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2025年11月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
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2025年11月に読んだ本
18

2025年11月のお気に入り登録
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  • 梨

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

gu
ネタバレ息子世代があまり面白くないとか、しれっと勝ってたりぽっと出に負けるなあとか思ったりもしたが主題は徹底していた。競馬の話と知らなくて何でウマ娘とコラボしてるんだろうと思っていた。ロイヤルファミリーのその後の戦績が凄すぎて笑う。これは確かに本編で語ったら野暮だ。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
10

gu
昔読んだ『わたしの物語』と同様、のっけから一体今何を読まされているのかわからなくなる本だった。
が「ナイス!」と言っています。
gu
日本文化は空間に闇を取り込んだ表現であり、床の間は光を弱めるように設計され、漆器や金地の表面は弱められた光を反射することと室内の暗さとの対比が本質である。その概念は興味深いがあくまで印象を書き散らしたエッセイであり、女性観や安易な西洋との比較は今読むとちょっと厳しいな、と思ってしまう。
が「ナイス!」と言っています。
gu
漱石入門には向いていない本だと思う。イギリス紀行は短め。古文調で読みにくい(個人的にあまり興味のない)騎士道ロマンスの分量が多いのは辛かった。解説にあるロマンチシズム、それから意外な怪奇趣味という点では興味深い。怪奇あるいはゴーストストーリーへの志向は本書の収録作全体に感じるところだ。表題作と『一夜』と、『草枕』の習作という印象もある『趣味の遺伝』が特に面白かった。ただ『趣味の遺伝』は謎解きが安直なオカルトな上に、非人情を気取るには事が事なので語り手に人でなしの印象を持ってしまう。諧謔を読み取るべきなのか
が「ナイス!」と言っています。
gu
ネタバレ息子世代があまり面白くないとか、しれっと勝ってたりぽっと出に負けるなあとか思ったりもしたが主題は徹底していた。競馬の話と知らなくて何でウマ娘とコラボしてるんだろうと思っていた。ロイヤルファミリーのその後の戦績が凄すぎて笑う。これは確かに本編で語ったら野暮だ。
が「ナイス!」と言っています。
gu
植物は超越(要するに人間よりずっとすごい)であり園芸は超越を飼いならすことである、という定義付けに惹かれて読んだ。植物と人間の関係についての一般的なイメージを崩して、「人にとって都合よく自然を制御する」園芸や、そもそも自然への愛着も人間に都合の良い範囲での幻想であることを肯定する。自然と人為のどっちつかずに留まること。固定観念が揺さぶられて認識が深まった気がする。2章で紹介される植物の強さとしぶとさが面白かった。崇高の概念も勉強したい。
gu
2025/11/16 20:55

本書の主題は私の関心とぴったり合致していたが著者の文化資本に萎えたりスラダンや幽白やドラクエや喧嘩稼業の喩えがノイズに感じたりと駄目な読書をしてしまった。

が「ナイス!」と言っています。
gu
変化していく人類の、様々な身体性の段階による語りのグラデーション、それが業であるとするならそこからはみ出たものが心であり、共感や依存ではないコミュニケーションが関係の歪みに呪縛さ)た物語の出口なのかなと思った。無責任ではない終末世界の軽やかさだった。ポストヒューマンのアイデアと機能不全家族(性的虐待)の背景が物語としてあまりにも見事に不可分で驚いた。
gu
2025/11/15 14:53

本当にどうでもいい個人的なことを言ってしまうとボカロに全く触れずに生きてきたのと映画『ザ・ホエール』が好きじゃないのとでムズムズするところはあった。虐待被害者は皆潜在的に虐待加害者みたいなことを書いてるのは危ういなとも。

が「ナイス!」と言っています。
gu
録音のノウハウなどの技術的な本かと思って見逃していた。風の音や波の音、空気とぶつかる物質の振動、水生昆虫の鳴き声や植物の生長する音、コウモリや機械類の発する超音波、そういった様々な音が空間の中で鳴り響いていて、私たちの知らない地図がありその場所の経験があるということにとてもワクワクした。
gu
2025/11/10 23:51

巻末のブックガイドに載っていた「ジョン・バージャーのエッセイ「フィールド」を起点に、(中略)文学とフィールド・レコーディングの親和性、言葉と音の関係性などを論じた」という論文集が読みたいので邦訳を待つ。

が「ナイス!」と言っています。
gu
メモしておきたい箇所も少なからずあったが、平易なはずの文章が謎に読みにくかった。それが本書の哲学的な性格によるものだとは思わない。
が「ナイス!」と言っています。
gu
こじんまりとしてクラシカルな印象も受けるが、怪談+青春ミステリとして前作よりも洗練されている。ホラーの潮流が不穏さや説明のつかなさや断片性に偏っている現状、本作の学校の怪談的なロジックと優しい作劇は異彩を放っているのかも。
が「ナイス!」と言っています。
gu
イスラム圏の幻想文学かな?くらいの先入観で積んでいたがここまで悲観的だとは。シオランか。女性とまともに接することができないお坊ちゃんがマネキン人形に欲情する『幕屋の人形』に微妙な気分になるが、『捨てられた妻』『深淵』の救いのなさと胸糞悪さには感心した。生の否定と内向のどん詰まりな表題作は末尾の抑制が良い。『S.G.L.L.』はバラードの破滅小説っぽさもあるSF。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/12/23(5471日経過)
記録初日
2010/10/29(5526日経過)
読んだ本
1579冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
457855ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
1020件(投稿率64.6%)
本棚
4棚
性別
年齢
37歳
血液型
O型
職業
事務系
現住所
群馬県
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