語を終わらせず、炎上で店じまいまで書くところがこの上なく澤村伊智(あえての敬称略)である。/「とこよだけ」ばくうど未読なのに読んじまった!/「すみせごの贄」さえづちと連日で読んだのでさすがに覚えている。また出た辻村ゆかりー!!初出エピ覚えてないけど、とりあえず出落ち要員ということは理解した。
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もけ
ネタバレ表題作を読んでいて気づいたのだが、どうやら私は曰く付きのお屋敷で働く女中の語りが好きらしい。そういえば、三津田さんの「妖服の如き切るもの」や、米澤さんの「身内に不幸がありまして」とかも好きだったな、と。レトロな女中口調で語られる怪異はなぜあんなに魅惑的なのか。ときめく。/ところで「母と」の鎌田のおっさんがとても好ましかったので、彼を失ったことがただひたすらにショックである。あと冒頭の琢海やさぐれパートが妙に好き。あまりにもテンポよくイライラしてくれるものだからもはや気持ちがよくて。澤村さんやっぱ巧いなあ。
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もけ
本の装画等を担当なさってるイラストレーターさんのエッセイ。藤野可織さんの「私は幽霊を見ない」の表紙がとても好きで、そこから三好さんを知る。もんやり、ふわーっとした画風と同じく、エッセイもふわーっとしている。ふわーっとしたものをふわーっとしたまま言葉にしているようで、言語化至上主義な現代においては新鮮な読み心地。星新一に憧れ、すいとんを物体エーと名付けた幼少エピソードが面白くて可愛いな。「物の形態を把握する能力があまり」ないというところには共感を覚えるし、コバエの入ったタンメンはわたしも無理です。虫こわい。
もけ
2025/10/16 23:25

ででんでんさん、お久しぶりです~。宮部さんは未チェックでした…!いま検索してきましたが、魂手形の表紙もよいですねぇ。三好さんの絵柄は、かわいいのにさみしかったり、どことなく得体が知れない感じもあって好きです。エッセイも絵のイメージどおりの、穏やかでふわっとしてるけどそわっともするような感じで面白かったですよー。 そうそう!ででんでんさん、先日、藤野さんをお読みになってて…! あの本わたし大好きなので共読でめっちゃうれしかったんですよ~!淡々とした語りがツボな本でした♡

ででんでん
2025/10/17 08:37

私も、もけさんのレビューに藤野さんの本出てきた〜って、嬉しくてついコメント。

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もけ
前からずっと欲しかったイラスト×短歌集。全体的にファンタジックでセンチメンタルな世界観がたいへんツボ。かつて妄想したフィクションみたいなシチュエーションが短歌となっており、懐かしさとときめきを覚える。絵とあわせてのベストは「中央線に揺られる少女の精神外傷(トラウマ)をバターのように溶かせ夕焼け」かなあ。まさに“溶かしバター”としかいいようのない絵の色使いがすばらしい。でも「ドラキュラのマントのような夜がきて学園はもうレイコの私物」も甲乙つけがたい。巻末の雪女の漫画も好き。
もけ
2025/10/15 23:27

以下お気に入り引用/「何時まで放課後だろう 春の夜の水田に揺れるジャスコの灯り」ジャスコというところがいい!/「青春の傷はときどき疼くからクレアラシルは捨てられずある」音読したい!/「東映のオープニングで波かぶるあの岩がある海にいきたい」「もう会えぬペンフレンドを想うとき頭のなかをよぎる流星」「陽だまりの春の廊下でふりむけばタイム・リープの少女に逢える」「君からのメールがなくていまこころ平安京の闇より暗し」

が「ナイス!」と言っています。
もけ
相変わらず安定して面白い著者。ただ今回はやや小粒だった印象。クライマックスへの伏線はそれまでの小エピソードに過不足なく仕込まれているし、ラストにはきちんと胸のすく展開も用意されている。ただあのEDに行き着くまでに、コンシェルジュエピソードがせめてあと五つくらいはほしいんだよなあ。物語がコンパクトすぎて、お仕事ものとしても悪役令嬢ものとしてもラブコメとしても帯に短し襷に長しな感じ。でもマルルカの正体とマルルカ周りの人間関係はめちゃくちゃ面白い。ルーベルトは友好度的にも存在感的にも負けてるぞ。がんばれ!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/10/22(6330日経過)
記録初日
2008/06/01(6473日経過)
読んだ本
1225冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
386594ページ(1日平均59ページ)
感想・レビュー
1137件(投稿率92.8%)
本棚
12棚
自己紹介

ミステリとホラーと青春ものが主食。表紙で本を選びがち。
クローズドサークルや土俗もの、ボーイミーツガールに目がない。
語り口に独特の魅力がある作品が好きで、気に入った文章を収集する習性があります。

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