生まれによる教育の格差を改善しても、今度はさらに遺伝による格差があるのではと思ったが、そこにも先回りして、まず教育を与えて諦める人をなくそう、との真っ当な指摘。確かにその通りだ。著者の想定する通り、私自身は大卒の父親であり、この本を読んで出来ることは、うちの子にどうしたら良い教育を与えられるか、という点で、格差を広げる方向の動きになってしまうのだが、著者の行動や我々にもできる範囲の投票や寄付などで、少しでも子どもたちに良い教育が与えられていってほしいとは願う。
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