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2024年8月の読書メーターまとめ

Tanaka9999
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感想・レビュー
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2024年8月に読んだ本
12

2024年8月のお気に入り登録
3

  • めだかくん
  • 風香 
  • ねりわさび

2024年8月のお気に入られ登録
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2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Tanaka9999
2024年発行、KADOKAWAの単行本。7編。これまでとは違い短編連作形式ではない。オールスターキャストで楽しい。それにしても意外と斬りあい殺し合いが行われる。江戸での活躍の話にも関わらず新しい語り手が登場。もっとも新しい語り手だから激しい争いになっても不思議ではない、という気がする。今までの語り手だとちょっと折り合いがつかないのではないかという気がするから。時系列的にはこれより後の話は「遠巷説百物語」となるのかな。「遠巷説百物語」がだいぶ変な感じがするのはこの事件の後だからか。
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2024/08/08 22:47

初出一覧:於菊蟲「怪と幽」vol.007(2021年4月刊)「怪と幽」vol.008(2021年8月刊)、柳婆「怪と幽」vol.009(2021年12月刊)「怪と幽」vol.010(2022年4月刊)、累「怪と幽」vol.011(2022年8月刊)「怪と幽」vol.012(2022年12月刊)、葛乃葉「怪と幽」vol.013(2023年4月刊)、手洗鬼「怪と幽」vol.014(2023年8月刊)「怪と幽」vol.015(2023年12月刊)、野宿火 書き下ろし、百物語 書き下ろし、

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2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:17冊 読んだページ数:4961ページ ナイス数:513ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/802502/summary/monthly/2024/7 今月の1冊当りページ数は291ページ。最低レベルということもあってか17冊読んだ。17冊は2023年7月以来。7月はなぜかよく読めるらしい。たぶん理由はない。

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2024年8月の感想・レビュー一覧
12

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2024年発行、KADOKAWAの単行本。数冊前に宮部みゆきの「曼殊沙華」を読んでいて同じ花をタイトルにした作品。これは歌舞伎の原作として書き下ろされたもののはずだ。歌舞伎の原作でも怪奇は最初だけで後になればなるほどちゃんとした説明がなされていく。しかし狂気な人物と探偵(的)人物の対峙で終わり結局だれも救いがない、いや悪役が落ちることが周囲の人物の救いなのか。もしかしたら周囲の人物皆殺し、というのは歌舞伎を意識した筋立てなのかもしれない。
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1990年発行、光風社出版の単行本。クライマックスで時の流れが遅くなる、または止まるというのはよくある話。しかしこの話はかなり壮大に時が遅くなる。それはリレー小説で中間の人物が自分の得意分野にひきつけようとして登場人物を増やしたからだろうが、最後は多少は栗本薫らしい作品になっていたかもしれない。最後が「絃の聖域」や「レクイエム・イン・ブルー」に似てるような気がするのは仕方がないか。
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2024/08/28 22:55

あとがき:「あとがき」(1990年7月29日)栗本薫、

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1990年発行、光風社出版の単行本。前半は現実感がかなりない話である。途中のリレー部分を経て後半の栗本薫部分でようやく多少は現実感のある話になってると思う。栗本薫のこの手の話は少し浮付いた話が多いが、その程度にまとめたのはまずさすがと言うべきか。ちなみに「紫音と綺羅」というとなんとなく「ピンキーとキラーズ」を連想してしまう。当然何の関連もありません。
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2024/08/26 23:46

あとがき:「あとがき」(1990年7月29日)栗本薫、

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1981年第一刷、平凡社の単行本。前漢代。前漢のトピックは第1に武帝、次に高祖劉邦と呂后の時代。この本でも多くはそこに割いている。武帝登場前は少し丁寧に書かれているが武帝退場後から前漢滅亡までは駆け足。さて、新の滅亡から後漢の成立まではどの程度丁寧に書かれるのか。後漢も意外と中間は飛ばされるからな。(西域都護班超は別だが)
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2024/08/23 23:11

他:中国の歴史 研究ノート4:『中国の読書人と詩(下)』前野直彬(東京大学文学部教授)、『中国人の経済倫理』ジャン・エスマン 訳者 高井道夫(筆者は元アラブ・フランス銀行頭取)、

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1997年第一刷、徳間書店の単行本。29編。歴史小説の書き手やミステリーの書き手も存在するが、基本的に内容は現代小説である。かなりの短編が多いためあっさり終わるパターンが多い。宮城谷昌光『二つの街』宮城谷の現代ものといえばこのような調子の文体、という小説。内容も宮城谷らしい、と思う
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2024/08/21 22:27

掲載作:『ウィーン物語』五木寛之、『お詫びの手紙』井上ひさし、『神の正体』笹沢左保、『三日月』田辺聖子、『セロリの味』常盤新平、『夢の花』眉村卓、『赤い自転車』水上勉、『二つの街』宮城谷昌光、『高齢の使用人』山村美紗、『古い手紙』内海隆一郎、『時計が停まる』古川薫、『鴉片のパイプ』山本周五郎、『灰色花壇』阿刀田高、『タイトルマッチ』村松友視、『うらぼんえ』浅田次郎、『堰』有吉玉青、『家に着くまで』今邑彩、『ペットを飼うヒト』北野勇作、『普通の子ども』森岡浩之、『彼なりの美学』小池真理子、

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2024/08/21 22:28

掲載作(続き):『逃げたあと』佐野洋、『雨毒』黒岩重吾、『おとこ三界に』高橋治、『ムーン・ボウ』山口洋子、『夜神楽』高樹のぶ子、『最後のエロ事師たち』野坂昭如、『屍蝋』山田正紀、『幸運な犯罪』かんべむさし、『川』皆川博子、あとがき:「あとがき 現代の小説1997」井沢元彦、

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2024(令和6)年発行、KADOKAWAの角川文庫。「おそろし」の最初の1篇。最初の部分だけに登場人物の紹介がある。そして話もおそろしい話。曼殊沙華の花の影に顔を見る。このシリーズはやはり人の想いによるものが恐ろしい。おちかの事件の詳細は語られないがどうだったか、非常に気になる。人物紹介が必要なシリーズ最初の作品にも関わらず最後まで来るとそんなことを思わせない。語り手の想いが暗い方向に変わる部分が秀逸。
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2024/08/17 17:14

平成24年4月に角川文庫より刊行した『おそろし 三島屋変調百物語事始』を底本に再編集、

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1988(昭和63)年発行、富士見書房の富士見ファンタジア文庫。惑星の独立物語らしい。この手の話はつい銀英伝を連想してしまうのは読み手の悪い癖である。地上戦なのでちゃんと戦術がわかるかというとちょっと分からないところがある。この辺りが厳密でないところがこの作者らしいところでしょう、たぶん。
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2024/08/15 22:34

あとがき:「あとがき」(1988年10月10日)、

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1969(昭和44)年発行、光文社のカッパ・ノベルス。12編。星新一『ねむりウサギ』マイ国家所収。マイ国家の中の作品がほとんどで現代を舞台にしているのに対してこれはお伽噺な世界。様々な理由でウサギはカメに負けるがほとんどは避けれるレベル。それだけに作中でエンターテイメントとしてもてはやされる結果となる。小松左京『宗国屋敷』極端な強い女と弱い男。弱い男は昔のお淑やかな女に憧れる。さて、最後の2編は確実に既読なので、この本は既読の可能性あり。前の10作は記録にも記憶にもないのだが。
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2024/08/14 22:49

掲載作:『種族同盟』松本清張、『仁の罠』佐野洋、『底のない運河』三好徹、『金庫』有馬頼義、『黒い罠』佐賀潜、『謀略の背景』海渡英祐、『おれの血の色』樹下太郎、『重ねて四つ』天藤真、『送り屋』邦光史郎、『ペテン師の空』多岐川恭、『ねむりウサギ』星新一、『宗国屋敷』小松左京、

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2024年発行、岩崎書店の単行本。怪談本なの驚かされる方が怖がらない、平然としている。普通の怪談なら無視すると悪いことを起こることが多いが、この話では無視されると悪いことを起こせない。それだけに主人公が平然としているのが面白い。
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1988(昭和63)年発行、早川書房のハヤカワ文庫。13編。夢枕獏『すいき』陰陽師シリーズ。多分単行本では『黒川主』に改題したはず。漢字は「水鬼」だったのだろうか。とてつもなく哀れな話。最初期なので博雅は武士である。武士であるのが重要だったのは「白比丘尼」ぐらいではなかったか。栗本薫『巨象の道』滅びの風Ⅲなんだ。じゃぁⅡ何だったけ、という感じ。この滅びの風シリーズの中では、この作品が厭世的でありながら未来への希望もあるという名作かもしれない。ただ、現実の病気を出さなくてもよかったんじゃないかなぁ。
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2024/08/10 18:02

掲載作:『すいき』夢枕獏、『ラッキー・カード』草上仁、『京美ちゃんの家出』東野司、『黄金の小麦の国で』大原まり子、『“希望基地〈ホープ・ベース〉"にて』梶尾真治、『パティの出てくる日』水見稜、『真珠たち』久美沙織、『山の上の交響楽』中井紀夫、『邪眼〈イーヴル・アイズ〉』柾悟郎、『アメイズド&コンフューズド』鏡明、『屋上の老人たち』村田基、『混在』森下一仁、『巨象の道-滅びの風PART3』栗本薫、解説:「解説」(S-Fマガジン編集長)今岡清(1988年5月)、

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2024年発行、KADOKAWAの単行本。7編。これまでとは違い短編連作形式ではない。オールスターキャストで楽しい。それにしても意外と斬りあい殺し合いが行われる。江戸での活躍の話にも関わらず新しい語り手が登場。もっとも新しい語り手だから激しい争いになっても不思議ではない、という気がする。今までの語り手だとちょっと折り合いがつかないのではないかという気がするから。時系列的にはこれより後の話は「遠巷説百物語」となるのかな。「遠巷説百物語」がだいぶ変な感じがするのはこの事件の後だからか。
Tanaka9999
2024/08/08 22:47

初出一覧:於菊蟲「怪と幽」vol.007(2021年4月刊)「怪と幽」vol.008(2021年8月刊)、柳婆「怪と幽」vol.009(2021年12月刊)「怪と幽」vol.010(2022年4月刊)、累「怪と幽」vol.011(2022年8月刊)「怪と幽」vol.012(2022年12月刊)、葛乃葉「怪と幽」vol.013(2023年4月刊)、手洗鬼「怪と幽」vol.014(2023年8月刊)「怪と幽」vol.015(2023年12月刊)、野宿火 書き下ろし、百物語 書き下ろし、

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1981年発行、青樹社の単行本。11編。武家物から世話物まで。多彩なだけに前半の武家物の印象が薄くなってしまう。後半の世話物は藤沢周平らしい作品ばかり。特に最後の後どうなったのか考えさせる部分の作品がおもしろい。全体に少しおかしみのある作品たちである。
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2024/08/03 01:19

収録作:『報復』、『泣く母』、『嚔』、『密告』、『おとくの神』、『虹の空』、『禍福』、『追われる男』、『怠け者』、『歳月』、『霜の朝 』、

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2024/08/03 01:19

初出誌一覧:報復『小説新潮』昭和56年4月号、泣く母『週刊小説』昭和54年4月27日号「頬をつたう涙」改題、嚔『週刊小説』昭和49年12月20日号、密告『小説推理』昭和49年8月号、おとく『小説宝石』昭和56年9月号、虹の空『週刊小説』昭和54年7月20日号、禍福『別冊文芸春秋』第156号、追われ『小説新潮』昭和55年10月号、怠け者『小説宝石』昭和55年7月号、歳月『太陽』昭和54年5月号、霜の月『太陽』昭和49年11月号、

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/11/03(2665日経過)
記録初日
2017/10/26(2673日経過)
読んだ本
1114冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
358282ページ(1日平均134ページ)
感想・レビュー
1099件(投稿率98.7%)
本棚
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性別
職業
IT関係
現住所
大阪府
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