読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

timeturner
読んだ本
80
読んだページ
14198ページ
感想・レビュー
80
ナイス
514ナイス

2024年3月に読んだ本
80

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

timeturner
ネタバレみんな感動したって書いてるけど私はむかついたなあ。仕掛けは確かに凄いけどそもそもの発端が不自然で納得いかないし、花岡母娘と「技師」が犯人の異常な献身と作者の計算のために使われたとしか思えない。自己犠牲ではなく自己陶酔なのでは。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

timeturner

【読書メーターの本のプレゼントに応募しました】稀代のストーリーテラー、恩田陸が辿り着いた最高到達点!バレエ小説『spring』を著者サイン入りで10名に!応募受付は2月29日(木)の正午まで。応募はこちらから→ https://bookmeter.com/giftbooks/551?track=share

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
80

timeturner
タテヨミで読了。シリアスな部分とユーモラスな部分とのバランスがよくてテンポよく読めた。『君に届け』に似てるけど、うじうじして泣いてばかりいる爽子と違って小雪は筋を通すべきところはキチっとするから共感できる。恋愛や友情だけでなく、各人の家庭の事情も考えてあるし。小雪が最後のほうで母親とちゃんと話ができたのもよかった。
氷の城壁
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
「いい話」で終わらせるエピソードが続くと思ったら、この巻で終わり。もともとが無茶な設定だったから、ここまで続いたのが奇跡とも言える。作者も行きつく先が見えてなかったんじゃないかな。打ち切りになってほっとしたかも。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
食べ物が並んでいる中から木で作られたものを見つける絵本。なんだ、そんなの簡単じゃないかと思ったら大間違い。全然わかんないよ。わかったのはコーヒーと焼きじゃけくらいで、煮干しとかコーヒー豆ははなからあきらめて探そうともしなかった。カステラすごいなあ。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
『砂漠の旅ガラス』の作者だけど、あれより低年齢向き。描かれているのもごくふつうの小学生が暮らす小さな世界なんだけど、そこにヒョイと人魚が出てきちゃうのがさすが。はらはらどきどきさせるだけでなく、人の生き方まで問いかけてくる深い内容だった。絵本で好きになった吉田尚令さんの挿絵もいい。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
たまに現れる諸悪の根源的立ち位置にいる会長令嬢、いつまでも昔のことをひきずるタイプには見えないんだけど、ハナだけ家を出ていけって言ったの、ほんとに彼女なのかな。部下が勝手に斟酌してるんじゃないの。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
発表会でお姫さまのドレスが着たいたろちゃんと、野獣の扮装をしたいなつきちゃんが衣裳を取り替えっこしたら……幼稚園かな、小学校低学年かな。「なに、それ、へんだよ!」と言う子が出てきたときはどう解決するのかなと思ったけど、大人は出ずに子どもたちだけで解決できたのでほっとした。まあ、なかなかこういう展開にはならないだろうけどね。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
推理小説マニアのケンブリッジ大教授デイヴィー博士を探偵役にしたシリーズの1作目。穏やかで人望もあり、エキセントリックなところは皆無なので安心して読めるけど、その分個性は弱め。もうちょっと大学教授らしい蘊蓄とかあってもよかったな。イネスまでいくとやり過ぎだけど。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネタバレ「子供達を暖めていたのはストーブじゃなくて君だったんだね」って、妻が寒い思いをしていることを心配するのが先だろう! まったく、このダメ男。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネタバレノエル・ストレトフィールドらしい、バレエが好きでたまらない猫の話。ネズミとりのために雇われているのにネズミが怖くて逃げてたら、そりゃあクビになるよね。でも、適性にあった仕事が与えられそうでよかった。 スザンヌ・スーバが描く黒猫ピンキーは、愛らしさと優雅さをあわせもっていて胸きゅん。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
40代の読書家タマラさんが主人公なので、彼女が遭遇する〈読書家老化問題〉と自分がかつて辿った道が重なり、笑いながらも身に沁みた。最後に読むための「ユーモア小説」用意しておかなくちゃなあ。何にしようかな。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネタバレユニークというより、あり得ない設定。昨今の猛夏だったらすぐに死ぬ。夫が情けなさすぎる。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
え、リスくんのパンづくりってそこから? すごくない? 元パンどろぼうで現パン職人より使えるではないか。まあ、季節限定だけど。ああ、パンが食べたくなってきた!
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
これも面白かった! この人、ミクロな視点で深く掘り下げる話が得意だね。人事採用なんて地味な部署でこんな面白い話が作れるとは。こんな形で企業、ひいては社会に復讐できるなんて考えたこともなかった。まあ、黄金比セオリーに実効があるかどうかは疑問だけど。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
えーっ、もうネタ切れで終了? 話はBLに逃げて適当、ページ数も100ページに満たないという夜逃げ状態。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネタバレ盗人猛々しいパンどろぼうを相手にパン屋のおじさん、よくこんなにおだやかに応対できるよなあ。ちくわパンって、おいしいのかな? パンどろぼうの家の家具に笑った。冷蔵庫まで! しかも左利き用?!
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
地震でめちゃめちゃになった町で暮らす小学生の視点から物的被害だけでなく極限状態に置かれた人間の恐ろしさ、醜さもはっきり描かれている。そんな中でもたくさんのことを学び、成長した少年の最後の決意がたのもしい。現実にあった地震災害のあとに書かれたのではなく、1989年にSF童話として書かれたものの再刊というのが凄い。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
不動産会社に新卒入社した七国安寿が配属されたのは裕福な老人向け高級住宅地「グレースコート」の管理人室。劇団を雇って毎月殺人事件を演じさせ、謎解きに興じるマダムたちの中に放り込まれた安寿は・・・。うーん、これ、面白くなるのか?
timeturner
気がついていないとはいえ、ようしゃのないおばあさんに大笑い。実際の話だったら怖いけど、こういう絵本なら愉快に楽しめる。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
読んだり、聞いたり、想像したり、子供の世界はこわいことだらけ。知らないことが多く、現実と想像の境も曖昧だからね。そんな子供の身近にあるこわいものをすくいあげて「ほら」と出してくる塩梅が絶妙。不気味に素敵な森本晃司さんの挿絵と凝った装丁が大人にも楽しめるホラー風味を醸しだしている。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネタバレバズル熱にやられて鷹さんの浄化力が大変なことに……と不穏な気配が立ち始めたところで質屋バーゲンで笑わせる(ニコ動キタっ!)。明暗のつけ方が上手いなあ。この手で何巻まで引っ張っていかれることやら😅。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
『ちいさなふたりのいえさがし』のつづき。どこに行っても力もちの虫やカニが家づくりを手伝ってくれるのって、ふたりの人徳だね。島でココナツの家の屋上から星を眺めるのも素敵だったから、ここは夏の別荘にしたらいいんじゃないかな。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
トリックは凝り過ぎというか机上の空論めいていてリアリティがない。でも、読んでいる間は心地よかった。ノックスらしい呑気な雰囲気や、アイロニーに満ちた笑い、小気味よい会話など、ミステリー以外の部分で充分に楽しませてもらったから。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
カバディ部はあっという間に終わってしまった。作者、このスポーツのことよく知らずに描いたんだろうな。
timeturner
いつでも前向きなおばあさんと素直で度量の広いおじいさんがいいなあ。何があっても誰かを責めたり愚痴をこぼしたりしない生き方が素敵。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
「韓国・フェミニズム・日本」のテーマで両国の作家12人が寄稿した短編小説集。テーマと参加者を見れば、作者の無理解にげんなりするような作品はあり得ないとわかるので安心して読めた。とはいえ、まったりしているわけではない。様々に考えさせるし、ぎょっとするような問題提起もある。刺激的な読書だった。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
そうか、高齢出産だったんだもんね。それで二人の息子じゃ、ほんとに大変だったろうな。それでも、忙しい中なんとか時間を作って旅行に行ったり思い出作りをしたり。がんばった。子供たちがどういう大人になるのか楽しみだな。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
おにぎり食べたーい! この店で買うならさくらえび、しらす、チーズ、ごま、天かすのざくざくおにぎりだな。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ボビー・オーウェンが頼りなくて苛々したが、もしかしてフレンチ警部と同じで読者より少しだけ頭の悪い探偵役? 鈍いくせに偉そうな態度をとるフレンチ警部に比べて若いボビーは謙虚だし、弱者への思いやりもあるからましかな。作者自身が社会的弱者への理解と共感を読者に求めていると思えた。閉ざされた刑務所内での言語道断な暴力を糾弾し、貧困と差別のために社会の底辺に押し込められている女性たちの気概を見せることで安易な偏見を払拭しようとしていると感じた。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
タイトルやカバー絵から悲しい話を予想していたのだけれど、表題作は思いがけなくもハッピーエンドだった。他の3編も(仮)ハッピーエンドだったり未来に希望がもてる話。榛野さんの絵って寂しそうなところがあるから、ついついよけいな予想をしちゃうんだな。でも、家庭が不幸な人が出てくる率が高いのは確か。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
改めて読み直して、これは女性の連帯の話でもあるなと思った。お針道具のひとつ(ハサミとか)が男性だったら力でほかの連中を屈服させそう。
Frederick
2024/03/21 07:53

川原泉『笑う大天使』だったかな。世界の首脳が全員女性だったら、と言う妄想を思い出しました。

が「ナイス!」と言っています。
timeturner
怪奇小説だと思って読むと戸惑う。科学では説明がつかない事が起こるが、向かう方向の全てがホラーじゃない。摩訶不思議な展開から魔訶不思議なエンディングにたどりつく話が多くて「え、そう来るの?!」と楽しく翻弄された。でも「パンジーの母」はちょっとなあ。「女のつとめ」をないがしろにすると呪われるぞというヴィクトリア朝の牧師の脅しだね。少子化をなんとかして富国強兵を目指したいどこかの政府が道徳の教科書に載せたがりそうだ。魔女の婆さんには、堕胎や間引きに手を貸していた当時の産婆の姿を重ねているのかも。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
縦ロールにベルバラ風衣裳のロン毛四天王(男)が仕切る体育会系の学園なんて発想、どこから出てくるんだろうね。ゆずるを新体操部に入れたのは世の中の偏見を糺そうというのかなと思ったけど、そのわりにポリコレNGな表現が頻出する。さすが1990年代。電子版のほうだけでも手を入れればいいのに。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネタバレ表紙の絵がめちゃくちゃ怖いから、どれだけ怖い話だろうと思ったら、ばんば、子供たちを食べたりせず、ただ楽しく遊ばせてるだけじゃないか。さらったのはよくないけど、ひとりぼっちで寂しかったんだよね。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
とらまるがどうしてまちの先生のところで飼われるようになったかがわかった。山の動物たちみんながとらまるを助けて、今度はとらまるがみんなを助ける。心があたたかくなる話だにゃあ。入口の札の「往診中」マーク、どうするのかと思ったら😅。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
笑えるネタもあるんだけど(ニーチェ先生のバンドのライヴとか)、各エピソードについてくる松駒先輩のまとめコメントがつまらなすぎて萎える。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ビッグバン、白亜紀、原始時代、古墳時代、平安時代、室町時代、江戸時代、明治時代、太平洋戦争、昭和30年代、昭和48年のきのう、けさ、今夜、現在と、長いもので1ページ135億年、短いもので1秒単位で時の流れを見せ、時間の概念を教える。1973年刊行だから「現在」が古びて見えるけど、かろうじて今の子供にもわかるんじゃないかな。太田大八さんの版画っぽい絵が無味乾燥になりそうな知識絵本に魅力を与えている。それにしても、専業主婦の母親が1日4回着替えているのには驚いた。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
牧師の父親、児童雑誌『パンジー』の編集者の母親をもつアメリカ人作家による子供向けのお話3つ。クリスマスらしい隣人愛を描いたものが2編と、中世の騎士を主人公に人間の真の強さとは何かを教える話。いい話ばかりなので絶版は惜しいな。新訳で出し直せばいいのに。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネタバレうわあ、この年齢差の男の子二人ってめちゃくちゃ育てるの大変そう。40代夫婦の親となると愛媛の義父母って60代後半、下手したら70代でしょ? それでこの子たちの面倒を見て、アシスタントさんたちの食事まで作ってって、ちょっと酷すぎるのでは?
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
雪祭りを見るために札幌で単身赴任中のお父さんを訪ね、お母さん、お兄ちゃんと上野から夜行列車に乗った「ぼく」。札幌まで16時間の列車の旅。鉄道マニアの中学生の従兄弟が苫小牧まで同行するという設定で、鉄道の豆知識もばっちりの乗り物絵本かと思ったら、途中で宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のような絵と子守唄が挿入されててびっくりした。作者はもともと詩人らしい。北斗星はもう運行していないのよね。一度乗っておけばよかったな。青函トンネル、走りたかった。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネタバレ富士くんの猫好きぶりが常軌を逸していて、おまけに妙な猫道のおっさんまで出てきて、最初から最後までポカンと口を開けて読んだ。こんな調子で続けられるのかな?
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
夜はたらく人たちって、昔に比べたらすごく増えてる気がする。24時間営業の店が増えれば、そこで働く人たちのための仕事が必要になるからね。 作者は『ブックキャット』の人だ。ハリエット・ホブデイの明るくヴィヴィッドな絵が夜の暗さをふきとばしている。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
いいなあ。眠りの精がいる小さな灯台へ旅をする話、すごく好き。私も本物の蛍を見たことがないけれど、虫が苦手だから見ないままのほうがいいのかも。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネタバレところどころでいろんなかえるの名前(?)が出てくるのをけっこう楽しみにしてしまった。よわりかえる、かんがえる、もってかえる、しょげかえる、ひっくりかえる。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
あはは。単純だけど構図や表情のせいか妙に面白い。右と左がわからない子供は多いから、みんな兵隊さんたちに共感するんじゃないかな。読み聞かせしたら声かけしそう。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
あははは。爆笑につぐ爆笑。すごいなあ、ここまで徹底して役割分担できちゃう夫婦って素晴らしい。でも、当然ながらPOMさんのほうがストレスたまりやすいよね。まとまったお休みをきちんとあげてください。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
スタイリッシュできれいな絵が魅力。探し物絵本で7種類の恐竜の生息地域が覚えられるけど、恐竜の造形はちょっとデフォルメしすぎかな。それに肉食恐竜と草食恐竜が仲良くいっしょというのも恐竜好きな子供にはインチキくさく見えちゃうかも。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
これは犯人がうわてだ。よく練られた犯罪で、完璧に実行する度胸も実力もある。犯人の目途は早いうちについたけど、どうやってやってのけたのかは最後までわからなかった。それに比べてフレンチはと思ったのだが訳者あとがきを読んで納得した。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
よほど素行が悪くない限り、高卒での就職は難しくないだろうと思っていたけど、世の中全体が不景気になった今はだめなのか。つらい。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
作者はシンガーソングライターだそうで、だからなのか、メロディーをつけて歌いたくなるような文章だった。北村人さんの絵はへたうま風味でペンギンもアザラシも愛らしいけど、ペンギンが泳ぐときの、ロケットになぞらえたくなるほどの疾走感は描けてないなあ。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
これは面白い設定。記憶喪失の話はありがちだけど、記憶をなくす前はすごく厭な奴だったかもしれないというのは思春期の少年にとっては大問題だから緊迫感が増すよね。まわりの人間の言動から自分の過去を少しずつ探っていくミステリーのようで楽しめた。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
そうか、毛玉とり器でスランプ解消できるのか! わたしもやってみよう。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
文字と言葉を比喩でなく生き物として扱った2編と星座が落ちてくる町の話1編を収録した作品集。多和田葉子さんがよくやっている言葉の実験をさらに突き詰めた感じ。日本語でしか書けない小説。謎めいて魅力的な導入部と中間部に比して、どれも最後が弱い気がするけど読んでいて心地よかったので、ま、いいか。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ちょっと停滞してる? それを吹き飛ばすための新キャラ(老夫婦)投入なのかな。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
炎上したら自分のPCを壊せばいいと思ってるようなIT音痴(政治家にもいたな)でもSNSは簡単に出来ちゃうっていうのが問題だよねえ。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネタバレ《ヌラリヒョン・パパにまかせなさい!》シリーズ第3弾。なんと、ドロロン村にも「オレオレ詐欺」が! 狙うのがお婆さんたちの貯金じゃなくて打ち出の小づちっていうのがドロロン村らしい。山村浩二さんが描くおにぎりをもらいにくるサワガニたちがかわいかった。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
絵柄が変わったら話の内容も変わったみたい。深みのある話ばかりでいい。放浪の旅を続ける浦島太郎が知世の視点に救われる話が好き。北欧の画家の美術展、画面に出てくる断片だけだとわかりにくいけどハンマースホイだね。2008年の美術展、榛野さんも行ったんだな。あれ、すごくよかったもんね。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
よくあるお伽噺のようでいて細かいところに巧いヒネリが加えられ、アイロニーに満ちた楽しい話になっている。兄さんや王さまみたいな人って今も昔も変わらずいるんだよね。最後まで読んで、これは風見鶏の文化がある地方だからこそ生まれた話なんだと気がついた。同じ作者の『おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ』と同様、堀内誠一さんの絵が本の魅力を倍加している。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
10代で人間の体を切り開いて解剖するなんて、そりゃあストレスたまるよね。一方で、社会人経験のある学生は若い頃の記憶力がないことや先々の人生設計が気になるだろうし、どう転んでも大変そうだ。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
好きでやってたことなのに、期待されたり、むげにけなされたりすると、「よし、見てろよ!」という気になって肩に力がよけいな力が入り、楽しむ余裕なんてなくなっちゃうよね。好きなことに夢中になれる大切な時間がなくなってしまう。子供だけでなく大人にもあるこういうとき、基本を思い出させてくれる友達の存在は大事だってことかな。はたこうしろうさんの絵がとてもよくて、訴えてくることがびんびん伝わってくる。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネット中傷トラブル、こわい! 中傷されたほうが精神的にも経済的にも損害をこうむるなんて理不尽すぎる。ひとりでも多くの加害者タイプがこれを読んで思い直してくれるといいのだが、そういう人はこういうの読まないよね。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネタバレスタイリッシュでお洒落な絵だけど、言っていることは泥くさいほど直球ストレート。森の大火事を消そうと川の水を1滴ずつ運ぶハチドリ。遠くから眺めるだけでハチドリを馬鹿にする動物たち。ハチドリの「ぼくは いま じぶんが できることを しているのさ」で泣きそうになった。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ネタバレみんな感動したって書いてるけど私はむかついたなあ。仕掛けは確かに凄いけどそもそもの発端が不自然で納得いかないし、花岡母娘と「技師」が犯人の異常な献身と作者の計算のために使われたとしか思えない。自己犠牲ではなく自己陶酔なのでは。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
《Papa told me》シリーズは最初の3巻しか読んでないんだけど、それとは絵のタッチが変わっているのでびっくりした。顔が丸く大きくなり、頭と体のバランスが幼児体形に近くなったので知世の年齢が2、3歳下がった感じ。前のお耽美な絵だと知世のファザコンぶりが気持ち悪かったけど、この絵なら素直に楽しめる。「イリスアイリス」の大ヒットファンタジーって『指輪物語』がモデルかな。タクシー運転手さんやきりっとした女性古書店主の話が好き。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
じゃが男爵の妻が「メークイン」でさつまどんの妻が「べにいも子」って、イメージぴったりで笑える。でも、お料理合戦で使った芋は……😅 大学芋食べたい。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
韓国ソウルの地下鉄が、乗り降りする人たちの人生や思いを、ゴトンゴトンという伴奏にのせて語る絵本。良いとか悪いとかいった判断は抜きで淡々と語る。絵のやさしいタッチのおかげか、ふんわり見守られているような気がしてくる。生まれたばかりの娘が愛しくてたまらないサラリーマン、家事と子育てで大忙しのお母さん、海辺の村で生まれ今でも現役海女のお婆さん、幾つもの塾に通わされてへとへとの女の子、29歳の無職青年……。小説を読んだような余韻が残る。(邦題:わたしは地下鉄です)
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
学校の成績がいいからと何も考えずに医学部を受ける学生、多いんだろうなあ。18歳なんてまだ自分がどう生きたいかなんてわからない子がほとんどだから、親が医者だから、社会的地位が高くて収入も多く安定した人生が送れそうだからという理由で受験する子が多そう。そんなふうにして山形の医大に現役入学した円千森の成長を描く。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
『じゃない!』の続編。ピザが、大福が、栗饅頭が……小魚にはもう驚愕。「最近は『じゃない!』ものを差別したり切り離したりすることが目立ちますが、『じゃない!』を楽しめる心があれば、いつだって私たちはつながっていけると信じています」という作者の言葉が心強い。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
初めに怪しいと思った人物はいたんだけど、いろいろな出来事があって気をそらされてしまい「違ってたのかなあ」と思っていたら、最後の最後にやっぱり! あーあ、またクリスティーにやられちゃったよ。ちゃんとヒントは書いてあるのに気づけないほうが負け。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
お盆の時期に遠野を旅した霊感マンガ家が視たもの、感じたこと。フィクションで霊感のある人が登場することには違和感がないんだけど、こうやってノンフィクションで「視た!」って言われて絵にされると、ちょっと引くなあ。遠野に水木しげるキャラのラッピングバスが走っているとは知らなかった。きゅうりでカッパを釣ろうとする観光客群には呆れた。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
初めのうちは「写真を合成しただけじゃないの?」と思ったんだけど、違う! きゅうりやリンゴやドーナツが……イチゴなんてもうびっくりだよ。見た目や固定観念にとらわれず物事の本質を見ようって気づかせてくれる絵本。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
中三のときに20歳になった相手に向けて書いた手紙を30歳になったら一緒に読むという約束を遂行するため帰郷した3人が、閉塞的な村で苦しんだ子供時代を思い出し、これからの自分を見つめ直す物語。家父長制社会の害毒を撒き散らすおっさんたちのどうしようもなさに頭が爆発しそうになった。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
猫がラーメン作るだけじゃ話がもたないだろうとあまり期待せずに読んだけど、意外に面白いんだ、これが。ときどき「ぶっ!」と吹くようなネタを出してくる。それにしても、まずいラーメンなのに田中くんは律儀に通ってるなあ。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
メジロ城で暮らす忍者シジュウカラのすけは、お殿様の命令を受け、仲間の忍者と山の上にあるという世界で一番おいしい木の実をとりに・・・。危険をかいくぐり、敵に対抗する冒険の旅を描くなかでシュジュウカラの鳴き声とその意味を覚えられる。でも、実際に聞いたときにこんなふうに聞こえるかなあ。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
素材の選び方が巧い。母親からの小包ってある程度の年齢になった人の何割かは受け取った経験があるだろうし、中身に苦笑したこともあるのでは。そこを突かれるとかなり感情を揺さぶられる。それでいてこれみよがしに泣かせようとしていないのもいい。
酔拳2
2024/03/03 11:07

これ面白そうっすね

timeturner
2024/03/03 11:15

親と子(主に母と娘)の関係についていろいろ考えさせられました。

が「ナイス!」と言っています。
timeturner
完結。さくら姉ちゃん、どうしようもないダメ人間だと思ってたんだけど、ああいう理由があったんじゃ家にいたいと思うのも無理ないか。タイトルの意味もわかって、なかなかつらいけど、シゲ先生の件を除けば、いい話だった。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ほんのちょっと目を離した隙に……ねこあるあるが満載。いろんなタイプの猫が出てきて楽しい。保護猫活動をしている作者らしい目配りもあるし、5分後の合間に1年後や2年後が挟まっていて、猫の成長だけでなく、家の内装も猫仕様(ぼろぼろのソファ、物を置いていない飾り棚など)になっているあたり、芸が細かくて、何度もじっくり見入っちゃう。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
ミステリー、殺人、超常現象、オカルトを扱った短編12編を収録したリチャード・マーシュの短編集。1900年にMethuen社から出た初版のリプリント。短編でもじっくり書き込んだ読みでのある作品が多い。面白さ重視でわかりやすい話を書いた大衆作家マーシュが、あのロバート・エイクマンの祖父だというのが不思議だ。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
アイヌの人々への対応は本当にひどい。冬馬みたいなのがひとりやふたりいたからってどうにもならない。それにしても、この時代に女性の外科医がいたとはびっくり。実在の人物なのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
駄洒落とおいしそうなものの絵で覚える数え方絵本? でも、シュークリームはちょっと無理があるよなあ。最後のオチはまあまあ面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
timeturner
めちゃくちゃ腹が立った。なんと理不尽で時代に合わない校則が多いことよ。前例を変えて何かあったときの責任をとりたくないという大人の思惑だけが悪いのではない。自分たちの無関心が回り回って人権侵害や迫害となって自分たちに返ってくることを中学生に教えることに意義がある。この本に出てくる中学生たちはみんな賢いなあ。感情的になりがちな教師よりよっぽど大人だ。きちんと少数意見にも耳を傾け、まわりの人の気持ちも思いやり、言葉にならない思いをなんとか言語化して他者に伝えようと努力する。おばさん、感動しちゃったよ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/11/17(4908日経過)
記録初日
2005/04/11(6954日経過)
読んだ本
14117冊(1日平均2.03冊)
読んだページ
2121271ページ(1日平均305ページ)
感想・レビュー
13827件(投稿率97.9%)
本棚
40棚
自己紹介

面白そうな本は無節操になんでも読んでみます。文字制限内で書ききれないことはブログに書いています。http://timeturner.exblog.jp/

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう