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2024年5月の読書メーターまとめ

Inzaghico (Etsuko Oshita)
読んだ本
10
読んだページ
2590ページ
感想・レビュー
8
ナイス
111ナイス

2024年5月に読んだ本
10

2024年5月のお気に入り登録
1

  • fabi@第一芸人文芸部

2024年5月のお気に入られ登録
4

  • 岡崎岳
  • fabi@第一芸人文芸部
  • kichine
  • 青猫ノラ

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Inzaghico (Etsuko Oshita)
明治時代までさかのぼり、そこから現代まで時代を下って労働と読書の関係史を概観し、読書と労働の両立を可能にする提言で〆る。それぞれの時代の労働者の読書傾向の移り変わりが、その時代のベストセラーや話題作とともに描かれており、当時の空気などが思い出されて懐かしい。 最後に、実践的な「働きながら本を読むコツ」が出てくる。自分に合うSNSの読書アカウントをフォローする、読書用のiPadを買う、書店に行く。最近Kindleで洋書を読む便利さに目覚め、長年利用していたネット書店が閉鎖された人間として意を強くした次第。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

Inzaghico (Etsuko Oshita)

2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:3000ページ ナイス数:109ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/793867/summary/monthly/2024/4

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2024年5月の感想・レビュー一覧
8

Inzaghico (Etsuko Oshita)
金井姉妹が、大江健三郎の武田百合子評をあまりに男性視線すぎる、とバッサリ斬っているのが痛快至極。武田は「私の本を読んで、こんな文章なら、あたしにでも欠けると思ってる人、多いでしょ」と憎々しげに言っていたという。また、『富士日記』を読んだ男性読者から「相当貯めたでしょ」と言われた、とも。ここで金井姉妹が、石井桃子も引き合いに出して「貯めたでしょ」というのは男性、これくらいならわたしにも書けると思うのが女性、と分析しているのが、まあ痛快ったらない。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
実際の「(日本ではない)アジアの街角」が登場するのはあまりなく、「日本というアジアの街角」がアジアの人々を迎える作品が並ぶ。よく考えたら、日本はアジアなんだよ。 桜庭一樹の「月下老人」がしみじみ味わい深い。新大久保に台湾で有名な縁結びの神様「月下老人」がいる、と書いてあるが、ほんとにあると知らなかった。新大久保の探偵「屋」が舞台というのもいい。「屋」のほうが、気さくになんでも頼めそうではないか(実際に頼める)。最後に、かの有名な「月がきれいですね」で〆るのがおしゃれ。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
現代では、放課後や週末の習いごとや体験プログラムが贅沢扱いになっている家庭も少なくない。本書では、習いごとや家族旅行が贅沢扱いの家庭の親のインタヴューが軸になっている。このような家庭のハンバーガーショップの注文のしかたに涙が出そうになる。課外活動も、週末や放課後に子どもに付き添えないから諦めさせる親も多かった。本書は、なかなか明らかになることがない「体験格差」の実情を知ってもらうことが主眼だ。個人の力でどうしようもない問題ということを読者があらためて知ることが大事なのだ。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
明治時代までさかのぼり、そこから現代まで時代を下って労働と読書の関係史を概観し、読書と労働の両立を可能にする提言で〆る。それぞれの時代の労働者の読書傾向の移り変わりが、その時代のベストセラーや話題作とともに描かれており、当時の空気などが思い出されて懐かしい。 最後に、実践的な「働きながら本を読むコツ」が出てくる。自分に合うSNSの読書アカウントをフォローする、読書用のiPadを買う、書店に行く。最近Kindleで洋書を読む便利さに目覚め、長年利用していたネット書店が閉鎖された人間として意を強くした次第。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
初版は1953年。文章の流れや言い回しの美しさに脱帽する。最終の第3部"Burning Bright(明るく燃えて)"に尽きる。ここで描かれている焚書には、文化を守るいう役割もあった。だから、主人公を受け入れた逃亡者たち(文化人)は分担して名著や古典を暗記して、本を焼いた。暗黒時代が終わったら、それぞれが覚えている部分を暗誦し、それを活字に移し替えるという希望を抱いて。 並行して読んでいた邦訳のハヤカワSF文庫の訳者、伊藤典夫のあとがきが熱い(笑)。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
物騒なタイトルでぎょっとするが、ちょっとネタバレすると、『木挽町のあだ討ち』タイプの叙述トリックだ。 杉森「くん」にも、「殺す」にも二重三重の意味があるので、なかなか侮れない。語り手の高校1年生が若いというのも設定に入れ込み済みなんだろうか。語り手の父親の再婚相手の連れ子のミトさん、再婚相手であるおかあさん、美術教師、佐藤さんという頼れる先があるかないか、で若者の人生は大きく変わる。自分でどうしようもないことに対して自責の念にかられる必要はない、と外側から言ってもらえるだけで、人生どれだけ救われることか。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
今上天皇の『テムズとともに』も読んだが、お立場の違いもあるのだろうか、彬子さまはイギリスは完全に単独行動がとれたとのことで、自由度がまったく違う。一人旅やご友人との旅行、学会発表や調査研究のための移動などで発生する事件を読んでは大笑いした。彬子女王の場合、2週間以上の滞在はEU圏内だと側衛(警護)がつかない。側衛も送り迎えだけすればいい。とはいえ、英語ができない人が多く、なかなか面白いエピソードが続出。シオダさんという巨漢の男性のエピソードは群を抜いて笑えた。今は定年退職して新たな道で活躍されている由。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
我が家の近所にも、歩いて行けるところ(©当社比)だけで5軒程度は思いつく。そして、メニューやデザインが似通っているところが多い。そして、実はこのようなインドカレー店の多くはネパール人が経営しているのだ。 最近は日本が安い国になり、日本マジックが薄れているという。そして、日本という国は移民や外国人が暮らしにくいところである。また、カレー店で働くネパール人の子どものケアがじゅうぶんにできていないことが多々ある。まさに我々は彼らの「光と影」を食している。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/23(2662日経過)
記録初日
2017/09/23(2662日経過)
読んだ本
947冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
287388ページ(1日平均107ページ)
感想・レビュー
905件(投稿率95.6%)
本棚
2棚
性別
血液型
A型
外部サイト
自己紹介

好きなものを好きなように読んでいます。

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