ネタバレ今回も面白かった。主人公の成瀬は勉強ができて、美人で、信じた道をひたすら突き進んでいく。けど、鼻につかないのは何でだろう。他人を馬鹿にしないからか？他人から馬鹿にされても、自分が信じた道を進んで行くその筋が通った姿勢が、小気味よく感じるのか。

ネタバレ連作の短編が一本に繋がるのが作者の好きな形なのかな。触ると悪いところが治るというリカバリー・カバヒコがいる日の出公園。成績に悩む高校生、駅伝が嫌な小学生、ママ友に悩む母親など、様々な悩みを抱える人々がカバヒコに出会う。人間関係の悩みが多いけど、それをまた解決するのも人間関係であったりする。そこがディスカバリーだった、カバだけに。

ネタバレ今回も面白かった。主人公の成瀬は勉強ができて、美人で、信じた道をひたすら突き進んでいく。けど、鼻につかないのは何でだろう。他人を馬鹿にしないからか？他人から馬鹿にされても、自分が信じた道を進んで行くその筋が通った姿勢が、小気味よく感じるのか。

ネタバレ犯罪者集団の海賊は実は民主的で、社会保険もあり、平等主義者だった！？17~18世紀、パイレーツオブカリビアンの時代。犯罪者で利己的な海賊の集団が実は船長を投票で決めるなど、時代を先どった民主主義的な集団だった。そのような社会システムになった理由を経済学の視点で説明していく。確かに集団にルールがないと、組織が瓦解して活動ができなくなってしまう。全ての海賊がこの本で説明はできないと思うけど、新しい視点を得られて非常に興味深かった。

ネタバレ会員制の高級な探偵倶楽部。謎の男女のペアが調査を行い、事件を明らかにして依頼者へ報告書を渡す。調査を行った結果が依頼者にとって必ずしも良いものにならないところが良かった。笑うセールスマン、リーガルハイを彷彿させる。

ネタバレ常識と考えられていること、マスメディアの報道を鵜吞みにするな。情報は自分から取りに行けという点は賛成できる。しかし、筆者の主張(原発マフィア、子宮頸がんワクチン、ホメオパシー、五井野博士などなど)の根拠となる出典情報が全くなかった。巻末にそう言った情報が欲しかった。信憑性が確かめられないので、根拠に乏しい。陰謀論の人の考え方のベースの方向性が少し分かった。資本主義＝金融、金儲け、支配者層が悪。それに対し、精神世界・霊性を高めて個人の精神を高める＝五次元の世界に行く。もう少し超えると宗教になりそう。

ネタバレテーマは嘘と真実？小説家の小川が主人公の私小説のような、エッセイのような文体。就活のエントリーシート、大事件の前日の記憶、占い師、インフルエンサーになった同級生、漫画家、小説家など噓と真実の狭間を行き交う題材を扱う。就活という建前に嫌気がさして小説家になった小川、だけど小説そのものも虚構をいう皮肉か。タイトルの君とはだれだろうか。インフルエンサーになった片桐？それともこの本を読んでいる読者？

ネタバレ壮絶な母親の過干渉。これはどちらかが死ぬしか解決策はなかった。テーマは2018年に発生した滋賀医科大学生母親殺害事件のノンフィクション。母親の意向で9年医学部浪人させられた娘が、最終的に母親を殺害した事件。子離れできない親は自分の人生を生きていないのかな。過干渉するのは父親よりも母親の方が多い気がする。殺害以外の解決方法もあったという綺麗事を言うのは簡単だけと、自分自身がこの環境になったら殺すしかないと思っても仕方ないと思う。子供といえど、結局は他人ということ。

ネタバレ理瀬シリーズの短編集。色々なところに掲載されていた短編がまとめられている。このシリーズも長いから昔読んだ話は忘れてるなー。

ネタバレついに世界に露見してしまったロボット。決定的な戦略兵器なので、もっと各国で所有権争いが起きそうな気がする。インタビューアーの活躍もあるのか、ひとまず地球防衛軍としてロボットが運用されることになる。次巻以降は異星人との戦争になるのかな。

ネタバレ少女ローズが森で見つけたのは、巨大なロボットの手のパーツだった。その後どの科学者も解明できなかったロボットの謎に、物理学者となったローズが挑む。異星人が遺していったロボットなんだけど人をしている。異星人も人型なんだろうか、それとも人類に合わせていった？謎のインタビューアーが関係者に聞き取りをしたり、通信の内容でストーリーが展開していく。インタビューアーは誰なのか、何が目的なのか。

ネタバレ薬で見えるようになる神は自分自身の良心が可視化されるということか？人それぞれ見える神は異なり、しかも神ではないかもしれない。全人類が服用して神が見えるようになると、良い人だけの世界になるのだろうか。ああ、でおライダもドクター・グロリアに反抗することが出来ていたから、ある程度良心を無視することができるのかも。