読書メーター KADOKAWA Group

2025年1月の読書メーターまとめ

nemuo
読んだ本
19
読んだページ
7325ページ
感想・レビュー
19
ナイス
210ナイス

2025年1月に読んだ本
19

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

nemuo
以前読んだ「体育館の殺人」は受け付けなかったが、これは面白かった。タイトルから推測しづらいが論理ゲームを題材とした連作短編。特殊なルールを加えてはいるがグリコやじゃんけんなど身近なゲームをベースにしているのが良い。終盤の天才同士の対決は緊迫感もあり、ある意味どんでん返しも用意されていて楽しめる。まあ、こういうパズルっぽいのは好きなだけで思考が追いつかないんだけどね。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
19

nemuo
黒くない方の我孫子武丸。40年も前なので文章やノリが古いというか昭和っぽいのは仕方ない。そういえばいまや「ユーモアミステリ」というジャンルすら無くなったのかな。この作品は作者のデビュー作だが、よく考えると同時期に綾辻行人、歌野晶午、法月綸太郎という錚々たる面々がデビューしたというのがすごい。日本のミステリ界を盛り上げるためにも長く活躍してほしい。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
続編は爆弾魔によって法廷を占拠されるというまさかの展開。なぜ犯人はこのような事件を起こすのか、そしてスズキタゴサクはどう絡んでくるのか。前作は得体のしれない、居心地の悪さみたいなものが他にはない魅力だったが、その点本作は言ってしまえば普通。いい意味で言えばスタンダードに楽しめる。ただ犯人側の魅力もないので警察との駆け引きもイマイチ乗り切れない。最後もなんとなくオチをつけたような感じにまとめてしまったのはちょっともったいないかな。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
言わずと知れたヒッチコックの「裏窓」の原作。そのほかも「じっと見ている目」や「ただならぬ部屋」など印象的な作品が収録されている。とにかくオシャレ。正直大したプロットでもない作品もアイリッシュの情感たっぷりの描写で極上のストーリーになる。かっこつけてお酒でも飲みながら読みたくなるよね。自分だけか。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
以前読んだ「体育館の殺人」は受け付けなかったが、これは面白かった。タイトルから推測しづらいが論理ゲームを題材とした連作短編。特殊なルールを加えてはいるがグリコやじゃんけんなど身近なゲームをベースにしているのが良い。終盤の天才同士の対決は緊迫感もあり、ある意味どんでん返しも用意されていて楽しめる。まあ、こういうパズルっぽいのは好きなだけで思考が追いつかないんだけどね。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
初期の頃を懐かしく思い出すショートストーリーの数々。本編に全く影響のないドタバタ劇を気楽に楽しめる。いつもの面々が逆に日本に行く話はなかなか設定がうまいね。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
まず重すぎ。物理的に。この本から読み始める人はいないのかもしれないが、Another、SSを読んでないと訳が分からないと思う。3年後に繰り返された災厄に、どうやって食い止めるのかという謎。シリーズとしてのつながりを感じて面白いんだけどやはり最初のAnotherの衝撃は超えられないという感想。理不尽な死への怖さはあっても神秘性が薄いかな。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
まさにターニングポイントの一つと言える巻。甲龍王ペルギウスとの出会い、急な病に倒れるナナホシ。そこからまさかの不死魔王アトーフェとの戦いなど、大したことないと思わせておいて重要な話にどんどんつながっていく。そしてついにはヒトガミの謎の一端も明かされることに。終盤はちょっと急展開すぎてびっくりしたが、これまで幕間でしか出てこなかったエリスとの再会が近そうなのは楽しみだな。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
思っていたのとちょっと違った。タイトルから勝手にRPG風ミステリかと思ってしまった。平凡で勇者らしくない勇者の謎に、様々な登場人物からの視点で迫るというもの。読みやすいのはいいがちょっと軽いかな。後半スケールの大きな秘密が明かされるがそれも唐突感が否めない。もうちょっと終盤盛り上がる仕掛けがあれば良かったかな。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
これは面白かった。手品師がよくやる数字当てのような奇妙な手紙の謎。冒頭からつかみはばっちりでその後の不可能犯罪、連想ゲーム、そして連続殺人などミステリーの要素もてんこ盛り。主人公ガーニーの過去や私生活の部分はもう少し削ってもいい気がしたが、それも今後続編が出た際の伏線なのかな。終盤ガーニーがロジカルに犯人、動機を解き明かしていく部分はなかなか爽快。登場人物の描写もうまくサブキャラ含め魅力的なのでぜひ続編出たら読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
クリーシーシリーズ1作目の本作は、A・J・クィネルの処女作にして傑作。生きる意味を見出せない元傭兵が一人の少女とのふれあいにより徐々に人間らしさを取り戻していく。二人の友情が芽生えてくる場面からの悲劇の展開は読んでいて本当に切なくなる。単なる復讐劇ではなくクリーシーの復活、成長など様々な要素が盛り込まれていて読み応えのある作品になっている。良い作品はいつまでたっても色あせないね。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
機甲兵装という近接戦闘兵器が登場する近未来SF。ガンダム系が好きな人ならハマるはず。単純な打ち合いではないスケールアップしたバトルは迫力満点。全編に言えることだがキャラ造形や情景描写が丁寧なのでとても読みやすい。バトルものに終始しない警察組織内のいざこざなど人間関係にも重きを置いてあり、そういう意味ではちゃんと警察小説している。あとは如何せん文章だけなので機甲兵装がイメージしずらいのが難点か。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
まさに新章の始まり。宗介がかつての知識と技術で無双する話かと思いきや、どんどんシリアス展開に。やはりこの作品は主人公が楽はできないらしい。ここからの復活劇に期待したい。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
ミス・マープルものの佳作。自分はポワロ派だが全く違う味わいがあっていいね。クリスティは人物の描き方がうまいが、マープルものはセント・メアリ・ミードが舞台だったりするので特に際立っていると思う。本作も短編で様々な脇役が登場するが、それぞれが愛すべきキャラクター。個人的にはユーモアと絶妙な合いの手のサー・ヘンリーがお気に入り。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
今回の精霊は魔女の七罪。しかしこのシリーズは名前どうにかならんもんかな。ほのぼの回かと思ったら七罪の意外とえぐい能力で窮地に陥る士道たち。犯人当てみたいな感じがバトルではなくこれまでと違った趣向でなかなか面白い。ただこれで終わったと思ったらまだ続くのね。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
軽いノリでテンポもよい。負けヒロインとはそういうことか。可愛いけどポンコツなヒロインがいろいろ登場するというちょっと変わった趣向。主人公も自己肯定感低めのモブなので、ある意味ボケばかりでツッコみ役がいない。どのキャラも面白いのでこれから主人公との絡みも面白そうだ。これがデビュー作みたいだが文章も読みやすいし今後にも期待できそう。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
シリーズ2作目ということでもちろん前作を読んでから読むべき。前半は新たに仲間に加わったアキのトレーニング、成長の物語。そういう点では前作のようなピリピリした緊迫感はないのでまったりとした感じ。終盤はさすがに盛り上がるがちょっと物足りないかな。あとおまけの後日譚は要らない。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
例によって異世界というかゲーム世界もの。予備知識なく迷宮に放り込まれた主人公が手探りで情報を集めていく。まだ導入部のような感じでどうにも評価が難しいな。わざとなのかもしれないが、情景描写などが若干読み手に不親切にも感じる。とりあえず続きを読んでみるか。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
急展開でファンオース公国との戦争に。ゲーム世界とは言え、意外と重い設定のためかシリアス要素も結構ある。女尊男卑の背景なども明らかになったり、ついに運命の再会を果たしたりと状況も大きく変化していく。例によって主人公がひどい扱いを受け、最後に溜飲が下がるパターンだが結局思い通りにはいかないのもいつも通り。次から新章として今後どうなるのか楽しみだ。
が「ナイス!」と言っています。
nemuo
これも一つのグルメ小説。ヤクザの抗争に巻き込まれて組長の柳刃と同居生活をすることになった大学生の良太。有り合わせ食材の料理から後半には凝ったものまでさまざまな料理が登場する。良太の就活の悩みなども交えながら、奇妙な連帯感が生まれていくのが面白い。料理物は飯テロなのが困りもの。とりあえず納豆はタレを入れる前にかき混ぜるようにしてみるか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/11/05(2662日経過)
記録初日
2017/11/01(2666日経過)
読んだ本
1327冊(1日平均0.50冊)
読んだページ
443059ページ(1日平均166ページ)
感想・レビュー
1327件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
自己紹介

今はできるだけたくさんの本を読むことを目標にしている。
大好きなミステリーだけでなく、できるだけいろんなジャンル(恋愛もの除く)を心がけているがなかなか難しい。

一番最初に読んだミステリーは「三毛猫ホームズ」シリーズで、そこから「シャーロック・ホームズ」に入るというちょっと変わった経歴。好きな作者に当たればそこから広げていくのが楽しみ。

海外作品も好きなので最近は個人的なヒットがないのが少しさみしい。かつてワクワクしながら読んだ作品たちのような出会いがまたありますように。
海外:クイーン、カー、クリスティ、アイリッシュ
国内:岡嶋二人、綾辻行人、京極夏彦、横溝正史

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう