読み友のみなさん9月度も沢山のナイスを下さいまして本当にありがとうございました。もうギリギリで100冊のレビューが書けましたよ。10月はさすがに無理だと思いますが少しでもチャンスがあれば何とか粘って頑張りたいですね。今月もよろしくお願いしますね!2023年9月の読書メーター 読んだ本の数:100冊 読んだページ数:8518ページ ナイス数:43207ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/868158/summary/monthly/2023/9
事件の公判ではクイーンによる読者への挑戦状も出て来ますし、部分毎の真相の説明を四人が分担して全員の顔を立たせる手際もお見事だと思いましたね。素晴らしいのは本格ミステリーファンを唸らせる魅力的な謎を著者が構築した事で、最後に大どんでん返しも用意されておりまして本書は愛好家もニヤリと満足する長くミステリーパロディーの歴史に名を刻む永遠の名作だなあと思いましたね。
コメント1の誤字です。×孤生→〇個性でした。コメント2でもやってしまいました。×公判→〇後半でした。どうしてこんなおかしな変換が実行されてしまうのか謎です。もう時間に追い詰められてチェックできませんでした。申し訳ありませんでしたね。今後は十分に気をつけますね。
首謀者の黒人医師、英。米、仏、中、日の6人が主要メンバーで計画通りに米国客船ニューウィルソン号に乗船し銃とダイナマイトで脅して船を乗っ取り国連への通知に成功する。まあここまでは順調ですが、その後に思わぬハプニングで船内で旅客の一人がピストルで射殺される事件が起きてグループは窮地に立たされます。この殺人は本格ミステリと言える程の謎解きはありませんが、とにかく全編が強烈なサスペンスに包まれて入り疑心暗鬼で常に緊張感を強いられます。彼ら6人の運命や如何に?そして南アの黒人達の長年の悲願は達成されるのでしょうか?
まあこの様な困難な問題が一瞬にして容易く解決されるはずもありませんが、結末にはある程度の満足感が得られましたね。気になって史実を調べますと本書刊行の19年後の1990年に初めてアパルトヘイト政策の撤廃が決定したそうで長く虐げられてきた黒人達の苦難の歴史に漸くピリオドが打たれたようですね。本書は強いヒューマニズムに胸を打たれる読み物ですので当時は売れなかったそうですが、ぜひ多くの方に読んで欲しいですね。
『手を叩く猿』新聞記者の沢木は北海道から東京へ働きに来ている青年が旅先の北陸の宿へ来て3通の手紙を出した後で玩具の猿を持ったままで自殺した事件の謎を追う。青年の自殺の哀切な理由とは?『カードの城』トルコ風呂の女が路地で考察された事件の謎を追うベテラン田口主任と若い鈴木刑事の前に現れた容疑者は善人と噂される詩人だった。事件解決の決め手となる言葉「カードの城」の意味とは?『刑事』女優の6歳の息子が自殺したと通報があった事件を捜査する田坂刑事は母親が殺したのではないかと執拗に疑う。彼は私生活で妻と離婚していた。
田坂刑事は何としても女優を自白させようと強引なやり方で突き進むが、やがて警察にとっては最悪の結末を迎えてしまう。真実は一体どこにあったのか?後味の悪すぎる苦汁の刑事ドラマです。全5編の全てが予想通りではなく人間心理の闇について深く考えさせる秀作・力作揃いの短編集でしたね。
ギャーツ!それを見た大勢のギャラリーは悲鳴をあげて大音声で絶叫し蜘蛛の子を散らすように一斉に逃げ出したのだ!あーあ、今回は契約していた悪魔への支払いで赤字になっちまったけどしょーがねえなー!♪ハローワーク、また明日からのバイトを探すよ~!偽ウインクのお婆さんの声が不気味に虚しく響いたのだった。※すみませんが一点だけウインクの「淋しい熱帯魚」の歌詞は「Heart on wave」が正解ですので一字修正可能でしたらお願いしますね!次回も大いに期待して楽しみにお待ちしていますね!
本書のトリックは見事などんでん返しで計算され尽くした偽装工作が素晴らしいです。そして神経がおかしくなるような精神的なショックとダメージを自ら克服して乗り越える佐紀子は天晴れだと思います。題名の人喰いの意味は最後まで読まないとわかりませんが現代に生きる人間の残酷さを鋭く描き出しており読者を戦慄させます。著者には唯一ユーモアや笑いは不足していて本書のラストも暗く哀しい情景で幕を閉じますが、独特な甘さを排した硬質なストーリーも魅力的で今後とも残された数多くの作品群を力の限りどんどん追いかけて行こうと思いますね。
この口論で真弓と三枝子は立腹して自ら辞職し、酒場で知り合った男と三人で宿に泊り朝起きると別の部屋で寝ていた男が死んでいて離れの部屋の鍵は施錠されていて密室状態だという彼女らにとり圧倒的に不利な状況に追い込まれた二人は逃亡を決意します。やがて逃亡中に精神的に弱い三枝子が電車に飛び込んで自殺し真弓ひとりが残されるのです。彼女は死んだ男の財布に入っていた所持金を頂き列車の切符を手掛かりに一人で捜査を始めます。本書は二百数頁の短さで錯綜する複雑怪奇なストーリーをコンパクトに手際よくまとめられていて誠にお見事です。
物語は別の女性の死があり、その弟の隆二と知り合った真弓が二つの事件の謎を追いかけて予想外の意外な真相に辿り着きます。ここで扱われるトリックは海外にも前例はありますが秀逸なもので今回も著者の着想に深く満足出来ましたね。オマケですがこの作品の書かれた当時の食堂の値段は、カレーライス60円、肉うどん40円と今では考えられないまさに驚きの低価格ですよね!最後にヒロインの真弓が発する台詞が題名の「結婚って何さ」で強い幻滅を感じるのですが、この事件が解決した事で苦労を共にした真弓と隆二が結ばれたらいいなと願いますね。
へーっ、そりゃまたどうして?それはね♪土佐(とーさーつ)の高知のはりまやばしで~っていう歌から来ていて幽霊盗撮男が盗撮の聖地メッカで本場だと思ってるかららしいんだよ!申し遅れましたが、とても面白い読み物をどうもありがとうございました!
トリック・サスペンス・意外な犯人とバランスの良い素晴らしい出来栄えの傑作だと思いますね。サイコ・セラピストの氷室想介は真面目その物の男で田丸警部・アシスタント女性の舞、運転手マックスとユーモアが一切なしの引き締まった緊張感で貫かれていていいムードだと思います。まあ私は必ずある程度の満足感を与えてくれる職人作家の著者の作品を今後とも追いかけて行きたいと思いますね。
メインの謎は伊豆七島のひとつが動き出して東京へ近づくという奇想天外なトリックと意外な犯人の趣向もあるのですが、ちょっとミステリーの出来としてはイマイチで評価されなかったのでしょうね。でも本作はユーモア路線を捨てたシリアスなミステリーとして人間ドラマの面でも良くできた力作だとは思いましたね。
Vakiraさん、ありがとうございます。高速回転に変更しました。悪魔憑きには神父さまの聖水が必要ですね。♪ハローウィーンはウインクの「淋しい熱帯魚」ですね。また次回のネタもヨロシクお願いしますね!
店主のたぬきに幾らだと聞くと一万円とぼったくられたのですが仕方なく買いました。そして川へ行ってくっつけようとしますと、もう新しいのが生えていたのです。ライオンは大損をいたしました。うーん、ライオンは別に買わなくても何もせずに待っていれば良かったのにね。気の毒とは思いますが思わず笑っちゃいましたね。
そしてしっぽを元気よく振り影にじゃれついて遊びました。まあワンちゃんのとっても可愛らしい話ですね。まあ、ちびすけには影の長さが変わることなんてわからないでしょうけど元気になれてなにより良かったですね。
玉ねぎは川に落ちた後に苦労して岸へ這い上がって新聞を読んだよと話しました。玉ねぎは苦労しましたが、このホテルが気に入ってここで生涯暮らす事にしました。その翌日からホテルの看板が、「ジャガイモ・玉ネギ・ホテル」と書き変えられました。まあ玉ねぎさんはどんなに酷い目に遭っても我慢強く試練を乗り越える強い男で誠に天晴れな根性ですね。
本当に気の毒なお話ですね。まあ、また幸運の女神が自分達にも微笑む事があるさと信じて穏やかに心を落ち着けましょうね。短気で怒りっぽくなったり、運命を呪ってひがんだりしたらロクな事がありませんから忍耐も大事だと学びましょうね。
子熊はハチを花の一杯咲いている誰も知らない谷間へと連れて行ってあげました。作者はあわや一触即発の険悪なピリピリとしたムードを一瞬で回避して平和な結末に導くのですから本当に優しいお方なのだなと心から感心しますね。
009さん お読み頂きありがとうございます。フォーク・クルセダーズ「帰ってきた酔っ払い」よくご存じで。歌詞が飛んでましたよね~♪初めて聴いた時はゲッ、ショック!月食だったこと思い出しました。ほんでねサイボーグ009 TVアニメで見てました。反戦アニメで悲しいストーリーが多かった記憶。アニメで泣いたのはサイボーグ009の記憶しかない。再放送だったかしら?
Vakiraさん、ありがとうございます。「帰って来たヨッパライ」は声を加工している点が斬新でしたね。こういう歌は後にも先にもないでしょうね。サイボーグ009は漫画コミックスの方が好きでしたよ。昔はウルトラQ、マン、セブン、赤影、の再放送を飽きずに何度も観ていましたね!
まあ猟人さんもお仕事ですから悪い人とは決めつけられませんが、でもウサギの命を救ってくれて命の大切さや礼儀の大切さを多くの子供たちに伝える素晴らしく良い舞台劇だと思いましたね。
いつの世にも理不尽な運命というものはあり、心晴れやかになるハッピーエンドの物語とは言えませんが、おふゆの持って生まれた才能が開花する暗い執念と情念の心の動きが見事に表現されています。彼女が絵師の道で大成してゆくことと同時にいつの日にか女の倖せも感じられますようにと心からお祈りしますね。私は本書を読んで大満足でしたので近々に前作も読みたいと思いますね。#NetGalleyJP
現代社会の世の中は厳しいんだよと間接的に子供たちにも教えているようで甘くはなくピリリと辛いストーリーもいいなと思いましたしラストもショッキングでした。続きがとても気になる終わり方で次巻にも大いに期待が持てますね。#NetGalleyJP
だって外では雪が降る時候でしたからね。お猫さんは面白くて毎回やってくれますね。二人はこれに懲りてナルシストぶりを反省し、もうおヒゲ自慢をキッパリとやめるでしょうかね。
みっちゃんは泣きましたが、いくら沢山の贈物があっても満足できず、いくらでも欲しい子なのでした。まあ大金持ちの子供じゃないのだから、庶民の子は我慢する事を学ばなければいけませんね。
とにかく冗談は一切ない真面目で暖かく詳細に書かれていまして医療と人生の勉強になる有意義な一冊ですのでぜひ多くの方に読まれる事をお勧めしますね。#NetGalleyJP
瑞子さん、おはようございます。コメントをくださってありがとうございます。少し夢物語みたいな部分はありますが、仕事がうまくいかなくて悩んでいる方々をもう一度だけ頑張ってみようと確実に後押ししてくれる一冊ですね。
さださんの軽妙洒脱なおしゃべりで場が和んで心が安らぎますし今は泣き偉大な先人の方々との思い出話もとても参考になり今後の長い人生を生きる指針にもなりますね。外国の映画俳優やミュージシャンの人間性をうかがい知る事が出来て人生の道標となる本書をぜひ多くの方にお読み頂きたいと願う永久保存版の一冊ですね。#NetGalleyJP
夢追人さん こんにちは 此の父と娘:須美と、息子:摩耶の3人家族の暮らしが、夢二らしい温かな物語に、仕上がって居て良いですね!💫 仰る様に母の不在が、、、夢二の私生活を思わせ、日本男児と表現されて居る摩耶に、次男坊:不二彦が重なります。 沢山の竹久夢二の童話の掲載に感謝して🍀、、、宵待草
宵待草さん、こんにちは。いつもありがとうございますね。この物語には夢二さんの家族を巡る事情が色濃く反映されていたのですね。でも暗さを微塵も感じさせないストーリーで誠に気持ちの良い読後感の作品でしたね。
まだまだ道半ば、タイトルの「満月のとちゅう」で日々成長して行く美話の今後の物語もぜひ読みたいですね。勿論、未読の前作も読みたいと思いますね。#NetGalleyJP
夢さま、おはようございます🌞。夢さまのご紹介で読んだのですね。レヴューに記憶があります。とてもお勧めされているので、では!っと思ったのですよ。😊私も物忘れで、どなたのご紹介か忘れてしまうのです。😢 暗くならないのが何よりですね。よしっ!です。ありがとうございました。
悲しそうな顔で写真に写ったお猫さんは家に帰って「これじゃビリだ」とまた泣きました。ところが翌朝、新聞を読むと、「泣いてゐるお猫さん、一等」と大きな活字で書いてありました。お猫さんは飛び上がって喜んで一円五十銭をもらいました。これであひるさんにリボンのお金を返そうと思って家へ行ってリボンのお金は一円五十銭と聞きましたので仕方なく払いました。さて、お猫さんのお財布に中には幾ら残っているでしょう?皆さん計算してください。うーん、幸運と不運は紙一重で自腹を切って損しなかっただけラッキーだよと思うしかありませんね。
それから留吉は不運を呼ぶ帽子がイヤになって色んな場所に置き去りにするが、何故かすぐに人に見つかって何度も手元に戻って来る。終いに橋の上から川に向けて放り投げるのだが、今度はボートに乗る人に拾われて頭の上に乗せてもらうと今度は何故か嬉しくて泣き出しました。留吉は家の中から自分を見た眼に始終監視されているような気がして堪らず田舎に帰る事にしました。まあ初めての都会は田舎者には随分と冷たい町に感じられたのでしょうね。そうですね、今は無理でも時間を置いて、もう一度都会にリベンジする気持ちでトライして欲しいですね。
こんなやり取りを何度も繰り返しておりましたが、やがてどうにも我慢できなくなって二人共遂に寝てしまいました。夕方になって二人は目が覚めましたが、どちらが先に寝たのかはわかりませんでした。それで二人は一緒に笑って言いました。まあ、ポカポカと暖かい日でございましたわねえ」話している内容は人間そのものですが、最初に「のそりのそりとはってゆきました」と書いてありますので、この二匹はカメなのでしょうね。まあどちらにせよ、のんびりした心和らぐお話でしたね。
曲がり角でお坊さんにぶつかってはね飛ばされて無視され、質屋の小僧に「おまえはたどんからうまれたのよ」と頭上の窓から言われて真に受けた與太郎は、たどんと仲良くしてもう他の人と話すのをやめて、それから毎日非現実な夢想にふけるのでした。うーん、與太郎くんは大丈夫なんでしょうか。マジで心配になりますよね。夢二さんには珍しいですが、こんな風に人をからかって馬鹿にしてはいけませんよと書きたかったのでしょうかね。
最後に、お百姓さんのお父さんが息子を連れて行くと、そこで明るくなったとさ。これで、おしまい、さようなら。まるで、「そして誰もいなくなった」ですね。でも村山さんは人も動物も案山子も決して争わせない平和をこよなく愛するお方なのでしょうね。さだまさしさんの「案山子」もいい歌ですので、この話のBGMとしてぜひ聴きましょうね。
「燈心(とうしん)は決闘」……… 闘争心!?😅 ♪好きだよと言えずに初恋は〜 の村下孝蔵さんが一番に浮かびました。 中也のフランス語訳の詩集もあるようですが、なんとなくドイツ語より似合いそうです😆 https://chuyakan.jp/online-shop/french/
その時出来た文章が、かっちゃん(A君の愛称)は、ニコライの塔のてっぺんで、べそをかきました。だったので皆から本当なの?と聞かれて一瞬焦りましたが「うそだい」と元気に言って危うくも難を逃れたのでした。学生時代によくありそうな微笑ましいドジな回顧談でしたね。
小ぐまが机の上を見ると白いナフキンがあって「私はお月さまです」と小さな声が聞こえました。小ぐまは喜んで「お月さま、暗いこの部屋を明るく照らして下さい」とお願いしました。するとナフキンの下から光が出て明るくなりました。丁度その時あひるさんが散歩から帰ってきて小ぐまはあひるに飛びついて喜びました。二人でナフキンをそっとどけるとお月さまはいらっしゃらないで、白い西洋皿に美味しいごちそうが、山のように盛ってありました。そのごちそうがあまりにもおいしかったので、二人は、かくれんぼの事を、すっかり忘れてしまいました。
この話は普通に漢字混じりで書かれていました。村山さんのお話は全てが、どう転んでも悪くならないのかも知れませんね。まあ二人は現実にはこんな事がずーっと続く訳でなく一生懸命に額に汗をして働いて家事をして食べていかなければならないでしょうね。
「まあ!あたしの坊や!」お磯は可哀そうな人形を抱き上げて頬ずりして喜びました。良かったですね!でも少女と人形の絆があまりにも強くなりすぎて終いには人形あるあるの実話怪談にならないかなと心配しますね。
作者の作品は実際は平仮名とカタカナだけで書かれていて、幼いお子様用の絵本にするのにピッタリですね。本作は、逆転のどんでん返しはなく素直な一編ですが、それでも心がホッと安らぐ誠に良い結末でしたね。
だが光子がいて、そんな汚い花なんて先生が喜ばないわと意地悪な事を言われたのでイヤになり花を川に投げ捨てて家へと走り帰った。その日の夕方、葉子の家へ学校から使いが来られた。渡された包みには葉子の地理のノートが入っていた。そこに添えられた手紙には「ノートをお返しします。あなたが私の為に花をつんでくださったたのも橋の上から川に流したのも知っています。花束は川を通って私の病室まで送られて今私の手にあります。とても感謝しています。あなたは授業中に絵を掻いたりしない、自分が思った事を迷わずする強い子になってください。
私は唯の風邪ですから次の月曜日にまた教室でお会いしましょう。それでは、さようならと書かれていました。うーん、病室から離れた場所での出来事が先生にどうしてわかったのかは少し不可解ですが、でも少女がこれからの長い人生を生きる上での大切な教えが書かれた素晴らしい物語だなと思いましたね。
愚かだけど責める気にはなれず現代社会は多かれ少なかれこういう人間性を生み出すのも必然だなと思わせられましたね。とても難しいでしょうけれどヒロインには冷静になって不必要に飾らない装わない本来の自然体の自分を取り戻して欲しいなと思いましたね。#NetGalleyJP
ああ、幼い少女にとってはショッキングな体験でしたが、でも他人の心ない酷い仕打ちなんか気にせずにお父さんを信じて誇りを持って、これからの長い人生を迷わずに堂々と生きて欲しいですね。
「こうすればあがれるんだよ」と二人の手を握らせると、不思議にも楽々と丘の上へ上がれました。「いつも楽しく遊びたければ、姉と妹と仲良くなされ」と子供たちが歌ってくれて椋鳥もうれしそうに「いいかい、忘れてはいけないよ」と二人に目隠しをして元の場所へ戻らせました。山の神様も喜んで、二人は本当に仲の良い姉妹になってお母さんと三人でお家へ帰って来ました。よかったですね。この二人は長い時代を経て、おすぎとピーコさんになったというのはもちろん嘘ですよ。
こちらの歌は聞いたことがありますか? https://mahoraga.com/masaakiwada/shukusui.html 今月22日は中也の命日ですね。記念館は無料になるらしいです。
オスカーさん、ありがとうございます。初めて聴きましたよ。うーん、苦笑いの出来ですね。今月が中也さんの命日だったのですね。いろいろと情報を教えて下さいまして、ありがとうございました。
夢追人さん おはようございます。 私がデザイナーとして敬愛する竹久夢二は、数多の心温まる童話も遺してくれました!💫 夢追人さんが、ご紹介&レビュー下さり、心から感謝して拝読して居ます!🍀 有り難うございます!🙋 宵待草
宵待草さん、おはようございます。竹久夢二さんの数々の作品は時を超えて令和の時代にも読み継がれて行くのですね。温故知新でこれからも古い作品に目を向けて行きたいですね。ありがとうございました。
だが藤右衛門という男が見に行くと、一つ目小僧は「藤右衛門どんよ、ここだ、ここだ、ざんぶりこ、ざんぶりこ」と歌ってギョロリと見て消えてしまった。不思議に思って見に行くと黄金の甕が今にも川へ落ちそうになっていた。和尚さんは「黄金の甕が、永い歳月の内に川に落ちそうになったので、一つ目小僧に化けて人に知らせたのぢゃ、いいか、判ったか」と念を押して言われたのでした。まあ素朴な良い話で藤右衛門一人の丸儲けで、めでたしめでたしでしたね。
ハマーは目の前で殺された男と残された赤ん坊を不憫に思い儲け無しの自腹で事件に乗り出す。顔見知りのパット・チャンバース警部から情報を得て女友達ヴェルダ、検事の秘書エレン、元映画女優のマーシャらと好い仲になり暗黒街の賭博師やその子分達と生死を賭けた殺るか殺られるかの勝負に挑むハマーだった。やがて第二の殺人が起きてハマーが拉致され瀕死の状態で殺される寸前に必死の大逆転で敵を地獄に送り込む場面が痛快ですよ。そして圧巻は意外な真犯人と対峙するハマーにも思いも寄らぬ本書最大のショッキングなラストシーンが訪れるのです。
本書は国立国会図書館デジタルコレクションで読みましたよ。ポケミスの初期の作品はまだ全部チェックしていませんが沢山ここで読めそうです。2023年はポケミス創刊70周年で9月刊行の番号が1995番で2024年の2月には2000番を迎える予定ですよ。但し最初の100番が未刊ですので実際は通算1900冊なのですよ。真実の2000冊目は2032年の6月刊行の見込みですね。まあ若い頃に読んでこれからの再読予定の本も多いのですが、これから行ける所までボチボチ少しずつ読んで行こうと思っていますのでよろしくお願いしますね。
やがて大勢の兎たちが、「つね子さん、ありがとう。お月さんの国へ遊びにおいで」と歌う声が微かに聞こえました。その後二人がお月さまの国へ行ったかどうかはわかりませんが子供さんには嬉しい大人には童心に帰って心から楽しめる懐かしいおとぎ話ですね。
大馬鹿小馬鹿の三五郎という歌が聞こえてきて気付くとそれは狐の声で三五郎は馬に普通に乗っていたのでした。まあ誠に悔しいラストですが人間が散々な目にあってコテンパンにやられっ放しの日本昔話でしたね。
夢追人さん おはようございます。 竹久夢二の『ある眼』と『風』を掲載下さり、嬉しく拝読しました。🍀 何時も『今日は何の日?&星占い!』の掲載を楽しみに拝読して居ます。💫 有り難うございます!🙋 今日も穏やかな、良きひと日で在ります様に!✨ 宵待草
宵待草さん、おはようございます。ありがとうございますね。武久さんは意外と短い小説を沢山書かれておられたのですね。まあ私の感想文の内容はあまりよくありませんが、ご容赦くださいね。今日もお元気でハッピーにお過ごしくださいね!
あの瞬間の美しさはすぐに消えてしまって二週間の間には捕えることができませんでした。惜しかったですねえ。そういうことって確かにあるとあなたを見ててそう思う、はさだまさしさんの名曲「無煙坂」の一節です。まあ歌舞伎の睨みも迫力がありますし人間は目力が大切かも知れませんね。
ご都合主義は、自分の定見を持たず、その時その時の状況に応じて自分に都合のいいように判断し行動するしかたをさげすんでいう語との事ですよ。まあ辛い気持ちはわかりますが、才能のある詩人の方には辛抱強く我慢して人の心に届く詩を書き続けて欲しいなと思いますよね。
母ざるは子ざるを縛る鎖を指と口から血を流しながらも苦労の末に外してやりました。二匹が帰る道には血がしたたりましたが神さまが雪を降らしてくれて血は見えなくなりました。子ども達は子ざるがいなくなって驚いたでしょうが、女形に帰って母ざると幸せに暮らしていると知ったら「それはよかった」と言って喜んでくれるでしょう。カラスと母ざるの連携プレーで子ざるが救われて、めでたしめでたしのハッピーエンドになったのが誠に嬉しかったですね。私は出来過ぎだとか意地悪な事は言わずにずーっと続く二匹の幸せを素直に喜んであげたいですね。
そうですね、すべてが夢だったという可能性もあるのですね。でも私としてはとにかく夢の中であろうと関西弁でオバハンなめるなよ!ぐらい言って負けんといて欲しいですね。
女は途方に暮れて立ったまま泣きました。しばらくして今度は、すがめの女が季節外れのたらを売りに来ました。村人たちは誰も買わず金持ちの男は女に値段をまけさせて安く買い取りました。一家で美味しく食べましたが、翌朝家族の全員の髪が抜け落ちました。男は前にたいを売りに来た女の事を思い出して罰が当たったのだと深く反省し、村にお寺を建てて自分が坊さんになりました。やがて坊さんは年を取って寺の中で亡くなりました。それから、たいが捕れて売りに来ると村人達は先を争って買いましたが季節遅れのたらは不吉だからと買いませんでした、
約束を破るとろくな事はありませんし、村人たちの気持ちは良くわかりますね。まあ髪が抜けただけで誰も命に別条がなかったのですから最悪ではなく、まだましな方でしたね。
真坊はラジオ体操の最後の日に来ると、みんなから昨日ミルクキャラメルをもらったよと聞きました。真坊が「欲しくないや」と言って帰りかけると、どこからか和尚さまが出てきて「こら、真坊!おまえのはここにある」と言ってミルクキャラメルを下さって、真坊の頭をくるくるとなでられました。この時、真坊は和尚さまの厚意を嬉しく思って、この後はちの巣に石を投げまいと心に誓ったのであります。優しい和尚様のお蔭で真坊がグレずにマジメな良い子になるという誠に良く出来たお話でしたね。
若者が店を出て往来で立ち止まると油がだらだらと垂れてきて、終いには目や耳や鼻に入ってきました。すると男の体が段々と溶けてきて遂には地面にただ一つ黒い石が残りました。床屋のお爺さんが杖をついてそこを通りかかると黒い石を見つけて「ああ、立派な油石だ」と喜んで拾い上げ、うちに持って帰ろうとして、たもとに入れてしまいました。ああ、これぞまさかまさかの大どんでん返しですね!
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愚かだけど責める気にはなれず現代社会は多かれ少なかれこういう人間性を生み出すのも必然だなと思わせられましたね。とても難しいでしょうけれどヒロインには冷静になって不必要に飾らない装わない本来の自然体の自分を取り戻して欲しいなと思いましたね。#NetGalleyJP