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2025年11月の読書メーターまとめ

アイシャ
読んだ本
13
読んだページ
4356ページ
感想・レビュー
13
ナイス
822ナイス
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2025年11月に読んだ本
13

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アイシャ
本作もとても感動的だった。メインとなる話は飛来泉教授のお父さんの極めて難しい治療をするところなのだろう。でも哲学者とも言える御町先生の姿勢こそが鮮烈に印象に残った。あらゆる場面で過程よりも結果を優先するという主張には反対だ。とはっきり言えるマチ先生。飄々として穏やかな佇まいの根底には強い強い哲学がある。龍之介君もお医者さんを目指すみたい。高い医療技術を持ちながら、それを万能とは考えない謙虚さは、ある意味ハードな生き方だと思う。これからもマチ先生と龍之介君を見守っていきたい
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

アイシャ

いいつも皆さんのレビューを参考に 読む本の選択をしています。10月に読んだ本の中で面白かったのは、『デスチェアの殺人』と『暦のしずく』でした。沢木耕太郎さんの作品ははずれなしです。 2025年10月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4964ページ ナイス数:1003ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/840418/summary/monthly/2025/10

が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
13

アイシャ
ヴェラ・スタンホープ警部の活躍するドラマの大ファンです。つい最近14シリーズ一気放送されたのを録画して、全部見終わりました。イギリス最北の地を舞台としたミステリーには独特の雰囲気があります。本書はヴェラ警部のものではありませんが、すごく面白かった。セーターで有名なシェトランド島を舞台に、狭い土地柄での人間関係や、自然の様子など、夢中で読み終わりました。そして犯人は、ヴェラと同じように思いもかけない人物でした。アン・クリーヴスを知れてよかった。
アイシャ
2025/11/28 22:04

ジミーペレス警部のテレビドラマもあるんですね。シェトランドの自然を映像で見られるということですね。小説のシリーズもあるようだし、楽しみが増えたなぁ

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アイシャ
楽しみな新しいシリーズの主人公は二人。医者を目指す美津と刀鍛冶を目指す暁。どちらも女性への門戸を開いておらず困難な道を行くのは自明。一見氷のように冷静で その実熱い焔を燃やす暁。父親から焔のような娘と言われる美津。二人の直接の出会いはこれから。一人でも多く彼女たちの理解者が現れますように。
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アイシャ
ネタバレ職務上の責任に押しつぶされることなく、正論を吐き続けたいという一心で 53歳にしてヒラ刑事の真行寺。フトしたことで出会った自称ハッカーの黒木の助けを借りて事件を解決しようとしていく。ほぼほぼ黒木のお陰で情報が入ってきている状況は、警察官としてまずくはないんだろうか。やがて黒木が思っていた人物とは異なることも判明する。かなりアウトな捜査方法だと思うし、犯人は逮捕されないし、うまい具合に続く、となる。続けて読まざるを得ないな。
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アイシャ
うーん、難しいなぁ。このタイトルの意味に辿り着けなかった。不三子がなぜこんなにも食にこだわり、嘘をついてまで子供たちに弁当を持たせたいのかと、それがわからない。自分が良いと信じたものを家族に強いようとするのにも度が過ぎているように思う。ある意味子供たちへの虐待になっていないのかとさえ思う。自分で思っている以上の支配欲のある人と思って、身近にいたらお近づきになりたくない。子供たちが自分から離れていっても、その気持ちが一貫して変わっていかず不気味でさえある。不三子が強烈すぎて、飛馬の話がつまらなく感じたほど
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アイシャ
美しい物語でした。内気な男性だけが集まって暮らす アカシアの野辺で育った女性の一生。ここの人々は言葉を話さずに沈黙の中で労働し、暮らしている。赤ん坊のリリカは祖母と共にこの共同体に受け入れられる、やがて外部との交渉ごとを含む雑用係となる。一方彼女の透明な歌声は様々な需要を得ていく。誰にも気づいてもらえなくていい、見返りも派手さも求めずにただそこにある。沈黙の魂の尊さを熟知し、心優しく一生を終えていく風のような生き様に深く感動を覚えました。
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アイシャ
古い日本式家屋でシェアハウスをしている女性たち、4人の大学院生と大家さん。それぞれに抱えているものがあって、興味深かった。圧巻だったのが最後に語られる大家さんの話。同じ年の従姉妹と 祖母の元でこの建物で育ち、従姉妹との愛憎交じる激しい確執。そこには台湾という国の歴史も見えて来る。従姉妹の持つ深く悲しい秘密に辿り着くまでの話だった。出て来るお料理が美味しそうなのと、同性特に女性同士の恋愛が当然のように語られていているのが印象的だった
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アイシャ
本作もとても感動的だった。メインとなる話は飛来泉教授のお父さんの極めて難しい治療をするところなのだろう。でも哲学者とも言える御町先生の姿勢こそが鮮烈に印象に残った。あらゆる場面で過程よりも結果を優先するという主張には反対だ。とはっきり言えるマチ先生。飄々として穏やかな佇まいの根底には強い強い哲学がある。龍之介君もお医者さんを目指すみたい。高い医療技術を持ちながら、それを万能とは考えない謙虚さは、ある意味ハードな生き方だと思う。これからもマチ先生と龍之介君を見守っていきたい
が「ナイス!」と言っています。
アイシャ
撰者の藤原定家自らが解説をしてくれる百人一首の解説本です。歌の文法や解釈だけでなく作者の人物像や文化、歴史を説明してくれています。作者たちをより身近に感じられます。鮮やかな紅い色が眼前に広がるような在原業平の「ちはやぶる…」とか言葉遊びの面白い蝉丸の「これやこの…」などが好きです。
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アイシャ
愛されているシリーズなんですね。つい最近 金沢街道をバスで通ってきたので、この辺りは地理的にも分かるのでより楽しめました。祖母の営む香房を手伝う高校生の香乃は、人の感情をその人が発する香りから感じ取ってしまう。人の心のなかを覗き見るような罪悪感も感じるし、ついつい面倒なことに巻き込まれたりもする。店を手伝う大学生の雪弥との恋模様も初々しい。この二人を見守りたくなりました。
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アイシャ
ネタバレパンチの効いた5つの短編。どれも一連の出来事を二人の人物の視点から語られるので、重複した内容もありながら、認識のずれが見て取れる面白さがあります。表題作は長年の親友同士の、杏子と真由美の二人。杏子は彼女の息子と真由美が恋人同士であることを知ります。自分にも恋人があり、彼のことを老木のようだと思い、若い息子と比べて恥ずかしく感じています。しかし若い恋人のいる真由美にはまた別の思惑があるのです。これに息子の視点も加えたら、などと考えました。『犬の名前』では年の離れた夫と妻の関心事のづれが描かれています
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アイシャ
森若さんが結婚休暇をとっている間のスピンオフです。なんと言っても鎌本。思っていた以上に森若さんが好きだったんだ。とにかくキモい。私は山崎や亜希のように寛大にはなれない。一歩間違えていたらセクハラで訴えられるレベルだった。そして馬垣も。作者さんも書きながら気が滅入ったとのこと。一つ気にかかるのは、山崎の発言。「個人的に悔しいことがあったので」とは?山崎も森若さんのことが好きだったの。そこまで言うほど。次は森若さんと太陽の話がたくさん聞けるかな
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アイシャ
ネタバレ面白かった。深川佐賀町に独り住まいする14歳のおりんには、人には言えない過去がある。今も幼いながら提げ重という春をひさぐ仕事をしているが、かつては忍びとして暗殺を生業としていた。ある日その命令に従わなかったために大切な姉と慕う女性を殺され、自らも仲間を殺して、今は敵としてつけ狙われている。同じ長屋に住むお園や佐伯と家族のような交わりを持っている。士分の佐伯に対する気持ちが可愛い。父親のようでもあり、異性としても惹かれている。最強の敵との闘いを、永代橋の崩落に合わせたのがうまい。おりんは生きていると信じたい
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アイシャ
すごく短くてパンチの効いた短編が23作。私、あまり短編を読むのが得意ではないのですが、興味を削がれることなく最後の作品まで辿り着けました。なんといって王谷作品には、私が持っていない視点があるので、なるほどー、へー、という想いで読み続けられるのだと思います。愛の形もキュンとするし、自虐の気持ちもここまでだと、すごいエネルギーになるだろうなぁとか。この日常の見方を変えてくれる作家さんだと思います
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/02/18(2855日経過)
記録初日
2018/01/01(2903日経過)
読んだ本
1363冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
429718ページ(1日平均148ページ)
感想・レビュー
1363件(投稿率100.0%)
本棚
23棚
性別
自己紹介

A.B.C-Zが好きなとっても大人です。

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