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ネタバレ幸せとは、いま見つけるものではなく、振り返って感じるものなのかもしれないな、と新しい視点をくれた１冊。たとえいまが幸せと思えなくても。｢負けるもんか｣｢負けないぞ｣と思って踏ん張りなさいと私にエールを送ってくれる人たちがいるのだが、二階堂絵里の｢負けるな、負けるなと自分に言い聞かせて｣(p156)という言葉も、私の踏ん張れラインナップを充実させてくれた！個々のスタートラインの違いを個性と勘違いしてきたのではないかと考えさせられたが、登場人物たちがもがきながらも乗り越えていった姿を美しく感じた。

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ネタバレ悲しみや憎しみの陰になぜかひっそりと隠れていたりするのが愛しさで、私たちは寿命という制限時間内に大切なそれに気づくと、イージーモードになるという人生ゲームを生きているかもしれないな、などと思った１冊。大事な気持ちが何かなんて本当はとても簡単なことなのに。

愛しさに気づかぬうちに [第６巻]川口俊和

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あらすじ・内容

ナイス ★12

コメント(0)2025/03/28

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ネタバレ正しさを求めてしまうのは、ひとりで生きていくことがとても寂しいことなのだからと知った１冊。自分を見つけることは容易くない。暁海に櫂、花火は一緒に見ることのできない運命だったのかもしれないけれど、ひときわ明るく輝く夕星があれば。

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『星を編む』を読んで、ふたりは一緒に花火を見れていたのだなと改めて。

ナイス

03/29 21:10

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太陽に向かって咲く向日葵。誰もがそのように生きられればいいのに。当然許され難い罪の数々。この本に出てくるような者たちと対峙することがあれば、その背景、バックボーンにどれだけ思いを馳せることができるだろうか。いや、この本に出てくるような者たちじゃない、誰であろうと。｢このままでいいのか｣と問えるのが自身だけであるような孤独な社会にならないで欲しいと自分の願いを知った一冊。

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ネタバレ過去に囚われることなく、卑屈になることなく、今が最も大事なのだと、こんなにドラマティックに伝えてくれる物語は他にない！

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言葉はとても大切なものだと思う反面、表面的な言葉にとても揺れ動いて、本質を見失っていることが多いのではと感じる現代。間違えられない息苦しさの中で、社会の構造が変わることで、楽になれればと思う自分がいることも確か。自由に生きているように見えるリリーのような人でさえ自由ではないのかもしれないと気づかされた。自由。義務。権利。責任。葛藤。本質。境界。そのようなことを考えさせられた１冊。

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ネタバレ守れない約束という言葉が脳裏をずっと過りながら読んだ一冊。私にはわかるようで全くよくわからないようなことがたくさんある物語だったが、それもそのままで、あとがきが素晴らしかった！

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ネタバレ大人になればなるほど、増えていく黒歴史。ホワイト社会、ブラック企業、毒親、多様性。わかりやすくメッセージ性の強い言葉や情報に流されて、迷ったり自信をなくして行き先を見失いがちな自分に、惑うことなく｢超越｣してゆけ！と、喝を入れられた。自分の中から出てきた答えこそに意味があるのだと気づかされた１冊。