１行１行に突っ込みを入れながら音読することを追体験した。良い言葉を見つけては感動したり、その先を予想して予想が外れることに驚いたり、時間の流れや情景を五感をフルに使って想像したり、初めて本を読んだ人とは思えない感覚に驚かされた。太宰治の「、」の使い方や「黒い風」の「黒」にした意味を考えるような視点の持ち主であるからか、自身の感想文にもその表現方法を取り込んでいるように読めた。普段の読書で私も感情を揺さぶられているけど、声に出して自分の頭に映っている世界を言語化することで気づくことがあるかもしれない。

センスとは音楽、ファッション、インテリア、美術、文学などにまたがって直観的に分かる力。日常生活や仕事をうまくやっていける実践的な力。音楽聴いて自分のノリに合うとか、お店でしっくりくるマグカップに出会うとか。この絵は何を言いたいのか、ではなくてただのリズムとしてデコボコを楽しむこと。いないいないばあの原理が人間の根本で不安定からの安定の反復を好む。あるジャンルの面白さは別のジャンルの面白さにつながる。無駄なものである時間をたくさん味わって、モデルを置きながらもコピーでなく、開放状態の偶然から自己形成したい。

１行１行に突っ込みを入れながら音読することを追体験した。良い言葉を見つけては感動したり、その先を予想して予想が外れることに驚いたり、時間の流れや情景を五感をフルに使って想像したり、初めて本を読んだ人とは思えない感覚に驚かされた。太宰治の「、」の使い方や「黒い風」の「黒」にした意味を考えるような視点の持ち主であるからか、自身の感想文にもその表現方法を取り込んでいるように読めた。普段の読書で私も感情を揺さぶられているけど、声に出して自分の頭に映っている世界を言語化することで気づくことがあるかもしれない。

１週間の献立プランを参考にして、ゆる砂糖断ちに挑戦しようと思った。調味料は天然サプリメントと思って選ぶ。ハイカカオのチョコを心の栄養に。食べていいものを増やして楽しむ。むくみもタンパク質不足が原因かも。高タンパクを摂りすぎも腸を荒らすから１日３食に分けて食べる。食べる練習でおすすめは、普段の食事にまず卵１個をプラス。梅を食前に摂ると鉄や亜鉛の吸収を促進。パイナップルはリセット食材。野菜と鶏手羽にお酢を小さじ１で煮込んだスープで美腸に。乾物を利用しつつ、新鮮な果物を間食に。麹屋甚平の浅漬の素でぬか漬け生活。

賃貸か持ち家か、悩んでいた段階で本書を手に取った。登場人物と一緒に考えながら小説として読むことができて、自分の考えも整理できた。必ずしも「住宅購入=終のすみか」として考えなくて良いと思えたり、借金を抱えるのではなく資産価値があると見て購入後の運用を考えたりすることができた。一番のポイントは「どうして家がほしいのか」を考えること。どんな未来を描いていきたいかをパートナーと話し合って決めていくこと。私の場合は、実際に内見へ行ってから想像をすることができた。購入したい物件にも出会えたので、本書を参考に進めたい。

結婚を望む彼がいるにも関わらず、愛の示し方も受け取り方も分からない主人公には過去に唯一愛した犬の存在があった。現在と二十年前とを行き来しながら物語が進む。治安の悪い国に移住し、家主を守る番犬を飼う必要があって子犬を買いに行った時に出会った「虎」。弱々しく見えた虎を気になってしまう。言葉がなくても虎が求める声が聞こえるし、虎にも私の思いが伝わる。虎は私のことを何があっても守ろうとする番犬に成長した。敵と察知したらそれは野蛮で恐ろしいぐらいに。プロポーズの指輪を前にしても忘れられない想いにグッときてしまった。

もっと別の人生があったのかな、と誰もが一度は思ったことがあると思う。ふと今の自分で良いのか立ち止まったり、毎年毎日やっていることと違うことがしてみたくなったりすることがある。でも何回も何回も自分で今の道を選んできたのだ。どっちの選択が良かったのかなど考えなくて良いところにいたい。人生色々あっても一つ一つが実は繋がって今がある。不倫や離婚や死といった重く辛い出来事に対して、「もし◯◯していたら、」を考えながらも、今を乗り越えていく登場人物達から、平凡に生きていられることがいかに幸せなことなのか分かった。