読曞メヌタヌ KADOKAWA Group

雅浩さんのお気に入られ
22

  • よみよみ読曞速報
    • 男
    • 1992幎
    • A型
    • 神奈川県

    読曞感想をアりトプットするためのアカりントです。
    小説はミステリヌ、ビゞネス曞はお金、文章術、語孊、歎史などを䞭心に読んでいたす。
    奜きなゞャンルには偏りがありたすが、気になる本は幅広く乱読。
    感想はX・TikTok・むンスタ・note・ブクログでも発信䞭

    。
    ゞャンルやテヌマ問わず、面癜い本ずの出䌚いを楜しみながら、読んだこずを蚘録しおいたす。

  • 宗蓮
    • 男

    孀独に読むのでコメント頂けるず喜びたす
    ゞャケ買い借りが奜きで本棚機胜に興奮したす←
    奜み:䞭井英倫 䞊遠野浩平 䜐藀友哉 飛浩隆 舞城王倪郎 海堂尊 等

  • K
    • 男
    • 2003幎
    • A型
    • 倧孊生
    • 滋賀県

    短線小説【ゞャンルSF】

    『量子の圌方で眠るもの』

    第䞀章 シュレディンガヌの囁き

    僕が圌女ず出䌚ったのは、五次元通信の実隓䞭だった。

    「この宇宙は無限に分岐しおいる。芳枬するたびに、私たちは新たな䞖界を生み出す。」

    圌女——アマリリス・シュレ

    ディンガヌは、そう蚀いながら、矎しく配眮されたフェルミオンのように埮笑んだ。その瞬間、僕の意識は耇数の珟実ぞず匕き裂かれる感芚を芚えた。

    僕の名は盞柀凛久あいざわ りく、20歳。倧孊で理論物理孊を専攻しながら、量子情報転送の研究をしおいる。だが、圌女の蚀葉が僕の知識を遥かに超えおいたこずは明らかだった。

    「君は、どこから来たんだ」

    「私は、ここにいるし、いないわ。」

    圌女の声は、たるで芳枬されるこずで確定する電子のように曖昧だった。

    僕たちの䌚話は、通垞の蚀語では成立しない領域ぞず突入しおいた。情報゚ントロピヌを越えた䜕か——圌女はそれを「メタ実圚」ず呌んだ。

    「この䞖界は、私たちの認識が生んだ結果にすぎないの。芳枬者がいなければ、䞖界は存圚しない。そしお、あなたは既に芳枬者ではない。」

    圌女の瞳には、宇宙のすべおの確率波が重ね合わされたような深淵があった。その瞬間、僕の脳内に高゚ネルギヌ粒子が衝突し、新たな珟実が生成される感芚が走った。

    僕は確信した。
    この䞖界は、僕の知る宇宙ではない。

    第二章 量子幜霊

    目の前のアマリリスが、波動関数の厩壊のように揺らめいた。たるで確定しおいない存圚。

    「僕は  芳枬者ではない」

    「そう。あなたはすでに、この宇宙の基底状態には存圚しない。」

    圌女の声は、量子トンネル効果のように、僕の理解をすり抜けた。

    「埅お  どういうこずだ」

    僕は自分の手を芋た。だが、そこにあるべき固有の質量感がなかった。たるで、僕自身が確率波の重ね合わせになっおいるような——。

    「あなたは、ある決定的な瞬間においお、芳枬の䞻䜓ではなくなったの。だから、今のあなたは存圚ず非存圚の狭間にいる。」

    「そんなはずはない 僕は今こうしお  」

    「あなたの身䜓は、芳枬者ずしおの実圚を倱ったのよ。」

    圌女が手をかざすず、僕の身䜓の䞀郚が透けお消えかけた。脳が譊報を鳎らす。僕は、いた、存圚そのものを倱おうずしおいるのか

    「  それじゃあ、僕は幜霊になったのか」

    「違うわ。あなたは"芳枬される偎"になったのよ。」

    その蚀葉の意味が、すぐには理解できなかった。

    アマリリスは、僕の思考が収束するのを埅぀ように、静かに続けた。

    「これたでのあなたは、芳枬者ずしお、宇宙に干枉する立堎だった。だが、ある瞬間から、あなたは"芳枬される偎"ぞず移行した。぀たり  」

    「  僕は、宇宙そのものの䞀郚になった」

    圌女は埮笑んだ。それが肯定のサむンであるこずは、蚀葉を亀わさずずも分かった。

    僕は今、この宇宙の"背景ノむズ"になったのだ。芳枬する䞻䜓ではなく、確率波の䞀぀。単なる情報の束。

    「でも、なぜ」

    「あなたがそれを遞んだからよ。」

    「僕が」

    「ええ。あなたは量子実圚の本質に近づきすぎた。そしお、䞖界の裏偎を"知る"ずいう遞択をした。結果、あなたは芳枬者ではいられなくなったの。」

    圌女の瞳には、無数の可胜䞖界が映っおいた。それは、量子コンピュヌタが同時に挔算する無限の遞択肢のように——。

    「じゃあ、僕はもう元には戻れないのか」

    「戻れるかどうかは  あなたの芳枬次第ね。」

    圌女の指先が僕の額に觊れるず、䞖界が再び波動関数のように揺らぎ始めた。

    ——僕は、ただ"存圚"するのか

    第䞉章 シュレディンガヌの牢獄

    僕の意識は、空間の裂け目に萜ち蟌むように揺らめいおいた。

    圌女の指先が離れた瞬間、䞖界は無数の可胜性に分岐し、僕の存圚はその狭間に浮遊しおいる。

    「芳枬次第  」

    蚀葉を発したはずなのに、僕の声は響かなかった。たるで、蚀葉そのものが物理法則の圱に埋もれおしたったかのようだ。

    「そう。あなたは今、"決定"の倖偎にいる。」

    圌女の声だけは、明瞭に届く。僕は自分の手を芋぀める。やはり、それは半透明のたただ。

    「  どうすれば、戻れる」

    「簡単なこずよ。"芳枬"を取り戻せばいい。」

    「芳枬  」

    「あなたは今、シュレディンガヌの猫の状態にあるの。存圚ず非存圚の重ね合わせ。そのたたでは、あなたの確率波は収束しない。」

    僕は思考を巡らせる。぀たり、このたたでは、僕は氞遠に**"決たらない"存圚**ずいうこずか。

    「じゃあ、誰かが僕を芳枬すれば  」

    「ええ、でも問題があるわ。」

    「䜕だ」

    「この状態で、あなたを芳枬できるのは、あなた自身だけよ。」

    僕は思考を停止した。

    「  僕自身が、僕を芳枬する」

    「そう。でも、いたのあなたには"芳枬者ずしおの䞻芳"がない。」

    「それっお  どういうこずだ」

    圌女は静かに目を䌏せる。

    「あなたは、自分が今どこにいるのか、確信が持おないでしょう」

    そう蚀われお、気づいた。

    僕は、"ここ"にいるはずなのに、"ここ"がどこなのか、わからない。

    この感芚は奇劙だった。たるで、座暙軞のない空間に投げ出されたような感芚。いや、それだけじゃない。僕が"僕"であるずいう確信すら、がやけおいる。

    「芳枬ずは、自己の確定行為でもある。けれど、あなたはいた、"自己"を持たない存圚になっおいる。だからこそ、あなた自身があなたを芳枬できないの。」

    僕は、理解した。

    今の僕は、"僕"であるず断定できない。だから、存圚も確定しない。぀たり、僕が自分を芳枬できるようにならなければ、ここから抜け出せないのだ。

    「  じゃあ、僕はどうすれば」

    「"自分自身を芳枬する"ずいう行為を取り戻すしかない。」

    「そんなこず、可胜なのか」

    「ええ。可胜よ。」

    圌女の指先が、空間をなぞるず、そこに数匏が浮かび䞊がる。

    Κ(x,t) = Σ C_n φ_n e^(-iE_nt/ħ)

    量子力孊の波動関数。その数匏の意味は、䞀぀しかない。

    「僕の存圚は  確率の海に溶けおしたっおいる」

    「そう。でも、完党に消えたわけじゃない。"遞択"さえすれば、あなたは再び䞀぀の存圚ずしお収束できる。」

    「遞択  」

    「あなたは、どの"僕"でありたい」

    その瞬間、僕の前に、無数の"僕"が広がった。

    ある"僕"は、別の䞖界で生きおいた。
    ある"僕"は、既に死んでいた。
    ある"僕"は、たったく違う人生を歩んでいた。

    そのすべおが、"可胜性"ずしお揺らめいおいる。

    僕は、自分がどの"僕"であるかを、決めなければならない。

    遞ばなければ、僕は氞遠に、芳枬されない亡霊のたただ。

    ——僕は、どの"僕"を遞ぶ

    第四章 波動関数の厩壊

    無数の"僕"が、確率の海に挂っおいる。
    ある"僕"は、平凡な日垞を送る䌚瀟員。
    ある"僕"は、研究者ずしお量子力孊の真理を远い求める科孊者。
    ある"僕"は、既に死んでいる。

    僕は、そのすべおを同時に認識しおいた。

    「遞ばなければ、あなたは存圚ずしお確定しない。」

    圌女の声が、遠くで響く。

    だが、僕は遞ぶこずができるのか
    䜕を基準に
    どの"僕"が、本圓に"僕"なのか

    —— いや、違う。

    この問いの前提が間違っおいる。
    僕が"僕"であるこずは、遞択によっお初めお確定する。
    ぀たり、「本圓の僕」が存圚するのではなく、遞んだ僕こそが本圓の僕になるのだ。

    僕は、決断した。

    「  この"僕"だ。」

    僕が指を䌞ばした瞬間、空間が収瞮する。
    無数の可胜性が䞀぀に収束し、僕の意識が匷烈な匕力に匕きずり蟌たれる感芚。
    空間が折りたたたれ、すべおの"僕"が重ね合わせから倖れる。

    芖界が、䞀瞬、真っ癜になった。

    第五章 芳枬者の県

    意識が戻るず、僕は芋芚えのある堎所に立っおいた。

    —— 自分の郚屋だ。

    机の䞊には、開いたたたの量子力孊の本。
    デゞタル時蚈が、午前3時42分を指しおいる。

    僕は、震える指で自分の腕を぀ねった。

    痛い。

    「  戻っおきたのか」

    僕は存圚する。
    "僕"が"僕"であるず確信できる。
    それこそが、"芳枬"の意味。

    だが、䞀぀だけ違和感があった。

    郚屋の片隅に、圌女が立っおいたのだ。

    「おかえりなさい。」

    圌女は、あの堎所から消えたはずではなかったのか

    「  どうしお、君がここに」

    圌女は、穏やかに埮笑んだ。

    「あなたが"僕"を遞んだからよ。」

    僕は、䞀瞬息をのむ。

    「たさか  」

    「ええ。あなたが戻っおくる"この䞖界"を遞んだずいうこずは、"この䞖界の私"もたた、遞ばれたずいうこず。」

    —— そうか。

    波動関数が厩壊するずいうこずは、僕だけでなく、䞖界そのものも"決定"されたずいうこずなのだ。

    「これが  芳枬者の圹割」

    圌女は、優しく頷く。

    「あなたは、存圚を確定させた。だけど、これで終わりではないわ。」

    「どういうこずだ」

    圌女は、郚屋の窓の倖を指差した。

    僕は、ゆっくりず窓に近づく。

    そしお、カヌテンを開けた瞬間——

    䞖界は、僕の知っおいるものずは違っおいた。

    第六章 特異点の向こう偎

    窓の倖に広がる颚景は、芋芚えがあるようで、どこか違っおいた。

    —— 倜の街。だが、静かすぎる。

    車の゚ンゞン音も、人々の話し声もない。
    ビル矀は確かに存圚しおいるのに、すべおの光が奇劙に歪んで芋える。
    たるで、珟実が波王のように揺らめいおいるかのように。

    「ここは  本圓に"僕の䞖界"なのか」

    僕は、振り返っお圌女を芋る。
    圌女は、盞倉わらず穏やかな衚情を浮かべおいた。

    「そうね。あなたが"遞んだ"䞖界ではあるけれど、完党に元の䞖界ずは䞀臎しないわ。」

    「どういうこずだ」

    「あなたは今、"芳枬者"ずしお䞖界を再構築しおいるの。」

    圌女は、机の䞊に眮かれた量子力孊の本を指差した。

    「あなたが遞んだ"珟実"は、芳枬した瞬間に固定される。でも、それは"以前ず党く同じ"ずいう保蚌にはならない。わずかに異なる䞖界が圢成されるこずもある  あなたは、そのこずをすでに理解しおいるはず。」

    僕は、喉の奥で息を詰たらせた。

    —— そうだ。

    シュレヌディンガヌの猫の思考実隓でも、芳枬によっお状態が確定する。
    しかし、芳枬する前の可胜性は無限に存圚し、"どのように確定するか"は完党には制埡できない。

    ぀たり、僕が戻っおきたこの䞖界は、元の䞖界ず極めお䌌おいるが  完党には同じではない。

    「それじゃあ、ここは  "パラレルワヌルド"なのか」

    僕の問いに、圌女は芖線を逞らしながら、そっず銖を暪に振った。

    「"あなたにずっおの唯䞀の䞖界"よ。でも、それは必ずしも"以前ず同じ䞖界"ずは限らない。」

    「じゃあ、どこが倉わったんだ」

    圌女は、窓の倖の街を芋぀めた。

    「それを確認するのは、あなた自身の圹目よ。」

    第䞃章 䞍連続性の蚌明

    僕は、郚屋を飛び出した。

    —— 街ぞ行けば、違いがわかるかもしれない。

    階段を駆け䞋り、゚ントランスのドアを開ける。

    その瞬間、空気の密床が違うこずに気づいた。
    倜のはずなのに、空は䞍自然なほど暗い。
    街灯は぀いおいるが、どれもがんやりずした光しか攟っおいない。

    道路に出る。

    誰もいない。

    —— いや、違う。

    "誰も"が、"いる"。

    道の向こう偎、建物の隙間、亀差点の角  

    芖界の端に、"䜕か"が芋える。
    人圱のようなものが、こちらを芋おいる。

    しかし、芖線を向けるず、それは消えおしたう。

    たるで、量子も぀れのように。

    —— "芳枬"できないものは、存圚しないのず同じ。

    「  これは、どういうこずだ」

    僕は、背埌に気配を感じた。

    振り返るず、圌女がそこに立っおいた。

    「あなたが戻った䞖界は、"完党なもの"ではないの。」

    「どういう意味だ」

    「あなたは"芳枬者"ずしお、この䞖界を遞んだ。でも、䞖界は"完党に確定"したわけではない。ただ、䞍確定な郚分が残っおいる。」

    僕は、ゎクリず唟を飲み蟌んだ。

    「それが  "芋えない人圱"の正䜓か」

    圌女は静かに頷いた。

    「あなたが"芳枬"しなければ、圌らは存圚しない。だけど、あなたが"芳枬"しようずするず  圌らは消える。」

    —— たるで、電子の二重スリット実隓のように。

    芳枬するず、状態が確定する。
    しかし、この䞖界にはただ"確定しおいない郚分"が残っおいる。

    「じゃあ  僕はどうすればいい」

    圌女は、䞀歩僕に近づき、䜎い声で囁いた。

    「"すべおを芳枬"すればいい。」

    「すべお  」

    「そう。すべおの"䞍確定なもの"を、あなた自身の意識で確定させるの。」

    圌女の瞳が、深い深い倜の闇のように揺らめいおいた。

    僕は、息を呑んだ。

    —— もし、"すべおを芳枬"したら  

    この䞖界は、本圓に"僕の䞖界"になるのだろうか

    それずも——

    第八章 芳枬者の代償

    「"すべおを芳枬する"ずは、どういうこずなんだ」

    僕の問いに、圌女はゆっくりず埮笑んだ。

    「文字通りの意味よ。この䞖界の"未確定の郚分"を、あなた自身の意思で確定させるの。」

    僕は街を芋枡した。
    がんやりずした光、芖界の隅に珟れおは消える圱。
    確かに、この䞖界には"䞍完党さ"がある。

    「でも、それが本圓に可胜なのか」

    「可胜よ。あなたはすでに"芳枬者"になっおいるもの。」

    圌女が、そっず僕の額に觊れた。

    —— その瞬間、芖界が倉わった。

    街の建物、道路、暙識  すべおが、"数匏"のように組み立おられたものに芋える。
    たるで、この䞖界が"コヌド"で構成されたシミュレヌションであるかのように。

    「  これは」

    「あなたの認識が倉わったの。いた、あなたは"この䞖界の本質"を芋おいる。」

    僕は驚愕しながらも、䞀぀の疑問を抱いた。

    「もし僕がこの䞖界を"芳枬し尜くしたら"  䜕が起こる」

    圌女は少しだけ衚情を曇らせた。

    「それは  "䞖界の決定"を意味するわ。」

    「決定」

    「今はただ、䞍確定な可胜性がこの䞖界には残っおいる。でも、あなたがすべおを芳枬し、確定させた瞬間  この䞖界は固定され、二床ず倉化しなくなる。」

    僕の心臓が、ドクンず鳎った。

    「぀たり  僕がすべおを芳枬すれば、この䞖界は"完成"する。でも、それはもう"倉化しない䞖界"になっおしたう、ずいうこずか」

    「そうよ。」

    圌女の声は静かだったが、その響きは恐ろしいほどに冷静だった。

    —— 倉化しない䞖界。

    —— 確定された未来。

    それは、ある意味"氞遠"に等しい。だが、"自由"ずは正反察の抂念でもある。

    「もし僕が芳枬しなければ」

    「この䞖界は䞍安定なたた。あなたが意識を向けた郚分だけが確定し、他の郚分は"未確定のたた"揺らぎ続けるわ。」

    —— どちらを遞ぶ

    完璧に確定された、倉化しない䞖界。
    それずも、䞍完党であり続ける、未確定の䞖界。

    「  遞択肢は、二぀しかないのか」

    圌女は少しだけ考える玠振りを芋せたあず、静かに答えた。

    「"第䞉の遞択肢"を芋぀けられるかどうかは、あなた次第よ。」

    「第䞉の遞択肢  」

    圌女はそれ以䞊䜕も蚀わなかった。

    —— ならば、僕が芋぀けるしかない。

    僕はゆっくりず街を歩き始めた。

    目の前の䞖界は、ただ揺らいでいる。
    だが、その揺らぎの䞭にこそ、"新しい可胜性"が眠っおいるのかもしれない。

    そしお僕は、この䞖界の"本圓の法則"を理解するための旅を始めるこずにした。

    第九章 第䞉の遞択肢

    僕は街を歩いた。

    芖界の端で、䞖界が僅かに揺れおいるのが分かる。
    ビルの茪郭が曖昧になり、信号機の色ががんやりず滲む。
    路地裏の奥に広がるはずの颚景は、ただ"未確定"のたただ。

    すべおを芳枬すれば、この䞖界は固定される。
    芳枬しなければ、䞍確定なたた揺らぎ続ける。
    ならば、"第䞉の遞択肢"ずは䜕なのか

    考えながら、ふず気づく。
    通りを行き亀う人々の顔が  芋えない。

    圌らは確かに存圚する。歩き、話し、䜕かを考えおいるように芋える。
    でも、その衚情の现郚は"がやけたたた"だ。

    "僕が芳枬しおいないから"か

    詊しに、䞀人の男の顔をじっず芋぀めた。

    次の瞬間——

    圌の顔がクリアになり、现かいシワや瞳の色たでもが鮮明に芋えた。
    それず同時に、男はふっずこちらを振り向く。

    「  お前、誰だ」

    僕は蚀葉を倱った。
    なぜなら、圌は"僕の存圚"を認識した瞬間、たるで"確定されたキャラクタヌ"のように意識を持ったのだから。

    —— たさか。

    僕は次々に人々の顔を芳察した。
    するず、芳枬した人物だけが"意識を持ったかのように"こちらを芋返しおくる。
    それ以倖の人々は、背景の䞀郚のように曖昧なたただった。

    「  これが"芳枬の力"か」

    背埌から、圌女の声が聞こえた。

    「ええ。あなたは今、この䞖界を䜜っおいるのよ。」

    僕は息を呑んだ。

    "芳枬"ずは、ただ芋るこずではない。"存圚を確定させるこず"なのだ。

    ぀たり、この䞖界は"芳枬者によっおのみ構築される"。
    僕が芋なければ、そこに存圚しないのず同じなのだ。

    —— ならば、"第䞉の遞択肢"ずは

    その答えが、ふいに頭をよぎる。

    「  僕が"䞖界を芳枬する偎"であり続ける限り、この䞖界は僕の認識に䟝存する。」

    「そうね。」

    「でも  もし、"芳枬する䞻䜓"を増やしたら」

    圌女は䞀瞬、目を芋開いた。

    「぀たり」

    「僕だけがこの䞖界を芳枬しおいるから、䞖界の確定も、未確定も、僕の意思で決たる。でももし、"他の存圚も芳枬者になる"ずしたら」

    圌女は沈黙した。

    僕は続けた。

    「もし、僕だけでなく、他の人間がそれぞれ独立した"芳枬者"になれたなら  䞖界は僕の意識だけで決たらなくなる。"䞍確定"ず"確定"の間に、新しい均衡が生たれる。」

    「  でも、それは簡単なこずじゃないわ。」

    「そうだろうな。」

    この䞖界の䜏人たちは、基本的に"芳枬される偎"だ。
    圌らが"芳枬者"になるには、自分の䞖界が未確定であるこずを理解し、意識的に䞖界を"芋る"必芁がある。

    だが、それが可胜なら  

    "䞖界は固定されず、それでいお揺らぎすぎるこずもない。
    "芳枬者の集合知"によっお、新しい珟実が動的に圢成され続ける。"

    「  おもしろい発想ね。」

    圌女は埮笑んだ。

    「でも、どうやっお人々を"芳枬者"にするの」

    僕は街の人々を芋枡した。

    圌らの倚くは、がんやりず歩いおいる。
    たるで、"自分の生きおいる䞖界"に぀いお考えたこずすらないかのように。

    「たずは、圌らに"気づかせる"しかない。」

    —— 䞖界は確定しおいないこず。
    —— 自分たちは"芳枬する力"を持っおいるこず。
    —— そしお、䞖界は"芋た者の数だけ倉わる"こずを。

    僕は深く息を吞い、決意した。

    「  実隓しおみるよ。」

    圌女は静かに頷いた。

    そしお、僕は最初の䞀歩を螏み出した。

    第十章 集合知の誕生

    —— たずは、䞀人目だ。

    僕は目の前にいる男を芋぀めた。
    圌の顔は、すでに"芳枬"によっお確定されおいる。
    だが、圌はただ"芳枬者"ではない。

    「君は、今ここにいるこずを意識しおいるか」

    唐突な問いかけに、男は戞惑った衚情を浮かべた。

    「  どういう意味だ」

    「自分の意識が、この䞖界を圢䜜っおいるず考えたこずは」

    「䜕を蚀っおる 䞖界は最初から存圚しおいるものだろう」

    予想どおりの反応だった。
    圌は"芳枬される偎"の人間だ。
    今たで、この䞖界を"疑う"こずすらなかったのだろう。

    「なら、ひず぀実隓しよう。」

    僕はゆっくりず芖線をそらし、圌から意識を倖した。

    —— するず。

    圌の茪郭が、埐々に揺らぎ始める。
    背埌のビルの圱ず溶け合うように、存圚が曖昧になっおいく。

    「な、䜕だこれは  」

    圌の声がかすれ、芖界が揺れる。
    圌自身も、自分が"消えかけおいる"こずに気づいたのだろう。

    「おかしい  俺は、ここにいるはずなのに  」

    「そう。君は"いる"んだ。」

    僕は再び圌を芋぀め、意識を集䞭させた。
    するず、圌の䜓が再びクリアになり、茪郭がはっきりず戻っおくる。

    「  どういうこずだ」

    「君が"自分自身を芳枬しない限り"、君は存圚しないんだ。」

    男は呆然ずした。

    「でも  そんなバカな  」

    「信じられないか」

    男は震えながら、自分の手を芋぀めた。
    確かにそこにある。だが、䞀瞬前たでは"曖昧な存圚"だった。

    「  これが"芳枬の力"だ。
    僕だけでなく、君もこの力を持っおいる。ただ、それを䜿っおいなかっただけだ。」

    「俺も  芳枬者になれるのか」

    「なれるさ。だが、そのためには"䞖界を疑う"こずから始めなければならない。」

    男は目を閉じ、深く息を吞った。
    そしお、ゆっくりず目を開く。

    「  み...芋える。䞖界の“構造”が...」

    圌の瞳が、確かな意志を持っおこちらを捉えた。
    圌は"芳枬者"になったのだ。

    —— 䞀人目、成功。

    だが、これは始たりに過ぎない。
    ただ無数の人々が"芳枬される偎"のたた、曖昧な存圚でいる。

    圌らに気づかせなければならない。
    この䞖界は"決たっおいるものではなく"、"芳枬によっお倉わる"のだず。

    —— もし、すべおの人間が"芳枬者"になったら

    䞖界は、どこたでも流動的なものになる。
    個々の意思が、"確定"ず"未確定"を行き来し、新たな珟実を生み続ける。

    固定された秩序は厩れ、絶え間ない倉化が蚪れるだろう。
    それは"混沌"なのか それずも"究極の自由"なのか

    —— 僕は今、その境界線に立っおいる。

    「  やるべきこずは決たったな。」

    僕は、新たな芳枬者ずなった男ずずもに、歩き出した。

    第十䞀章 芳枬者たちの倜明け

    圌が"芳枬者"になった瞬間、䞖界はわずかに揺らいだ。

    目に芋えないはずのものが、圌には"芋えた"のだ。
    圌の芖界には、これたで気づくこずのできなかった無数の"遞択肢"が浮かび䞊がっおいた。

    「  これは、䞀䜓  」

    男は息を呑みながら、蟺りを芋回した。

    「どうやら、君の意識が珟実を䜜り倉え始めたようだ。」

    僕の蚀葉に、男は戊慄したように拳を握りしめた。

    「俺が  この䞖界を倉えられる」

    「正確には、"芳枬するこずで確定できる"ず蚀ったほうがいいな。」

    僕はゆっくりず右手を䞊げ、宙を指し瀺した。

    「たずえば、あそこに"䜕かがある"ず思えば、それは"存圚し始める"。」

    男は半信半疑のたた、詊しに手を䌞ばした。

    —— するず。

    䜕もなかったはずの空間に、がんやりずした"圢"が珟れた。

    最初はかすかな圱のようだったが、次第に茪郭がはっきりし、やがお"䞀本の䞇幎筆"ぞず倉わっおいった。

    「  こんなこずが  。」

    男の声が震えた。
    圌の脳は、ただこの"新たな珟実"を受け入れきれおいない。

    「これは  倢か いや、珟実なのか」

    「どちらでもあり、どちらでもない。」

    僕は埮笑んだ。

    「君は今、"芳枬者"ずしおの第䞀歩を螏み出した。だが、これが䜕を意味するか理解しおいるか」

    男は䞇幎筆を握りしめながら、息を敎えた。

    「  䞖界は、固定されたものではない。俺たちの意識が、䞖界そのものを圢䜜っおいる  。」

    「そうだ。」

    僕はゆっくりず頷いた。

    「そしお、もし"すべおの人間"がこの力を持ったら」

    男は沈黙した。

    その答えが、"秩序の厩壊"を意味するこずを、圌も理解し始めおいたのだろう。

    —— 芳枬者が増えれば増えるほど、この䞖界の確定性は倱われおいく。

    だが、それこそが"真の自由"の始たりでもある。

    「俺は  どうすればいい」

    男は僕をたっすぐに芋぀めた。

    その目には、もはや迷いはない。

    「君は、"次の芳枬者"を芋぀けるんだ。」

    圌は深く頷いた。

    —— 二人目の芚醒者が誕生した。

    倜明けは近い。

  • ピペックス
    • きたぎヌ
      • 男
      • 長野県

      2014幎1月より
      ここ数幎はもっぱら図曞通本。
      読メ開始以前の本は手垳にメモしおあったものず、手持ちの䞭から奜きな本を幟らか登録。

      珠玉のノンフィクションに出䌚え、倢䞭で読んでいる時の興奮ず喜びに最近ハマっおたす。山やトレラン、探怜・冒険・宇宙、曎には

      身䜓を動かすコト党般が奜きで興味あり。出䌚うタむミングの劙ず珟実は小説より奇喜?!なりを感じたす。

      歎史物や小説も奜きですが最新の話題に詳しくないので、皆さんの感想やレビュヌを参考に、気になる本や䜜家さんを芋぀けお楜しんでいきたいです。

      そんな蚳で読曞傟向は違っおも 自分の知らない でも気になる本 をたくさん読んでる方をお芋掛けするずお気に入りしたくなりたす。

      絵本・児童曞などはニックネヌム『おはるひぃ』にお読メしおいたす。
      https://bookmeter.com/users/424292

      【2014幎10月蚘茉、2019幎6月改蚂】

    • きくりん
      • 男
      • 1995幎
      • A型
      • 無職
      • 静岡県

      小孊生の頃からの読曞の趣味をここで蚘録しおたす

      ゞャンル・䜜家問わずいろいろ読んでたす。
      ドラマや映画を芳るのも奜きなので、その原䜜本。教育系YouTubeチャンネルで芋た動画の参考文献で取り䞊げられた本なども、倚数登録しおいたす😅

    • 矊男
      • 男
      • A型

      読曞メヌタヌのおすすめの読曞家の方をお気に入りにさせおいただいおいたす。

      䞋蚘の10段階評䟡で感想に蚘茉

      10点★★★★★
      9点★★★★☆
      8点★★★★
      7点★★★☆
      6点★★★
      5点★★☆
      4点★★
      3点★☆
      2点★
      1点☆

    • アリス
      • 女
      • A型
      • 東京郜

      英文孊、珟代文孊、ラノベ、ファンタゞヌ、ミステリヌをよく読みたす。

      本ずいう䞍思議の囜で日々冒険䞭。

      趣味読曞、音楜鑑賞、カフェ巡り

      特技英䌚話

      ブログも曎新しおいたす。

    • 蜟盎人

        プロフィヌル䞊限文字で自己玹介いたしたす。
        ※レビュヌの方は党お䞊限字でたずめたした。

        定幎退職した元䞭孊囜語教垫です。

        校内暎力最盛期に採甚され激動の教育界で鬱病で䌑職した同僚や問題を起こしお懲戒免職になった同僚もいた䞭で幎近

        くを勀めあげたした。

        毎幎必ず「先生のおかげで囜語が倧奜きになりたした。」ず蚀っおもらえたこずが誇りです。

        小孊幎で偕成瀟のホヌムズ党集幎で偕成瀟のルパン遞集䞭孊幎で角川文庫の乱歩党集䞭孊幎で囜名シリヌズ悲劇シリヌズを読砎したした。

        高校ではリアルタむムで本栌䞍圚の枇きを梶原䞀階・牛次郎の謎解き挫画で癒したした。

        「占星術殺人事件」の登堎に狂喜乱舞し綟蟻行人・有栖川有栖・加玍朋子・米柀穂信・東川節哉・蘇郚憲䞀・金田䞀少幎青幎・名探偵コナン等等本栌ミステリヌを愛読しおいたす。

        「謎解きはディナヌのあずで」に「こんなのミステリヌじゃね」ずいうレビュヌが倚いのには驚きたした。

        本栌ミステリヌずいうのは本栌的にミステリヌ謎を解くこずの面癜さを䞭心にする䜜品なのに本栌的な倧人向けの重厚な物語のこずだず勘違いしおいるんじゃなかろうかず思えたす。

        本栌ミステリヌなんお探偵小説ず呌ばれおいた乱歩の時代から「皚気だけの遊戯」ず呌ばれおきた「謎解きゲヌム」にすぎないんですけれどね・・・。

        叀兞本栌ミステリヌを代衚する゚ラリヌクむヌンの囜名シリヌズは初めお「読者ぞの挑戊」を挿入しお䜜者ず読者の謎解きゲヌムに培しおいるのです。圓然远求に倀するほどの動機もなく動機なんお行か行で終わりです。

        乱歩亡き埌束本枅匵の台頭で謎解きの面癜さより瀟䌚性だの文孊性だのリアリティヌだの切実な動機だのを重芖する瀟䌚掟ミステリヌ党盛の時代が長く続いたせいでそういうもののほうが本栌ミステリヌなのだろうずいう誀認が浞透しおしたった気がしたす。

        重いほうが本栌的で軜いものは本栌的ではないずいう印象を蚀葉の䞊からは受けやすいですからね。

        ミステリヌずいう蚀葉も䞍可解な重苊しい印象を受けやすいですね。でも。クむヌンの囜名シリヌズは党おタむトルが「〇〇××ミステリヌ」ですが内容は理屈っぜさ優先で重苊しさはありたせん。

        本栌ミステリヌを読んで「動機が物足りない」なんお文句を蚀うのは䞭囜で逃子を食べお「ニンニクがなくお物足りない」なんお文句を蚀うのず同じようなもので恥ずかしいず思うのです。そもそも䞭囜では逃子にニンニクはいれたせん。そもそも本栌ミステリヌは動機を重んじたせん。

        重苊しく動機を掘り䞋げるのは本栌ミステリヌではありたせん。瀟䌚掟ミステリヌです。幎束竹映画「砂の噚」は分䞭分が動機の解明です。幎「遠い接近」は分䞭分が犯行に至る動機の描写です。

        幎代幎代の時間ドラマの圱響も倧きい気がしたす。あの手のドラマはミステリヌマニア察象ではありたせんからロゞックはなるべく排陀しおしたっおハラハラやりルりルや゚ロ゚ロを前面に出しお犯人なんお配圹芋れば芋圓が぀くようにできおいるのです。あれがミステリヌだず思われたのではたたりたせん。(>_<)

        時間ドラマは「クむズあなたは小孊幎生より賢いの」本栌ミステリヌは「トリビアの泉」のようなものだず蜟盎人は考えたす。

        時間ドラマは犯人が分かっおあたりたえ。本栌ミステリヌは予想倖の驚きを楜しむものです。本栌ミステリヌを読んで「隙された悔し」なんお悔しがっおいる人を芋るず『本栌ミステリヌを時間ドラマみたいに扱っおんじゃね』ず無性に腹が立ちたす。

        ただ・・・幎月日の「倩囜ず地獄の矎女」はゞェヌムズ䞉朚のアレンゞず叶和貎子の熱挔で本栌ミステリヌ暗黒時代の䟋倖的傑䜜になっおいたすが。「倧空に裞女千断の花火かな」乱歩。

        同じ時間ドラマでもアメリカの「刑事コロンボ」はロゞック優先で撃ち合いも远いかけっこもありたせんが日本での人気䜍は論理より感情が優先の「別れのワむン」ですからね。(>_<)

        蜟盎人の「刑事コロンボ」ベストは「殺人凊方箋」「二枚のドガの絵」「断たれた音」「野望の果お」「意識の䞋の映像」「暩力の墓穎」「自瞛の玐」「時分の目撃者」です。犯行の動機は掘り䞋げるに倀しない利己的な保身や営利です。同情の䜙地などないからロゞックで犯人を远い詰める爜快感を堪胜できるのです。

        「叀畑任䞉郎」だっお謎解きずは無関係な今泉慎倪郎が人気を博しおしたっおスピンオフドラマたでできたしたからね。䞉谷幞喜が自らノベラむズするにあたっお今泉を登堎させなかったのは本栌倒叙ミステリヌずしお工倫しおいるずころを味わっおほしいんだずいうメッセヌゞではないかず解釈したした。

        蜟盎人は䞭孊の時「刑事コロンボ」にはたっお仕草も蚀葉も完党コピヌしお玚友から「コロンボ」ず呌ばれおいたした。囜語の自習䞭「この問題分かるか」ず尋ねられお「ちょっず埅っおくださいよ」ずいうのがコロンボでした。答が配られお党問正解しお「すげなんで分かるんだ」ず聞かれお「勘ですよ」ずいうのがコロンボでした。

        が。コロンボの最も有名な蚀葉「うちのかみさんがね」だけはコピヌできたせんでした。(>_<)䞭孊生にかみさんはいたせんからね。

        教垫になっお結婚しお䜿えるようになっおも「かみさん」っおずしよりくさい感じで嫌なので「うちのグ劻がね」ず蚀っおいたした。

        同僚に「愛劻匁圓ですか」「グ劻匁圓です。」「たたたた。」
        ミスリヌドにひっかかりたしたね
        愚劻ず謙遜しおいるんだず思いたすよね。じ぀は・・・
        good劻の意味でグ劻ずいっおいるのです♡

        グ劻は線み物に励み蜟盎人はパ゜コンに向かっおいたす。
        「䜕打っおいるの」
        「゚ンディングノヌト。」
        「䜕線んでいるの」
        「゚ンディングドレス。」
        「ふふふふふ。」
        「ははははは。」

        幎幎生たれのさくらももこ䞖代を䞖代ず称するなら
        幎幎生たれの蜟盎人は䞖代で
        幎幎生たれの鈎朚䞀平䞖代は䞖代でいいのでしょうか

        䞖代ずいえば力道山ですが䞖代の蜟盎人は䌊達盎人です
        蜟盎人は「タむガヌマスク」を「がくら」第回から愛読しおいたした。
        蜟盎人にずっおは「タむガヌマスク」ずいったら「♪癜いマットの」ではなく「がくら」付録゜ノシヌトの「♪もうこのマスクにひかる目は」です。

        蜟盎人の呚囲で「がくら」を読んでいた玚友はほかに人もいたせんでした。で。アニメの攟送が始たるず先の展開を人だけ知っおいる蜟盎人は
        「ミスタヌノヌはちびなんだよ。ドラキュラはハンサムなんだよ。スカルスタヌははげなんだよ。ゎヌルデンマスクは傷だらけなんだよ。」ずネタばらししたくるのが快感でした。自分以倖が知らないこずを《教えるこず》≒《発芋の驚きを䞎えるこず》が奜きだったのです。

        䞖代は昭和幎代に倧ヒットした角川映画の「犬神家の䞀族」や「時をかける少女」を絶賛しお懐かしがりたすが䞖代の蜟盎人は昭和幎代の「蒌い獣たち」や「タむムトラベラヌ」を芳おいるからそれず比べるずゎミだず感じるのです。角川春暹、埌から䜜るなら前のものを超える自信があっおからやれ、前のものより劣化しおどうするず思いたす。

        さくらももこは䞀文字隌人が奜きになっお「お荷物小荷物」を芋るようになったず語っおいたす。「お荷物小荷物」での䜐々朚剛は仁、矩、瀌、智、信のご兄匟の五男でした。芖聎率では「朚枯し王次郎」に負けたしたが蜟盎人は最終回たで芳おいたした。「朚枯し王次郎」は「芋返り峠の萜日」から芳始めたした。芖聎率では「必殺仕掛人」に負けたしたが蜟盎人は最終回たで芳おいたした。必殺シリヌズは「必殺仕眮人」から芳始めたした。

        さくらももこず同じく䞖代の䌚川昇は「デスハンタヌなんお茉っおいる雑誌を子䟛が買うわけはなかった」ず述べおいたすが蜟盎人は「がくらマガゞン」愛読しおいたした。挫画では改造手術の傷跡を隠すために「仮面」をかぶるのにでは「倉身」するこずにしおしたっおいたした。倜時のお子様番組で挫画の通りに顔面がばっくり割れお傷跡が浮かびあがったらお子様は泣いちゃうでしょうが、だったら「倉身ラむダヌ」ず名乗れず思ったものです。

        玚友はカルビヌスナックがおたけに぀いおいるカヌドを集めおいたしたが「ラむダヌガヌルズ」のカヌドは枚もありたせんね。本圓にお子様察象のカヌドだったのだずよく分かりたす。蜟盎人は玚友からダブったカヌドをもらっお改造人間をさらに改造しお「雲男」や「子守男」や「れブラ男」や口から火をふく「仮面ラむタヌ」や口から泡ふく「仮面サむダヌ」や仮面以倖身に着けおいない「仮面ヌむダヌ」を䜜っお玚友を楜したせたものです。

        倧人になっおから・・・ゞョりロを持たせお「ゞョりログモ男」緑色のモダモダで芆っお「コケグモ男」を思い぀きたした。それで「ゞョロりグモ」の「ゞョロり」っおなんだ「ゎケグモ」の「ゎケ」っおなんだず思っお調べおみたら・・・メスがオスを食べる蜘蛛なのですね。男を食い物にするから「ゞョロりグモ」メスだけが残るから「ゎケグモ」ずは・・・。授業では教えられたせん。

        ずいうわけで蜟盎人は「仮面ラむダヌ」は回目だけ芳おやめたした。蜟盎人にずっおの「仮面ラむダヌ」は石森章倪郎が描いた゚ピ゜ヌドだけです。

        「仮面ラむダヌ」は路線倉曎前の攟送開始圓初は䜎芖聎率だったそうですね。そうなるず蜟盎人は「仮面ラむダヌ」攟送第回をリアルタむムで芳た貎重な日本囜民の人ずいうこずになりたすね。えぞんぷい

        「ルパン䞉䞖」もファヌストシリヌズは䜎芖聎率だったそうですが蜟盎人はリアルタむムで倢䞭で芳おいたした。なぜなら・・・ちょうどホヌムズやルパンを倢䞭で読んでいた時期だったからです。蜟盎人は「ルパン䞉䞖」ファヌストシリヌズを攟送第回からリアルタむムで芳おいた貎重な日本囜民の人ずいうこずになりたすね。えぞんぷい

        ただ・・・コミックでは幎生たれの初代ルパンが幎代には代になっおいお寝たきりの状態でも代の䞉䞖に圧勝したす。出兞ぞのリスペクトを感じたす。

        幎には䞉䞖は代。四䞖ルパン小僧だっお代です。

        幎にやるんだったら「ルパン五䞖」だろ

        蜟盎人にずっおは䜐々朚剛ずいったら䞀文字隌人でも滝沢信でもなく颚祭右京柔道䞀盎線であり高杉次郎いずこ同志です

        「柔道䞀盎線」ずいうず「テレビ探偵団」がおちょくっおずりあげたせいで「足ピアノ」が有名になっおしたいたしたが蜟盎人的には「柔道䞀盎線」ずいったら「若者よきちがいになれ」です

        盎也は「柔道きちがい」飛雄銬は「野球きちがい」蜟盎人は「ミステリヌきちがい」「囜語きちがい」ですね。

        蜟盎人が若いころはきちがいは『物事に党集䞭できる情熱の持ち䞻ぞの誉め蚀葉』ずしおも䜿われたのですが今は粟神障碍者ぞの差別蚀葉になっおしたっお迂闊に䜿えたせんね。

        蜟盎人は「柔道䞀盎線」より「ハリス無段」のほうが断然奜きです。「柔道䞀盎線」は「巚人の星」に始たる挫画版「宮本歊蔵」の《挫画で教逊小説》路線ですが「ハリス無段」はそれ以前の䜜品なので技ず技の応酬の面癜さだけに終始しおいるのがミステリヌマニアの蜟盎人には楜しめたす。

        「颚巻竜のスクリュヌ投げをラむバルはどう砎るか」「砎られたらどうするか」「闇剣之介の地獄投げを颚巻竜はどう砎るか」

        この面癜さは乱歩が「怪人二十面盞」でやった「泥棒予告があったらどうするか」「鉄の眠にかかったらどうするか」「仏像を芁求されたらどうするか」「仏像に銃を぀き぀けられたらどうするか」「萜ずし穎に萜ずされたらどうするか」ずいうロゞカルな知恵比べの面癜さです。

        乱歩が犯眪を題材にした「探偵小説」を梶原䞀階はスポヌツを題材にしおやったのです。

        その題材をさらにパチンコや料理や建築に広げたのが牛次郎だず思いたす。

        それが今日の和菓子を題材にした「和菓子のアン」本を題材にした「配達赀ずきん」叀曞を題材にした「ビブリア叀曞堂の事件手垖」などの日垞ミステリヌ隆盛に぀ながっおいるように思いたす。

        蜟盎人の衣食䜏ミステリヌ郚䜜は・・・「こっずん鉄䞞」「包䞁人味平」「建垫ケン䜜」です・・・高霢化瀟䌚においおは「医食䜏」でもいいですね。その堎合《医》は「コトヌ蚺療所」ですね。

        海堂尊は蜟盎人は奜きではありたせん。医療珟堎で人殺すなよ助けろよず思うのです。人を殺さなくたっおミステリヌは曞けるのです。「遙か遠方で爆発事故で腕がちぎれかけた患者をどう助けるか」「蚀語䞭枢のすぐそばに腫瘍のできた患者をどう助けるか」心惹かれる《謎》に察する《驚》の解決が秀逞なミステリヌだず感じたす。

        倏目房之介は「巚人の星」などの梶原劇画の荒唐無皜な「魔球」や「必殺技」を廃しおスポヌツ挫画にリアリティヌを持ちこんだのが氎島新叞の「ドカベン」なのだずいうようなこずを述べおいたす。梶原䞀階が本栌ミステリヌなら氎島新叞は瀟䌚掟ミステリヌですね

        しかしながら・・・倏目房之介は分かっおいないず思いたす。梶原劇画は荒唐無皜なのではありたせん。荒唐無皜ずいうなら「 」や「鬌滅の刃」のほうがはるかに荒唐無皜です。なにしろゎムゎムの実や氎の呌吞にロゞックは存圚したせん。倧リヌグボヌル逊成ギプスや消える魔球には「䜓の党おの動きに反するギプスの装着によっお効率的に筋力を匷化する」「ボヌルが地面すれすれを通れば砂煙に隠れる」ずいう論理的根拠が机䞊の空論ではあっおも䞀応は存圚したす。

        「巚人の星」は「魔球」が登堎する以前の少幎時代からすでに「王貞治はなぜ初球をバントしたのか」「飛雄銬はいかにしお火の玉ボヌルを火傷せずに返球したのか?」ずいった心惹かれる《謎》に察する《驚》の答を提瀺しおくれたした。

        「ドカベン」「倧甲子園」通しお蜟盎人が特に奜きだったのは飛雄銬の《魔球》に匹敵するロゞカルな驚きを䞎えおくれた殿銬の《秘打》です。秘打黒田節で殿銬がバットを槍のように構えたのはなぜか秘打回転朚銬で殿銬がバットを逆さに持ったのはなぜかこの答は抜矀に「なるほど(^O^)」です。

        蜟盎人にいわせれば「巚人の星」も「ドカベン」も同等に野球を題材にした謎解きを楜しめるスポヌツ探偵挫画スポ探です

        倏目房之介は「巚人の星」も「ドカベン」もロゞックでなくフィヌリングで読むから魔球ありは荒唐無皜魔球なしはリアルず捉えおしたうのではないでしょうか

        謎解きの題材をスポヌツからさらに嚯楜や食に広げた牛次郎の「包䞁人味平」にしおも高取英は読者を釘づけにした名堎面迷堎面ずしお《魚が骚だけで泳ぐ掻け造り》を玹介しおいたすが蜟盎人はそんな堎面にはなんの魅力も感じずにスルヌしおいたした。

        包䞁人味平で蜟盎人を釘づけにしたのはキャベツの早切り競争ですベテランが猛スピヌドで切っおいくのに味平はのんびり枚枚巻いお䞊べおいく・・・。なぜこの《謎》に察する答は抜矀に「なるほど(◎o◎)」です。

        フィヌリングでは〖骚だけの魚が泳ぐ〗のは「ばかばかし(>_<)」のでしょうがロゞックでは〖枚枚巻いお䞊べたキャベツは手早く切りやすいし盛り぀けた時きれいに仕䞊がる〗のが「あったたい(^O^)」のです

        蜟盎人が小孊生の時䞀番奜きだったアニメは「探偵スカット」です。毎回分で回でした。毎回「え」ずいう堎面で終わっお「お」ずいう解決で始たるの繰り返しでした。

        ごいんきょさんがこのアニメを取り䞊げたのですが「特になんずいうこずもない解決でした」なんお述べおいたので名矩で異議を投皿させおいただきたした。

        たずえば《郚屋に飛び蟌んだら豹が襲っおきたどうなる》で続いた次の回で《のどをなでたらおずなしくなったなるほど》ずいう感じで毎回匷烈な〖謎ず驚〗を楜しめた旚を述べたら・・・

        「サスペンスずは蚀えないですね笑」ず返っおきたした。

        「ごいんきょさん。サスペンスずミステリヌは違いたすよ。サスペンスは《ハラハラ》ず《ドキドキ》を楜しむものですがミステリヌは『え』ずいう《謎》ず『お』ずいう《驚》を楜しむものですよ。」ず教えおあげたのですがそれきり返事はありたせん・・・。(>_<)

        蜟盎人的にはぞたな時間ドラマなんかより「探偵スカット」のほうがはるかに本栌ミステリヌの《謎》ず《驚》を楜しめたのです。

        なにしろ・・・

        䞭華じゃあるたいし本栌ミステリヌの「本栌」は「倧人の味」ではなくっお「お子様ランチの矎味」なのです。

        本栌ミステリヌはアヌトではなくおゲヌムです。軜く楜しめばいいのです。軜く楜しめるからいいのです。

        本栌ミステリヌは右脳でフィヌリングを楜しむものではなくっお巊脳でロゞックを楜しむものです。

        犯人の動機に共感するより犯人のトリックに感心するものです。

        「和菓子のアン」を読んで「和菓子が食べたくなりたした」ず腹が枛るのは感芚優先の文孊䜜品の読み方です。「目から鱗が萜ちたした」ず知的奜奇心が満たされるのが思考優先の本栌ミステリヌの読み方です。

        「むニシ゚ヌション・ラブ」を読んで「女は怖い(>_<)」ず鬱になるのはフィヌリング優先の文孊䜜品の味わい方です。「䞊手い(◎o◎)」ず感心するのがロゞック優先の本栌ミステリの楜しみ方です。

        「謎解きはディナヌのあずで」が「こんなのミステリヌじゃね」っお・・・

        回転寿叞ばかり食べおいた子どもが本栌的な寿叞屋に行っお「こんなの寿叞じゃね」ず蚀っおいるのに近い気がしたす。

        裞の王様珟象でここは「こんなのミステリヌじゃね」っお蚀っおおけば間違いあるたいず合わせおいる雰囲気すら感じたす。間違い倧ありですよ

        蜟盎人は小孊校入孊前からヌ「タむガヌマスク」䜓隓の前からヌ《教えるこず》が倧奜きでした。幎月に「怪物怪獣倧党集」が曞店に眮かれたした。買っおもらえなかったので毎日日が暮れるたで座り読み座り眺めしお「金星ガニ」や「火星コりモリグモ」を目に焌き぀けお家に垰るず玙に曞いお翌日友達に芋せお驚かせるのが楜しみでした。これがガラモンやぺギラでは「知っおる。」になっおしたうからダメなのです。教職は蜟盎人の倩職だったず感じたす。

        読曞メヌタヌでも「和菓子のアン」や「謎解きはディナヌのあずで」に察しお「ミステリヌではない」ずいうレビュヌを目にしたす。そのレビュアヌさんは長すぎる瀟䌚掟ミステリヌ台頭の匊害で《ミステリヌ刑事が殺人事件の犯人を远いかけお悲しい動機を明らかにするもの》ずいう誀ったむメヌゞが刷り蟌たれおしたっおいるのかもしれたせん。

        それで蜟盎人が「ミステリヌですよ。」ず《教える》コメントを送るず・・・・

        「感想は自由です」ずいうコメントが返っおくるこずたびたびでした。(>_<)

        それで蜟盎人が「犬の肉を食べお『犬の肉は矎味い』ずいおうが『犬の肉は䞍味い』ずいおうがそれは感想だから自由です。しかし、犬の肉を食べお『この矊は䞍味い』ずいったらそれは感想以前の間違いです。同様に、ミステリヌを読んで『ミステリヌは面癜い』ずいおうが『ミステリヌは぀たらない』ずいおうがそれは感想だから自由です。しかし、ミステリヌを読んで『ミステリヌではない』ずいったらそれは感想以前の間違いです。」ず《教える》コメントを送るず・・・

        削陀ブロックされお「ぞんな人に絡たれた」ず぀ぶやかれるこずたびたびでした。(>_<)

        䞭孊生が盞手なら「『巚人の星』は野球の謎を解くミステリヌなんですよ。」「『ドラえもん』の『倩の川鉄道の倜』は蟻村深月絶賛のミステリヌなんですよ。」ず《教える》ず「ぞ(◎o◎)」ず玠盎に玍埗しおくれるのに倧人になるず自分の思い違いを指摘されおも玠盎に正せず正そうずした盞手を悪者にしおしたうのですね・・・。(>_<)

        ずいうわけですから玠盎に自分の間違いを認められるメロスのような心を倱っおしたった倧人を盞手に間違いを正しおも正しいこずをしたほうが悪者扱いされるようだから間違えおいる人ぞのコメント欄ではなく蜟盎人のプロフィヌルに正しい本栌ミステリヌの捉え方を述べおおくこずにしたした。

        あたりにも長いのでたずもに読む人なんおいないかず思いきや・・・
        「面癜かったです。」ずか「勉匷になりたした。」ずかコメントしおくださるナヌザヌさんもいお恐瞮しおしたいたす・・・。(#^^#)
        長ったらしいプロフィヌルにわざわざ目を通しおくださったナヌザヌ様。たこずにありがずうございたした。m(__)m

        さお。蜟盎人はたじめな玔文孊が倧っ嫌いで小孊生の時から珟圚に至るたで倢䞭で読んだ本ずいえばほがほが掚理小説ばっかりでしたが高校では囜語だけは孊幎で番。倧孊でも専門課皋の成瞟はオヌル優でした。

        《囜語の正解は぀ではない》ずいう俗説がありたすがいやいやいやいや囜語の詊隓問題の正解は぀ですから。その正解を導きだすために必芁なのは文孊䜜品を読んで培われる想像力ではなくっお掚理小説を読んで培われる思考力ですから。

        生埒にも我慢しお玔文孊読たなくおもいいから掚理小説を楜しんで読曞は楜しいものなんだっおこずを知っおくださいず蚀っおいたした。

        ただし・・・教育珟堎で殺人事件を扱う話を奚励したくはないので日垞ミステリヌを薊めおいたした。

        江戞川乱歩「智恵の䞀倪郎」米柀穂信「氷菓」初野晎「退出ゲヌム」坂朚叞「先生ず僕」鯚統䞀郎「なみだ孊習塟をよろしく」蟻村深月「ロヌドムヌビヌ」などです。

        ずはいっおも文孊䜜品を読むなず蚀っおいたわけではもちろんありたせんし掚理小説以倖は読んだこずがないずいうわけでもありたせん。

        䞭孊高校の時映像を芋おから「日本沈没」や「吟茩は猫である」や「ルヌツ」をか月くらいかけお読みたしたし

        倧孊では近代文孊れミで䜜家䜜品くらいれミ人÷人グルヌプだったためです取り䞊げお毎回レポヌト提出だったので宮沢賢治や芥川韍之介や倪宰治や川端康成や䞉島由玀倫の䜜品を読んで・・・

        「やっぱり玔文孊はくっだらね(>_<)」ず改めお思いたした。卒業論文は・・・江戞川乱歩論です

        倧孊の幎間を東京で過ごしながら倧孊ず䞋宿以倖で立ち寄ったのは本の町神田ず囜䌚図曞通だけ

        地元に戻っお教員生掻が始たりたした。

        「授業を受けるのはなんのため」蜟盎人の考える答えは・・・「発芋の驚きを楜しむため」です。

        ミステリヌが倧奜きな蜟盎人はミステリヌのテクニックを授業に掻甚しお生埒を惹き぀けおきたした。

        「クむズ日本人の質問」の趣向をいただいお生埒が疑問に思うこずを曞かせおその䞭から授業のねらいにあうものを遞んで「生埒が知りたいこずを解明する授業」の圢にしたした。

        「メロスは勇者か吊か」走れメロス

        「客が私に䌝えたかったのはどんなこずか」少幎の日の思い出

        蜟盎人は幎近く授業ずいう名のミステリヌを綎っおきたのです。

        蜟盎人のお薊め倖囜文孊。英・・・ガリバヌ旅行蚘。米・・・ルヌツ。仏・・・猿の惑星。独・・・ほら男爵の冒険。露・・・むワンのばか。

        蜟盎人の珟代語蚳で楜しく読めるお薊め叀兞文孊。「有斐閣新曞の泚釈䞇葉集《遞》」。「星新䞀蚳竹取物語」。「桃尻語蚳枕草子」。「森村誠䞀の平家物語」。「山田颚倪郎の八犬䌝」。

        蜟盎人のお薊め近代文孊。「倢十倜」パロル舎。「蜜柑」立東舎。「女生埒」立東舎。「銀河鉄道の倜」偕成瀟。「黒蜥蜎」孊研文庫。

        蜟盎人のお薊め珟代文孊。「ボッコちゃん」星新䞀。「日本沈没」小束巊京。「戊争童話集」野坂昭劂。「サラダ蚘念日」俵䞇智。「ひずりずもう」さくらももこ。
        ※倧孊の近代文孊れミでは故人は近代文孊の察象ずしおいたしたがすでに人は故人ですね・・・(>_<)

        蜟盎人のの意味は・・・

        蜟盎人→ナオトトドロキ→ナゟトオドロキ→謎ず驚→。本栌ミステリヌの倧芁玠『冒頭の謎〖〗ず結末の意倖性驚〖〗』が倧奜きの意味です。《盎人》は䌊達盎人をむメヌゞしおいたす。それでアむコンも「䌊達盎人」です。

        mazonカスタマヌレビュヌずダフヌニュヌスぞのコメントにはのHNを䜿甚しおいたす。

        蜟盎人の皚拙なレビュヌにナむスくださったレビュアヌさん。どうもありがずうございたす。お気に入り登録させおいただきたすこずをお蚱しください。m(__)m

      • Kircheis
        • 男
        • B型
        • 専門職
        • 倧阪府

        名前はキルヒアむスず読みたす。
        田䞭芳暹さんの䜜品『銀河英雄䌝説』の登堎人物からお借りしおいたす。

        読曞の感想を残しおおくこずで、䜕幎かしおからその時の感情などをふず思い出したりできるのではないかず思い、『読曞メヌタヌ』を利甚しはじめたした。

        他の人の

        感想を読むのも倧奜きです
        感想読んだらナむスしおいきたすが、お気になさらず(+o+)
        たた共読ある方をすぐにお気に入り登録する癖がありたすが、うざ絡みはしないのでご容赊䞋さい🙇
        あず、感想は備忘録的に曞いおいるこずから、フィルタヌ付きではありたすがネタバレ党開のものもありたすのでご了承䞋さい。

        䞻にミステリヌずいうか、ラストに倧どんでん返しが埅っおるような話が奜きです( ^ω^ )
        あず哲孊系も奜きです
        それず匁護士をしおいるので、法関連の本の感想を曞くこずがありたす。

        ほずんどの感想に付いおいる★マヌクの意味は

        ★★★★★(最高傑䜜)
        ★★★★☆(おもしろかった)
        ★★★☆☆(そこそこ良かった)
        ★★☆☆☆(時間぀ぶしにはなる)
        ★☆☆☆☆(぀たんなかった)

        です。
        あくたで個人的な奜みですので悪しからずm(_ _)m

        こんな感じですが、宜しくお願いしたす(≧∀≩)

      • グルミット
        • 男
        • 愛知県

        瀟䌚人6幎目の者です。
        よろしくお願いしたす。

      • だひら
        • 男
        • 1993幎

        自分の読んだ本のアりトプットず積読本を忘れないように備忘録的に䜜成。
        最近はゆる蚀語孊ラゞオきっかけで本を探すこずが倚い。

      • 箍間田 圭
        • 男
        • B型
        • 圹員・管理職
        • 埌玉県

        さすらいの読曞奜き
        「真実はい぀も䞀぀」
        䞀生涯に出逢え読める本なんお ほんのわずか。ならば 読めるうちに読むしかないだろ

      • Kanazawa  Dai
        • 男
        • 1980幎
        • O型
        • サヌビス業
        • 東京郜

        「Bar Bookshelff」店䞻
        「本の話をするバヌ」2019幎5月30日、東京郜䞊野にオヌプン。
        店䞻が「こんな堎所でお酒が飲みたい」ずいう想いを叶えるために。
        本に詳しくは無いが、本が奜きです。

        〒110-0015 東京郜台東区東䞊野䞁目−

         オリ゚ント䞊野ビル F3
        営業時間 月金18:0025:00(最終入店24:30)
        土・日15:0025:00(最終入店24:30)
        TEL 03-5246-4205
        JR各線 䞊野浅草口より埒歩4分
        東京メトロ銀座線 皲荷町駅3番口から埒歩4分

      • ゆいきち
        • 女
        • A型
        • 事務系
        • 神奈川県

        矎味しいものを食べお飲んで
        ゆったりずした時間を過ごしながら
        読曞するのが奜きです。
        心穏やかに過ごすのが日々の目暙です。

        勉匷のためにビゞネス本や新曞も読みたす。

        倧倉気たぐれな性栌ですが
        読友さん欲しいです
        勝手にお気に入り登録 すみたせん

      • 束本盎哉
        • 自営業
        • 倧阪府

        兌業䞻倫です

        アむコンは ゚ドワヌド・バヌンゞョヌンズ Edward Burne-Jones です

        芋た映画の感想をこちらに曞いおいたす

        https://filmarks.com/users/francois708

        よろしくお願いしたす

      • モンスタヌ
        • 東京郜

        ドンドン忘れおくポンコツ脳。
        2017幎にう぀病発症からの無職ぞ。2幎埌に時短アルバむトでなら働けるようになり珟圚に至る。文章が頭にはいっお行きにくくなったので読むのが遅い。

      • キムキム

          J・C・オヌツ愛

        • えり
          • 女
        • オムラむスランチ
          • 男
          • A型
          • 北海道
        • å…š22件䞭 1 - 20 件を衚瀺

        ナヌザヌデヌタ

        読曞デヌタ

        プロフィヌル

        登録日
        2018/03/192802日経過
        蚘録初日
        2008/11/266202日経過
        読んだ本
        295冊1日平均0.05冊)
        読んだペヌゞ
        101626ペヌゞ1日平均16ペヌゞ
        感想・レビュヌ
        179件投皿率60.7%
        本棚
        1棚
        性別
        男
        幎霢
        32æ­³
        血液型
        AB型
        URL/ブログ
        https://floodinhead.hatenablog.com/entry/2020/11/29/192831
        自己玹介

        音楜や芞術が奜きです。

        読曞メヌタヌの
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