読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

秋野ハル
読んだ本
6
読んだページ
1578ページ
感想・レビュー
6
ナイス
53ナイス

2024年4月に読んだ本
6

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

秋野ハル
ネタバレ森見節は馴染みあるけどホームズはミリしらなので、75%くらいの堪能度な気がする。ホームズとモリアーティがアパートでうだうだ腐る辺りは完全にいつものやつだったけど、アイリーンとメアリの関係が明らかになるあたりから徐々にギアが上がっていく。/『ロンドン』の名が明かされてからロンドンの町に飛び込むあたりまでが一番夢中になって読めた。作中でも語られていた『今ある世界が崩れ落ちる』あの感じよ。/逆にロンドンに入ってからの入れ子構造はまぁ凄いけど、なんか喉元過ぎた感じ。解決もやや大雑把に感じる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
6

秋野ハル
ネタバレ名無しの記者が辿るのは、時代の流れに翻弄され、歴史に名を“残さなかった”男。その始まりはソ連の片田舎で偶然才能を開花させた天才プログラマー少年だった……という粗筋がすでに面白い。ややこしい情勢をもろともしない読みやすさで、当時の文化も交えたリアルな偽歴史小説としてかなり楽しんでいた。それだけに、ラウリが普通に生きてて記者がイヴァンで〜と明らかになったあたりで若干萎えたのも事実。名無しの記者と無名の天才という前振りが良過ぎた。そういう意味では個人的なピークはアーロンが死ぬ前後かな
が「ナイス!」と言っています。
秋野ハル
ネタバレ明らかに何か狂ってるメリキャットの一人称にまずぞわぞわしながらも妙に入れ込んでしまう魅力があり、そこに『普通に悪い』チャールズが家に入ってくることで独自の世界がある種の常識に犯されゆくぞわぞわ感。他の家族の狂気もどんどん目に見えてくるぞわぞわ感。火事と村人の熱狂でぞわぞわして、その後の姉妹の在り様にぞわぞわして、背筋のぞわぞわが全く収まらないまま終わった。/文章も良くて。淡々としてるのに、感情豊かに狂ってるというか。不意にぞわってさせられる。総じて超面白い一冊だった。なのでしばらくこういう本はいいかな……
が「ナイス!」と言っています。
秋野ハル
ネタバレ森見節は馴染みあるけどホームズはミリしらなので、75%くらいの堪能度な気がする。ホームズとモリアーティがアパートでうだうだ腐る辺りは完全にいつものやつだったけど、アイリーンとメアリの関係が明らかになるあたりから徐々にギアが上がっていく。/『ロンドン』の名が明かされてからロンドンの町に飛び込むあたりまでが一番夢中になって読めた。作中でも語られていた『今ある世界が崩れ落ちる』あの感じよ。/逆にロンドンに入ってからの入れ子構造はまぁ凄いけど、なんか喉元過ぎた感じ。解決もやや大雑把に感じる。
が「ナイス!」と言っています。
秋野ハル
シンプルに毎話良かった。小規模でささやかなご近所ファンタジーを丁寧にやってて。決めポーズ作ったあたりから”らしさ”みたいなのが増してきたから、もうちょっと見たかったなとは思う
秋野ハル
青い鳥文庫の方で。かなり短く読みやすいんだけど、『魔法を通じて様々な家族の問題を解くことで、最後は自分の家族を顧みる』という物語を過不足なく描けていたと思う。/魔法で遊びつつも、魔法に頼りきらない。まだわだかまりは少し残るけど、あとは家族の努力でなんとかなる。そんな塩梅が毎話ちょうど良い。/少ない台詞や描写でも感情の機微が伝わる言葉選びになっているので、細かいところで見所が多くて飽きない。特にモティが良い性格してて、終盤の下りもぐっと来る。/総じて最後まで心地よく、楽しく読めた。良いファンタジーだ。
が「ナイス!」と言っています。
秋野ハル
『少女終末旅行』がポストアポカリプスなら、こっちはポストエヴァみたいな。何もかもが失われていく向こうとは逆に、想像が無限に具現化して満ち足りる世界のシミュレーション。/タイトルに違わず哲学的な世界を行きつくとこまで行きつかせる試みは興味深かったけど、漫画で摂取したい面白さではないよなって気持ちが正直あり、そういう意味では『少女終末旅行』の方が断然好み
秋野ハル
2024/04/04 05:12

たぶんこれ、漫画でしかできない表現も数多くあるんだろうな/それはそれとして、あんまし漫画で見たい話でもなかったな はどうもそれなりに両立するらしい

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/10/14(2402日経過)
記録初日
2017/10/14(2402日経過)
読んだ本
179冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
47867ページ(1日平均19ページ)
感想・レビュー
166件(投稿率92.7%)
本棚
0棚
外部サイト
自己紹介

ピンと来た本を好きに読み、なにか思ったら書き残します。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう