読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

gtn
読んだ本
33
読んだページ
5726ページ
感想・レビュー
31
ナイス
834ナイス

2024年10月に読んだ本
33

2024年10月のお気に入り登録
2

  • うりぼう
  • Nao023

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • うりぼう
  • Nao023

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

gtn
関東大震災後に起こった朝鮮人に対する流言蜚語。これも、震災直後、パニックに陥った東京府民のデマを、時の内務省が惨状から目をそらそうとして意図的に行ったもの。権力は民衆に怯える。特に圧力に抗する者に怯える。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

gtn

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:34冊 読んだページ数:5689ページ ナイス数:940ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/789562/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
31

gtn
幼子から7歳まで狼に育てられ、その後孤児院で育ち、17歳で逝った少女の観察記。物心がつくまでの習慣は簡単には取れないが、ゆっくりと人間生活に馴染んでいく。感慨深いのは、母狼が弓矢で射殺され、"救出"された後も、その子に人間に対する”警戒心”は続いたものの、”復讐心”はなかったこと。戦争とは、人間固有のもの。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
子育ては大変。助力者が絶対必要。一つ、ババールは、猿や亀、リス、キリン等の尽力に、お礼の一つも述べていないことが気になる。
うりぼう
2024/10/31 12:21

gtnさん お気に入りありがとうございます。よろしくお願いします。

gtn
2024/10/31 14:56

こちらこそよろしくお願いします。

が「ナイス!」と言っています。
gtn
ババールの良さは順応性。いざとなると、象の王であることを横に置き、鯨に助けられたり、サーカスでラッパを吹いたりする。最後にサイとの戦いに勝利した場面で終えている。ちょっと抜けたところはあるが、やはりリーダーだと言いたかったのだろうか。やや唐突感がある。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
連載時の1980年代初頭、中学生だった私は、全て実話だと信じ、夢中になって読んだ。後に、ビジネスだと知り、急速に興味を失ったが、今般再読すると、スタン・ハンセンがルー・テーズに「あなたの全盛期のようにセメントでもラフにも強い」レスラーを目指すと発言。当時から"ショー"であることを隠していなかったことが分かる。なお、巻末に、引退したばかりの大仁田厚へのインタビュー掲載。「もしいつかまたプロレスをやることがあったら…」と早くも伏線を敷いている。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
コロナ発生から半年後の座談会。出席者全員死刑反対派であるため、裁判官がマスクをして人を裁き、表情が見えないためことは、情味に欠け、裁判の公開に反する等、過剰反応する。牽強付会もいい所。コロナという災禍さえも理論武装の足しにしようとするところが鼻につく。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
前号に引き続き、林家正楽一門以外の紙切師を紹介。上方の香味喜利平や晴乃ダイナは他の本で経歴やエピソードは知っていたが、消息は分からなかった。著者の追跡調査によると、推定没年が分かる。本書があればこそ。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
1980年発行。若きさんまも登載。写真は、スポーツ刈りに着物。「同門の小禄とコンビを組んで演ずる漫才に得難い素質を見せる」とある。小禄とは、五所の家小禄。後に、詐欺罪で逮捕。さんまも当時から、素行不良の相方を持て余していたのかもしれない。ピン芸人を志向するきっかけになったのかも。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
紙切りといえば林家正楽。このため、正楽以外の名もなき紙切師を紹介。三遊亭円雀という人物は、戦線慰問で食っていたのに、終戦後進駐軍慰問に乗り換えたというので如才ない。生きるために必死だったと捉えたい。寄席にも出ていたが昭和30年中風で倒れる。腕は落ち、呂律が回らない。乱暴者の先代馬風が「ラリルレロと言ってみろ」と円雀をからかっていたと、談志が思い出を語る。だが、こうしてエピソードが残っているだけでも、芸人として幸運か。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
室町の時代は、男女同権だった。いや、女性の方が強かった。時代を経て、現在も女性の方が強い。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
野蛮人は権威に弱い。その権威が偽物であっても。権威を笠に着る者も臆病だが、野蛮人よりはしたたか。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
最初に、おかずばかり集中し過ぎ。米飯の上に海苔が乗っていたから良かったものの、もし無かったならば、米を持て余すことになっただろう。いや、「ぼく」なりのダンドリに口を挟むまい。結局完食したのだから。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
「作戦は下手だったですね。ものすごく大雑把でした」と根本監督を評する選手。だが、根本氏が語るように、自身の役割は「土木事業」であり、将来の基礎を築くこと。実際、彼からバトンを引き継いだ監督は、広島、西武、ホークスを優勝に導いている。"土木"だけではない。将来を見据えた企画力。西部、ホークスに至っては常勝軍団に引き上げた。それを成らしめたのは結局器の大きさ。誰もが彼に応えたいと思わせる何かがあった。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
太宰に心酔していた著者が、戦後復員し、勇気を出して訪問。やがて太宰も心を開き、「木村」と呼び捨てし、会うたびに酒を交わすようになる。「先生のもつユーモアは、身を粉にしても、みなさまの御機嫌をとり結ぼうとする奉仕と道化精神のあらわれ」であり、そこに「かなしくすすり泣く孤独を感じた」と著者。作風の変化から、"最期"が近いことに気付く。太宰のもとに駆け付け「命だけは…」と言おうとするも、言葉にできない。そして予感は的中。生身の太宰を見つめ、愛したからこそ。まさに師弟。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
擬態も、極めれば、善悪はともかく本物と区別がつかなくなる。特に現在のネット社会においては顕著。本作は1970年から71年連載。ところどころ、永島慎二に似たタッチあり。こんな巨匠でも、時代を気にしていたのか。手塚氏に人間臭さを感じる。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
大学生時代に購入したから、あれから30年以上経つ。この事典の読みどころは、名もなき噺家を網羅していること。生没年不明が大半。志ん生の最初の師匠「イカタチ」の円盛なんか、まだ有名な方。名人、初代圓右の息子も噺家となり、周りにチヤホヤされたために天狗に。だが、父没後は、見放され、「バカ松」と陰口を叩かれ、廃業。戦後は郵便局に勤めていたとか。"七光り"の象徴。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
最終的に増長したが、最初、お弁当を「ちょっぴり」盗み食いした犯人がかわいい。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
ツナタマゴ、ハムチーズとまずは確実にストライクを取ってから、海苔納豆という抉るような変化球を放ってくるお母さん。だが、娘もそんなサンドイッチを冷静にジャストミートする。双方満足なためイーブン。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
両親殺害を問われ死刑判決を受けた佐々木哲也。1974年に逮捕、拘置所に繋がれてから半世紀。父は母に殺された。母は、父の死体処理を依頼した第三者に殺されたとの彼の主張。父の死亡推定時刻後も、母が米飯を買いに来たとの食堂経営者の証言もある。袴田巌さん以外にも、冤罪の可能性で何十年と勾留されている死刑囚がいる。面子など考えず、そのような死刑囚に一括再審請求を認める法務大臣は出ないものか。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
関東大震災後に起こった朝鮮人に対する流言蜚語。これも、震災直後、パニックに陥った東京府民のデマを、時の内務省が惨状から目をそらそうとして意図的に行ったもの。権力は民衆に怯える。特に圧力に抗する者に怯える。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
シチュエーションは著者の創作だろうが、官能は著者の実体験だろうか。理性的かつ分析力もある主人公が、結局本能に翻弄される。いわば、愚かともいえる人物を、女性の著者が描くところに説得力がある。是非は別として。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
東京かわら版の4月号は、昨年発刊された演芸本を網羅しているため、漏れがないか毎年購入。物故者の紹介も貴重。令和2年、内海桂子師匠、こん平師匠が亡くなったことは既知として、初代三平師の弟子、クーペが72歳で没していたことなぞ、本書がなければ知る由もない。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
人生の終末に、この世に生まれたきた理由とも取れることを成し遂げたアンジェロ。なおかつ、孤独にみえるが、決して孤独ではなかった。尊い。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
「あしたのジョー」の周辺を描く。ジョーと力石の死闘のさなかにアニメ化が決定し、ストーリー冒頭から開始するアニメに水を差さないよう、力石を殺さないでくれと制作会社に圧力をかけられたとのこと。この頃、既に原作者梶原一騎から著者に主導権が移っていたことが分かる。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
地名を由来を探るためには、「できるだけ小さな地名をえらぶ」ことと著者。例えば、「草」「笠」が付く地名は「日陰地」を指す。著者はそこから、実地に足を運び確証していく。机上の空想より、フィールドワーク。実体験ほど説得力を持つものはない。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
たまに、職場を抜けて鴨川沿いで一服しているが、鳩もスズメも、一羽が飛び立てば、それに倣って一斉に飛び立つ。人間も含め、動物が群れを成すのは、生存本能かもしれない。なお、群れの成し方が一番下手くそなのは人間。
みさどん
2024/10/07 06:31

なるほど。学生の頃、群れるって嫌な感じでしたね。一人でも行動できるっ通のって。人の群れはマイナスな使い方の方が多いみたい。

gtn
2024/10/07 12:54

そうですね。派閥や一人では小心な輩等、「群れる」というのは負のイメージがありますね。一方、「団結」と言い換えると、正のイメージが生まれます。

が「ナイス!」と言っています。
gtn
昭和43年から45年にかけた短編集全16話。大学紛争や産業スパイ等、当時の世相を反映しているためか、ハッピーエンドは少ない。中でも「カメレオン」の一篇は、グロテスク。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
対等であってこそ、心を許し合える。本書から離れるが、私は「寄り添う」という言葉が嫌いだ。上から目線のように感じるから。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
なぜ「客の入らない寄席」名古屋の大須演芸場に、著者が20年近くも根付いていたのかと以前から疑問だったが氷解。同演芸場の支配人を担っていたとは。年に一度の志ん朝独演会を実現させたのも、著者の功績。その他、二代目圓歌没後、三代目門下になった後の師の冷遇や、大量真打昇進者の一人であった著者が、マスコミ批判に反論した談志の優しさに触れたこと等、興味深いエピソード多。一見地味だが、本書が編まれたのも著者の人徳の致すところ。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
ツッコミ一人とボケ二人のコント。最後は、ボケ二人にはやされ、ツッコミもイリュージョンに巻き込まれる。斬新。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
元小結大潮、波多野兼二氏の訃報。享年76。小学生から大学生にかけて、一番好きだった力士。ハズ押しで土俵際まで追い込むも、後一歩で引かれて前にバタンと倒れる姿を何度見たことか。だが、彼の通算出場記録1891は未だ破られていない。破られてほしくない。
が「ナイス!」と言っています。
gtn
ニンジン、ピーマン、タマネギをだましだまし食べさせるための食育絵本。だが、気付かず食べさせることに、どれだけの意味があるか。むしろ、ピーマンを焼いて鰹節をかけ、醤油を垂らしたものを食わせた方が、嗜好するかもしれない。なお、本当にニンジン、ピーマンが嫌いなのは、子供ではなく大人。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/01(2640日経過)
記録初日
2017/09/01(2640日経過)
読んだ本
5058冊(1日平均1.92冊)
読んだページ
933266ページ(1日平均353ページ)
感想・レビュー
4268件(投稿率84.4%)
本棚
1棚
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう