ネタバレ生殖器目線で性のみならず人間の活動について観察した本。地球の主人公は人間の、異性愛個体が我が物顔で色々なことを決めていることを痛感した。同性婚賛成という意見だが、そもその異性愛個体に賛否を問うのがそもそもおかしいことに気がついていなかった。 拡大、発展、成長のレールから外れることを人間は極端に恐れていて、テクノロジーが発展していくとともに、そのスピードは加速している気がする。親と違う遺伝子を持って生まれてきただけで人間という種全体から見れば生まれてきただけで意味があるという視点に心を救われる人もいるはず。

ネタバレハードな人生を生きてきた小鳥とリムジンだけど、深い絆で結ばれると相手と結ばれるだけでなく自然や地球とも結ばれる。小難しい説明もあったけれど、大いなるものと一つになることや神と繋がることなど自分が自分のものでなくなる一体感が、心の底からの安堵感とありのままを自分を受け入れることに繋がるのかな。神秘的な体験をしたことがないから深く理解できていないけど、自然や地球と繋がるように誰かと繋がると、性愛やセックスに対して汚れたイメージから素晴らしい行為に変わるのかな。もちろんその前提には正しい性教育が必要だけれども。

ネタバレ今までのシリーズとは進み方も結末もだいぶ違うが、ホーソーンが犯人を突き止めたのは間違いない。いい結末ではなかったけれど。全ての出来事が繋がっていて、犯人によって思うがまま操られていた。ここまで犯人に操られていると逆に爽快な気持ちになる。犯人のパートナー(共犯者？)にはまた違う作品に登場してほしいとも思ってしまう。

ネタバレ平凡で規則的な生活を送っていたが、職場の後輩により色々と崩れ始める。自分を守るために規則的な生活を送っていたのだろうけれど、全てを受け止めるくれる彼がいて、しかも彼女が規則的な生活を送るようになった直前に彼と出会っていた。10年前から彼は彼女の全てを受け止めていたのだけれど、彼女の私生活の影響で彼の事を全く覚えていなかった。壮絶な不妊治療を行っていたら些末な出来事も忘れてしまうだろうな。40代の自立した大人が相手に何も求めず死ぬまで並走しましょうという関係性は背負うものがなく魅力的に感じた。

ネタバレ生殖器目線で性のみならず人間の活動について観察した本。地球の主人公は人間の、異性愛個体が我が物顔で色々なことを決めていることを痛感した。同性婚賛成という意見だが、そもその異性愛個体に賛否を問うのがそもそもおかしいことに気がついていなかった。 拡大、発展、成長のレールから外れることを人間は極端に恐れていて、テクノロジーが発展していくとともに、そのスピードは加速している気がする。親と違う遺伝子を持って生まれてきただけで人間という種全体から見れば生まれてきただけで意味があるという視点に心を救われる人もいるはず。