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2024年6月の読書メーターまとめ

芳樹
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読んだページ
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感想・レビュー
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ナイス
2018ナイス

2024年6月に読んだ本
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2024年6月のお気に入り登録
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  • ふぁの

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  • 結城綾

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

芳樹
ネタバレ「決意の最終楽章」で触れられなかった登場人物たちの思い、その中でも特に真由と奏がどう感じていたかが中心に据えられていて、この二人に対する解像度がとても上がって感激しました。本作品の後半において学期末の沖縄での演奏にまつわるエピソードが語られますが、いよいよ三年生にとって「青春の終わり」が見えてきてしんみりさせられました。そして、このエピソードでは恋愛面で非常にクールに見えた久美子が、実はめちゃくちゃ修一のことが好きなのも分かって一安心しましたね。北宇治サウンドが、これからもずっと美しく響いていますように。
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2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

芳樹

2024年5月の読書メーター 読んだ本の数:31冊 読んだページ数:9244ページ ナイス数:2006ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/922609/summary/monthly/2024/5 ナイスやコメントをくださった皆さま、ありがとうございました。久しぶりに1日1冊のペースで読めた5月でした。今月もどうぞよろしくお願いします。

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2024年6月の感想・レビュー一覧
31

芳樹
ネタバレ【BW・読放】久しぶりの美少女文庫。兄に対して実に辛辣な言動の妹ですが、これもツンデレの一種でしょう。妹からの行為が順調にステップアップして、最終的には標題のとおりにデレてしまうという王道展開が良いですね。途中で二人が実の兄妹ではないことが分かるのもまた王道。最後には妹の本当の両親の状況も明らかになるのですが、大病で十数年の昏睡状態にあったのにいきなり健常状態で復活するなんて、「医学の進歩」で片付けるのは無理ではないかなあ…。ともあれ、二人の間の障碍は全て解消されたハッピーエンドを迎えられてなによりです。
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芳樹
猫に纏わる不思議な話が語れられる「日本で一番猫が住む町」である宮毛町を舞台とした、幼馴染み女子高生の一歌と牧が「猫」にまつわる祝福(あるいは呪い)に翻弄される物語。とあるすれ違いによって1年半前に疎遠になってしまった二人が宮毛町における「猫問題」に巻き込まれるドタバタ作品ですが、一貫して描かれるのは一歌と牧の心の交流で、互いの思いが「猫」を介して交錯していく展開にはグッとくるものがありました。
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芳樹
ネタバレ「決意の最終楽章」で触れられなかった登場人物たちの思い、その中でも特に真由と奏がどう感じていたかが中心に据えられていて、この二人に対する解像度がとても上がって感激しました。本作品の後半において学期末の沖縄での演奏にまつわるエピソードが語られますが、いよいよ三年生にとって「青春の終わり」が見えてきてしんみりさせられました。そして、このエピソードでは恋愛面で非常にクールに見えた久美子が、実はめちゃくちゃ修一のことが好きなのも分かって一安心しましたね。北宇治サウンドが、これからもずっと美しく響いていますように。
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芳樹
ネタバレ異世界に魔王の腹心である”魔女”として転移させられたヒロインの咲耶と、世界を救う"勇者"として転移させられた主人公の飛鳥。もともと同級生で『初恋の相手』であった二人が異世界で再会し、二人で現代に帰還してから始まる物語。異世界転移ものとしては異例なくらい、シリアスな展開が続く作品ですが、中心に据えられるのは飛鳥と咲耶が互いに向ける強い想い。それがあるゆえにすれ違うこともありますが、二人が共に歩める道を見出す展開にはグッとクルものがありました。続きが楽しみな期待の新シリーズです。
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芳樹
【BW】久しぶりに電車内で読めないコメディ作品に出会いました。標題とあらすじが示すとおりに、インコのピーちゃんが主人公の優斗と先輩ヒロインの凜緒の、お互いに秘めた思いを暴露。そのことで早々にカップルとなった二人がピーちゃんの「発言」に振り回されるというお話。連作短編集のような構成ですが、まるでショートコント集を読んでいるような気持ちでした。ピーちゃんが人語を理解しているかのように、絶妙なタイミングで発する一言に何度吹き出したことか。古い作品のセリフ等の小ネタも随所に仕込まれていて、とても楽しい小説でした。
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芳樹
汐の妹・槻ノ木操の視点で、過去に槻ノ木家で起こった出来事と、咲馬の介入と別離を描く今回。母親の死、父親の再婚で迎えた新たな”母”、そしてずっと頼りにしていた「お兄ちゃん」の汐のカミングアウト。最も多感な時期にかくも大きな変化に曝されることになった操は、さぞ複雑な思いを抱えることになっただろうなと心が痛くなります。それだけに今回、「母」である雪がみせた「親」としての子供達との向き合い方(というか彼女は一貫して同じスタイルなのだろうけど)には、非常に感銘を受けました。最後の咲馬の告白は物語をどう動かすのか…。
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芳樹
ネタバレ『アセクシュアル』である主人公の男子大学生・寺田悠と、特異な家庭環境をかかえ孤独感を抱くヒロインの後輩・藤宮光莉との心の触れ合いを描くラブストーリーでした。作品を通じ一貫して「普通」とは何か、そしてそこからはみ出したものは「偽物」で「異常」なのかという問いが投げかけられ、「普通じゃない」と自覚している悠が苦悩する姿には、心を突き刺されるような思いがしていました。それぞれの欠けた部分を埋めるように、お互いの存在を求め合う悠と光莉が辿り着く関係は、どんな形をしているのでしょうか。続きが楽しみな新シリーズです。
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芳樹
ネタバレ帯にあるように、「修羅場に次ぐ修羅場」な第3巻でした。前巻終盤から、次回は荒れるだろうなと思っていましたが、ここまでとは。まず冒頭から凪夏によって調教されている幹隆の姿に滑稽を通り越して悲哀を感じ、でも振り返ると幹隆を繋ぎ止めようと凪夏も必死だったのだろう。そう思うとこちらにも悲哀を感じてしまいます。絢音の行動によって恋愛観が歪められてしまった幹隆には同情を禁じ得ませんが、そんな彼が、その後真っ当に『従姉妹との恋』を成就できたことには、一読者としても救われた思いがしました。心が大いに揺さぶられた名作です。
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芳樹
【BW】標題通りに『見た目だけ地雷系』のヒロイン・三浦美来さんと、主人公・舞園賢誠が心の距離を縮めていく作品でした。冒頭から賢誠に対して好き好きオーラを出しまくりだけど、どこかストレートになれない不器用な美来さんの可愛らしさに身悶えし、彼女の「地雷系」な見た目に偏見を持たず、内面にしっかり向きあって割とストレートに好意を示している賢誠の”不器用さ”が心に刺さりました。途中にステレオタイプな敵役も登場しますが、総じて平和的な甘々ラブコメディであったといえましょう。良作です。
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芳樹
神騙かがりという学校一の美少女が、進級で同級生になったひねくれボッチ主人公の凪宇良邑楽に「私は前世の妻です」と迫ってくることから始まるラブコメディ。いや、いくら才色兼備で学校一の人気者に迫られても、自らを「お嫁さん」と呼び、自分のことを「旦那様」と呼んで迫ってくるなんて、かなりホラーでしょう。でも神騙さんの明るい性格がそれを良い方向に打ち消しているのが面白いですね。さて、神騙さんには前世の記憶があることは分かりましたが、邑楽くんはどうでしょうか。それが明らかになることを期待して、続編を楽しみにしています。
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芳樹
【BW】前回ラストにもたらされた衝撃的ニュースの後から始まる第8巻。今回は龍斗と月愛がそれぞれ思いながら隠している本心が赤裸々に語られつつ、二人の友人たち、そして月愛と海愛の姉・綺麗とその彼氏にも焦点が当たる群像劇調の展開で、それぞれの関係性がそれぞれ違う方向へ変化していく様子をはらはらしながら見守っていた感じです。そして今回はあらすじの『俺は初めて、月愛のすべてを知った』という展開が実に心に刺さりました。二人とも本当に良かったね。さて、またも波乱の次回が予想されるエピローグに、続編への期待が高まります。
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芳樹
ネタバレアニメのクライマックス直前(明後日が最終回だ。寂しい…)に、第5話〜第8話までのお話しを復習できる機会が得られてありがたい。第1巻に引き続きアニメで伝えきれなかったまひるたち4人の心情を知ることができて嬉しく思うし、アニメとは異なる表現を探すのも読んでいて楽しいプロセスでした。ネットに書かれた自分のイラストに対するコメントに自分を見失ってしまうまひるですが、それを乗り越えてステップアップしていく姿には文章でも感激させられましたね。7月刊行予定の第3巻も楽しみにしています。
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芳樹
晴れて交際を始めた相楽とハルコが2回生になり、順調な交際をしているところに相楽の義妹・一花が現れて波乱を引き起こすという今回。親の再婚によって創平が義兄となった一花と、一花が義妹となった創平。そんな二人の「家族」に対する認識の違いや歩み寄りを中心に据えつつ、創平と春子の関係の「深化」が語られる完結編で、家族ものとしてもラブストーリーとしても楽しませて頂きました。ハッピーエンドのその先はやはりハッピーということで、幸せな二人の姿を見ることが出来て感無量です。創平と春子の前途が更なる幸せを願うばかりです。
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芳樹
ネタバレ汐の「変化」を受け入れられない二人。孤立してしまったクラスメイトの女子・西園の行く末と、汐が所属していた男子陸上部の同期・能井と汐の確執を中心に語られる今回でした。「大人目線」で彼らを見るとその言動には「幼さ」を感じ、些末なことを気にしてばかりだな…と思ってしまいますが、思春期を過ごす彼らにとってみれば、汐の変化を受け入れるか否かは「人生の中心」ともいえる命題でありましょう。その点において今回も「青春」を感じるのです。さて次回は、汐の咲馬に対する本心が語られるのでしょうか。続編を読み進めるのが楽しみです。
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芳樹
【BW】高校一年生にして生徒会長に就任した十神撫子と、強面で素行が悪いため不良と偏見を持たれる郡上貴樹の学園青春ドラマ。十神さんは才色兼備ながら実はポンコツというステレオタイプのヒロインですがそれが良い。そんな定番の「残念美少女」からしか摂取できない栄養は確かにあるのだ(流行の表現を使ってみた)。生徒会活動として生徒の悩みを解決するというのも定番で、主人公にはツンデレ幼馴染みの美少女も共にあるというのも王道。本作品は、そんな王道を正面から攻めるところに面白さがあります。今後の展開が楽しみな新シリーズです。
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芳樹
【BW】期待以上に面白く、楽しく読ませてもらった学園青春ホラーミステリでした。自称「愛と正義の美少女怨霊」である『まきなさん』とともに、三鏡高校怪異研究会の部員となった諒介くんが「怪異」に挑む訳ですが、どのケースも怪異自体よりも結局「人間」の方が怖いんじゃないか、と感じましたね。怪異を煽る謎の人物だけでなく、諒介のちょっと複雑な家庭事情もこれから物語に絡んで来そうですし、今後の展開がとても楽しみな新シリーズです。
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芳樹
主人公の大学生・かけると、盲目のヒロイン・小春による大人のボーイ・ミーツ・ガール。ずっと積読本だったのを読み始めたら頁をめくる手が止まらずに一気に読みでした。目が見えないという障害がある小春は、さらに過酷な運命に曝されることになるのですが、彼女の一貫した前向きな姿勢に「生きて楽しむ」ということの尊さを改めて感じる次第です。急転直下の『転』から、優しく迎えたエンディングである『結』に至る展開に、かけるも小春も幸せに生きられたのだなと感激し、年甲斐もなく泣いてしまいました。GA文庫大賞も納得の名作と思います。
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芳樹
ネタバレ紗良が亡き父親との思い出を振り返りながら陽都とともに過去を昇華して未来に向けて進んで行く完結編。とても綺麗にまとめられていて感無量です。今回は紗良の妹・友梨奈が抱えた人間関係に関する問題にも焦点が当たりますが、それさえも陽都と紗良の絆が深まるモチーフであったように感じました。ウェブ版でも思いましたが、紗良が父親が弾くピアノについての感じ方、「鍵盤が奏でる音と音の小さな隙間で音が遊ぶ」という表現がとても素敵で、改めてコイルさんの文章表現の妙に感激しています。陽都と紗良が歩む未来が幸せに満ちていますように。
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芳樹
ネタバレ【BW・再読】「妹が欲しい」というしょうもないことを考えたカズマの前に現れたのは、年下の王女・アイリス。紆余曲折を経て、アイリスによってカズマが王城に招かれて始まる第6巻です。今回は王都を騒がす”義賊”クリスこと女神エリスとともに、カズマが神器の回収に向かうことになりますが、その過程で繰り広げられるドタバタ劇が実に面白く、大いに笑わせて頂きました。一方、その神器に関してはアルダープの暗躍もあって、かなりシリアスな背景がありそうなのが次回への伏線となっていそうなのが良いですね。
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芳樹
【BW・再読】魔王軍幹部シルビアを倒した報奨金を得たカズマたちが、アクセルの冒険者一同とともに大物賞金首のヒュドラに挑む今回ですが、メインはダクネスことララティーナと悪辣領主アルバープが結婚という噂に関するもの。これについてもいつも通りカズマが色々と頑張るわけで、ダクネスとの関係が進みそうで進まないところがカズマらしいというか何というか…。そして今回は、バニルら「悪魔」の恐ろしさがこれまでとは異なる凄惨な形で描かれていて、やはり悪魔は悪魔だなとゾッとしましたね…。
芳樹
2024/06/13 22:11

読書メーターを始めるまえに読んでいましたが、アニメ三期鑑賞を機会に再読&感想記入です。

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芳樹
ネタバレ【BW】新たにJK汐里がヒロインダービーに参戦という今回。この汐里さん「清楚系文学少女」なのですが、それは仮の姿で実は限界オタク。将人には清楚な姿で接するけど内心は欲望渦巻いているというギャップが実に面白い。そんな今回ですが、中心になるのは表紙を飾るJCの由佳。中一らしい純粋さで突っ走る姿は微笑ましくありますが、今回辿り着いた先は将人にとっては犯罪一歩手前というのがねぇ。貞操逆転というのはなんともヤバイ世界観だなあ。ともかく、将人が"nice boat"されないことを祈るばかり。続きを楽しみにしています。
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芳樹
前回最後に素直が発した「明日からは私が学校へ行くから」という一言を受けて始まる第3巻。リョウ先輩がいなくなり、学校へも行けなくなったナオの様々な感情が伝わってくる冒頭から、ずっとヒリヒリした雰囲気が漂っていたように感じます。今回は素直の視点で語られる場面が多く、彼女がナオを生み出し、そして今ナオに対してどう思っているか、彼女の本心が刺さりましたね。また、レプリカとは何かへの答え合わせも示され、なお一層心が揺さぶられた思いがします。物語全体の「転」と「結」への橋渡しのような展開だったので次回が完結編かな…。
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芳樹
ネタバレ【BW】アカシック・レコード篇・完結。この章は、現在の君彦たちが忘れている1年前に起こったことを思い出すための冒険に出て、辿り着いた先で過去の冒険を経て出来事を思い出すという、時系列が現在-過去と入れ替わりながら進行しましたが、シエスタを如何にして取り戻すかという物語のクライマックスを盛り上げるための、とても巧妙な構成だったと思います。パズルのピースが嵌まるが如く伏線を回収する展開に読んでいてゾクゾクしました。真のハッピーエンドにはまだ至らないようで、君彦たちが今後どのように活躍するか。続きが楽しみです。
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芳樹
新人小説家であり医者を目指す女子高生の今上月子は青春を過ごしたいのに、とある病いからそれが叶えられない。そんな彼女がその病いを克服するために、原型師の卵・黒松治に、自分の作品の登場人物のフィギュア作成を依頼することから始まる物語。主人公を始め主要人物たちはみなクリエイター。だからこそ、それぞれ抱える思春期特有の悩みがあり、それを乗り越えようと自分の本質をぶつけ合い、前に進んで行く展開はグッとくるものがありました。それにラブコメ的スパイスが加わって、実に読み応えのある青春物語でした。続編があれば嬉しい限り。
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芳樹
『ママ友』が好きだったので作者買いです。今回もしっかり楽しませて頂きました。生徒会長の辻堂正近が、喫煙容疑をかけられた後輩ギャルの大庭萌仲を助けたら懐かれてしまい、毎日生徒会室に押しかけられたり、一緒に行事の準備をすることになったりするドタバタコメディ。窮地を救われたことで正近を意識し彼と距離を詰めようと頑張る萌仲の一途さは応援したくなるし、口では嫌がりながらも彼女にしっかり向き合う正近の姿勢は格好良いなと思いますね。二人の関係の行く末はどうなるのか。続きをとても楽しみにしています。
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芳樹
かつて行われていた『論文コンペ』は(主に達也のせいで)2年前に中止。代わりに前年から始まった『九校フェス』という魔法科高校合同分開催をモチーフとする今回ですが、高校生のためのイベントなのに裏で”大人の”事情が絡んでくるのは、もはや本作品のお家芸と言えましょう。さて、今回はアリサが標的となってしまうものの、実質的には「ヨルヤミ」たちの活躍を中心とした無印シリーズと似た展開であり、アリサと茉莉花の存在感が薄くなってしまったのがちょっと残念。次はこの二人がもっと活躍する「学園青春もの」をお願いしたく思いました。
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芳樹
【BW】いよいよ高校3年生の一月が終わり、卒業までの千佳と由美子たちの姿が描かれる今回でした。卒業してしまえば千佳と「物理的に会う機会」は激減してしまう。このままで良いのかそれとも…、と葛藤する由美子と、「そんなこと」よりも成長著しい由美子や天才後輩の結衣からの追い上げに焦燥感に駆られる千佳の、それぞれ抱える思いの対比がとても良かった。そして何だかんだとやっぱり二人の絆は深いものだなと分かって微笑ましくなりましたね。今後の展開に大いに期待しています。
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芳樹
ネタバレ今回は、前半が前回の続きでロッキー・ディーンによって引き起こされたUSNAでの大規模暴動事件に関する顛末が描かれ、後半は日本に舞台を移して富士樹海の奥地にあるシャンバラ遺跡に挑む達也の姿が描かれるという二部構成。ディーンは前シリーズの周公瑾的やっかいな立場となるのかと思いきや、どうやら嚙ませ犬の立場のように見えて少し残念。後半の部では富士の遺跡で得たシャンバラ魔法や遺跡に至る鍵の譲渡など、今後の向けた伏線を敷いた展開になっており、続編への期待が高まりますね。続きを楽しみにしています。
が「ナイス!」と言っています。
芳樹
星美の幼馴染みで、トラウマの元凶である美憂が転校してきたことが物語を動かします。彼がなぜ女装をして『カワイイ』を目指すのか。その根源となる出来事と、彼の真の気持ちに向きあうことになる今回で、非常にヘビーな展開となりました。しかし、本作品は今回の中心人物である星美を含め、思春期の少年少女が自らの「否定的」な面と真っ向から対峙して乗り越えていくという青春物語であり、乗り越えた先で迎えた結末は皆が笑顔になれるもので心温かくなりました。「ラブコメ」としても王道の結末で良かった。彼ら彼女らの前途に幸多からんことを。
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芳樹
ネタバレ莉里と春樹だけでなく、一周目世界で春樹に依存していた小雪もタイムリープしており、さらに彼女が現生徒会長の匠の幼馴染みであることも発覚する、という密度の濃い第2巻。今回は主に春樹に執着に似た想いを寄せる小雪と、彼女に厳しく当たる匠の関係性について、鈍感に見える彩人が匠の気持ちに気付いて助力する展開が熱かったですね。そして全編通じて彩人を振り向かせようと仕掛ける莉里の頑張る姿は実に微笑ましいのですが、最後まで彩人に振り回されて終わり、という彼女の不憫さには苦笑いするしかありませんね。今後の展開が気になります。
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芳樹
ウェブ版から展開が大きく変わり、失礼ながら、これは『化けた』なと思いました。初恋相手の美彩に対する後ろめたさを抱きながらも、晴との関係に心地よさを抱く蓮兎。蓮兎と関係を続けることで彼への愛に囚われ始める晴。そして、いつからか褒めてくれるけど「好き」と言ってくれなくなった蓮兎への気持ちを自覚する美彩。それぞれの想いが深まる、また変わっていく今回で、いよいよ泥沼の三角関係が始まった感じがしますね。そしてラストシーンにてタイトルの真の意味が分かって鳥肌が立ちました。三人の関係の行く末やいかに。続きが楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/10/11(2264日経過)
記録初日
2018/06/25(2372日経過)
読んだ本
2394冊(1日平均1.01冊)
読んだページ
733355ページ(1日平均309ページ)
感想・レビュー
2325件(投稿率97.1%)
本棚
24棚
職業
専門職
自己紹介

関東在住の道産子です。

読書といえば本をパラパラめくる昔からのスタイルが好きですが、電子書籍も読んでいます。学術書から純文学、大衆文学、ライトノベル、ポルノまで気になった本は何でも読みますが、ここ数年はライトノベルのラブコメが中心になっています。

このサイトには読了した小説を登録しています。レヴューでは備忘録を兼ねたあらすじを書くとともに、作品の楽しいところ、良いところ、気になったところを挙げていく方針です。どんなに酷評されている作品でも楽しめるので、我ながらお得な性質と思っています。

コメント冒頭に、
・何も記載が無ければ紙の書籍
・【BW】ならBookwalker
・【K】ならKindle
・【読放】ならBookwalkerの読み放題
・【電子】ならBookwalkerまたはKindle
で読了したことを備忘録として記しています。

読了した『マンガ』の登録・感想はこちら(https://bookmeter.com/users/1180200)。

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