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2024年9月の読書メーターまとめ

テリトリーM
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感想・レビュー
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ナイス
203ナイス

2024年9月に読んだ本
13

2024年9月のお気に入られ登録
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2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

テリトリーM
短編集。いろんな家族のお話。何が起こるかはわからないけれど何かを得るために何らかの儀式として訪れた場所で、答えを見つけてリスタートする人たちのお話、なのではないか。人と同じ足取りで歳を重ねられれば良いけどその速度は違う。思うことも覚えていることも違う。立場が変わったとき、どう受け入れどう対応していくのか。それは様々だ。それで良い。そう思った。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

テリトリーM

朝ドラから。自分のことで辛くなるなら人のせいにして楽になればいい。こんなこと言ってくれる母親だと私は楽になっていたかも。私の母はうまくいかないと私のせいにした。母のようにはなるまいと子育てしてきたけれど、娘たちにとって私はどんな母だったのだろうか。後悔ばかりの日々。また落ちてきた。

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2024年9月の感想・レビュー一覧
13

テリトリーM
大学時代「カニザノビー」ってバンドを組んでたメンバー4人のお話。ボーカル古井絹枝は母が属していた合唱団コーロ・チェーロに誘われるが反発する。けれど歌うことは好きだ。そのことに気づいたとき目標が生まれる。小野寺作品『カニザノビー』がバンド名として登場して、本のこともちょっと触れられて、テンション上がった。オカリナの男前っぷりに拍手。お互いを認め合う4人だったから成立したバンドだったのだろうな。再結成とかないのは残念だけど、同窓会、して欲しい。
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テリトリーM
ベルジュ江戸川の4部屋の住人のお話。挨拶はするけれど親しくはないご近所。でも同じアパートに住む安心感はある。102号室の家族が引越す日に4部屋の住人が一瞬だけど全員揃う。弱っていると悪い方向に考えてしまう。だけどそこからは上るだけ。きっと今より良い日々が待ち受けている。頑張れと応援するよ。そんな人たちの日常。
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テリトリーM
ネタバレ顔を晒すくらいなら独りが良いと人との関わりを避けて来た桐子。匙田老人に誘われ「居酒屋やぶへび」で食事をするようになり彼女は自分を取り戻していく。美人が故のエピソードにはびっくりしかないけど、自分をさらけ出した彼女の周りは賑やかで温かい。匙田さんへのアプローチも別人のようだ。美味しい物を食べて、楽しい時間が過ごせると人は前向きになれるのかな。
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テリトリーM
梨木匠。彼は中学3年の時の不登校だった三雲さんを教室に入れる手助けをしてから自分には「人の気持ちに触れられる」特別な力があると信じ、みんなの感情を気にかけるようになる。ただ、気遣うけど深く踏み込まないし、自分のことを語ろうとしない匠。河野さん、香山くん、店長大竹さん、常盤さんと関わっていくことでそんな自分に気づく。自己肯定感の低い匠には誰かのために使える力があることが自分の存在意義になっていたのだろう。匠がこれからはもっと気楽に人と付き合えますように。『NONNA』に良いバイトが来て、長く続きますように。
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テリトリーM
『吉成製菓』で働くことになった茉子。何とも感じの悪い人たちばかり登場してくる。茉子からみた人の評価だからだろうか。「みんなと仲良くできなくてもいい、嫌いな子がいてもいい、でも他人には敬意を払いなさい」茉子の変化に敏感な両親からの教えだ。そんな「言葉の通じる環境で」茉子は両親に正しく育てられたのだ。声を上げるべきとき、もう言葉を飲み込まない。逞しい。周りにいたら仲良くなれそうもないけど、こういう人は必要だなぁと思った。好きな人にも巡り会えて、茉子の転職は大成功だ。
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テリトリーM
優等生で負けず嫌いなかえで、4年生と、マイペースで不器用なつくし、2年生姉妹の日常5篇。かえでは自慢の姉だけどときどき意地悪、だけどいつもつくしを助けてくれる。かえでが右足を引きずること、それをカバーすべく努力するとこ、つくしはかえでの良いところをたくさん知ってる。泣いたり笑ったり姉妹ならではの日常に胸が熱くなる。このまま、お互い大好きなまま大きくなって欲しいなぁ。
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テリトリーM
表題作「月まで三キロ」は、え〜こんな展開と落ち込んだけれど、月まで三キロの種明かしで、最後には上向きにさせてくれた。どの話も私の心を緩ませ楽にしてくれた。そして「山を刻む」でリカバリーできた。家族と対峙することは今の私にはキツイ。それでもいつかはキチンと向き合って自分の言葉で気持ちを伝えよう。そう覚悟を決めた。背中を押してもらった気がする。
テリトリーM
2024/09/07 20:11

JD 様 本当に一歩前に進める作品でした。今読めて良かったです。ありがとうございました。

J D
2024/09/07 20:44

テリトリーMさん、前向きに慣れたようで良かったです。

が「ナイス!」と言っています。
テリトリーM
ネタバレ2巻完結。ヒロセさんと出会って、好きになって、言葉が溢れ出したダルちゃん。そして書いて書いて自分をさらしてさらして、ダルちゃんはその先にあるものを見たいと思った。でもそれを見るには大切な物を手放さねばならない。だからダルちゃんは自分を幸せにするために、自分で自分を抱きしめるために、また詩を書くことを決意する。そしていろんなものを手放すことで気づく。意外と私は普通だと。ダルちゃんが生きやすくなったお話。
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テリトリーM
まわりを観察し勉強し努力し、普通の女の子に見える容姿と振る舞いをゲットしたダルちゃんこと丸山成美。同僚の佐藤さんから寂しいときに読むという詩を紹介され、ダルちゃんは詩に心を動かされていく。本当の気持ちに蓋をして生きていくのはキツイ。でも呑み込んだ言葉を吐露していくのはもっとキツイ。だから表現したい、表現するのって素敵。そう思い始めるダルちゃんだった。私はここまで自分を殺していないが空気を読めてしまうのはキツイ。そして言葉を呑み込む。
が「ナイス!」と言っています。
テリトリーM
「ジョンとイチコ」「モネの1日」「夕暮れのケイ」彼女たちのお話。そのときどき、今だから、今しかできないことを選んできた。だから大丈夫なのだと彼女たちが送ってきた日々を肯定し、優しい言葉と美味しいコーヒーとお菓子でホッとひと息つかせてくれる、そんなお話。いろんなものを乗り越えてきた今、この先私には何があるんだろう。でも大丈夫。そう思わせてくれた。
が「ナイス!」と言っています。
テリトリーM
短編集。いろんな家族のお話。何が起こるかはわからないけれど何かを得るために何らかの儀式として訪れた場所で、答えを見つけてリスタートする人たちのお話、なのではないか。人と同じ足取りで歳を重ねられれば良いけどその速度は違う。思うことも覚えていることも違う。立場が変わったとき、どう受け入れどう対応していくのか。それは様々だ。それで良い。そう思った。
が「ナイス!」と言っています。
テリトリーM
短編同士が緩やかに繋がっている連作短編集。まわりから自分はどう見られているんだろう?そんなことどうでも良い。自分らしく前を向く。そんな「独立」をしていく人たち。つらいとき、ちょっとした人の優しさに触れ、自分も優しくなれる。「独立」した彼らのこれからはきっと明るい。私はこの1年、いろんなものから強制卒業させられた。なのでまだ「独立」できていない。もう一度、彼らの独立を見届けてわたしも新たな1歩を踏み出したい。そう思わせてくれる素敵なお話だった。
が「ナイス!」と言っています。
テリトリーM
入江冬子、石川聖と出会いフリーの校閲として生活している。仕事に真摯に向き合いきちんと校閲をこなし、きちんと自分の生活を送っている。そんな彼女は人と話すこと、自分のことを話すのが苦手だ。そこに漬け込む人間が少なからずいる。それでも自ら手に入れたい人、三束さんと出会い冬子はどんどん不安定になっていく。冬子は怒れない。代わりに怒って叫んで気持ちを代弁して落ち着かせてくれる聖。冬子の側にはやっぱり聖がいる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/10/04(2612日経過)
記録初日
2016/05/05(3129日経過)
読んだ本
1141冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
297665ページ(1日平均95ページ)
感想・レビュー
1105件(投稿率96.8%)
本棚
9棚
性別
現住所
香川県
自己紹介

本を読む時間と気持ちの余裕があることに感謝。私に新しい世界を見せてくれる本に感謝。改めてそう思う今日この頃。これからも読書を楽しんでいきます。

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