ネタバレ図書館本。本編最終巻。亜門との未来を模索し続けていた司の答えと決断に心が温かくなりました。大切な友人である亜門やコバルトたちとの思い出や日々、亜門たちの存在を紡ごうと動き出す姿を巣立ちを見守るような心持ちで読んでいたら､､なんとラスト数ページであっと驚く仕掛けになっていて…初めからまた読みたくなりました。 本編完結ということもあり、シリーズで出てきた本のリストがあって、読破も楽しそうです。

ネタバレ図書館本。シリーズ第6弾。今回は、魔神・アスモデウスがメインのお話でした。亜門の古書店『止まり木』で、アスモデウスと宿敵である大天使アザリアが長い年月を経て、鉢合わせし一触即発⁉︎､､｡場を和まそうと、写実的すぎるアニマルラテアートする亜門がなんだか可愛い､､｡ アザリアとの邂逅が元でアスモデウスが長年抱えていた過去の出来事への問いに、亜門と一緒に考え、答えを出す司は逞しくなったなぁ…。 それぞれが自分の道を模索し始めて、司の自立も間近、、、今後どうなるのか楽しみです。幕間のお話はどちらも面白かったです。

ネタバレ図書館本。秀才だけど友達ゼロの緑は同じクラスの人気者の楯が苦手。卒業まで極力関わらないようにしていたが、ふとしたきっかけで楯に恋をして､､｡ すごく好きなお話でした。近未来な設定も良かった。家族との問題に幼少期から苦悩し、孤独を抱えていた緑の愛し愛されたいと願いながら、愛を信じきれない気持ちが切なくも愛おしいです。普段は猛アピールする緑の、どこか遠慮がちで繊細なアンバラスさを、上手くキャッチする泰然自若な楯とのやりとりに胸がじーんとして、温かくなりました。（続く↓）