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2025年1月の読書メーターまとめ

クナコ
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感想・レビュー
15
ナイス
203ナイス

2025年1月に読んだ本
15

2025年1月のお気に入り登録
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  • アキラ

2025年1月のお気に入られ登録
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  • アキラ

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

クナコ
初読。ローベル氏のゾウの絵本。突然一人になってしまったゾウの子どもと、会ったこともない親戚のおじさんである年寄りゾウ。ふたりのぎこちない関係性と、おじさんが不器用なりに優しく歩み寄ろうとしているのが心温まる。途中までこれはゾウである必要があるのかなと思っていたら、突然のぶぉおおん、と鼻ラッパのシーンで笑ってしまった。最後のおじさんの、喜ばなくちゃいけない場面なのに悲しそうにしている様子が切なかった。是非また遊びにいってあげて欲しい。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
15

クナコ
初読。「世界でいちばん素敵な〇〇の教室」シリーズの1冊。同シリーズ「夜空の教室」の発展系のような内容。小中学校で習うような太陽や惑星の基本から、銀河系の成り立ちや星雲と星団の違い、(2017年当時)最新の望遠鏡の開発情報などまで、平易に幅広く教える。ダークマターやダークエネルギーなんて、創作作品以外では聞かない単語の定義なども気軽に学べ楽しかった。本シリーズの見どころの美麗写真についても、日本星景写真協会なる写真家のネットワークやNASAの提供画像などから選りすぐりのものが掲載されており見応えがあった。
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クナコ
初読。同名クラシック曲の原作と聞いて。500年ほど前のドイツのいたずら者の滑稽話集。主人公ティルの行為はどれもかなり低俗で、現代的な感性でもって笑えるものではなかった。しかし本作が当時の民衆に回し読みされ、現代に至るまで版を重ね愛されてきたという事実は興味深い。当時の民衆や権威者を愚弄してまわるティルは、当時の下層階級や流れ者たちが、本人はその後を恐れてやりたがらないが誰かがやってくれたら胸が空く、そんなことができるダークヒーロー的な人気を誇っていたのだろう。
クナコ
2025/01/29 01:50

主人公の最後についてはクラシック曲とは違っていて、驚いた。音楽の方ではたしか処刑されて終わっていたはず。本作の方では最後まで道化らしいオチのついた話で、少しくすりときた。

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クナコ
初読。ローベル氏によるこぶたの少年とその家族の絵本第2弾。前作はこぶたくんと妹の関係が多く描かれていたが、今作ではこぶたくんと父親、母親、祖母、とこぶたくんと大人との関係性にまつわる話が多かった。さすが日本よりも早く核家族化の進んだアメリカらしく、専業主婦の休暇(息抜き日)や親がプライベートを求める権利を行使して子育てを担い合うシーンが印象的。しかもそれが絵本に描かれるという。子育ての負担が母親に偏り過ぎているという現代日本の問題がすでにこの時代のアメリカで一般的になっていることに社会意識の違いを感じた。
クナコ
2025/01/27 20:20

上記の意識は本書の作者(文担当)が当時まさに子育て世代の男親であり、さらに父母共に在宅ワーカーであったことも大きいのだろう。

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クナコ
初読。アドラー心理学の方かと思ったら違う御仁で、米国の哲学者とのこと。世に残る名著から得られる知識や感情を余すところなく受け取り、理解するための「本の読み方」本。正直ここまで徹底的に本の内容を理解・分析・統合して読みたいところまでの情熱はない。何かしら研究している者か、書き手側のための読み方。著者曰くの「娯楽のための読書」ばかりしている身には不相応な教養書だったと言える。ただし本書にあるような意識を持って取組み中の本に向き合うことは良いとも思う。特に「小説、戯曲、詩の読みかた」の項は肝に銘じておく。
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クナコ
初読。キノとエルメスの国を巡る旅。この巻から初読のはず。積読実に十数年。積んでいるうちに表紙まで改まってしまった模様。今作は特に長編もなく、ちょうど読みやすい長さの短編がよりまつまってできている印象。「開運の国」は、以前にフリマアプリで(個人的に)とんでもない掘り出し物を格安で見つけて入手した時のことを思い出した。ものの正しい価値を知らない者は正当な利益を得る機会を逸する。全体に、本編よりもデビュー十周年の節目を迎えた著者の後書の方が感慨深く読めた。
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クナコ
初読l。「幸福論」という書物については以前から興味があったが、哲学に苦手意識があるのでまずはこちらから。基本的に当時の知識人らしく、偉人の残した言葉や他の学者などの言葉を引用した話が多いが、一貫して言っていることはシンプルだった。思い悩むことをしないこと。未来について心配しないこと。体を動かし、行動すること。受け取るにはまず与える必要があること。このシリーズは難しそうな著作物に残されている言葉を簡単に紹介してくれるので、気軽に読めて良い。
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クナコ
初読。ローベル氏によるこぶたの少年とその家族の絵本。同氏の「ふたりは〜」シリーズと似た構成で、数編の読み聞かせ用の小話に小窓のような挿絵が入っている。こぶたくんはいかにもその年頃(未就学児くらい?)の男の子といった感じで、同じくらいの、それも下に兄弟のいる子どもには共感しやすいだろうと思った。妹にイヤイヤ言う話と、お母さんが泣いてしまう話が好きだった。ローベル氏は他にもいくつかブタの絵本を書いているが、なにかブタに思い入れでもあるのだろうか。
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クナコ
初読。日本史における時の権力者たちと神社の関係、事件、神体に祭り上げられた偉人などの紹介。基本的に神社の祭神は古事記・日本書紀に登場する神話の神々であるが、本書においてはあえてそれらには触れず、歴史上の人物の行動理念や神社創建の意図などに的を絞って解説されている。個人的には歴史よりむしろ神話の方が興味があるので、紹介される時代によっては眠気と戦う必要があった。読んだ感想としては、本書前書きで言うほどには「神社が歴史を動かした」印象はなかった。歴史を動かした人々の影響で今日の各神社がある、くらいか。
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クナコ
初読。モノクロームの世界に色彩をもたらす魔法使いの物語。世の中をもっと素敵にしようとする魔法使いの努力と試行錯誤。1色できるごとに世界(街の人々)に色を渡して世界を彩ってもらう工程が目に楽しい。色づいた世界の光景はまるで「ウォーリーをさがせ!」のようで、びっしりと密度高く描き込まれた画面は見応えがあった。物語終盤に3原色が混じり合い完璧な色彩(混合色)ができ普及した様は、まさしく魔法使いの願う「素敵な世界」の大団円だった。
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クナコ
初読。ローベル氏によるネズミの絵本。イタチに捕まったネズミの男の子の機転とネズミ社会に伝わる4つの物語を楽しむ物語。読み聞かせにちょうど良い繰り返しの多い文章で、目で読むのも非常にテンポよくできる。物語は千夜一夜的な話運びなのでラストの着陸点は想像しやすく、安心して読める。ただ個人的に本作中のネズミやイタチの描かれ方(ビジュアル)があまり好きではなかった。
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クナコ
初読。コージー(なんちゃって)ミステリー第13巻。前作で主人公の元彼が死んだと思えば、今度は友人の婚約者が死亡。その上新彼とうまくいっているのに他の彼候補も登場。ここ数巻はとても米ドラマ的な昼メロ展開が続いている。このまま主人公はチャーリーズエンジェルのように永遠に独身で男性を取っ替え引っ替えするのだろうか。結婚は人生の墓場だなんて米ドラマでよくいうが、恋と仕事に充実するヒロインには結婚も子どもも許されないのか。まわりも成熟した年代なのに子育て世代は一組もいない。南部グルメとお茶会の描写は相変わらず良い。
クナコ
2025/01/10 13:20

ストーリーについては賑やかしなので今さら文句もないとおもっていたけれど、流石に尻切れトンボ過ぎないだろうか。。巻末のレシピにはケーキポップの作り方が欲しかったな。

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クナコ
初読。初読。「怖い絵」でお馴染みの著者のヨーロッパ絵画と歴史のシリーズ。血みどろのテューダー朝から現代のウィンザー朝に連なる英国の歴史の変遷を同時代あるいは当時をイメージした絵画を交えながら解説する。ヘンリー、エドワード、メアリだのとやたら同じ名が続き混乱するが、映画やドラマなどで人気のヘンリー8世やエリザベス1世、ヴィクトリア1世などはさすが後世に語り継がれるほどの強烈な個性。さらにジョージ1世の異常性にも驚きが隠せない。いくら遠縁で王族の血が流れているとはいえ、よく受け入れられたものだと思う。
クナコ
2025/01/08 01:06

やはり、「君臨せども統治せず」が良いように作用し、さらに当時の好景気と重なった結果か。

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クナコ
初読。お気に入りさんの感想にて存在を知った本。カラス好きとして手に取った。名画と言いつつ映画や文学作品なども含めた創作物の中に現れるカラス(カラス科の鳥)の描かれ方について紹介している。大体が19世紀〜現代の作品についてなので、ずばり「名画」という印象の作品は少なかった。絵については加工が効いた写真なのかCG なのかわからないリアル形の作品が多かったので、画材や表現方法を明記して欲しかった。カラスといえば、白背景に映える黒一色、ギザついた風切り羽のライン、ぬるりとした嘴のカーブが魅力だと思うがどうか。
クナコ
2025/01/05 21:50

つまりカラスのシルエットが好き。ちなみにハシボソガラス、ハシブトガラスの近くで見るとつぶらな瞳も好き。ワタリガラスはいつか見てみたい。本書の中ではP80の飛翔写真と、河鍋暁斎のP42の作品が好き。

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クナコ
初読。第一弾に続きこちらも。前作よりもマイナーな動植物や地域食の紹介が多め。とくに海産物はその生き物自体を知らない、というものが多かったので、あまり「じつは食べられる」という納得感はなかった。相変わらず、テーマの(食べられる想定の)生きものの扉イラストがとても可愛らしく、逆に皮肉が利きすぎて可哀想になるのがなんとも。モルモットがもともと食用として家畜化されただとか、稀に取れるリュウグウノツカイが市場に出ることがあるだなんて、こんな本でも読まないと知る機会もないので、なかなか面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
クナコ
初読。ローベル氏のゾウの絵本。突然一人になってしまったゾウの子どもと、会ったこともない親戚のおじさんである年寄りゾウ。ふたりのぎこちない関係性と、おじさんが不器用なりに優しく歩み寄ろうとしているのが心温まる。途中までこれはゾウである必要があるのかなと思っていたら、突然のぶぉおおん、と鼻ラッパのシーンで笑ってしまった。最後のおじさんの、喜ばなくちゃいけない場面なのに悲しそうにしている様子が切なかった。是非また遊びにいってあげて欲しい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/25(2460日経過)
記録初日
2018/05/01(2484日経過)
読んだ本
938冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
236429ページ(1日平均95ページ)
感想・レビュー
938件(投稿率100.0%)
本棚
14棚
性別
年齢
37歳
職業
IT関係
現住所
東京都
自己紹介

毎日通勤時間に文庫本(主に小説)を読みます。
外国古典文学やファンタジー、雑学本などから、
日常では知り得ない知識や文化、
著者の想像力の広がりを知るのが楽しいです。
外国古典では「高慢と偏見」、
日本の作品では「十二国記」が一番好きです。

読書法に自分ルールがあります。
『同じジャンルの本は続けて読まない』
常に新鮮な意識で読みたいです。
続き物は仕方ないですね。

野望があります。
『名前は知っていても、
 読んだことのない名作を全て読む』
もちろん興味のあるものだけですが。

「再読○回目」の記述は、初読を含めて
合計何回読んだかという意味で残しています。

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