読み友のみなさん1月も沢山のナイスをくださいまして本当にありがとうございました。先月は寒さの為に絶不調で駄目でした。2月も厳しい寒さで苦しいでしょうけれど気合を入れ直して、もっともっと本を読みまくって努力して頑張りますのでよろしくお願いしますね!2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:102冊 読んだページ数:4543ページ ナイス数:37315ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/868158/summary/monthly/2024/1
彼は精神病院に収容されてしまうが、それでも小田君はまだ生きていると信じて夢の世界への賛美の念を捨てないのです。狂気の世界の描写が凄まじく危険な香りが漂うアブノーマルな面白さを皆さんも一度読んでみて実体験してくださいね。
僕は翌日女とガソリンスタンドで再会し「生きる勇気を貰えた」と礼を言われる。私は省略して短くまとめていますが原文は爽やかな余韻が漂って清々しい心地になりとても良かったですので、みなさんよろしければどうぞお読みくださいね。
今の時代の物価高で世知辛い世の中でも人の情けは大切で弱者に向けた優しい気持ちは失わないように心掛けると幸福がくるかもしれませんね。それを見越して行動するのは計算高くて良くない事ではありますが、でもこの話を教訓にしていきたいですね。
二人の仲の良い様子を見た紳士は時計が最初から壊れている計画的な詐欺だと見破って二人を追って列車を出て行く。だがフリント君は三人が連れ立って歩くのを見て自分以外はみんなグルだったのだと気づく。殺人事件は起きませんが、久々に読んだ古き良き時代の古典ミステリーで面白かったですね。
六兵衛は思わぬ幸運に喜び翌日に殿様の前で占いの結果を申し上げて的中します。だが、そこで殿様は本当はお主が刀を盗んだのではないかと六兵衛を疑います。わしが手に書いた文字を当ててみよ、当たれば良いが外れたら手打ちにいたす。絶体絶命の大ピンチに六兵衛は占い師になったきっかけの重吉の事を打ち明けようと「重、重」とどもると殿様が「そうじゃ、十じゃ」と言って喜び六兵衛は許されて褒美を沢山もらって帰りました。それからは誰も六兵衛を「とんまの六兵衛」とは呼ばなくなりましたとさ。幸運な偶然のハッピーエンドに大感激でしたね!
あなたがそうしてじゃらじゃらしている間に わたしたちが何をしようとしているか 何処に向かって着々としているか 高慢ちきな娘よ この陽に焼けたゆがんだ顔で みすぼらしいわたしたちが何をしでかすか 何をしでかすか 振りかえった時 わたしの胸はわくわくとこみ上げた わたしの胸は色あせた浴衣の中で焼けた 若い女性の方はもしもこういう不気味なおばさんに見られていたら気をつけてくださいね。何をされるか見当がつきませんからね。身の危険を感じたならば決して躊躇わずに直ちにその場から立ち去って安全地帯に逃れましょうね。
すると鬼どもは慌てふためいて自滅する。勘太郎は鬼の大将を生け捕りにして村へ連れ帰ると皆から見直されて尊敬され、寺の住職となり後に名僧になったとの事である。ちょっと出来過ぎな結末でしたが面白い話で未来にもずっと読み継がれて欲しい傑作ですね。
やがて生霊はなりを潜め手代の健康が回復したという。こういう経験は私にはありませんが切れ者すぎると人から恨みを買う事があるようですから心当たりのある方はくれぐれもご注意してくださいね。
途中で雨に遭いずぶ濡れになって帰るとおかみさんから強く叱られました。ワン公が雨の露を見て自分も露になりたいと思っていると優しそうな女の人が来て私がお母さんになってあげようと言ってくれました。前に来た三味線を持った女の人でした。少年は女の人に連れられて二人で酒屋を出て行きました。物語はここで幕を閉じますが、不幸続きの少年がこの先は幸せな人生を歩んでいますようにと心から祈願しますね。
息子と会うと昨夜から老母が額に怪我をして寝ているというので良い薬をあげようと言って案内させると老婆は狼に変身して飛脚に飛びかかってきたので刀で斬り殺して退治する。狼が山に出かけた鍛冶の母を食い殺して化けていたのだった。鍛冶は本物の母の骨を見つけて父の墓に葬った。天晴な飛脚の活躍でハッピーエンドを迎えた誠に血沸き肉躍る見事な冒険物語でしたね。
弟と七つの妹は 一生けんめい 一銭にもならない繩なうている 賑やかなのは寺の鐘ばかり あさ早うからやかましい いくら鐘たたいても わたしらもうまいる気はせんわ いくらナミアミダブツ唱いても 飢じい腹はふくれはせんわい 婆に軽いふとんの一枚も着せられないわ 子供のひびあかぎれが快うなりもせんわ 夏のさかりでも白足袋はいて 魚さかな喰って何が地獄じゃ 極楽じゃ 何が持ちつ持たれつじゃ わたしらだとて一人前の人間だ 地主や坊主ばかりが うまいもの喰って いい気持ちして わたしらを家来あつかいにして その田圃を
わたしらに持たせてみろ みんなの持ち物をおんなじにしてみろ その上で物が言いたいわ わたしら この腕っぷしで いい米収ってみせるぞ 遊んでいる者が親方で 働く者が家来で おお これを××××かえしたいわ この腕っぷしで目に物見せたいわ わたしは今日二十三になる百姓女 若い血が湧きたぎる きっとやってみせる みんなの胸たたいて みんな手引っぱって 目に物見せてやるぞ 火ぶた切るのろしの鐘を 村から村に鳴りひびかせてみせるぞ 凄いですね。題名からは想像もつかない凄まじい内容で、心を抉られ強烈に響きましたね。
buraさん、ありがとうございます。↓ですね。私自身は映画はまだ見ていませんでしたが、またいつか拝見しようと思いますね。 https://www.youtube.com/watch?v=8DktP-PDll8
東京がそんなインフレになつたら、私たちは死ぬばかりですね。でも、死ぬのも大へんにかかりませう?」私が言ふと「百万円以上かかるでせうね。しかし、そんな心配をなさらんでも、衣裳をたくさんお持ちでせうから、必要の時それを一枚一枚売るんですね。大島の着物を一枚十万円ぐらゐに売れば、日本のインフレはどうにかしのげるでせう」Sはさう言つてくれた。その時からもう六七年の月日が経つてゐる。私の大島はまだ十万円には売れない。コーヒーも五十円あるひは百円位で飲むことが出来る。百万円のお金を使はないでも私が無事に眠ることが
できればこの上もない幸だと思ふ。それに上海でも、インフレのために市じうの人間が死んだといふ噂もまだ聞かない。素直に面白いですね。日本にこういう未来が未だに来ていなくて本当に良かったですね。
これは、霧の谷の底を、わたっている山びこが、遠い見も知らぬヨードルに、答えて呼んだに違いない。私は何故とも知れない深い感動をうけた。この高さで、よび合っている二つの孤独。山と山の木霊の様によびかわしている、霧の中に追い求めているヨードル。この寂けさの中にして、この孤高にして、相求めている淋しさ。これは私に、今も、まざまざと、生きて、青春の声として、胸の中に響き渡っている声である。山びとの、高さへの熱情、清らかさへの熱情、孤独への熱情、この熱情の底に漲っている、涯もない寂寥の美しさが、山の誘惑として、今も
私の中に響き渡ってやまない。素晴らしい感性と閃きだと思いますね。ヨードルはヨーデルでしょうけれどね。後半からの長い引用でごめんなさいね。私は作者の文章に心を打たれて強い感銘を受けましたね。また折を見て他の作品にも触れていきたいと思いますね。
Vakiraさん、ありがとうございます。バレンタインデーの話は難しいですが、また続きを考えますのでもう少しお待ちくださいね!ボケなしで、ごめんねごめんね~!
愛の花もしぼませる それにもまして心のかたわもの 愛も怒りも消え失せ 人は彼をさけ 自分は我が身を投げ深ばまりしてゆく わたしは彼らのビッコの心の中をうたいたい 仲間の心をもって、愛と泪をもって これは問題作ですね。中島みゆきさんが歌ってもおかしくないとは思いますが、けれども放送禁止用語が沢山入っていますので実現は無理でしょうね。でも飾らない言葉で述べられた歌の精神はとても素晴らしいと思いますね。今の時代も未来にも永遠に読み継がれていってほしい作品だと思いますね。
唯一不自然な点は主人公の二十代らしき夫が所帯持ちなのに何故か働いている様子がなく一日ぶらぶらしているのが不思議ではありますが、もしかして作者の思わぬ失敗かもしれませんね。人間は完全無欠な愛を望んでも得られないものなのかというテーマが読後に心に訴えかけてきますよ。もしも興味を覚えられた方は長さを覚悟の上でぜひお読みくださいね。
だが娘は風邪で死んでしまう。人形は修理されて外国から母の元へ帰されたという。その人形の声だと思われたが僕が事情を確かめるのを躊躇う内に一行は宿を発った。その年の秋の末にある外交官の夫人が病死したと知って僕は再びぞっとしたよ。僕が思うにあの人形は、おそらくお母さんの手に抱かれて暗い土の底へ一緒に葬られてしまったろう。もしかすると大袈裟に考えているのかも知れませんが、人形が自身で声を出したと想像すると震えるような怖ろしい話ですよね。さすがの怪奇の大御所の著者の堂々たる傑作でしたね。
でも本作は男女の愛憎と情念の物語として異様な迫力に満ちており、論理的なミステリーとは別種の小説で捻りがなくストレートながらも今の時代に読んでも却って新鮮な印象で面白くて楽しめる普遍の魅力を持つ一編でしたね。
彼は調子が良さそうで機嫌よく即興で作ったばかりの曲を指で演奏しているイメージを頭に思い描いていた。私が退室すると看護婦が手術室の前で青ざめた顔で棚を凝視していた。そこにはガラス瓶の中にアルコール漬けされた親友の右手首が置いてあって私は一目見て体が動かなくなった。その中では彼の五本の指がカニのようにしきりに動いていたのだった!こういう事って実際にあるのでしょうかね?彼は実はエスパー超能力者だったりしてね。
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彼は調子が良さそうで機嫌よく即興で作ったばかりの曲を指で演奏しているイメージを頭に思い描いていた。私が退室すると看護婦が手術室の前で青ざめた顔で棚を凝視していた。そこにはガラス瓶の中にアルコール漬けされた親友の右手首が置いてあって私は一目見て体が動かなくなった。その中では彼の五本の指がカニのようにしきりに動いていたのだった!こういう事って実際にあるのでしょうかね?彼は実はエスパー超能力者だったりしてね。