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2022年5月の読書メーターまとめ

paxomnibus
読んだ本
10
読んだページ
2512ページ
感想・レビュー
10
ナイス
42ナイス

2022年5月に読んだ本
10

2022年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

paxomnibus
著者の食の記録はすなわち「行った先」の記録でもあるのだった。味覚と結びついた記憶は強い。何でも食べようとする著者はエライ。が、自分の胃のことはもっとちゃんと理解しておくべきだろう。イタリアでは家族によってワインやオリーブオイルは決まったものしか食べないという。その味覚の固定化は日本における「かーさんの味噌汁」や「うちの漬け物」よりずっと強力なようだ。ちなみにワインは気に入った銘柄を毎日飲み続けると他のを不味く感じるようになるのは確か。別のワインを開拓しようとしても舌が受け付けてくれない。値段は関係ないのだ
が「ナイス!」と言っています。

2022年5月の感想・レビュー一覧
10

paxomnibus
著者の食の記録はすなわち「行った先」の記録でもあるのだった。味覚と結びついた記憶は強い。何でも食べようとする著者はエライ。が、自分の胃のことはもっとちゃんと理解しておくべきだろう。イタリアでは家族によってワインやオリーブオイルは決まったものしか食べないという。その味覚の固定化は日本における「かーさんの味噌汁」や「うちの漬け物」よりずっと強力なようだ。ちなみにワインは気に入った銘柄を毎日飲み続けると他のを不味く感じるようになるのは確か。別のワインを開拓しようとしても舌が受け付けてくれない。値段は関係ないのだ
が「ナイス!」と言っています。
paxomnibus
う~ん。読んでいる間はハラハラドキドキして面白いんだけど、な~んか好きになりきれないんだな~。善人側と悪人側にそれぞれの主役をたてて、勝敗を交互に振り分けていくような作り方で、読後感がスッキリしない。物語の舞台当時のロンドンにあった「差別意識」を書き出し、それがいずれは是正されるべきだと示唆するあたりがベストセラー作家の面目躍如なのだろう。同時にある登場人物に「私の世代は、コルディッツ捕虜収容所、ダンケルクとナバロンの戦いで育ったのですから」と言わせるあたり、高齢の読者に対してもぬかりないな、と。
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何かちょっとまとまりが悪いというか、途中で焦点がブレて行き先が二つに分かれたけど気にせずそのまま突っ走ったみたいな印象。いや、元々そういうプロットだったのだろうが、私としてはもっと焦点を絞った作品の方が好みなので(例えば『ダ・ヴィンチコード』みたいな)。いえ、面白いんですよ、もちろん。でも夢中になれない。理由は明かで、”傑作絵画を手に入れるためなら多少の事には目をつぶっても構わないだろう" という思想がダメなのよ。英国的な結論まで遠回りした挙げ句はっきりさせない勿体ぶった物言いは好みではあるんですが。
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paxomnibus
とりとめのない旅行記。活字も大きくイラストも豊富なので入院してる人へのお見舞いにいいかも。本書では木の上でだらりとしたパンダばかりが描かれているが、私が見に行った時はなまけぐせのある子パンダを飼育員が棒で叩いて木登りさせようとしていた。だらりと垂れ下がるためにはまず木に登れと子どもの頃から教えこむのだろうか。そんなことを思い出しながら読んでいた。
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paxomnibus
ページ別の各観光地に交通案内がついてるのがありがたい。しかしやっぱり巻頭から4分の3ぐらいまで食べ物の紹介ばかり。そりゃ私は粉もんは好きだが、そんなにお好み焼きとたこ焼きばかり食べてられっかい! そもそも炭水化物も脂肪も肥るから避けたいのに。それにしても自分が大阪に興味がない事がハッキリしてビックリだわよ。明日から旅行に行くというのに。行ってみたい店は英国風パブだし生きたいところはコリアンタウンよ、大阪である意味全然ないよ。有名な大型看板類も美的センスがどうも私の好みと違うというか……どーすんのさ、私!
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paxomnibus
大判で地図が充実しているのがよい。 しかし大阪ってマジ「食い倒れ」がメインなんだと分かるレイアウト。USJ特集がトップにあって次に地図が来て、その後延々と飲食店を中心とした紹介が続く。大阪城は86ページになってようやく大きく扱われるが、残すページはあと4分の1くらいである。が、実際他の「観光」スポットは意外な程少ないのであった。歴史名所が少ないのは大阪夏冬の陣で焼き払われたから? 最後の方もひたすら食べ物紹介で、一人の人間の胃袋の容量がどれだけあると思ってこの本編集したのか聞いてみたくなった。
tsuneki526
2022/05/14 15:37

大阪は奈良京都と並ぶ歴史ある都市です。神社仏閣に見るべきものが多くありますし、一の宮もいくつかあります。少し足を伸ばせば能勢の妙見さんや大念仏寺もあります。市内のレトロ建築も見てもらいたいなと思います。ちなみに大阪夏冬の陣で焼かれたところなんて大した面積じゃありませんが?

paxomnibus
2022/05/20 16:27

すみません。もう食い倒れて来てしまいました。大阪のガイドブックの4分の3が食べ物情報だったのは正しいと今は思っています。今回は慌ただしく決まった旅行だったもので入念な計画をたてる暇もなく、とりあえず大阪城と通天閣だけは行こうかぐらいの感覚だったのですが、しっかり楽しむ事ができました。大阪城では内部の展示の説明を読みふけったりあの長い吹き矢はどうやって使ったのだと同行者達と仮説をたてあったりと長時間過ごし、ミライザでは裏まで回って見学したため日が暮れてしまい、その他のレトロ建築を見に行けなかったのが残念です

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paxomnibus
淡々と女性声優が少年の声を演じるようになった歴史を追っていたはずが、緒方恵美の登場で一気に熱くなった。それまで野沢雅子や小原乃梨子が演じていたキャラより年齢の高い、第二次性徴後の「少年」を女性の緒方が演じきったのが画期的だったと。うん、蔵馬も剣心も外見がほぼ女の子だったから違和感なかった。宝塚の例もあるし外見にマッチしてれば役と声優の性別が違っても気にしないという下地は視聴者側にもあったのよ。それ(男性を演じる女性の声)にゾクゾクするかどうかは個人次第だけど、声が「直接官能を刺激」という視点は重要だと思う
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paxomnibus
文中「ヒーローズジャーニー」という単語が出てきた。「貴種流離」と同意だが、文字数が稼げる上読みやすいし意味もそのまま何となく分かるのでこの語を使ったのだろう。対象とする読者が読書や映画鑑賞といった体験が少ないと設定されている事が分かる。美術の授業は時間のムダと思っていたがビジネスに役立つならやるかと一念発起した人が本書を手に取るのだろう。内容は普通に絵画鑑賞のやり方なのだが、フレームワークを使って感情抜きの単なる「作業」に仕立ててあるのがミソ。でも項目を埋めるにはかなりの時間と手間がかかるのだが大丈夫か?
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paxomnibus
萩尾も竹宮も著書で尊敬の念を露わにしている水野英子。彼女達が台頭した頃はすでに大御所で、「幻魔大戦」等と共にコミックスも出ていた。少年マンガの巻末にポツンとそこだけ少女マンガが紹介されているのが不思議だったが、本書を読んで当時それだけの実力、実績がすでにあったという事を知る。現在に至る少女マンガの礎を築いたのがまさに水野だったのだ。本人にそんな自覚がなかった事とその画力・画風がきちんと評価される時代でもなかったため、トキワ荘の紅一点以外あまり語られて来なかったのが惜しまれる。マンガ史にその名を深く刻むべき
が「ナイス!」と言っています。
paxomnibus
「一度きりの大泉の話」を読んで当時の竹宮作品について考察した事がほぼその通りに本書に書かれていた。デビュー直後から彼女の描く人体は丸みが美しく、躍動感にあふれていた。普通の少女マンガとは違う話は面白かったが玉石混淆でもあった。変わったなと思ったのは「ファラオの墓」で、人物よりも広大な砂漠とピラミッドをリアルに描いたスペクタクルな背景に目を瞠ったものだ。その後「風と木の詩」が発表された時、ああ、遂に竹宮がずっと書きたいと思っていた作品が始まったのだと思った。何年も前から片鱗を垣間見せていた、少年達の愛の物語
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/01/21(2532日経過)
記録初日
2018/01/05(2548日経過)
読んだ本
619冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
191438ページ(1日平均75ページ)
感想・レビュー
611件(投稿率98.7%)
本棚
77棚
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