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2023年11月の読書メーターまとめ

Inzaghico
読んだ本
10
読んだページ
3420ページ
感想・レビュー
10
ナイス
114ナイス

2023年11月に読んだ本
10

2023年11月のお気に入られ登録
1

  • Minamihama

2023年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Inzaghico
ポテトチップスの文化史として一級品。日本のポテトチップスの2大メーカーであるカルビーと湖池屋にも丁寧に取材して、その成果を反映させている。かつては貧乏人の主食だったジャガイモを、子どものおやつ、そして大人の酒のお供へと発展させた日本メーカーはすごい。我が家も、週末に酒を飲むときのつまみに、ポテトチップスを買いに最寄りのコンビニまで馳せ参じることがしょっちゅうだ。ちなみにポテトチップスをここまでの存在にのしあげたのは、スーパーではなくコンビニだというのも本書で知った。
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2023年11月にナイスが最も多かったつぶやき

Inzaghico

2023年10月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:2682ページ ナイス数:122ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/793867/summary/monthly/2023/10

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2023年11月の感想・レビュー一覧
10

Inzaghico
紹介されている本に書誌情報がついているのが、ひじょうに親切だ。児童文学を取り上げた章では「トムは真夜中の庭で」がイチオシだ。この作品は、かなり前に翻訳仲間が子どものころの愛読書で絶賛していたのが、妙に記憶に残っていた。そして本書では河合隼雄と長田弘が傑作だと褒めている。また、著者はその他の児童文学も「手加減のない」翻訳で読むと、大人の読み物としても立派に通用すると説く。このあたりは、中島京子さんの『ワンダーランドに卒業はない』でも強調されている。『ピノッキオ』なんて、そりゃもう……。
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Inzaghico
黒人女性=人種差別・性被害の被害者という一面的かつ紋切り型の解釈を、当人たちは軽々と覆す。もちろん、人種差別もあれば性被害もある。だが、彼女たちはしたたかに、しなやかに、生きて道を拓く。登場する女性がみな賢い。基本的に、政府に頼ろうとしない姿勢を貫く。 マキシーン・ホン・キングストンについて、黒人作家が語る一節も瞠目する。「彼女(=キングストン)は誰にもできなことを成しとげたと思う。(中略)マキシーンは物語る声を見つけたと思う。彼女の見つけた方法はまだ評価されていない」けだし名言。
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Inzaghico
ご恵贈御礼。カバーに「無実を叫ぶ新聞記者に下された非情の死刑判決。彼を裁いた陪審員が人里離れた山荘で次々と無惨な死を遂げる……」。実際に被告が無実だったことが文中で明らかになる。それを知った陪審員のそれぞれの反応が、アメリカ社会の意識を如実に表している。 一人また一人と殺されていく様子はクリスティの『そして誰もいなくなった』っぽいが、犯人は生きて捕まるのが、白黒つけたいアメリカ人気質なんだろうか、などと思う。
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文中にも出てくるが「遺伝子とDNAの違いって何?」がずっと気になっている。ほぼ同義語で使われているが、著者も同じ疑問を抱えていたので安心した笑 遺伝子はもっているかどうかではなく、働いているかどうかがポイント、というのはなるほどなあ、と。98%の遺伝子は寝ている(がいざというときは頼りになるラスボス)。 免疫のしくみも図解でわかりやすい。 最後はきれいに終わっているが、これはあったほうがよかったのか、なかったほうがよかったのか、よくわからない(個人的にはいらないんじゃないか、とも思った)。
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Inzaghico
絶筆となった未完の長編「白樺荘事件」も収録されている。ここまで書いてあったら、あと一息なのに。わたしにしては珍しく犯人の目星もついてきたのに。解説を読むと、書く時間はなかったわけではないとのこと。それだけにますます悔やまれる。「鎌倉ミステリーガイド」では、当時、鎌倉在住だったミステリ作家や翻訳家がモデルとなっている人物が多々登場する。解説で種明かしをしてくれているのが嬉しい(よく「これ誰がモデルなの~! キーッ!」となっているのだ)。鎌倉には田村隆一も住んでいたが、彼は登場せず。
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Inzaghico
月刊誌の「本の雑誌」からの特集の再録が多い。それぞれの記事の末尾に(X年Y月号より再録)って入れておいてくれたらありがたかったな。大変なのは承知だけど。とはいえ、登場する店舗に閉店や移転の印を逐一いれてくれているのは、ありがたかった。新陳代謝が活発なのはいいことで、新しいお店が多いのも神保町ならでは。最初は入りにくいけれど、何度か通うと居心地がよくなる。学士会館も山の上ホテルももうすぐなくなってしまうけれど、それに変わるワクワクは間違いなく登場する。
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Inzaghico
ポテトチップスの文化史として一級品。日本のポテトチップスの2大メーカーであるカルビーと湖池屋にも丁寧に取材して、その成果を反映させている。かつては貧乏人の主食だったジャガイモを、子どものおやつ、そして大人の酒のお供へと発展させた日本メーカーはすごい。我が家も、週末に酒を飲むときのつまみに、ポテトチップスを買いに最寄りのコンビニまで馳せ参じることがしょっちゅうだ。ちなみにポテトチップスをここまでの存在にのしあげたのは、スーパーではなくコンビニだというのも本書で知った。
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Inzaghico
著者はここでいったん小休止、というようなことをあとがきで書いているが、ここで終わらせたほうがいいんじゃないか、と老婆心ながら思う。人間と一緒に暮らすタングが、人間に近づく大きな一歩を踏み出したところでもあるし。人間の女の子に恋心を抱いて(なおかつ両思い!)、どうにかして彼女を直接的に感じたい、というタングのもどかしさを描ききったように思うのだ。悪役も再度登場させるのも難しいだろうし。
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Inzaghico
ふとした台詞に「ああ、ほんとにそうだよなあ」と思う。小難しい理屈ではなく、日々こつこつと生きてきたからこその言葉、とでも言おうか。ベトナムの塩がおいしい、というのを読んで、いま、試してみたくてたまらない。これが書かれたのは専売公社時代で、たしかに当時は塩の選択肢がなかった。今は日本もおいしい塩がたくさんある。だがしかし、このベトナムの塩のおいしさを微に入り細に入って描写されたら、もう。我が家がたいへん大事に使っているベトナムのレモン塩だが、日本で買えない。日本で買えるようにしてもらいたい。
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Inzaghico
役人の性なのか(笑)、規則や法律の条文が多く、素人は読んでいてクラクラしてくるが、冒頭と最後に著者の論旨が簡潔にまとめられている。そして不当な扱いを受けてきた、否、今も受けている家政婦を『「正義の刃」の犠牲者』と評している。戦前戦後の悪徳人夫供給業者を罰して正すという試みの巻き添えを食ってしまったのが、家政婦だった。彼女たちが、そのモデルが生まれた当初の派出婦会からの派遣、というままでいられたら、そんなことにははらなかった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/23(2475日経過)
記録初日
2017/09/23(2475日経過)
読んだ本
896冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
271574ページ(1日平均109ページ)
感想・レビュー
858件(投稿率95.8%)
本棚
2棚
性別
血液型
A型
外部サイト
自己紹介

好きなものを好きなように読んでいます。

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