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2022年4月の読書メーターまとめ

kazukitti
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86ナイス

2022年4月に読んだ本
7

2022年4月のお気に入り登録
1

  • Kircheis

2022年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kazukitti
カバー絵三木さんでタイトル的に、もっとこうラノベチックでファンタジーっぽいのかと思ったら、割とまぁ時代ものって感じだった。つっても、平安期のモノは平安言葉でやってる(だからよくわからなくなるw)けど、フツーに口語だしキャラも現代的な感覚で動くし、文章も美文調とかでもなく硬くないし、内容も若干ファンタジー寄りなのかもなぁとは思ったw 澤田さんのって若冲の二次創作じみたファンタジー時代劇しか読んでないので、先入観はあったけど、登場人物は割に史実や伝承に忠実にやってるので、現代的な解釈と 物語とで、軽く読めた。
kazukitti
2022/04/19 16:51

屈原と道真を対比するのは面白いけど、屈原の絶望と道真の絶望はその深度も質も明らかに違うので、作品上意図的な誘導演出なんだろうけど、屈原が自らのイケなさに絶望して死んだみたいな弱虫扱いは違うよね。王から遠ざられ左遷されても尚諦めず諌止を繰り返し、それにも拘らず王は佞臣に従って敵国に幽閉され首都は陥落し祖国の前途はもはやなくなったってのが屈原の絶望で、腐敗貴族仲間連に出る杭垂れてケツもち法皇もにも見放され一族郎党左遷されまくって僻地に配流ってのが、道真なワケなんだし。

kazukitti
2022/04/19 16:52

そこから怨の一字でってのイメージを払拭したのは、この話の軽さといいイメージだけども。

が「ナイス!」と言っています。

2022年4月にナイスが最も多かったつぶやき

kazukitti

やっぱISBNコード入力しないと探しきれないってエンジンは問題だろうよw 書名と作者名入れたら全部出せってw

が「ナイス!」と言っています。

2022年4月の感想・レビュー一覧
7

kazukitti
何故か自分の中で後藤又兵衛と荒木又右エ門がごっちゃになってて、サムライナイスガイフォルダの「又」の項目に適当にぶっ込んでるから間違うんだろうなw 武将と剣客(?)なんで共通項はあるけど全然違うんだよなぁ。それはともかく、風野作品にしては割と硬派。解説で細谷さんも言ってたけど、時代ものというよりも歴史ものに近いのかも。話はラストの大坂の陣の死に様から遡行して、それの要素のひとつの主君の長政との確執の顕在化し始めた、黒田藩が九州に出来てからで、ちょっと官兵衛との絡みがあったけど、ほぼほぼ長政との関係の上から、
kazukitti
2022/04/27 00:05

後藤又兵衛その生き様って感じの話。まぁ史実も講談の話なんかもいいとこどりして進んでるんだけど、やっぱり主人公だから、又兵衛アゲの長政サゲになってはいる。ウィキペなんか見ると、この又兵衛致仕の件に対する長政の項には、長政の嫌いな細川その他の大名と親し過ぎる上にそれについてヤメロつったのにいうこと聞かないから馘首にしたってことにはなってるんだけど、まぁ言うこと聞かないってのは主君を軽く見てるって点とか、他藩の人間との交流は情報の漏洩に繋がるから、まぁ分かるんだけど、当時の戦国の風習として、

kazukitti
2022/04/27 00:12

君主足らざれば臣足らず(江戸期の忠孝徹底の足らざるにはなってないw)で、気に入らないなら仕えないってのは真っ当な理由で、体育会系ブラック企業徳川通商の色にはまだ時代が染まってないワケで、ソコは赤っ恥かかされたから奉公構いしたくなるのも分かるけど、他家に仕えるのを執拗に妨害したりはさすがに小物感出し過ぎで、官兵衛がセガレの胆の小ささを嘆くエピソードに沿い過ぎでしょwという感じなんよね。そういう長政の拘りとかBL臭えなぁなど思わなくもなくw

が「ナイス!」と言っています。
kazukitti
まぁこう、安政期の日本を舞台に、なにくそがんばる江戸の民って話をってコンセプトはともかくとして、ソコはわかるんだけども、まーマイナス要素の方が光っちゃってるんよw 主人公夫婦が子供を亡くした辛さからスタートしてるのもわかるけど、子ども亡くしてすぐに未来を見るなんてバカみたいだとは思うし、折に付け思い出すってのも当たり前だけど、だけどまぁこうリピートされると読んでるコッチはシンドイじゃんよw おまけに今回ほぼ死ぬためにだけにゲストキャラとか出してさー。端的に言ってヒドイw 全体としてはいい話なんだけどってw
kazukitti
2022/04/25 01:50

あと隠密廻りのアンチ南蛮クソヤロウは、何で南蛮塩水配布の時は来なかったの?取り締まれよwとかちょっと思った。装置としてのキャラ位置で、多分、この後徹底的に敵に回るのか、家族(親、妻、子供)の命の危機に際して南蛮憎悪がどう出るかとかまだ先の展開決めかねてるのかもだけどさ、ちょっとね、死にフラグ立てるために出すだけのもどうかと思ったのよねぇ。

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kazukitti
カバー絵三木さんでタイトル的に、もっとこうラノベチックでファンタジーっぽいのかと思ったら、割とまぁ時代ものって感じだった。つっても、平安期のモノは平安言葉でやってる(だからよくわからなくなるw)けど、フツーに口語だしキャラも現代的な感覚で動くし、文章も美文調とかでもなく硬くないし、内容も若干ファンタジー寄りなのかもなぁとは思ったw 澤田さんのって若冲の二次創作じみたファンタジー時代劇しか読んでないので、先入観はあったけど、登場人物は割に史実や伝承に忠実にやってるので、現代的な解釈と 物語とで、軽く読めた。
kazukitti
2022/04/19 16:51

屈原と道真を対比するのは面白いけど、屈原の絶望と道真の絶望はその深度も質も明らかに違うので、作品上意図的な誘導演出なんだろうけど、屈原が自らのイケなさに絶望して死んだみたいな弱虫扱いは違うよね。王から遠ざられ左遷されても尚諦めず諌止を繰り返し、それにも拘らず王は佞臣に従って敵国に幽閉され首都は陥落し祖国の前途はもはやなくなったってのが屈原の絶望で、腐敗貴族仲間連に出る杭垂れてケツもち法皇もにも見放され一族郎党左遷されまくって僻地に配流ってのが、道真なワケなんだし。

kazukitti
2022/04/19 16:52

そこから怨の一字でってのイメージを払拭したのは、この話の軽さといいイメージだけども。

が「ナイス!」と言っています。
kazukitti
これ読んである意味納得したんだけど、佐伯さんの何の葛藤もない磐音の剣客サイコパスセガレの原型って政司だったんだねって。まぁこう、ジャンルというせいもあるし作家性というものあるんだろうけど、よく出来た気持ちの悪い息子像って、子育て世代の女性作家視点の欠如どうこうじゃなくて、単にシュッとした若者が理想像としてあるってことなのね。出来の悪い亮吉みたいなのはハナからコメディリリーフのテンプレで。そういう意味ではソコの逆張りの小藤次が異色ではあったんだけど、
kazukitti
2022/04/15 12:26

ソレが良くも悪くも「新」になった時に、佐伯さんの特色のおっさんずキモドリームに収斂して改悪されたのは、本当に残念だったね。青春グラフィティなら、政司やしほの凡ミスがあってしかるべきなんだけど、ソコが多分描かれないだろうってのも、良くも悪くも佐伯カラーなんだろうね。だからこそ、面白く読めるし、だからこそ物足りないというか。個人的には。「もう済んだ」政司のエピソードよりも、これからあって欲しい亮吉と彦四郎のエピソード読みたいね。

kazukitti
2022/04/15 12:30

何で池波司馬藤沢作品の主人公が愛されるかつったら、やっぱ「ちゃんとダメなところもある『人間』」てのが大きいと思う。キャラキャラしてない部分はやっぱ大事よ。

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kazukitti
毎回犯人はクソヤロウなんだけど、1巻とこの巻は多少の同情の余地はある環境犠牲者っていうのが、いい味にはなってた。結局ソコはソレとしてクソヤロウ過ぎて死ねばいいのに野郎ではあるんだけど、それ故に簡単に殺しちゃアカンやろwってのもある。毎回拉致られるボンクラコンビもどうなの?wとってのと、その辺の相変わらずさは思わなくもなく。愛情と支配をはき違えた強権的なクソ毒親の犠牲者が成長してサイコキラーになるってのは、まぁテンプレなんだけど、ソコと捜査する主人公サイドが交互に描写される緩急は変わらずいいのよな。
が「ナイス!」と言っています。
kazukitti
なんだろ、微妙なモヤリが残るがこのシリーズの味なの?みたいなw 読後感が悪いとは言わないけど、いや、ソコはどうだろうみたいなの残るのってちょっと引っかかりがあるんだよね。言い方アレだけど、結局昭和の時代劇ドラマみたいにチャンチャンで終わるようにするなら、変にイヤな部分残さないで消化するような演出なり構成は可能なんじゃないの?って。最後はヨカッタヨカッタで済んでるけど、母ちゃんがクソヤロウにやり捨てされて自殺するも死にきれず子捨てのまま腹減ってとか、流れはともかくやりようはあったろうし、
kazukitti
2022/04/11 00:10

クソヤロウの自業自得とはいえソコまでするかい?っていうのとか、他で騙されて自殺した人の分まで復讐する必要はないし、それに巻き込まれたクソヤロウの半グレ仲間にしたって死んで当然てこともねぇだろうよ、と。血の雨降らせて最後ナイス海人マンと後妻結婚してメデタシメデタシで地固まるは、ナンダカナーとは思うでしょうよwっつーか。あと、タイトル料理瞬殺プレイが面白くなってきちゃったのは問題だと思う。

が「ナイス!」と言っています。
kazukitti
ウリの惹句なんだろうけど、カールも別にすごい切れ者でもないし、アサドも特に変っちゃいるけど奇人じゃねぇよな?などは思うw 構成が前のと一緒なのはお蔵入りの過去の事件を掘り起こす特捜班って設定上は、物語のクライマックスと合わせた演出上のことではあるんだろうけど、てめぇのミスで毎回拉致られるのは、さすがにハルウッドナイズされすぎでしょと思わなくもなくw 話はクソヤロウの内輪もめの話なんよな。内輪のノリの裏切りの報復とそれへの復讐というドラマと、クソヤロウ共がやらかした過去の悪事を主人公が掘り起こす2ライン。
kazukitti
2022/04/06 02:18

こう、クソヤロウ共はもっと惨めに残酷に無様に死にさらせと思ったけど、まぁ復讐の話は自業自得とはいえ、復讐者だって所詮同じ穴の貉だったんで、そんなゴミカスチームの悪事に巻き込まれた無辜(フツー)の人々の怒りや悲しみはいかばかりかという感じなんで、逆に死んでキレーさっぱりってのは、あまりスッキリはしなかったかなぁ。ソコは前巻もそうだったんだけど、悪人は法的且つ社会的な制裁を与えられる方が納得感はあったよね。

kazukitti
2022/04/06 02:19

あと、だんだんキャラが活きてきてるんで、カールの小ネタがかなり利いてて結構クスリが多かったかな。アサドの頭に適当な布を乗せるとアラファトにそっくりになるとか爆笑した。あと、まぁ、カールの女の趣味悪いよねw

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/11/16(5000日経過)
記録初日
2010/11/16(5000日経過)
読んだ本
1688冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
568358ページ(1日平均113ページ)
感想・レビュー
1439件(投稿率85.2%)
本棚
22棚
自己紹介

だらだらだらだらだらだら~

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