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2024年11月の読書メーターまとめ

007 kazu
読んだ本
9
読んだページ
2563ページ
感想・レビュー
9
ナイス
739ナイス

2024年11月に読んだ本
9

2024年11月のお気に入り登録
1

  • あやすけ3006

2024年11月のお気に入られ登録
1

  • あやすけ3006

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

007 kazu
京都を舞台に、駅伝・野球といった青春を掛け合わせた二作。共に歴史上の人間が現代に出てくる万城目ワールド。特に必然性なく新選組と駅伝がかけわせられるあたり(笑)。 その設定抜きにしても普通に良い話が成り立っている。 表題作はスナックのママのキスを巡る教授陣の争いに巻き込まれ、盛夏の8月に草野球に参加させられる学生の話。人数が集まらないときにあらわれた助っ人3人が実は・・。思わずほろりとくる。いつものぶっ飛び具合が少なく残念な気もするが読み出がありました。★4
007 kazu
2024/11/17 10:54

図書館予約のタイミングで偶然、京都滞在のときにこの本に巡り合ったのに不思議な因縁を感じる。帰京の新幹線にて読了。

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

007 kazu

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が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
9

007 kazu
信長に攻められた一条谷で家族を失いながら石垣職人の頭、源齋に拾われた幼き匡介。職人集団穴太衆に育てられ、後継ぎと目されるまで成長する。秀吉の死により再び戦の予感の中で、鉄砲づくりの雄、国友衆にも大きな依頼が来る。最強の矛に対して、匡介は盾となり防げるのか?現代の安全保障にも通づる問題を描くが、この作家は人を書くのがやはりうまい。大津城での大工事。城主とその妻お初、彼らの激励に喜ぶ百姓たち。匡介とは真逆の立場で平和のために武器職人の腕を磨く彦九郎。登場人物達が紙面から浮き上がり、脳内で勝手に動画化している。
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007 kazu
恋人がめるすけと称し、SNS他の地下アイドルの推し活することに嫌気がさし、プロポーズされてもそのアイドルへの憎悪をたぎらす女性の話から始まる連作短編。最初は何を読まされているの?と感じるが地下アイドルにいた人たちの目線での作品として理解したら加速して読めた。最後はその推しの対象であった瑠璃目線での苦しいまでのめるすけへの一途な愛が語られ、なるほど。最後の話は瑠璃の行動が一線を越えていて、完全にストーカーのそれじゃんと恐れおののきつつ苦しい読書であったが、読み応えはあった。愛の反対はやはり呪いか★3.5
が「ナイス!」と言っています。
007 kazu
京都を舞台に、駅伝・野球といった青春を掛け合わせた二作。共に歴史上の人間が現代に出てくる万城目ワールド。特に必然性なく新選組と駅伝がかけわせられるあたり(笑)。 その設定抜きにしても普通に良い話が成り立っている。 表題作はスナックのママのキスを巡る教授陣の争いに巻き込まれ、盛夏の8月に草野球に参加させられる学生の話。人数が集まらないときにあらわれた助っ人3人が実は・・。思わずほろりとくる。いつものぶっ飛び具合が少なく残念な気もするが読み出がありました。★4
007 kazu
2024/11/17 10:54

図書館予約のタイミングで偶然、京都滞在のときにこの本に巡り合ったのに不思議な因縁を感じる。帰京の新幹線にて読了。

が「ナイス!」と言っています。
007 kazu
犠牲を払うも大生部夫妻の娘しおりを取り戻し、帰国した一行。しおりの記憶は戻らないが平穏な生活を取り戻す中、しおりを取り戻すべくバキリが来日。仲間は奇怪な死を遂げ、TV局でのバキリとの最終決戦へ。オカルト否定をした1巻に比べて、最後はほとんど呪術回戦状態。 文句なしの面白さでしたが、お坊さんの立ち位置がやや中途半端だったような。オウム事件の前に書かれた作品と思うと時代を先取りした節も。自分が大学生のときに大評判になっていたが実に四半世紀温めてしまった。当時読んでいたらもっと衝撃を受けていたと思う。★4
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007 kazu
サラリーマンであった著者の90年代アジア旅行記。文章はユーモラスに描かれ、サクッと読めるが受けを狙いすぎて滑っている感もありつつ、たまにツボにはまる表現もあり、評価に困る(笑)。サラリーマンしながらこんな時間取れるの(長時間バスに乗る描写多数)?羨ましい、と的外れな感想も抱く。同じアジアでも経済発展を遂げた今ではできない経験もあるのでは?旅慣れてそうで、だまされることも多く詰めが甘いところが面白い。最後の香港女性との話は、映画にもなりそういい話じゃないか!ほろりと来た(さすがに多少は盛っていると思うが)
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007 kazu
別荘地の夜に起こる無差別の殺人事件。被害者はその日にバーベキューで集まっていた者達。直後、「死刑になりたかった」といって一人の男がに出頭するが、詳細は語らない。 後日、被害者家族たちが検証会として称し、非番の加賀恭一郎も参加し事件の詳細が紐解かれていく。後半に入り、予想通り検証会参加者が抱えている闇も暴露されるが前半にもう少し伏線が欲しい。唐突、後付け感がある。検証会に参加する「実行犯」の妹やタイトルにもなっている手紙が展開上 さして影響がないのは肩透かしであった。(続く)★4
007 kazu
2024/11/13 19:03

とはいえ高次方程式の問いのような謎が最後の最後にきれいに解かれていくカタルシス。さすがの読み応えでした。

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007 kazu
大生部一家はTVクルーと共にケニアへ。ペテン師呼ばわりされたスプーン曲げの清川も同行し、呪術師への取材を行う。大魔術師バキリとの面会を行うが、バナナのキジーツと呼ばれる呪具を巡る後半の急展開。呪具のまさかの正体とその奪取、そして犠牲を伴う逃亡劇。唖然とする展開に目が離せない。3巻へ。
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007 kazu
胎児の異常を検査する出生前診断にて誤った結果を伝えられた母親はダウン症の子「天聖」を産み、天聖は3か月後に亡くなる。母親は担当医に訴訟を起こすことで、世間からも非難を浴びる。生命とは何か。「べき論」を言うのは簡単だが、道徳論、当事者の感情や生活環境、多くの要素が絡む 正解のない「命の選別」という厳しい問いを読者に突きつける。(安直ではあるが)当事者が考え抜いた結果であればその選択を尊重することが望ましいとは考える。が、診断技術の発達は「命の選別」を今後より促すであろう。(続く)
007 kazu
2024/11/07 14:35

本書ではダウン症が焦点にあたるが、今後は肥満遺伝子があるので・・という理由で選別する人間も出てくるかもしれない。不本意ながら3ヵ月の命だったかもしれない「天聖」だが、訴訟や本書の存在などを通じてこうした「問い」を出し、議論が起きるならやはりその命の意義はあったと信じたい。

007 kazu
2024/11/07 14:41

一般的に障害児を育てるにあたり、親の「自分の健康に問題が生じたら」「自分が死んだ後」という不安をよく聞く。しかしながら、現実に障害者は存在しそうした問題をクリアしている事例があるはずで、そのような安全網の存在がもっと知られるべきであろう。

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007 kazu
高校の文化祭で大きな空き缶タペストリーを作った高校生達の27年後、当時の1人彗子が秦野市に戻り、天文台を作る計画を知った同窓生が、その協力のためにまた集まる青春譚。既に亡くなった者、心の病から引きこもりになった者。時の経過は多くの変化をもたらし、また再会は、残酷な過去をさらけ出す。それでもかつてを思い出しながら一つになっていく過程は読み応えあり。引きこもりの和也が「参加」する天文台の完成式のシーンはジワリとくる。「いい話」は違和感を抱くことも多いが著者の作品は押しつけがましさがなくすっと心に沁みる。★4
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/07/03(2726日経過)
記録初日
2015/06/26(3464日経過)
読んだ本
574冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
192452ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
559件(投稿率97.4%)
本棚
8棚
年齢
47歳
現住所
東京都
自己紹介

【2018/04/01】仕事の役割も変わり、新年度ということで更新。使い初めて半年強、なぜもっと早く使わなかったのと後悔中。皆さんの感想を通じて出会った本もたくさん出てきましたが、おかげで積読が増える一方です。文章訓練のつもりで「粗筋+感想+評価」という構成を心がけていますが、一貫性はないです。★5を最大評価としています。読んだ本は肯定的な評価をするように心がけていますが、どうしても合わない物はあります。共読本が少なくても、文章に惹かれた方をお気に入りに勝手ながら登録させて頂いておりますがご容赦を。

好きなもの
【本】乱読を心がけていますがミステリに偏りがち。辺境物や国際政治・歴史系・スポーツドキュメンタリ本が好き。
【スポーツ】野球観戦:熱狂的西武ファン、高校野球も大好き。春夏に限ってロードバイクでちょい遠出をします。
【音楽】30過ぎてからピアノやオーケストラのすばらしさに気づく。楽器弾けないけど。
    上原ひろみ、ピアノジャック、レフレール、他インスト系バンド多数たまにクラシックコンサートも。
【ファッション】オーダースーツ、ニット、革靴にはまり中。
         

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