「ファミリー・アフェア」を読んでいる時にずっとSly & The Family Stone「Family Affair」の曲が頭の中でかかっていました。村上春樹はスライなんて聴かないだろうから関係ないかと思っていたら、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」でスライの曲を聴いていたので合ってたのだと思いました。

途中(警察が嘘臭い芝居をして公務執行妨害で訴える辺り)から「ゆきゆきて神軍」の助監督を務めた安岡卓治がプロデューサーになってカメラを回している。確かに森達也が自ら言っているように、森にカメラマンの才能はない。臨場感があるすごい場面だ。ところどころ、森達也の記述におセンチな感じがする。安岡曰くそれが持ち味だもんな、とのこと。人に対しても世界に対しても偏見を持たない純なところが、オウム真理教の信者と共通するところでもあり、心を開かせたのかも(実際に荒木浩に入信を勧められたりしている)？猫はどうなったのかな？

他者の欲望は私の欲望。他者の恐怖も私の恐怖？引っ越しおばさんのかお。強烈な。幼子の脳に刻み込まれた「お前も警察に捕まればこうなるぞ」事件名忘れたけど、まるで被害者のお兄さんが犯人かのように悪意のある報道をしてたマスメディア。昔はもっとすごかったんだね。ようつべに。自殺した遺族の家に押しかけていた。でも、どうだろう。確かによくないけど、モザイクに、吹き替えに、仮名に、隠されたその中に本当に対象者はいるのか？いろいろ考えました。私は、合理的な観点から、出所した受刑者にプログラムをすることは大事だと思います。

アメリカと日本は一蓮托生。アメリカと自民党はズブズブだから、アメリカが終わる時は日本も終わる時だろう(この本に書かれていることではないけど、事実だと思う)。中国とロシアを批判して、イスラエルの暴虐を許す前に、みんな一回アメリカがどういう国か考えてみようよ、と言いたくなる。こんな国と同盟国なんて、いやだなぁ。

小学校高学年の頃、斎藤洋さんの本が好きで、よく読んでいました。世界観と優しい文体が好きでした。再読したら、なんか村上春樹っぽさも感じました。

「ファミリー・アフェア」を読んでいる時にずっとSly & The Family Stone「Family Affair」の曲が頭の中でかかっていました。村上春樹はスライなんて聴かないだろうから関係ないかと思っていたら、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」でスライの曲を聴いていたので合ってたのだと思いました。